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発明の名称 文例検索装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−121532
公開日 平成7年(1995)5月12日
出願番号 特願平5−262605
出願日 平成5年(1993)10月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】松田 正道
発明者 喜納 久行
要約 目的
初心者でも、所望する文例を容易に検索することができる文例検索装置を提供することを目的とする。

構成
複数種類の文例をデータベース化して格納するための文例データベース部11と、文例のキーワード毎に予め重み付けを行なった重み付のキーワードを格納するためのキーワード重み付けデータベース部12と、ユーザが所望する、キーワードの重み付けを入力するためのキーワード重み付け入力部14と、ユーザにより入力されたキーワードの重み付けと、キーワード重み付けデータベース部12に予め格納されているキーワードの重み付けとに基づき最も近い文例を検索するための検索部15と、検索された文例を表示するための例表示部13とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 文例を構成する文字・記号列および/または絵に対応した重み付きのキーワードを予め格納している文例・キーワード格納手段と、前記文例を格納するための文例データベース格納手段と、前記格納されているキーワードの全部または一部のキーワードと、そのキーワードに対して希望する重みを入力するための入力手段と、入力された前記キーワードと、その重み、および前記文例・キーワード格納手段に予め格納されているキーワードと、その重みに基づいて前記文例を検索するための検索手段とを備えたことを特徴とする文例検索装置。
【請求項2】 文例は、より大きな文例の部分であって、このようにして検索された部分を複数種類合成することによって、前記より大きな文例を合成することを特徴とする請求項1記載の文例検索装置。
【請求項3】 文例を構成する共通的部分が複数例格納された部分文例格納手段と、それらの複数例の内、幾つかの例を用いて構成された文例を格納するための文例構成データ格納手段と、その文例が所定の性質に応じてグループ分けされ、その各グループに特有の印象度が前記共通的部分に対して予め定められ、格納されているところの規則格納手段をも備え、前記共通的部分の複数例には各々標準的重みが付されており、利用者が特定の前記グループと重みを入力し、その入力された特定の前記グループと重みに基づいて、重みが付された文例から最も近い文例が選ばれ、その選ばれた文例に付された重みと前記利用者が入力した重みから導かれる差が所定の閾値より大きい場合は、前記選ばれた文例の一部を構成する共通的部分を他の共通的部分と入れ替えることによって、前記閾値以下に前記差がなるようにすることを特徴とする請求項1記載の文例検索装置。
【請求項4】 共通的部分を他の共通的部分と入れ替えるとは、前記入力した特定のグループに対応した、前記格納されている印象度を検索し、その印象度で前記共通的部分に付されている標準的重みを修正し、その修正された重みおよび/または前記印象度のより大きい共通的部分から優先的に入れ替えを行うように決められた入れ替え順位規則を利用して共通的部分を他の共通的部分と入れ替えることであることを特徴とする請求項3記載の文例検索装置。
【請求項5】 重みが付された文例とは、前記共通的部分の複数例に付されている標準的重みおよび/または前記規則格納手段に格納されている前記印象度を利用して前記文例の重みを求めるための重みづけ演算手段により求められた重みが付された文例であることを特徴とする請求項3または請求項4記載の文例検索装置。
【請求項6】 入力手段は、予め定められた文例または前記より大きな文例の部分を表示するための表示手段をも備えていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかの請求項記載の文例検索装置。
【請求項7】 検索手段は、前記入力手段から入力された、前記キーワードと、その重みに関する履歴を学習・管理する学習・管理手段をも備えており、その学習・管理手段は、前記履歴に関する値が所定の条件を満足すると、その履歴に関する値に基づいて文例または前記より大きな文例の部分を検索して、前記予め定められた文例または前記より大きな文例の部分に代えることを特徴とする請求項6記載の文例検索装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本語ワープロ等の文書を扱う情報処理装置において文例を検索する文例検索装置に係わり、特に文例をイメージするキーワードの重み付けを変えることにより対話的に欲しい文例を検索するための文例検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、日本語ワープロやパソコンの低価格化によりオフィスや家庭で情報処理装置を利用して文書作成を行う機会が急速に増えている。情報処理装置を利用した文書作成の特徴の一つに、いつも最初から文書を作成するのではなく、電子的に記憶された文例からも文書を作成できることが挙げられる。文例はCD−ROMやフロッピーディスク等を利用して提供されており、その文例数がかなり多いため、初心者のユーザには、必要な文例を探すことがかなり面倒な作業になっている。
