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発明の名称 原稿読取装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−115495
公開日 平成7年(1995)5月2日
出願番号 特願平5−258174
出願日 平成5年(1993)10月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 小西 信一 / 弓場 隆司 / 藤野 基之
要約 目的
簡単で安価な構成で、高画質で経年変化に対応できる原稿読取装置を提供する。

構成
白基準板2と、前記白基準板を照明する蛍光灯3と、反射光あるいは透過光を集光するレンズ4と、反射光あるいは透過光を光電変換するイメージセンサ5と、イメージセンサ5の出力をA/D変換するA/D変換器6と、この出力を記憶するメモリ8と、A/D変換器の出力を一定周期でメモリ8に記憶するように制御するメモリ制御手段7と、メモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する減算器9と、この出力値と所定値との比較を行う比較器11とを備え、白基準板2を読み取ったときの比較器11の出力から読取開始の可、不可を判断する原稿読取装置である。
特許請求の範囲
【請求項1】白基準板と、前記白基準板を照明する蛍光灯と、前記白基準板からの反射光あるいは透過光を集光するレンズと、前記レンズで集光した反射光あるいは透過光を光電変換するイメージセンサと、前記イメージセンサの出力をA/D変換するA/D変換器と、前記A/D変換器の出力データを記憶するメモリと、前記A/D変換器の出力データを一定周期で前記メモリに記憶するように制御するメモリ制御手段と、前記メモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する減算器と、前記減算器の出力値と所定値との比較を行う比較器とを備え、前記白基準板を読み取ったときの前記比較器の出力から読取開始の可、不可を判断することを特徴とする原稿読取装置。
【請求項2】白基準板と、前記白基準板を照明する蛍光灯と、前記白基準板からの反射光あるいは透過光を集光するレンズと、前記レンズで集光した反射光あるいは透過光を光電変換するイメージセンサと、前記イメージセンサの出力をA/D変換するA/D変換器と、前記A/D変換器の出力データを記憶するメモリと、前記イメージセンサのある注目画素の前記A/D変換器の出力データをN主走査分N回加算して出力する動作を繰り返す累加算器と、前記累加算器の出力データを前記メモリに記憶するように制御するメモリ制御手段と、前記メモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する減算器と、前記減算器の出力値と所定値との比較を行う比較器とを備え、前記白基準板を読み取ったときの前記比較器の出力から読取開始の可、不可を判断することを特徴とする原稿読取装置。
【請求項3】白基準板と、前記白基準板を照明する蛍光灯と、前記白基準板からの反射光あるいは透過光を集光するレンズと、前記レンズで集光した反射光あるいは透過光を色分解して光電変換し、RGB信号を出力するカラーイメージセンサと、前記カラーイメージセンサの出力をA/D変換するA/D変換器と、前記カラーイメージセンサのある注目画素の前記A/D変換器の出力データのR信号と、G信号もしくはB信号との2つのデータのうち一方のデータから他方のデータを減算する減算器と、前記減算器の出力値と所定値との比較を行う比較器とを備え、前記白基準板を読み取ったときの前記比較器の出力から読取開始の可、不可を判断することを特徴とする原稿読取装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光灯を用いて原稿を照明し、CCDセンサ等の固体撮像素子で走査して電気信号を出力する原稿読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿読取装置は小型、高画質で安価なものが要求されている。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の原稿読取装置の一例について説明する。
【0004】図10は従来の原稿読取装置のブロック図を示すものである。図10において、51は蛍光灯、52は原稿台ガラスである。53は基準濃度被写体、54は原稿である。55はロッドレンズアレ、56はイメージセンサであり、蛍光灯51で照明した基準濃度被写体53あるい原稿54からの反射光をロッドレンズアレ55で集光し、イメージセンサ56で電気信号に変換する。7はモータで蛍光灯51、ロッドレンズアレ55、イメージセンサ56を一体化したものを走査させる。58は比較器、59は基準源、60はCPU、61はヒータ、62はヒータ電源、63は蛍光灯点灯回路、64はモータ駆動回路であり、CPU60は比較器58でイメージセンサ56の出力と基準源59の出力とを比較した結果でヒータ電源62、蛍光灯点灯回路63のオン、オフ及びモータ駆動回路64の制御を行う。
