米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 自動コンバーゼンス装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−115654
公開日 平成7年(1995)5月2日
出願番号 特願平5−260755
出願日 平成5年(1993)10月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 田上 知久 / 秋久 正之
要約 目的
本発明はマルチスキャンカラーテレビジョン受像機のコンバーゼンス補正を自動的に行う自動コンバーゼンス補正装置に関するもので、走査方式がインターレース走査方式であっても精度良く収束時間の短い自動コンバーゼンス装置を提供することを目的とする。

構成
偏向同期信号より走査方式を判別する走査方式判別部1と、偏向同期信号よりフィールドを判別するフィールド判別部2と、偏向同期信号に同期してテスト信号を発生するテスト信号発生部3と、テスト信号を映出する映出部5と、映出部5に映出されたテスト信号よりコンバーゼンスずれ量を検出する検出部6と、走査方式判別結果とフィールド判別結果と検出部6からのコンバーゼンスずれ量によって映出部5制御する制御部4から構成されている。
特許請求の範囲
【請求項1】同期信号より走査方式を判別する走査方式判別部と、前記同期信号よりフィールド判別を行うフィールド判別部と、前記同期信号に同期したテスト信号を発生するテスト信号発生部と、前記テスト信号発生部からのテスト信号を映出する映出部と、前記映出部に映出されたテスト信号よりコンバーゼンスのずれを検出する検出部と、前記検出部からの検出結果と前記走査方式判別部からの走査方式判別結果と前記フィールド判別部からのフィールド判別結果よりコンバーゼンス補正データを制御する制御部とを備えたことを特徴とする自動コンバーゼンス装置。
【請求項2】制御部は、偶数フィールドと奇数フィールドの両方の補正データをそれぞれ区別して測定することを特徴とする請求項1記載の自動コンバーゼンス装置。
【請求項3】制御部は、偶数フィールドの補正データと奇数フィールドの補正データの平均値を記憶するメモリを備えたことを特徴とする請求項2記載の自動コンバーゼンス装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラーテレビジョン受像機を補正する装置に関し、コンバーゼンスの補正を自動的に行う自動コンバーゼンス補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に3原色(緑;以下G,青;以下B、赤;以下R)を発光する3本の電子銃を用いて画像を映出する陰極線管受像機においては電子銃からの電子ビームが周辺磁界により乱されシャドウマスク上での色ずれ、フォーカスずれ、偏向歪、輝度変化が生じる。これらの各種の補正は、水平及び垂直走査周期に同期させてアナログ的な補正波形をつくり、この波形の大きさ、形状を変化させて調整する方式をとっているが、補正精度の点で問題がある。また、各種の補正は、スクリーン上でのずれを目視により観察して手動で補正するため、調整時間がかかるという問題もある。そこで自動的に偏向歪を補正する方法として特開昭58ー24186号公報の電子ビーム偏向制御装置が提案されている。
【0003】図6に従来の自動補正が可能な画像補正装置のブロック図を示す。シャドウマスク面43に塗布されたインデックス蛍光体から電子ビーム位置を検出器60で検出し、この検出信号からコンバーゼンス補正用や幾何学的歪補正用の信号を処理装置66で作成している。処理装置66からの信号は波形発生装置52に供給されて、コンバーゼンスヨーク44や偏向ヨーク46を駆動するための各走査波形を発生し、自動的にコンバーゼンスや幾何学的歪が補正できる。
【0004】以上のように、コンバーゼンスや幾何学歪等の補正のための電子ビームの位置制御を自動的に補正することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のような従来の構成では、走査方式及びフィールドに応じた調整を行っていないため、インターレース走査方式の信号が入力されたときには第1フィールドと第2フィールドでは走査線の位置が垂直方向にずれているため、正確にコンバーゼンスずれ量を検出できず、各種の信号が入力されるマルチスキャンテレビなどでは、補正精度の低下及び計測不安定による収束までの時間が増大するなどの課題を有していた。
【0006】本発明はかかる点に鑑み、走査方式とフィールドを判別し、インターレース走査信号入力時には奇数フィールドと偶数フィールドを別にコンバーゼンス調整をするため、フィールドの違いによるコンバーゼンスずれ量の違いが解消され、正確にコンバーゼンスずれ量を検出でき、高精度化及び収束時間の短縮を図る自動コンバーゼンス装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達するため、同期信号より走査方式を判別する走査方式判別部と、同期信号よりフィールド判別を行うフィールド判別部と、同期信号に同期したテスト信号を発生するテスト信号発生部と、前記テスト信号発生部からのテスト信号を映出する映出部と、前記映出部に映出されたテスト信号よりコンバーゼンスのずれを検出する検出部と、前記検出部からの検出結果と前記走査方式判別部からの走査方式判別結果と前記フィールド判別部からのフィールド判別結果よりコンバーゼンス補正データを制御する制御部とを備えた構成である。