【0003】文例を検索する方法としては、ユーザが検索キーワードを入力する方法(特開昭61−060172号公報に記載)や、文及び単語の重要度の評価装置を利用して検索する方法(特開平02−289060号公報に記載)等が提案されている。前者は、検索テーブルを呼出しその空欄にキーワード等の必要事項を入力し、文例の中に同一文字列が存在するかどうかを逐一検索し、完全に合致するものがあれば表示するという方法で文例を検索するものである。後者は、文または単語に点数を与える評価用ルールを利用して、重要な文だけを取り出し必要な文献かどうかをユーザに確認させ検索を容易にするという方法により文例を検索するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような方法では、ユーザが初心者であって、予め必要なキーワードを特定できない場合や、単なる文や単語を入力するだけではユーザが所望する文例を検索できないような、年賀状や帳票のような文書等に対しては、適用できないといった課題があった。
【0005】本発明は、従来の文例検索装置のこのような課題を考慮して、初心者でも、所望する文例を容易に検索することができる文例検索装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、文例を構成する文字・記号列および/または絵に対応した重み付きのキーワードを予め格納している文例・キーワード格納手段と、文例を格納するための文例データベース格納手段と、格納されているキーワードの全部または一部のキーワードと、そのキーワードに対して希望する重みを入力するための入力手段と、入力されたキーワードと、その重み、および文例・キーワード格納手段に予め格納されているキーワードと、その重みに基づいて文例を検索するための検索手段とを備えた文例検索装置である。
【0007】請求項2の本発明は、上記文例は、より大きな文例の部分であって、このようにして検索された部分を複数種類合成することによって、より大きな文例を合成する文例検索装置である。
【0008】請求項3の本発明は、上記構成に加えて、文例を構成する共通的部分が複数例格納された部分文例格納手段と、それらの複数例の内、幾つかの例を用いて構成された文例を格納するための文例構成データ格納手段と、その文例が所定の性質に応じてグループ分けされ、その各グループに特有の印象度が共通的部分に対して予め定められ、格納されているところの規則格納手段をも備え、共通的部分の複数例には各々標準的重みが付されており、利用者が特定のグループと重みを入力し、その入力された特定のグループと重みに基づいて、重みが付された文例から最も近い文例が選ばれ、その選ばれた文例に付された重みと利用者が入力した重みから導かれる差が所定の閾値より大きい場合は、選ばれた文例の一部を構成する共通的部分を他の共通的部分と入れ替えることによって、閾値以下に差がなるようにする文例検索装置である。
【0009】請求項4の本発明は、上記共通的部分を他の共通的部分と入れ替えるとは、入力した特定のグループに対応した、格納されている印象度を検索し、その印象度で共通的部分に付されている標準的重みを修正し、その修正された重みおよび/または印象度のより大きい共通的部分から優先的に入れ替えを行うように決められた入れ替え順位規則を利用して共通的部分を他の共通的部分と入れ替える文例検索装置である。
【0010】請求項5の本発明は、上記重みが付された文例とは、共通的部分の複数例に付されている標準的重みおよび/または規則格納手段に格納されている印象度を利用して文例の重みを求めるための重みづけ演算手段により求められた重みが付された文例である文例検索装置である。
【0011】請求項6の本発明は、上記入力手段は、予め定められた文例または、より大きな文例の部分を表示するための表示手段をも備えている文例検索装置である。
【0012】請求項7の本発明は、上記検索手段は、入力手段から入力された、キーワードと、その重みに関する履歴を学習・管理する学習・管理手段をも備えており、その学習・管理手段は、履歴に関する値が所定の条件を満足すると、その履歴に関する値に基づいて文例または、より大きな文例の部分を検索して、予め定められた文例または、より大きな文例の部分に代える文例検索装置である。
【0013】