【0005】以上のように構成された原稿読取装置について、以下その動作について説明する。
【0006】まず、原稿読取開始の信号が入力されるとCPU60は蛍光灯点灯回路63に信号を出力して蛍光灯51を点灯し、蛍光灯51は基準濃度被写体53を照明し、ロッドレンズアレ55で結像した光をイメージセンサ56が電気信号に変換して出力する。このときのイメージセンサ56の出力と予め設定された基準源59の出力とを比較器58で逐次比較し、イメージセンサ56の出力が基準値より小さい場合には比較器58からCPU60にHIGH信号が入力され、CPU60はヒータ電源62を制御してヒータ61をオンする。逐次比較によってイメージセンサ56の出力が基準値より大きくなると比較器58からCPU60にLOW信号が入力され、CPU60はヒータ61をオフしてモータ駆動回路64を制御してモータ57を動作させて原稿読取走査を開始する。
【0007】イメージセンサ56の出力が基準値より小さい場合の第2の動作例として、CPU60はヒータ電源62を制御してヒータ61をオンする。そして、一定時間経過後にヒータ電源62を制御してヒータ61をオフし、モータ駆動回路64を制御してモータ57を動作させて原稿読取走査を開始する。
【0008】イメージセンサ56の出力が基準値より大きい場合は比較器58からCPU60にLOW信号が入力され、CPU60はヒータ61をオンさせずにモータ駆動回路64を制御してモータ57を動作させて原稿読取走査を開始する。(例えば、特開昭62−195976号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のような構成では、読取開始の可、不可の判断基準値が予め設定した絶対値による比較で行っていたので経年変化によって蛍光灯の光量が低下して基準値に達しなくなった場合、読取が不可能になる。また、この経時変化に対応しようとすると初期の判断基準値をある程度低くしなければならず、そうすると蛍光灯管壁温度が低いときでも読取可能となり、読取走査中に蛍光灯の光量が変化してしまう。また、ヒータを一定時間経過後に読取開始するという動作はヒータがないとできないという問題点を有していた。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、簡単で安価な構成で、高画質で経年変化に対応できる原稿読取装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、白基準板と、前記白基準板を照明する蛍光灯と、前記白基準板からの反射光あるいは透過光を集光するレンズと、前記レンズで集光した反射光あるいは透過光を光電変換するイメージセンサと、前記イメージセンサの出力をA/D変換するA/D変換器と、前記A/D変換器の出力データを記憶するメモリと、前記A/D変換器の出力データを一定周期で前記メモリに記憶するように制御するメモリ制御手段と、前記メモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する減算器と、前記減算器の出力値と所定値との比較を行う比較器とを備え、前記白基準板を読み取ったときの前記比較器の出力から読取開始の可、不可を判断することを特徴としている。
【0012】請求項2の発明は、白基準板と、前記白基準板を照明する蛍光灯と、前記白基準板からの反射光あるいは透過光を集光するレンズと、前記レンズで集光した反射光あるいは透過光を光電変換するイメージセンサと、前記イメージセンサの出力をA/D変換するA/D変換器と、前記A/D変換器の出力データを記憶するメモリと、前記イメージセンサのある注目画素の前記A/D変換器の出力データをN主走査分N回加算して出力する動作を繰り返す累加算器と、前記累加算器の出力データを前記メモリに記憶するように制御するメモリ制御手段と、前記メモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する減算器と、前記減算器の出力値と所定値との比較を行う比較器とを備え、前記白基準板を読み取ったときの前記比較器の出力から読取開始の可、不可を判断することを特徴としている。
【0013】請求項3の発明は、白基準板と、前記白基準板を照明する蛍光灯と、前記白基準板からの反射光あるいは透過光を集光するレンズと、前記レンズで集光した反射光あるいは透過光を色分解して光電変換し、RGB信号を出力するカラーイメージセンサと、前記カラーイメージセンサの出力をA/D変換するA/D変換器と、前記カラーイメージセンサのある注目画素の前記A/D変換器の出力データのR信号と、G信号もしくはB信号との2つのデータのうち一方のデータから他方のデータを減算する減算器と、前記減算器の出力値と所定値との比較を行う比較器とを備え、前記白基準板を読み取ったときの前記比較器の出力から読取開始の可、不可を判断することを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の発明において、蛍光灯は白基準板を照明する。レンズは白基準板からの反射光あるいは透過光を集光する。イメージセンサはレンズにより集光された反射光あるいは透過光を電気信号に変換する。A/D変換器はイメージセンサにより光電変換された電気信号をアナログ・デジタル変換する。メモリ制御手段はA/D変換器によりデジタル信号に変換された出力データを一定周期でメモリに記憶させる。減算器はメモリ制御手段によりメモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する。比較器は減算器の出力値と所定値との比較を行い、読取開始の可、不可を判断する。
