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発明の名称 デジタルデータ記録方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−115617
公開日 平成7年(1995)5月2日
出願番号 特願平5−282013
出願日 平成5年(1993)10月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 宜喜
発明者 松見 知代子 / 有村 一朗 / 池谷 章 / 山田 正純
要約 目的
デジタルデータ記録装置を用いて記録のフォーマットを変更せずに複数のデジタルデータを記録したり、誤り訂正能力を向上させること。

構成
nbps で伝送されるデジタル信号を記録できるデジタル記録装置を用い、伝送レートの合計がnbps 以下の複数の信号を第1記録アダプタ32によって記録装置のフォーマットに変換する。そしてこの信号を誤り訂正符号化器15,変調器16を介して磁気記録再生系17に記録する。復調時には復調器18でこれを復調し、誤り訂正復号化器19で復号化する。そして第1再生アダプタ33によって元の複数の信号を再生するようにしている。
特許請求の範囲
【請求項1】 所定のデータ伝送速度(nbps )のデジタル信号を記録できるデジタル記録装置を用いてデジタルデータを記録するデジタルデータ記録方法であって、データ伝送速度の合計がnbps 以下である複数のデジタル信号を入力し、前記複数のデジタル信号をnbps 以下の前記デジタル記録装置へのデジタル入力信号にフォーマット変換して記録することを特徴とするデジタルデータ記録方法。
【請求項2】 所定のデータ伝送速度(nbps )のデジタル信号を記録できるデジタル記録装置を用いてデジタルデータを記録するデジタルデータ記録方法であって、レートn/i1 bps以下(i1は正の整数)で伝送されるデジタル信号を入力し、前記入力デジタル信号をnbps 以下の前記デジタル記録装置へのデジタル入力信号にフォーマット変換してi1回繰り返して記録することを特徴とするデジタルデータ記録方法。
【請求項3】 i2個(i2は正の整数)のレートn/i2bps 以下で伝送される信号を記録することを特徴とする請求項1記載のデジタルデータ記録方法。
【請求項4】 i3個(i3は正の整数)のレートn/i3/i4bps 以下(i4は正の整数)で伝送される信号をi4回繰り返して記録することを特徴とする請求項1記載のデジタルデータ記録方法。
【請求項5】 記録する信号の数と繰り返し記録の回数を同時に記録することを特徴とする請求項2,3及び4のいずれか1項記載のデジタルデータ記録方法。
【請求項6】 前記デジタル記憶装置は記録媒体を収納するカセットを用いるものであり、前記カセットに取付けられた補助記憶媒体に記録する信号数と繰り返し記録回数とを記録することを特徴とする請求項5記載のデジタルデータ記録方法。
【請求項7】 所定のデータ伝送速度(nbps )のデジタル信号を所定時間最大H時間(Hは正の実数)記録できる記録装置を用いてデジタルデータを記録するデジタルデータ記録方法であって、データ伝送速度がn/jbps 以下(jは正の整数)で伝送されるデジタル信号を入力し、単位時間当たりに記録可能な最大のデータ量の1/jだけを、前記デジタル記録装置へのデジタル入力信号にフォーマット変換して記録することを特徴とするデジタルデータ記録方法。
【請求項8】 前記デジタルデータ記録装置は回転ドラムの相対向する位置に一対のヘッドを設けて磁気テープ上にヘリカルスキャンすることによってデータをアジマス方式で記録するデジタルデータ記録装置であり、入力信号のデータ伝送速度を示すjが奇数であることを特徴とする請求項7記載のデジタルデータ記録方法。
【請求項9】 jが3であることを特徴とする請求項8記載のデジタルデータ記録方法。
【請求項10】 jの値を同時に記録することを特徴とする請求項7、8及び9のいずれか1項記載のデジタルデータ記録方法。
【請求項11】 前記デジタル記憶装置は記録媒体を収納するカセットを用いるものであり、前記カセットに取付られた補助記憶媒体に、jの値を記録することを特徴とする請求項10記載のデジタルデータ記録方法。
【請求項12】 所定のデータ伝送速度(nbps )のデジタル信号を記録できるデジタル記録装置を用いてデジタルデータを記録するデジタルデータ記録方法であって、データ伝送速度n×k1/k2bps 以下(k1、k2は正の整数で、k1<k2)で伝送されるデジタル信号を入力し、単位時間当たりに記録できる最大データ量をk1/k2に減少させて、前記デジタル記録装置へのデジタル入力信号にフォーマット変換して記録することを特徴とするデジタルデータ記録方法。