【作用】本発明では、文例・キーワード格納手段に、文例を構成する文字・記号列および/または絵に対応した重み付きのキーワードが予め格納されており、入力手段を用いて、その格納されているキーワードの全部または一部のキーワードと、そのキーワードに対して希望する重みを入力することにより、検索手段は、その入力されたキーワードと、その重み、および文例・キーワード格納手段に予め格納されているキーワードと、その重みに基づいて文例データベースに格納されている文例を検索する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】(実施例1)本発明にかかる第1の実施例について、図1〜図5を用いて説明する。
【0016】図1は、本実施例の文例検索装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて、その構成について述べる。
【0017】すなわち、11は、例えば、はがき文や、手紙文や、ポップ文等の複数種類の文例をデータベース化し、予め格納するためのもので、本発明の文例データベース格納手段としての文例データベース部である。12は、複数種類の文例の内の、各文例を構成する文字・記号列や絵(ここで、絵とは図形やイラストや単なる模様等を含む広義の絵を言う)に対応して、例えば「高級感」、「オフィシャル」、「楽しさ」、「メリハリのある」、「固い」、「明るい」等、一般的なユーザが抱く様々なイメージを表す代表的な言葉を予め選んでキーワードとし、その各キーワードに対するイメージを数値化するために、「重み付け」として一般的にみて客観性のある数値を付した、重み付きのキーワードをデータベース化し、予め格納するための、本発明の文例・キーワード格納手段としてのキーワード重み付けデータベース部である。13は、文例データベース部11から選択された文例を表示するための、本発明の表示手段としての例表示部である。14は、例表示部13に表示された文例に対する複数のキーワードに対して一つのキーワードを特定し、その特定された各キーワードに対して、ユーザが希望する「重み付け」に変更できるようにするための、本発明の入力手段としてのキーワード重み付け入力部である。15は、本発明の検索手段としての検索部であり、ユーザが各キーワードに対して入力した「重み付け」を各々数値に変換して、所定の計算式(数1参照)を用いて最も近い例文を検索するための、本発明の検索手段としての検索部である。なお、キーワード重み付け入力部14は、文例を構成する文字・記号列や絵に対するキーワードとその「重み付け」としての数値等を視覚的に表示する。また、キーワード重み付け入力部14と、例表示部13は、同一画面上に表示されるように構成されている。
【0018】図2は、本実施例における文例検索装置の動作を示すフローチャートであり、図3は、例表示部13に表示された文例の表示と、キーワード重み付け入力部14の画面例を示す説明図である。
【0019】以下、検索しようとする文例の種類が年賀状の文例である場合について、図2、図3を用いてその動作手順を説明する。
【0020】ユーザが装置をスタートさせて、文例の種類が年賀状である旨を入力部(図示省略)より入力すると、検索部15は、予め定められた最も標準的な文例として第一例を例表示部13の画面に表示する(ステップ101)。次に、ユーザは、その最初に表示された文例が、ユーザ自身の所望する文例とほぼ一致しているか否かを判定し(ステップ102)、一致していなければ以下の手順で例文が検索される。
【0021】すなわち、ユーザは、所望する本来の文例に対して自身が抱いているイメージと、その表示された文例から自身が受けるイメージとが異なる点に対応している各キーワードに対して、図3に示すところの、キーワード重み付け入力部14の表示画面上に表示されているグラフを見て、現在キーワード重み付け入力部14に表示されているキーワードの「重み付け」に対して、自身が抱いているイメージに合うように新たな「重み付け」に変更する(ステップ103)。すなわち、図3は、ステップ101の状態を画面表示したものである。同図における画面の上部は例表示部13であり、同画面の下部はキーワード重み付け入力部14である。ここで、上述のようにユーザは、文例を構成する文字・記号列や絵に対する複数のキーワードとその「重み付け」としての数値等を視覚的に表示するために同画面の下部において斜線を施して表示されている「バー」を、マウスやカーソル移動キー等を用いて移動させ、各キーワードに対して、自身の要望を満たすように「バー」の位置を変更する(ステップ103)。ここで、自身の要望を満たすキーワードに対しては「バー」の位置を変更する必要はない。
【0022】次に検索部15は、上記のよう入力された「重み付け」に対して、所定の計算式(数1参照)を用いて、文例の近似度を求め、最も近い例文を捜すために順次検索する(ステップ104)。
【0023】(数1)は、ユーザの入力した「重み付け」に対して最も近い文例を検索する際に用いる計算式の一例である。
【0024】