【0008】また、制御部は、偶数フィールドと奇数フィールドの両方の補正データをそれぞれ区別して測定する構成である。
【0009】また、制御部は、偶数フィールドの補正データと奇数フィールドの補正データの平均値を記憶するメモリを備えた構成である。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、同期信号が走査方式判別部及びフィールド判別部に供給され、それぞれで走査方式判別結果及びフィールド判別結果を検出する。これらの検出信号は制御部に供給され、偶数フィールド、奇数フィールドでそれぞれ別にコンバーゼンス補正が行われる。補正データは偶数フィールドのものと奇数フィールドのものとで平均値をとり、制御部内にあるメモリに記憶される。これによりインターレース走査の信号入力時も正確な補正データが得られ、メモリ容量を増やさずに高精度かつ安定で収束時間の短い自動コンバーゼンスを行なう。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例における自動コンバーゼンス装置のブロック図を示すものである。
【0012】図1において、1は偏向同期信号より走査方式を判別する走査方式判別部、2は偏向同期信号より奇数フィールドか偶数フィールドかのフィールド判別をするフィールド判別部、3は偏向同期信号に同期したテスト信号を発生するテスト信号発生部である。5はテスト信号発生部3からのテスト信号を映出する映出部、6は映出部5のコンバーゼンスずれ量を検出する検出部、4は走査方式判別部1の判別結果とフィールド判別部2の判別結果及び検出部6の検出結果に応じて映出部5に対しコンバーゼンス補正をする制御部である。
【0013】以上のように構成されたこの実施例の自動コンバーゼンス装置において、以下その動作を説明する。まず、偏向同期信号が入力された走査方式判別部1では入力された信号がインターレース走査方式なのか、ノンインターレース走査方式なのかを水平同期信号、垂直同期信号の位相関係によって判別し、この結果を制御部4に供給する。また、偏向同期信号はフィールド判別部2にも供給され、現在のフィールドが奇数フィールドにあたるのか偶数フィールドにあたるのかを判別し、この結果も制御部4に供給する。
【0014】テスト信号発生部3にも偏向同期信号が供給されており、調整時には偏向同期信号に同期したテスト信号を発生し、映出部5に供給される。映出部5ではこの中のビーム遮蔽部(図示せず)に設置されたインデックス蛍光体(図示せず)上にテスト信号を映出するとともに、インデックス蛍光体の発光タイミングより検出部6でコンバーゼンスずれ量を検出する。
【0015】制御部4では検出部6で検出されたコンバーゼンスずれが無くなるよう映出部5を制御する。このとき、走査方式判別結果及びフィールド判別結果が制御部4に供給されており、制御部4では奇数フィールドの画像と偶数フィールドの画像を別に補正する。これらの2種類の補正データの平均をとり記憶する。調整終了時にはこの補正データを読みだし、コンバーゼンス補正データとする。
【0016】次に本発明の自動コンバーゼンス調整装置の各部を詳細に説明する。偏向同期信号が供給された走査方式判別部1は、例えば図2のように構成されている。図2において、7はクロック端子に水平偏向同期信号が入力され、リセット端子に垂直偏向同期信号が入力されているカウンタ、8はカウンタ7の出力を垂直偏向同期信号のタイミングで記憶することにより、1垂直走査期間内の水平走査線数を得る第1のDフリップフロップ、9は第1のDフリップフロップ8の出力を入力し、垂直偏向同期信号がクロックに供給されるため、1垂直偏向期間だけ前のカウンタ出力が表示される第2のDフリップフロップ、10は第1のフリップフロップ8の出力と第2のフリップフロップ9の出力の差をとる減算器である。
【0017】以上のように構成された図2に示す走査方式判別部の動作を説明するため、図3のタイミングチャートを使用する。図3は例としてNTSC信号を入力したときのものである。まずカウンタ7にはクロック入力端子に図3(a)に示す水平偏向同期信号、リセット入力端子に図3(b)に示す垂直偏向同期信号が供給されている。よってカウンタ7の出力は1垂直走査期間内の水平走査線数を数え、次に垂直偏向同期信号がリセット端子に供給されると0に戻るという動作を繰り返す。
【0018】このカウンタの出力信号は水平走査線数により9から11ビット程度の信号になる。第1のDフリップフロップ8の入力にはこのカウンタ7の出力の内、LSB出力が接続されており、クロック入力には垂直偏向同期信号が入力されている。よって第1のDフリップフロップ8の出力にはいつも図3(d)に示すような信号が出力される。また、第2のDフリップフロップ9の入力には第1のDフリップフロップ8の出力が接続されており、クロックには垂直偏向同期信号が供給されている。よって第2のDフリップフロップ9の出力は図3(e)に示すような第1のDフリップフロップ8の出力に比べ、1垂直偏向走査期間前のものが出力される。
【0019】減算器10には第1のDフリップフロップ出力及び第2のDフリップフロップ出力が入力され、これらの差が出力される。ここで例えば入力される同期信号がNTSC方式とすると、図3(d)に示すように奇数フィールドでは計数された水平走査線数とその1フィールド前に当たる偶数フィールドで計数された水平走査線数とはいつも反対の信号となるため、この減算器10の出力は1となる。