【0015】請求項2の発明において、蛍光灯は白基準板を照明する。レンズは白基準板からの反射光あるいは透過光を集光する。イメージセンサはレンズにより集光された反射光あるいは透過光を電気信号に変換する。A/D変換器はイメージセンサにより光電変換された電気信号をアナログ・デジタル変換する。累加算器はイメージセンサのある注目画素のA/D変換器の出力データをN主走査分N回加算して出力する動作を繰り返す。メモリ制御手段は累加算器の出力データをメモリに順次記憶するように制御する。減算器はメモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する。比較器は減算器の出力値と所定値との比較を行い、読取開始の可、不可を判断する。
【0016】請求項3の発明において、蛍光灯は白基準板を照明する。レンズは白基準板からの反射光あるいは透過光を集光する。カラーイメージセンサはレンズにより集光された反射光あるいは透過光をRGBに色分解してRGB信号に変換する。A/D変換器はカラーイメージセンサによりRGB色分解して光電変換されたRGB信号をアナログ・デジタル変換する。減算器はカラーイメージセンサのある注目画素のA/D変換器の出力データのR信号と、G信号もしくはB信号との2つのデータのうち一方のデータから他方のデータを減算する。比較器は減算器の出力値と所定値との比較を行い、読取開始の可、不可を判断する。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0018】(実施例1)図1は本発明の実施例1における原稿読取装置の要部のブロック図で、原稿台ガラス1と、白基準板2と、蛍光灯3と、レンズ4と、イメージセンサ5と、A/D変換器6と、メモリ制御手段7と、メモリ8と、減算器9と、基準値設定手段10と比較器11と、読取制御回路12と、画像処理回路13とを備えている。
【0019】蛍光灯3とレンズ4とイメージセンサ5とは光学系ユニット100を構成している。原稿台ガラス1は読み取る原稿を載せるためのものである。白基準板2は、原稿を読み取るときの最高出力レベルを定義し、シェーディング補正を行う際に基準となる白板である。蛍光灯3は、原稿(図示しない)または白基準板2を照明する。レンズ4は、原稿または白基準板2の反射光をイメージセンサ5に結像する。イメージセンサ5はレンズ4により結像された反射光を電気信号に変換する。A/D変換器6はイメージセンサ5の出力であるアナログ信号をデジタル信号に変換する。メモリ制御手段7はメモリ8へのデータの書き込み、読みだしの制御を行う。メモリ8はメモリ制御手段7の制御に基ずいてA/D変換器6の出力を記憶する。減算器9は、メモリ制御手段7により制御されてメモリ8から出力された2データのうち一方から他方を減算する。定数設定手段10は読み取りの可、不可を判断するための所定値を設定するためのものである。比較器11は減算器9の出力と定数設定手段10に設定された所定値とを比較し、減算器9の出力が定数設定手段10に設定された所定値より小さくなった場合、読み取り可能信号を出力する。読み取り制御手段12は蛍光灯3の点滅制御や、比較器11の読み取り可能信号に応じて、読み取りを始める。画像処理回路13は読み取りが開始されるとA/D変換器6の出力に画像処理を行って、外部に出力する。
【0020】次に図1の装置の動作を説明する。まず、オペレータが何らかの手段で読み取り制御手段12へ読み取りコマンドを送ると、読み取り制御手段12は蛍光灯3を点灯し、蛍光灯3は白基準板2を照明し、その反射光をレンズ4がイメージセンサ5に結像する。イメージセンサ5は結像された反射光を電気信号に変換し、A/D変換器6はイメージセンサ5のアナログ出力をデジタル信号に変換して出力する。メモリ制御手段7はイメージセンサ5のある注目画素、例えば1画素目のA/D変換器6の出力をある一定の周期、例えば5秒毎にメモリ8へ書き込む。そして、メモリ制御手段7は最新の1画素目のデータと、その一周期前の1画素目のデータを読み出す。減算器9は最新のデータをA側に、一周期前のデータをB側に取り込み(A−B)を実行してその結果を出力する。そして、比較器11は予め定数設定手段10に設定された所定値と減算器9の出力とを比較して減算器9の出力の方が、定数設定手段10に設定された所定値、例えば1/255(A/D変換8ビットの場合)より小さい場合、即ち、5秒間での出力変化が0のとき、読み取り可能信号例えば”HIGH”信号を出力する。そうすると、読み取り制御手段12はA/D変換器6の出力を画像処理回路13で画像処理を行い、外部へ出力する。減算器9の出力の方が、定数設定手段10に設定された所定値より大きい場合、上記の動作を繰り返す。