【数1】 文例の近似度=Σni=0i(Xi−Yi2i:文例のi番目のキーワードの重みYi:ユーザが入力したi番目のキーワードの重みwi:ユーザがキーワードの重みを変更した場合は2、それ以外は1とする すなわち、検索部15は、(数1)に示す式で計算された「文例の近似度」が、最も小さい値となる文例を文例データベース部11に格納されている中から選び出す。なお、図4はキーワード重み付けデータベース部12に予め格納されているデータ例を示した説明図である。
【0025】検索された文例は、例表示部13に表示され(ステップ105)、再びステップ102に戻って、同様の処理が繰り返される。ステップ105において検索された文例が複数例ある場合は、その旨を例表示部13の画面上に表示してユーザに通知する。ユーザは、その通知を基に検索された複数の文例を順次確認する。ステップ102において、ユーザが例表示部13に表示された文例を見て、自身の所望する文例とほぼ一致していて、この文例でよいと判定すれば、その判定結果を入力して、上記処理は終了する(ステップ106)。
【0026】このようにして、ユーザが所望する例文が検索される。
【0027】(実施例2)次に、本発明にかかる第2の実施例について、図5〜図9を用いて説明する。
【0028】図5は、本実施例の文例検索装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて、その構成について述べる。
【0029】すなわち、61は文例データベース部であり、62はキーワード重み付けデータベース部である。キーワード重み付けデータベース部62は、実施例1で説明したキーワード重み付けデータベース部12とは異なり、一つの文例を分割して部品化し、その部品(以下、これを文例部分ともいう)毎のキーワードに対して「重みづけ」を行うために、予め数値を付したものをデータベース化し、格納している。文例データベース部61においても文例を部品単位で管理している(図6参照)。63は、キーワード重み付けデータベース部62から文例全体の重み付けを計算するための知識を規則化したものをデータベース化して格納している、本発明の規則格納手段としての重み計算用ルール・データベース部である。64は、キーワード重み付けデータベース部62および重み計算用ルール・データベース部63を用いて、文例データベース部61に予め格納されている各文例のキーワードに対する「重み付け」を計算するための、本発明の重み付け演算手段としての重み付け演算部である。67は検索部である。例表示部13、キーワード重み付け入力部14は、実施例1における構成要素と同じ符号を付したが、これらについては実施例1の構成要素と基本的に同様の構成をなすものである。なお、文例データベース部61は、本発明における部分文例格納手段と文例構成データ格納手段を含む。
【0030】ここで、本実施例と実施例1との主な相違点は、実施例1では、ユーザの所望する文例に最も近いものを文例単位で選んだが、本実施例では、それに加えて、キーワード重み付けデータベース部62等をも備えることにより、例えば一つの文例を分割して部品化し、更にその部品毎の、「重みづけ」が付されたキーワードを用いることにより、部品単位での文例の変更を可能とし、実質的に文例の選択枝を拡大し、ユーザの所望する文例により近い文例が選択できるようにした点である。
【0031】以下、実施例1と同様に、年賀状の文例を検索する場合について、図2および図6〜図9を用いて、実施例1と同様の動作についてはその説明を省略し、主に図9の重み付け演算部64等における計算手順を示すフローチャートを中心にその動作を説明する。
【0032】図6は、文例データベース部61に格納されている文例およびその部品としての文例部分の関係を示すための説明図であり、同図における矢印の上に付した■等の数値は文例における部品としての文例部分のレイアウト情報を示しており(例えば、年賀状1の場合、部品の「賀詞1」は1番目、「イラスト1」は2番目、「本文1」は3番目、「住所1」は4番目の位置にレイアウトされることを示している)文例データベース部61にはこのようなレイアウト情報も併せて格納されている。
【0033】まず、図2に示すフローチャートのステップ101を経て、ステップ102でユーザが所望の文例を得られなかった場合、ステップ103を経て、図9に示す、ステップ201へ進む。
【0034】次に、同図のステップ201からステップ202における動作を説明する。
【0035】すなわち、ユーザが入力した文例全体に対するキーワードの重み付けに、最も近い文例を検索する際、重み付け演算部64は、まず最初に検索部67により、図6に示すような部品としての複数の文例部分からなる文例単位での検索を行うために、文例に関するキーワードの重み付けを62のデータベース部から取り出す必要がある。但し、この場合の重み付けは、上述したように文例を構成要素毎に部品化して保持しているので、例えば、年賀状の場合は、図7に示すように「賀詞」、「イラスト」、「本文」、「住所」の4つの部品に分けられ、部品毎に各キーワードに対して数値化したものが「重み」として格納されている。ここで、図7は、キーワード重み付けデータベース部62に格納されているデータ例を示す説明図である。
