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発明の名称 磁気記録再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−121950
公開日 平成7年(1995)5月12日
出願番号 特願平5−262140
出願日 平成5年(1993)10月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 宮脇 愼典
要約 目的
テープポストへのテープの巻き付けを大きく増加させることなく、大小二種類のカセットを選択的に使用可能とする。

構成
小型カセット装着時にカセットから出たテープを巻き付けていたテープポストを、大型カセット装着時に巻き付かないように移動させ、予め大型カセットのテープ引き出し範囲に設けていた他のテープポストにテープが巻き付くように構成した磁気記録再生装置。
特許請求の範囲
【請求項1】 第1のカセットもしくは前記第1のカセットよりも外形形状の大きな第2のカセットから磁気テープを引き出してテープ走行経路に装着する磁気記録再生装置において、前記第1のカセットのテープ引き出し範囲内のテープ走行経路に位置する第1のテープポストと、前記第2のカセットのテープ引き出し範囲内のテープ走行経路に位置する第2のテープポストとを具備し、前記第1のカセットの装着時には前記第1のカセットから引き出された磁気テープは前記第1のテープポストを経由して前記第2のテープポストに巻き付けられ、前記第2のカセットの装着時には前記第1のテープポストが前記テープ走行経路から離脱して前記第1のカセットから引き出された磁気テープは前記第2のテープポストに巻き付けられるように構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項2】 第2のテープポストが、第1のテープポストよりも外側に位置することを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
【請求項3】 第1のテープポストが、基盤に植設された軸と、前記軸に対して上下に昇降自在に係合されたポスト部と、前記ポスト部を前記基盤と逆の方向である上方向に付勢する付勢手段とを有し、前記ポスト部は、磁気テープを巻き付けるポストと、第2のカセットのみの下面に当接する位置に設けられたつばとを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁気記録再生装置。
【請求項4】 第1のテープポストのポスト部の動きの上限を設定する上限設定手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の磁気記録再生装置。
【請求項5】 上限設定手段が高さ調整可能に構成されたことを特徴とする請求項4に記載の磁気記録再生装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに大きさの異なる二種類のカセットを選択的に使用する磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダー(以下VTRと呼ぶ)等の磁気記録再生装置において、小型化が要求されるムービーでは、小型カセット(以下小カセットと呼ぶ)が適しており、長時間録画が要求される据置型では、大型カセット(以下大カセットと呼ぶ)が適している。そこで、これら二種類のカセットを選択的に装着できる装置が望まれている。以下に従来の磁気記録再生装置について説明する。
【0003】図5は、大カセットの説明図である。図5において、1はカセットハーフである。2はリールであり、上下に分離した状態の片身を示す。3はハブであり、磁気テープが巻かれている。4は、テープの巻径が最小の時、即ちハブ径にほぼ等しい場合にカセットハーフ1の壁に当接しないように所定の隙間を確保したテープ引き出し限界である。即ち、テープの巻径が最小の時は、4の線から外側にテープを引き出さなければテープとカセットハーフ1が当接することになる。5は同様にテープの巻径が最大の時にカセットハーフ1の壁に当接しないように所定の隙間を確保したテープ引き出し限界である。従って、テープの巻径が最大の時は、5の線より内側にテープを引き出さなければテープとカセットハーフ1が当接することになる。以上から、大カセットから出たテープはテープ引き出し限界4および5に囲まれた範囲(以下、この範囲を大カセットのテープ引き出し範囲という)内でテープポストに巻き付けられなければならないことになる。
【0004】図6は、小カセットの説明図である。6はカセットハーフであり、上下に分離した状態の片身を示す。7はリール、8はハブである。9は、テープの巻径が最小の時、カセットハーフ6に当接しないように所定の隙間を確保したテープ引き出し限界である。10は、テープの巻径が最大の時、カセットハーフ6に当接しないように所定の隙間を確保したテープ引き出し限界である。大カセットと同様に、テープ引き出し限界9及び10で囲まれた範囲(以下、この範囲を小カセットのテープ引き出し範囲という)内にテープがテープポストに巻き付くように構成しなければならない。
【0005】図7は、大カセットと小カセットの装着関係を示す説明図である。図7にて、大カセットと小カセットを選択的に使用可能とするためには、大カセットのテープ引き出し範囲と小カセットのテープ引き出し範囲の共通範囲、即ち、テープ引き出し限界4、9、10で囲まれた斜線の範囲(以下、共通テープ引き出し範囲という)内で、カセットから出たテープをテープポストに巻き付くようにテープポストを構成しなければならない。
【0006】図8は、共通テープ引き出し範囲内でテープがテープポストに巻き付くように構成したテープ走行パスの説明図である。図8において、40はテープであり、11、20は、第1のテープポスト、12、19は、第2のテープポストである。13〜16は他のテープポストであり、これらは、テープ40をカセット内から引き出して所定のテープパスを構成する。17はキャプスタンであり、テープ40を介してピンチローラ18が圧接しテープ40を駆動する。21はシリンダーである。以上のように構成することにより、カセット内でテープとカセットハーフが当接することなく、大カセットも小カセットも同じ走行系で使用できることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構成では、大カセットも小カセットも同じテープパスで構成するため、小カセット使用時は、特に支障はないが、大カセット使用時に第1のテープポスト11、20の巻き付けが大きくなる。この様子を図9で説明する。