【請求項13】 k1/k2の値を同時に記録することを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ記録方法。
【請求項14】 前記デジタル記憶装置は記録媒体を収納するカセットを用いるものであり、前記カセットに取付られた補助記憶媒体に、k1/k2の値を記録することを特徴とする請求項13記載のデジタルデータ記録方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多種類のレートのデジタルデータを記録するデジタルデータ記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルデータの記録方法をデジタル記録VTRを例に取り説明する。デジタル記録VTRのブロック図を図9に示す。図9において映像A/Dコンバータ11はその入力端子11aに映像信号が入力されデジタル信号に変換するものであって、その出力は映像信号符号化処理器12に入力される。又音声A/Dコンバータ13の入力端子13aには音声信号が入力され音声信号をデジタル信号に変換するものてあって、その出力は音声信号符号化処理器14に入力される。符号化処理器12,14はフィルタリングやシャフリング等の処理及び高温能率符号化処理を行うものであって、その出力は誤り訂正符号化器15に入力される。誤り訂正符号化器15はこの信号を誤り訂正符号化し、変調器16を介して磁気記録再生系17に記録するものである。磁気記録再生系17は例えば磁気テープに信号を記録,再生するものであり、再生時には再生出力が復調器18に与えられる。復調器18はこれを復調するものであり、その出力は更に誤り訂正復号化器19に与えられる。誤り訂正復号化器19は誤り訂正復号化を行い、その出力を映像信号復号化処理器20及び音声信号復号化処理器22に伝える。そしてそれらの出力は夫々映像D/Aコンバータ21及び音声D/Aコンバータ23に接続される。映像D/Aコンバータ21,音声D/Aコンバータ23は夫々映像信号及び音声信号をアナログ信号に変換して出力端子21a,23aより出力するものである。
【0003】このように構成された従来のデジタル記録VTRでは、まず入力された映像信号は映像A/Dコンバータ11でA/D変換され、映像信号符号化処理器12でフィルタリング、シャフリング等の処理(高能率符号化を含めてもよい)が行われる。そして入力された2又は4チャネルの音声信号は音声A/Dコンバータ13でA/D変換され、音声信号符号化処理器14でシャフリング等の処理が行われる。更に符号化処理された映像信号と音声信号を誤り訂正符号化器15で誤り訂正符号化し、変調器16で変調した信号を、磁気記録再生系17に記録する。このように記録した信号を再生する場合には、まず、磁気記録再生系17から再生された信号を復調器18で復調し、誤り訂正復号化器19で誤り訂正復号化を行う。そして、映像信号復号化処理器20で誤り修整やデシャフリング等の処理(高能率復号化を含めもよい)が行われ、映像D/Aコンバータ21でD/A変換された映像信号が出力される。又、音声信号復号化処理器22で誤り修整やデシャフリング等の処理が行われ、音声D/Aコンバータ23でD/A変換された音声信号が夫々出力される。
【0004】ここで、信号の入出力はアナログ信号としているが、デジタル信号を夫々映像A/Dコンバータ11,音声A/Dコンバータ12の出力と切換えて入力としても良いし、映像D/Aコンバータ23,音声D/Aコンバータ23の入力をそのまま出力することもできる。又各信号を高能率符号化して記録するような場合には、高能率符号化された状態の信号を入出力信号とすることもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のデジタルデータ記録方法においては、記録できる信号は1種類に限定される。NTSC信号とPAL信号のように同等とみなされる信号であれば2種類の場合もあるが、実際にはD1方式のように、NTSC信号とPAL信号の伝送レートを同じにして記録している。一般に、NTSC信号とPAL信号をレートが異なる状態で同じ記録再生装置で記録する場合には、D3方式のように全く異なるフォーマットで磁気テープ上に記録される。しかしながら、近年多種類の方式の信号が実用化に向けて開発中であり、又夫々の方式について多種類の伝送方式が実用化に向けて開発中である。これらの様々な信号を記録するためには、夫々の信号の専用の記録再生装置が必要となるという課題が存在している。又、低レートで伝送された信号を高レートで記録することは、記録が冗長となり、記録媒体の無駄使いである。