【0020】この差はNTSC方式ではインターレース走査をしているため生じる。走査方式判別部1ではこの出力を走査方式判別信号として利用する。また、ノンインターレース方式の信号が入力されたとすると1フィールド内の走査線数は奇数フィールド、偶数フィールドとも同じであるため減算器10の出力は0となる。つまり走査方式がノンインターレース方式の時には判別結果が0となる。以上のように走査方式判別部1は走査方式がノンインターレース走査方式かインターレース走査方式かを判別する。
【0021】また、図1のフィールド判別部2は走査方式判別部1から供給される判別結果がインターレース走査方式の時、各フィールドが奇数フィールドか偶数フィールドかを判別する。このとき垂直同期信号から次の垂直同期信号までの期間に水平同期信号をカウントし、そのカウント数の大小により奇数フィールドか偶数フィールドかを判別する。
【0022】例えばNTSC方式の時、水平同期信号のカウント数が262の時は第1フィールド、263の時は第2フィールドと判別する。このようにフィールド判別部2ではフィールドを判別することができる。また、ノンインターレース走査方式の時には走査方式判別部1よりノンインターレースであるという判別結果を受け取ることによりフィールドの判別を停止し、フィールド判別信号は常に0を出力する。
【0023】テスト信号発生部3は偏向同期信号に同期してテスト信号を発生する。例えばいまインターレース走査方式の同期信号が入力されていたとすると、テスト信号は映出部5のビーム遮蔽部に設置されたインデックス蛍光体に図4のように映出される。
【0024】図4において、11は映出部5のビーム遮蔽部に設置されたインデックス蛍光体、12はテスト信号発生部3より発生し映出部5で映出された奇数フィールドのテスト信号、13はテスト信号発生部3より発生し映出部5で映出された偶数フィールドのテスト信号である。このとき走査方式がインターレース走査されているので奇数フィールド(odd)と偶数フィールド(even)では垂直方向に映出位置が変わってしまう。このテスト信号はインデックス蛍光体を発光させる。このインデックス蛍光体の発光時間間隔を検出部6で測定し、コンバーゼンス補正に利用する。
【0025】図4において、tHO、tHeは奇数フィールドと偶数フィールドの場合の水平方向のビーム検出位置を示す時間であり、三色のビームのこの時間差がコンバーゼンスずれ量に相当する。また、tVO、tVEは奇数フィールドと偶数フィールドの場合の垂直方向のビーム検出位置を示す時間であり、水平方向と同様に時間差は垂直方向のコンバーゼンスずれ量に相当する。
【0026】制御部4では走査方式判別部1及びフィールド判別部2の判別結果に基づき、奇数フィールド及び偶数フィールド別にコンバーゼンス補正を行う。図5に制御部4の内部のブロック図を示す。図5において、14は制御部4内においてデータ演算部15、メモリ16、補正データ発生部17を制御するCPU、17は映出部5へ供給する補正データを発生する補正データ発生部、16は補正データを記憶するメモリ、15は補正データを演算するデータ演算部である。
【0027】以上のように構成された制御部4の動作について以下説明する。CPU14は走査方式判別結果とフィールド判別結果を受け取ると同時に検出結果よりコンバーゼンスずれ量をなくすような補正データを発生するよう補正データ発生部7を制御する。これは偶数フィールドと奇数フィールドでは別に補正を行う。
【0028】このように別々に補正されたデータはデータ演算部15で平均化されメモリ16に記憶される。ここで補正データを平均化するのは補正精度を損なわずにメモリの容量を削減するためであり、これによって高精度かつコストの低い自動コンバーゼンス装置が実現できる。
【0029】また、ノンインターレース走査方式の信号が入力された場合は、偶数フィールドと奇数フィールドの映出位置が同じなので補正データは同じになる。仮にノイズ等の影響があっても偶数フィールドの補正データと奇数フィールドの補正データで平均化されるため、ノイズ等の影響は軽減される。
【0030】以上のようにこの実施例によれば、走査方式及びフィールドを判別し、偶数フィールドの補正データと奇数フィールドの補正データを別に調整し、このデータを平均化することにより、マルチスキャンモニタのようなさまざまな信号の入力されるテレビジョンにおいてもメモリ量を増やすこと無く、正確に安定して自動コンバーゼンス調整を行うことができる。
【0031】なお、図2の説明において、減算器10は不一致回路に置き換えてもまったく同じ動作が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、走査方式とフィールドを判別し、インターレース走査信号入力時には奇数フィールドと偶数フィールドを別にコンバーゼンス調整をするため、フィールドの違いによるコンバーゼンスずれ量の違いが解消され、正確にコンバーゼンスずれ量を検出でき、高精度化及び収束時間の短縮を図ることができる。
【0033】また、走査方式及びフィールドを判別し、フィールドごとにコンバーゼンス補正を行い、2フィールドの補正値の平均値を補正データとして使用することにより、メモリ容量を増やさずに入力信号の走査方式に関わらず精度良く、また、安定して自動的にコンバーゼンス調整を行うことができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013