【0008】図9は、共通テープ引き出し範囲内に第1のテープポスト11、20を位置させ、大カセットを装着した場合のテープパスを示している。小カセットより大カセットの方がリール間距離が大きいため、第1のテープポスト11、20へのテープの巻き付けが小カセット使用時より大きくなる。テープポストへのテープの巻き付けが大きくなると、摩擦による走行負荷が増加し、テープ張力が増加してテープ駆動力が増加し、更にはテープ損傷が発生するといった問題があった。また、第一のテープポストをボールベアリングを使用した軸受構成とすることにより、摩擦による走行負荷を低減できるが、コストが高くなるという問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、大カセットを使用した場合にもテープの走行負荷が増加しない、信頼性の高い磁気記録再生装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の磁気記録再生装置は、外形の小さな第1のカセットのテープ引き出し範囲に位置し外形の大きな第2のカセットの装着時にはテープ走行経路から離脱する第1のテープポストと、前記第2のカセットのテープ引き出し範囲に位置する第2のテープポストとを具備したものである。
【0011】
【作用】上記の手段により、第1のカセットの装着時には磁気テープは第1のテープポストを経由して第2のテープポストに巻き付けられ、第2のカセットの装着時には前記第1のテープポストがテープ走行経路から離脱するため、磁気テープは第1のテープポストには巻き付けられず、第2のテープポストに巻き付けられる。これにより、第2のカセットの装着時にも走行負荷の増加がなくなる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である磁気記録再生装置の説明図であり、大カセット装着時のテープパスを示す。従来例と同じ番号を付したものは、従来例と同様であるため説明を省略する。30、31は、上下方向に昇降自在な第1のテープポストである。32、33はつばであり、第1のテープポスト30、31に連結され、大カセットの下面と接触し、且つ小カセットの下面と接触しない位置に設けられている。
【0013】図2は、第1のテープポストの断面図であり、大カセットを装着した状態を示す。図2にて、34、35は、基盤に垂直に植設された軸である。36は中空軸であり、軸34に上下に摺動自在に係合されている。37はホルダーであり、中空軸36に固定されている。38は、基盤とホルダー37間に設けられたばねであり、ホルダー37を上方に付勢している。39は、軸35に固定されたストッパーである。30aは中空軸36に回転自在に係合されたポストである。つば32は、中空軸36に固定されている。40はカセット内のテープである。
【0014】以上の構成で、大カセットのカセットハーフ1が装着されると、つば32がカセットハーフ1の下面で押される。つば32が下方に押されると、中空軸36、ホルダー37、ポスト30aも下降することになる。その結果、テープ40と第1のテープポスト30は高さが異なり、第1のテープポストにはテープが巻き付かない。
【0015】図1はこの状態でテープをカセット内から引き出した状態である。図1にて、第1のテープポスト30は、前述のように、つば32がカセットハーフ1で押され下降しているため、テープが巻き付かず、テープは第2のテープポスト12に直接巻き付くことになる。第2のテープポストは大カセットのテープ引き出し範囲内に位置するため、テープとカセットハーフが当接することもない。また、第2のテープポストは第1のテープポストより外側に位置しているため、第2のテープポストへのテープの巻き付けは第1のテープポストの場合より小さくなる。
【0016】以上は、一方の第1のテープポスト30に関して説明したが、他方の第1のテープポスト31に関しても同様である。
【0017】図3は、第1のテープポストの断面図であり、小カセットを装着した状態を示す。この場合は、つば32は、カセットの下面で押されないため下降せず、ポスト30aは、ばね38で上方に付勢されているため、ホルダー37がストッパー39に当接し上昇した状態になる。この状態では、テープ40と第1のテープポスト30は同じ高さにあるため、カセット内からテープ40を引き出すとテープ40は第1のテープポスト30に巻き付く。この時のテープパスを図4に示す。
【0018】図4にて、カセットから出たテープ40は第1のテープポスト30に巻き付くが、その位置は小カセットのテープ引き出し範囲内にあるため、テープとカセットハーフが当接することはない。
【0019】以上は、一方の第1のテープポスト30について説明したが、他方の第1のテープポスト31に関しても同様である。
【0020】ところで、図3の状態において、ポスト30aの高さはストッパー39で規制されるため、ストッパー39の高さを軸35に沿って上下に調整できるようにしておけば、小カセット使用時のテープポスト30の高さが調整できる。
【0021】以上のように本実施例によると、大小二種類のカセットを走行負荷を大きく増加させることなく選択的に装着でき、テープ損傷等の発生しない信頼性の高い装置を安価に提供することができる。また、走行負荷を低くすることができるため、テープ駆動力を低減することができ、装置の低電力化、小型化が可能となる。
【0022】なお、本実施例では、第1のテープポストを大カセットのカセットハーフで上下させるようにしているが、大カセットの有無を検出し、その検出出力により、例えばモータ等の駆動源により上下するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によると、外形形状の大きな第2のカセットの装着時には第1のテープポストがテープ走行経路から離脱して磁気テープは第1のテープポストには巻き付かないため、走行負荷が増加せず、テープ損傷等が発生しない信頼性の高い装置を提供することができる。また、走行負荷を低くすることができるため、テープ駆動力を低減することができ、そのため装置の低電力化、小型化が可能になるという優れた効果が得られる。




 

 


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