【0006】本発明はこのような従来のデジタルデータ記録方法の問題点に鑑みてなされたものであって、デジタル記録装置に低いデータ伝送レートの信号を効率的に記録できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明は、所定のデータ伝送速度(nbps )のデジタル信号を記録できるデジタル記録装置を用いてデジタルデータを記録するデジタルデータ記録方法であって、データ伝送速度の合計がnbps 以下である複数のデジタル信号を入力し、複数のデジタル信号をnbps 以下のデジタル記録装置へのデジタル入力信号にフォーマット変換して記録することを特徴とするものである。
【0008】本願の請求項2の発明は、所定のデータ伝送速度(nbps )のデジタル信号を記録できるデジタル記録装置を用いてデジタルデータを記録するデジタルデータ記録方法であって、レートn/i1 bps以下(i1は正の整数)で伝送されるデジタル信号を入力し、入力デジタル信号をnbps 以下のデジタル記録装置へのデジタル入力信号にフォーマット変換してi1回繰り返して記録することを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項7の発明は、所定のデータ伝送速度(nbps )のデジタル信号を所定時間最大H時間(Hは正の実数)記録できる記録装置を用いてデジタルデータを記録するデジタルデータ記録方法であって、データ伝送速度がn/jbps 以下(jは正の整数)で伝送されるデジタル信号を入力し、単位時間当たりに記録可能な最大のデータ量の1/jだけを、デジタル記録装置へのデジタル入力信号にフォーマット変換して記録することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項12の発明は、所定のデータ伝送速度(nbps )のデジタル信号を記録できるデジタル記録装置を用いてデジタルデータを記録するデジタルデータ記録方法であって、データ伝送速度n×k1/k2bps 以下(k1、k2は正の整数で、k1<k2)で伝送されるデジタル信号を入力し、単位時間当たりに記録できる最大データ量をk1/k2に減少させて、デジタル記録装置へのデジタル入力信号にフォーマット変換して記録することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明では、nbps のデジタル信号を記録できるデジタル記録装置にレート伝送速度の合計がnbps 以下の複数のデジタル信号を入力する。そしてデジタル記録装置へのフォーマットに変換して記録することによって、複数の入力デジタル信号を記録するようにしている。又請求項2の発明では、このデジタル記録装置にデータ伝送レートがn/i1bps 以下の信号をフォーマット変換してi1回繰り返して記録するようにしている。又請求項7の発明では、入力となるデジタル信号のデータ伝送速度がn/jbps の場合に単位時間当たりの記録可能なデータ量をi/jだけ減少させてフォーマット変換することによって、データ記録時間をj倍延ばして長時間記録できるようにしている。更に本願の請求項12の発明では、単位時間当たりに記録できるデータ量を入力デジタル信号に合わせて減少させることによって、長時間で記録できるようにしている。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1実施例による記録再生装置のブロック図である。本図において映像A/Dコンバータ11,映像信号符号化処理器12,音声A/Dコンバータ13,音声信号符号化処理器14,誤り訂正符号化器15,変調器16,磁気記録再生系17,復調器18,誤り訂正復号化器19,映像信号復号化処理器20,映像D/Aコンバータ21,音声信号復号化処理器22,音声D/Aコンバータ23は従来例と同一であるので、詳細な説明を省略する。さて本実施例においては映像信号符号化処理器12,音声信号符号化処理器14と誤り訂正符号化器15との間に切換器31を設ける。切換器31はこれらの符号化処理器12,14からの出力(端子V及びA)と第1記録アダプタ32からの出力(端子v及びa)とを切換えるものであって、その出力は誤り訂正符号化器15に入力される。第1記録アダプタ32には通常の映像信号及び音声信号より低レートの複数の信号を入力し、映像信号符号化処理器12の出力及び音声信号符号化処理器14の出力と同一のフォーマットに変換して切換器31側に出力するものである。記録側のその他の構成は従来例と同様である。又再生側では誤り訂正復号化器19の出力は映像信号復号化処理器20,音声信号復号化処理器22と同時に第1再生アダプタ33に入力される。第1再生アダプタ33はこの信号のフォーマットを逆変換すると共に、元の信号に分割するものである。