【0036】そこで、次に文例に関するキーワードの重み付けの計算方法を説明する。
【0037】図8は、重み計算用ルール・データベース部63に格納されている規則の一例を示す説明図である。すなわち、図8は、例えば、文例の種類が年賀状の場合、その部品として用いられる「イラスト」の印象度が5であり、「本文」の印象度が3であること等を示しており、このことは、文例としての年賀状のイメージを形成するものとして「イラスト」部分の貢献度(文例のイメージを形成する各部品の種類の貢献度をここでは、印象度と呼ぶ)が、年賀状を構成する他の部品に比べて最も高いことを示している。また、文例の種類が異なれば、同じ部品の種類でもその印象度は異なる(「イラスト」が、招待状の部品として用いられる場合、その印象度は4となる)。
【0038】(数2)は、上記印象度と部品としての文例部分に対応しているキーワードの重みを用いて文例に対応したキーワードの重みを計算するための計算式の例である。
【0039】
【数2】 文例の各キーワードの重み=(Σni=0ii)/(Σni=0i
i:文例を構成するi番目の部品のキーワードの重みwi:文例を構成するi番目の部品の印象度例えば、図7に示す年賀状1の文例に対するキーワードの一つである「高級感」の重みを、(数2)、図7、図8を用いて計算すると次のようになる。
【0040】
【数3】「高級感」の重み=(4×0.95+5×0.79+3×0.81+1×0.55)÷(4+5+3+1)
=0.83すなわち、重み付け演算部64は、図8に示す、文例の種類に応じた重み計算用規則を重み計算用ルール・データベース部63から取り出して(ステップ201)、キーワード重み付けデータベース部62に格納されているデータを参照して、文例に対応した各キーワードの重みを計算して、実施例1で説明した(数1)を用いて実施例1と同様の方法で、検索部67がユーザにより入力されたキーワードの重み付けに最も近い文例を検索する(ステップ202)。
【0041】以上述べた部分が、図9の重み付け演算部64における計算手順を示すフローチャートにおけるステップ201からステップ202での動作である。
【0042】更に、重み付け演算部64は、予め定められた閾値とステップ202で選ばれた文例の近似度(数1参照)を比較する(ステップ203)。そして、その文例の近似度が閾値よりも大きい場合は、その旨を検索部67に指示して、検索部67は、ユーザの要求に、より近い文例が検索できるようにするために、今度は文例単位での検索ではなく、部品単位で文例の内容を置き換える(ステップ204)。但し、このとき図8で説明した印象度の高い部品から優先的に置き換えを行うものとする。これは、印象度の高い部品を先に交換する方が、部品の交換された文例からユーザが受けるイメージに与える影響度が強いためである。このようにして置き換えが行われた部品に対するキーワードの重みを使って、重み付け演算部64は、再び(数1)、(数2)等を用いて新たな文例のキーワードに対する重み付けを計算して(ステップ205)、再び、ステップ203へ戻り同様の処理を繰り返す。ステップ203にて、文例の近似度が閾値よりも小さくなれば、ステップ105へ進み、以降上記内容と同様の処理が繰り返される。
【0043】このようにして、ユーザの要求により近い文例の検索が行われる。。
【0044】(実施例3)次に、本発明にかかる第3の実施例について、図10〜図12を用いて説明する。
【0045】図10は、本実施例の文例検索装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて、その構成について述べる。
【0046】図10は、本発明請求項第3記載の文例検索装置の機能ブロック構成図である。図10において、1007は検索部であり、1008は、本発明の学習管理手段としての利用者履歴記憶部である。なお、上記実施例における構成要素と同じ符号を付したものは、上記実施例の構成要素と基本的に同様の構成をなすものであり、説明を省略する。
【0047】ここで、本実施例と実施例2との主な相違点は、実施例2では、ユーザの所望する文例を検索する際、初期の文例として予め定められた標準的な文例をまず表示部13に提示したが、本実施例では、さらに利用者履歴記憶部1008等を加えて、ユーザ毎の、最終的に選択された文例の各キーワードに対する重み付け等に関する使用履歴を管理して、初期の文例として一律に標準的な文例を提示するのではなく、最初から、よりユーザの好みに近い文例を提示しようとした点である。
【0048】図11は利用者履歴記憶部1008のデータ例を示す説明図である。図12は、本実施例における文例検索装置の動作を示すフローチャートであり、以下、同図を参照して、その動作について説明する。ここで、上記実施例と同様の動作を行う場合は、同じステップ番号を付した。