【0013】第1記録アダプタ32の一例を図2(a)に示す。第1記録アダプタ32は4つの低レートの信号を入力できるように構成されており、これらの信号のレートの合計が記録再生装置の最大データレート(ここではnbps とする)を越えないものとする。入力切換器34はこれらの入力を切換えるものであって、入力信号数が夫々4,3,2,1の場合にその接続を図2(b),(c),(d),(e)のように夫々切換えて接続するものとする。これらの4出力はフォーマット変換器35に入力される。フォーマット変換器35は映像信号符号化処理器12の出力と音声信号符号化処理器14の出力と同じフォーマットになるように変換される。ここで低レートの信号のレートがいずれも記録再生装置の最大のデータレートの1/4より小さい場合は、そのレート差に相当するデータを余分に付加することができ、フォーマット変換器35は、固定値を詰める、誤り訂正符号を付加する、重要な情報を選んで多重書きするなどの処理も行う。又、このように多様な信号を記録すると、再生した時に何がどのように記録されているかということが判明している必要があり、信号のレート、数などの情報を磁気テープ上に記録しなければならない。記録再生装置でもとから記録できる補助データにこれらの情報を追加するための信号も、フォーマット変換器35から出力する。
【0014】次に第1再生アダプタ33のブロック図を図3に示す。誤り訂正復号化器19の出力はフォーマット逆変換器36に出力される。フォーマット逆変換器36では、まず記録された補助データに基づいて何がどのように記録された信号なのかを判断し、誤り訂正復号化器19の出力を低レートの信号のフォーマットに変換する。フォーマット逆変換器36の出力は4つの1−4デマルチプレクサが一体となった1−4デマルチプレクサ37の入力端子37a〜37dに入力される。デマルチプレクサ37は4つの入力を夫々切換信号に応じて出力端子37−1a〜1d,37−2a〜2d,37−3a〜3d,37−4a〜4dに出力するものである。デマルチプレクサ37−1a〜1dの4つの出力は直接4つの4−1マルチプレクサ38の入力38−1a〜1dに入力される。又デマルチプレクサ37−2a及び37−2dはそのままマルチプレクサの入力端子38−2a,38−2dに接続され、37−2b,37−2cは2入力選択器39を介してマルチプレクサ38−2bに接続される。38−2cは開放しておくものとする。又デマルチプレクサ37−3a,37−3bと37−3c, 37−3dとは夫々2入力選択器39を介してデマルチプレクサ38の入力端子38−3a, 38−3cに入力される。入力端子38−3b,38−3dは開放されている。更にデマルチプレクサ37の出力37−4a〜37−4dは4入力選択器40を介してマルチプレクサの入力端子38−4aに入力される。38−4b〜38−4dは開放されている。マルチプレクサ38はこれらの4入力のうち同一の番号の入力端子を切換信号に応じて選択するものであって、夫々の組の入力のa〜dを信号端子38a〜38dより出力する。こうして出力信号数に対応して2入力選択器39と4入力選択器40で多重記録された信号の選択を行って誤りが残っている信号を排除する。複数の出力された信号は、1個だけ使用することも、あるいは複数の信号を同時に使用する(記録された信号が映像信号であればピクチャ・イン・ピクチャやマルチ画面など)こともできる。
【0015】以上のように構成すれば、トラックの構成のフォーマットはそのままであるので、同じ記録再生装置を用いて、多種類の信号の同時記録を行うこともでき、又1種類の信号の多重記録を行うこともできる。多重記録が可能になれば、誤り訂正能力が向上するので、安価で品質の悪い磁気テープを利用することができ、又はトラックピッチを狭くして(テープ送り速度を遅くして)、長時間記録を行うことができるといった効果が得られる。
【0016】尚、本実施例の記録再生装置のブロック構成は一例であり任意の構成で同様の効果が得られる。又、本実施例は低レートの信号の数を4にしたが、任意の数であっても同様の記録再生を行うことができ、これらの信号は同じものでなくてもよく、レートが同じでなくてもよい。更に記録アダプタ,再生アダプタは記録再生装置に外部につけても内蔵しても良い。内蔵した場合、これらの機能を誤り訂正符号化器15,誤り訂正復号化器19に含めることも可能である。外部につけた場合は、最初に記録再生装置は切換器31とその入出力端子を設けておくだけで、新たなレートの信号を記録する場合には記録アダプタと再生アダプタの変更のみで対応可能である。
【0017】又、入力信号の高能率符号化を行わない記録再生装置である場合、切換器31は誤り訂正符号化器15の直前ではなく、映像信号符号化処理器12や音声信号符号化処理器14の前段に配置し、そのシャフリング機能などが利用できるようにすることもできる。
【0018】又、本実施例では、信号のレート、数などの情報を磁気テープ上に同時に記録しているが、磁気テープをカセットに収容する場合にそのカセットに補助記憶媒体(例えばICメモリや磁気ストライプを有するシート)を取付け、補助記憶媒体にこれらの情報を記憶させることも可能である。このようにすれば、再生動作を開始する前に、正しい情報を得ることができる。あるいは、再生する度に、外部から正しい情報を記録再生装置に入力してもよい。
【0019】図4は本発明の第2実施例による記録再生装置のブロック図であり、映像A/Dコンバータ11,映像信号符号化処理器12,音声A/Dコンバータ13,音声信号符号化処理器14,映像信号復号化処理器20,映像D/Aコンバータ21,音声信号復号化処理器22,音声D/Aコンバータ23,切換器31は従来例及び第1実施例と同様である。切換器31の出力は誤り訂正符号化器41,変調器42を介して記録再生切換器43に入力される。記録再生切換器43は記録時及び再生時に入出力を切換えるものであって、その出力は磁気記録再生系44の回転ヘッドに接続されている。ここで磁気記録再生系44の磁気テープは低レート信号が入力されたときにはそのレートに応じて磁気テープ走行装置45によってテープ速度を切換えるものである。さて本実施例において低レート信号は第2記録アダプタ46に入力される。第2記録アダプタ46は入力信号を映像信号符号化処理器12の出力と音声信号符号化処理器14の信号と同等で、且つ記録レートに対応したフォーマットに変換すると共に、低レートの信号のレートを磁気テープの送り速度情報として誤り訂正符号化器41,変調器42及び磁気テープ走行装置45に出力するものである。又記録再生切換器43の切換出力側には変調器47,誤り訂正復号化器48が接続される。その出力が従来例と同様に映像信号復号化処理器20と音声信号復号化処理器22に加えられ、更に第2再生アダプタ49に加えられている。誤り訂正復号化器48は誤り訂正をして復号化すると共に、磁気テープに同時に記録された磁気テープ送り速度情報を読出し、この速度で復調器47及び第2再生アダプタ49を動作させ、更に磁気テープ走行装置45の走行速度を制御するものである。
【0020】次に本実施例の動作について説明する。本実施例の記録再生装置は誤り訂正符号化器41を切換器31を用いてV−Aで示す端子と接続するようにした場合には、従来例と同様に映像信号と音声信号を記録再生する。又、v−aで示す端子と接続するようにした場合には、第2記録アダプタ46から、低レートで伝送される信号のレートが記録テープ送り速度情報として出力される。この低レートの信号のレートが記録再生装置の最大のデータレートの1/j以下(jは奇数)である時、テープ送り速度を従来の1/jにするものとする。そして、ここでは磁気記録再生系44は回転ヘッドを用いて磁気テープにヘリカルスキャン方式で記録するものとし、ダブルアジマス 180°対向の2ヘッドで巻付け角 180°の構成で記録する。一方のアジマス角の回転ヘッドをAヘッドとし、他方のアジマス角の回転ヘッドをBヘッドとする。図5に示したタイミングチャートは各ヘッドが実際に記録再生を行っている期間を”High”、記録再生していない期間を”Low”で現わしている。(a)が従来の記録再生の場合のタイミングチャートであり、(b),(c),(d)は夫々j=3,5,7の場合のタイミングチャートである。
【0021】誤り訂正符号化器41,変調器42,磁気記録再生系44,復調器47,誤り訂正復号化器48はこれらの間欠的な記録再生に対応した動作が可能であるような機能が追加された他は、夫々誤り訂正符号化器15,変調器16,磁気記録再生系17,復調器18,誤り訂正復号化器19と同じである。又、記録再生切換器43は、記録する場合はヘッドと変調器42を接続し、再生する場合はヘッドと復調器45を接続する。
【0022】低レートで伝送される信号が第2記録アダプタ46により、映像信号符号化処理器12の出力と音声信号符号化処理器14の出力と同様で且つ記録レートに対応したフォーマットに変換され、誤り訂正符号化・変調が行われて記録される。そして再生時には、復調器45で復調され誤り訂正復号器によって誤り訂正と復号化が行われた後、第2再生アダプタ49で低レートの信号のフォーマットに逆変換され記録した信号を得ることができる。