【0049】検索部1007は、ユーザが装置をスタートさせて、文例の検索を始めるとき、まず、そのユーザの使用履歴に関するデータを利用者履歴記憶部1008から取り出す。利用者履歴記憶部1008には、図11に示すように、ユーザ毎の、最終的に選択された文例の各キーワードに対する重み付けの平均値、利用回数、平均値の標準偏差等が記録されている(なお、これら重み付けの平均値等の各データは、最終的に文例が検索される度に、利用者履歴記憶部1008により計算されてそれらの値が更新され、記録されている)。利用者履歴記憶部1008は、ユーザの使用回数から、そのユーザの好みの傾向が判定できるか否か、なおかつ、重み付けの好みに一定の傾向があるか否かを判定し(ステップ301)、その何れの項目についても所定の閾値を満足する場合はその旨を検索部1007に指示して、そのユーザの使用履歴に関するデータ(図11に示すユーザAのデータ参照)から算出した重み付けの平均値を用いて、検索部1007がそれに最も近い文例を文例データベース部61から検索して、これを初期の文例として例表示部13に提示する(ステップ302)。上記何れか一つの項目でも所定の閾値を満足しなければ、上記実施例と同様に装置が予め定める標準的な第一例を例表示部13に提示する(ステップ101)。なお、これ以外の処理(ステップ102〜ステップ106および、ステップ201〜205)は、基本的に上記実施例の内容と同様であり、その説明は省略する。
【0050】このようにして、最初から、よりユーザの好みに近い文例を初期の文例として提示することができる。
【0051】なお、本発明の重み付のキーワードは、上記実施例では全ての文例または部品としての文例部分の全種類のキーワードに対して「重み」が付されている場合について説明したが、これに限らず全ての文例または部品としての文例部分が全種類の重み付のキーワードを有する必要はなく、また文例または部品としての文例部分のキーワードに付された「重み」が「0(ゼロ)」であってもよい。
【0052】また、上記実施例では、ユーザは部品毎のキーワードの「重み」を入力するのではなく文例毎のキーワードの「重み」を入力する場合について説明したが、これに限らず、部品毎のキーワードの「重み」を入力するようにして部品毎に最も近い部品を選び、最終的にそれらを合成して文例を生成するようにしてもよい。
【0053】また、請求項5の本発明の重みが付された文例として、上記実施例では、文例の「重み」を求めるために、予め文例の種類に応じて各部品に与えられる印象度と各部品のキーワードの「重み」を利用して計算する場合について説明したが、これに限らず、文例にもキーワードの「重み」が予め付されていて、それを利用するようにしてももちろんよい。
【0054】また、上記実施例では、文例の「重み」を求めるために、予め文例の種類に応じて各部品に与えられる印象度と各部品のキーワードの「重み」を利用して計算する場合について説明したが、これに限らず、上記印象度はユーザ等により任意に決められるようにしてもよいし、また、予め定められた複数の印象度の中から選択できるようにしてももちろんよい。
【0055】また、上記実施例では、部品の候補を検索する際に印象度の大きい部品から順に検索する場合について説明したが、これに限らず、検索の順を印象度によらなくてもよい。
【0056】また、請求項6の本発明の表示手段として、上記実施例では、文例を表示する場合について説明したが、これに限らず、部品が表示されてもよい。
【0057】また、請求項7の本発明の学習・管理手段は、上記実施例では、ユーザ毎の、最終的に選択された文例のキーワードと、その「重み」等に関する履歴を学習・管理する場合について説明したが、これに限らず、ユーザを特定してもしなくてもどちらでもよい。
【0058】また、上記実施例では、ユーザが最終的に選択した文例のキーワードと、その「重み」等に関する履歴を学習・管理することにより、初期の文例として一律に標準的な文例を提示するのではなく、最初から、よりユーザの好みに近い文例を提示できるようにする場合について説明したが、これに限らず、例えばユーザが最終的に選択した文例番号等の履歴を学習・管理することにより、初期の文例として一律に標準的な文例を提示するのではなく、最初から、よりユーザの好みに近い文例を提示できるようにしてもよい。
【0059】また、上記実施例では、全ての文例が分割されて部品化ている場合について説明したが、これに限らず、分割されていない文例と分割された文例が共に存在してもよい。
【0060】また、上記実施例では、複数種類の文例が、その内容によってグループ分けされている場合(例えば、年賀状とか招待状等)について説明したが、グループ分けは、これに限られたものでなく、また、グループ分けそのものもなくてもよい。
【0061】また、本発明は、ハードウェア的に各構成手段を用いて実現してもよいし、これに限らず、ソフトウェア的に実現するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、本発明は、初心者でも、所望する文例を容易に検索することができるという長所を有する。




 

 


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