【0023】この第2記録アダプタ46は、ここで低レートの信号のレートが記録再生装置の最大のデータレートの1/j(j>1)より小さい場合は、そのレート差に相当するデータを余分に付加することができ、固定値を詰める、誤り訂正符号を付加する、重要な情報を選んで多重書きするなどの処理も行う。
【0024】このような信号を記録すると、再生する時にテープ送り速度の値が判明している必要があり、磁気テープ上に記録しなければならない。記録再生装置でもとから記録できる補助データにテープ送り速度情報を追加するための信号も第2記録アダプタ46から出力し、磁気テープ上に書込む。そして再生時には誤り訂正復号化器48でその情報を得て、正しいテープ送り速度の再生を行うことができる。実際にはテープ送り速度が異なると形成されるトラックは若干トラック角(テープエッジとトラックのつくる角度)が異なったものになるが、テープ送り速度情報を得るにあたっての問題は全くない。
【0025】以上のように構成すれば、トラックの構成のフォーマットはそのままであるので、全く同じ記録再生装置を用いて、テープ送り速度及び記録タイミングを変更するだけで低レートの信号のj倍の長時間記録を行うことができる。又、j=j1×j2である時、j1回の多重記録を行ってj2倍の長時間記録にすることもできる。多重記録ができれば、誤り訂正能力が向上するので、安価で品質の悪い磁気テープを利用することができ、又はトラックピッチを狭くして(テープ送り速度を更に遅くして)長時間記録を行うことができるといった効果が得られる。更に、ヘッド幅がトラックピッチよりも大きい場合は、多重記録をしなくても、トラックピッチを広くして(テープ送り速度をヘッド幅/正規のトラックピッチ倍にして)誤りの発生を減らすことによっても、安価で品質の悪い磁気テープを利用することができるという効果が得られる。
【0026】尚、本実施例の記録再生装置のブロック構成は一例であり任意の構成で同様の効果が得られる。又、本実施例ではダブルアジマス 180°対向の2ヘッドで巻付け角 180°の構成としたが、これではjが奇数に限定されている。図6で示すようにヘッドAとヘッドBを同一位置に組み合わせたペアヘッドを利用した構成であれば、jは1以上で任意である。あるいは、アジマスなしでガードバンドをつけて記録する場合はどのようなヘッド構成であっても、jは1以上で任意である。
【0027】又、本実施例では、記録再生のタイミングは図5のタイミングチャートに示したものとしているが、例えば圧電素子を利用したヘッドを用いている場合には、これ以外のタイミングにも同じトラックを繰り返して再生することが可能であり、誤り訂正能力を向上させることができる。
【0028】更に、記録アダプタ46,再生アダプタ49は記録再生装置の外部につけても、内蔵しても良い。内蔵した場合、これらの機能を誤り訂正符号化器41,誤り訂正復号化器48に含めることも可能である。外部につけた場合は、最初に記録再生装置は切換器31とその入出力端子を設けておくだけで、新たなレートの信号を記録する場合には記録アダプタと再生アダプタの変更のみで対応可能である。
【0029】又、入力信号の高能率符号化を行わない記録再生装置である場合、切換器31は誤り訂正符号化器41の直前ではなく、映像信号符号化処理器12や音声信号符号化処理器14のシャフリング機能などが利用できる位置におくこともできる。
【0030】又、本実施例では、テープ送り速度情報を磁気テープ上に同時に記録しているが、磁気テープをカセットに収容する場合にそのカセットに補助記憶媒体(ICメモリや磁気ストライプを有するシート)を取付け、補助記憶媒体にこれらの情報を記憶させることも可能である。このようにすれば、再生動作を開始する前に、正しいテープ送り速度情報を得ることができる。あるいは、再生する度に、外部から正しいテープ送り速度情報を記録再生装置に入力してもよい。
【0031】図7は本発明の第3の実施例における記録再生装置のブロック図であり、映像A/Dコンバータ11,映像信号符号化処理器12,音声A/Dコンバータ13,音声信号符号化処理器14,映像信号復号化処理器20,映像D/Aコンバータ21,音声信号復号化処理器22,音声D/Aコンバータ23,切換器31,記録再生切換器43は従来例及び第1の実施例で用いたものと同一であり、詳細な説明を省略する。本実施例において切換器31の出力側に誤り訂正符号化器51,変調器52が接続され、その変調出力が記録再生切換器43に与えられる。さて本実施例においても低レートのデータ伝送速度を有する入力信号が第3記録アダプタ53に与えられる。第3記録アダプタ53はこの信号を映像信号符号化処理器12と音声信号符号化処理器14の出力と同等で、且つ記録周波数に対応したフォーマットに変換するものであって、その出力は切換器31の端子v,aに与えられる。又第3記録アダプタ53に入力される低レートの信号のデータ伝送レートが記録動作情報として誤り訂正符号化器51,変調器52,磁気テープ走行装置54及び回転ドラム駆動装置55と動作クロック切換器56に与えられる。動作クロック切換器56は記録時に記録周波数に対応した動作クロックを供給するものである。磁気テープ走行装置54,回転ドラム駆動装置55は記録動作情報に基づいて、磁気記録再生系57のテープ走行速度と回転ドラムの回転速度を制御するものである。そしてデータの読出時には記録再生切換器43が復調器58側に切換えられる。復調器58はこの信号を復調すると共に動作クロックを生成するものである。又誤り訂正復号化器59は誤り訂正を行って元の信号を復号化すると共に、磁気テープに同時に記録される記録動作情報を読出し、復調器58と第3再生アダプタ60に記録動作情報を出力する。このとき同時に磁気テープ走行装置54,回転ドラム駆動装置55にもこの記録動作情報を出力して、再生時の速度制御が行われる。第3再生アダプタ60はこの記録動作情報に基づいて、元の低レートの信号を再生して出力するものである。
【0032】次に本実施例の動作について説明する。本実施例の記録再生装置は誤り訂正符号化器51を切換器31を用いてV−Aで示す端子と接続するようにした場合には、従来例と同様に映像信号と音声信号を記録再生する。又、v−aで示す端子と接続するようにした場合には、第3記録アダプタ53から、低レートで伝送される信号のレートが記録動作情報として出力される。この低レートの信号のレートが記録再生装置の最大のデータレート(n bps)のk1/k2以下(k1、k2は整数、k1<k2)である時、データをテープに記録する記録周波数を従来のk1/k2にし、同時にシリンダ回転数とテープ送り速度も従来のk1/k2にするものとする。そして、ここでは磁気記録再生系57は回転ヘッドを用いて磁気テープにヘリカルスキャン方式で記録するものとし、ダブルアジマス 180°対向の2ヘッドで巻付け角 180°の構成で記録する。ここで一方のアジマス角のヘッドをAヘッドとし、他方のアジマス角のヘッドをBヘッドとする。図8に示したタイミングチャートは各ヘッドが実際に記録再生を行っている期間を”High”、記録再生していない期間を”Low”で現わしている。(a)が従来の記録再生の場合のタイミングチャートであり、(b)はk1/k2=4/5の場合のタイミングチャートである。(a)では10本のトラックが形成される時間内に、(b)では8本のトラックが形成される。(b)で1本のトラックが形成されるために必要な時間は(a)の5/4倍であるが、記録周波数が4/5倍になっているため1トラックに記録されるデータ量は同じであり、結果として4/5倍のレートで記録ができ、最大の記録時間が5/4倍になる。
【0033】誤り訂正符号化器51,変調器52,磁気記録再生系57,復調器58,誤り訂正復号化器59はこれらの可変速な記録再生に対応した動作が可能であるような機能が追加された他は、夫々誤り訂正符号化器15,変調器16,磁気記録再生系17,復調器18,誤り訂正復号化器19と同じである。そのために、動作クロック切換器56は、記録する場合に誤り訂正符号化器51,変調器52に記録周波数に対応した動作クロックを供給する。再生する場合は磁気テープから再生された信号から復調された動作クロックが、復調器55,誤り訂正復号化器56に供給される。
【0034】低レートで伝送される信号が第3記録アダプタ53により、映像信号符号化処理器12の出力と音声信号符号化処理器14の出力と同様で且つ記録周波数に対応したフォーマットに変換され、誤り訂正符号化・変調が行われて記録される。そして、再生した時には、復調・誤り訂正復号化が行われた後、第3再生アダプタ60で低レートの信号のフォーマットに逆変換され記録した信号を得ることができる。
【0035】この第3記録アダプタ53は、ここで低レートの信号のレートが記録再生装置の最大のデータレートのk1/k2より小さい場合は、そのレート差に相当するデータを余分に付加することができ、固定値を詰める、誤り訂正符号を付加する、重要な情報を選んで多重書きするなどの処理も行う。
【0036】このような信号を記録すると、再生する時にどのように記録されたかを示す記録動作情報が判明している必要があり、磁気テープ上に記録しなければならない。記録再生装置でもとから記録できる補助データに記録動作情報を追加するための信号も第3記録アダプタ53から出力する。そして、再生時には誤り訂正復号化器59でその情報を得て、正しい再生を行うことができる。
【0037】以上のように構成すれば、トラックの構成のフォーマットはそのままであるので、全く同じ記録再生装置を用いて、記録動作を変更するだけで低レートの信号のk2/k1倍の長時間記録を行うことができる。又、幅の広いヘッドを用いて、トラックピッチを広くして記録することにより(テープ送り速度を大きくする)誤りの発生を減らすことが可能であるので、安価で品質の悪い磁気テープを利用することができるという効果を得られる。
【0038】尚、本実施例の記録再生装置のブロック構成は一例であり任意の構成で同様の効果が得られる。又、本実施例ではダブルアジマス 180°対向の2ヘッドで巻付け角 180°の構成としたが、これも任意の構成で同様の効果が得られる。
【0039】又、動作クロック切換器53から、誤り訂正符号化器51,変調器52に記録周波数に対応した動作クロックを供給するとしたが、実際には記録する直前のみ正しい記録周波数に応じた信号になっていればよいので、動作クロックを変更しなくてもデータ間にブランクをつくるなどの信号処理で対応することも可能である。再生する場合も同様である。
【0040】更に、記録アダプタ、再生アダプタは記録再生装置に外部につけても、内蔵しても良い。内蔵した場合、これらの機能を誤り訂正符号化器51,誤り訂正復号化器59に含めることも可能である。外部につけた場合は、最初に記録再生装置は切換器31とその入出力端子を設けておくだけで、新たなレートの信号を記録する場合には記録アダプタと再生アダプタの変更のみで対応可能である。
【0041】又、入力信号の高能率符号化を行わない記録再生装置である場合、切換器31は誤り訂正符号化器51の直前ではなく、映像信号符号化処理器12や音声信号符号化処理器14のシャフリング機能などが利用できる位置におくこともできる。
【0042】又、本実施例では、記録動作情報を磁気テープ上に同時に記録しているが、磁気テープを収容するカセットにとりつけられた補助記憶媒体(ICメモリや磁気ストライプを有するシート)がある場合には、補助記憶媒体にこの記録動作情報を記憶させることも可能である。このようにすれば、再生動作を開始する前に、正しい記録動作情報を得ることができる。あるいは、再生する度に、外部から正しい記録動作情報を、記録再生装置に入力してもよい。
【0043】第1,第2,第3の本実施例における構成は、記録再生装置としたが、記録専用装置や再生専用装置であってもよく、又記録部と再生部が同時に動作できない記録再生兼用装置であっても同様の効果が得られる。又、本実施例はVTRを例に取り説明を行っているが、そのほかの記録再生装置においても同様の記録方法は適用可能である。これらの実施例を組み合わせた構成も可能である。又、記録の対象とするデータの種類の制限は設ける必要はない。一方、これらの記録再生装置間の互換を行うために、対応できない記録方法で記録された磁気テープを再生した場合の異常終了処理機能を持たせることもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,3,4の本発明によれば、1種類の信号しか記録できない記録装置に複数の低レートの信号の同時記録を行うことにより、多種類の低レートの信号の同時に記録することができる。又請求項3,4の発明では、同一の信号を繰り返して記録することによって誤り訂正能力を向上させることができる。更に請求項2の発明では、1種類の低レートの信号の多重記録を行うことができ、誤り訂正能力を向上させることができる。又請求項7〜11の発明によれば、テープ送り速度を1/jにし、且つ記録タイミングを変更することにより、低レートの信号のj倍の時間の記録を行うことができる。更に請求項12〜14の発明によれば、入力信号が最大データレートのk1/k2以下のときに記録周波数、シリンダ回転数、及びテープ送り速度をk1/k2倍に変更することにより、低レートの信号のk2/k1倍の時間の記録を行うことができる。又請求項5,6,10,11,13,14の発明では、低レートの信号の記録状態を同時に記録しているため、その再生を容易に行うことができる。これらによりトラックの構成のフォーマットを変える必要なしに、機能を向上させ、誤り訂正能力を向上させることができる。従って記録媒体として安価で品質のよくない媒体を利用することが可能となり、又長時間記録が可能となり、その実用的効果は大きい。




 

 


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