【0021】ここで、定数設定手段10に設定される所定値について説明する。図2は、常温での蛍光灯の点灯時間と、白基準板読取時のイメージセンサ出力と、蛍光灯管壁温度の関係を示すグラフである。縦軸は最高出力を1とした相対出力で表示している。このグラフからわかるように、蛍光灯の光量は蛍光灯の点灯時間が経過していくと最初急激に増加し、以降ほぼ安定する。これは、蛍光灯の光量とその管壁温度の間に深い関係があるからである。図3は、蛍光灯の管壁温度と白基準板読取時のイメージセンサ出力の関係を示すグラフである。図3に示すように蛍光灯の点灯時間が経過するとともに管壁温度が上昇して50℃付近までは光量が急激に増加し、50℃付近をピークに高温の方は緩やかに光量が減少している。つまり、蛍光灯の管壁温度が低い状態から読み取りを開始してしまうと読み取っている最中に蛍光灯の光量が増えていって、同じ濃度の画像を読み取っても読み始めと読み終わりでは読み終わりの方が出力が高くなり、高画質な画像は得られない。
【0022】この光量チェックの方法として、従来はイメージセンサのある注目画素での出力の絶対値が基準値以上(例えば、190/255)になったときに、読み取り開始するようにしていたので経年変化で光量が低下して所定値に達しなくなると読み取りが不可能になる。また、これを考慮して基準値を低く設定すると蛍光灯が新しいときに、読み始めと読み終わりの光量の差が大きく、高画質な画像は得られない。
【0023】図4は蛍光灯の点灯時間と白基準板読取時の5秒毎のイメージセンサのある注目画素の出力変化値との関係を示すグラフである。出力変化値は8ビットのデータの差分値である。この図を図2と照合しながら見ていくと、蛍光灯の光量が安定してくると、イメージセンサの出力変化も減少していることがわかる。したがって、本実施例での方法はイメージセンサのある注目画素での一定時間に対する出力変化をパラメータとしてその出力変化が所定値以下になった時に読み取り開始可能と判断して読み取ると、同じ濃度の画像を読み取ったときに読み始めと読み終わりの出力は同じになり、高画質な画像が得られる。この方法では、時間に対する出力変化をパラメータとしているので経年変化で光量が低下したときでも常に一番良い状態で読み取りが開始できる。また、装置を量産したときなどのゲイン調整のばらつきにも対応できる。
【0024】以上のように、本実施例によれば、白基準板2と、白基準板2を照明する蛍光灯3と、白基準板2からの反射光を結像するレンズ4と、レンズ4により結像された反射光を電気信号に変換するイメージセンサ5と、イメージセンサ5の出力をA/D変換するA/D変換器6と、A/D変換器6の出力データを記憶するメモリ8と、A/D変換器6の出力データを一定周期でメモリ8に記憶するように制御するメモリ制御手段7と、メモリ8に記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する減算器9と、減算器9の出力値と所定値との比較を行う比較器11とを備え、減算器9においてメモリ制御手段によりメモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算し、比較器11において減算結果と、予め設定された所定値との比較を行い所定値より小さい場合、読取開始の可能と判断するように設けることにより、蛍光灯の光量が安定しているときに読取を開始するので同じ濃度の画像を読み取ったときに読み始めと読み終わりの出力は同じになり、高画質な画像が得られる。またこの方法では、時間に対する出力変化をパラメータとしているので経年変化で光量が低下したときでも常に一番良い状態で読み取りが開始できる。さらに、装置を量産したときなどのゲイン調整のばらつきにも対応できる。
【0025】(実施例2)以下本発明の第2の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0026】図5は本発明の第2の実施例を示す原稿読取装置の要部のブロック図である。同図において、図1と同じものに付いては同番号を付し、説明を省く。図1と異なるのは、累加算器20をA/D変換器6とメモリ8の間に設けて、イメージセンサ5のある注目画素例えば1画素目のA/D変換器6の出力データをN主走査分N回加算して出力するようにした点である。N主走査分N回加算して出力すると、次に、N+1回目からまたN回分N+N回目まで加算して出力することを繰り返す。
【0027】以上のように構成された原稿読取装置について、以下その動作を説明する。まず、オペレータが何らかの手段で読み取り制御手段12へ読み取りコマンドを送ると、読み取り制御手段12は蛍光灯3を点灯し、蛍光灯3は白基準板2を照明し、その反射光をレンズ4がイメージセンサ5に結像する。イメージセンサ5は結像された反射光を電気信号に変換し、A/D変換器6はイメージセンサ5のアナログ出力をデジタル信号に変換して出力する。累加算器20はイメージセンサ5のある注目画素例えば1画素目のA/D変換器6の出力データをN主走査分N回加算して出力する。次に、N+1回目からまたN回分N+N回目まで加算して出力することを繰り返す。例えばライン周期が8msで2秒間累加算すると250回累加算することになる。そしてメモリ制御手段7は累加算器20の出力をメモリ8へ順次書き込む。そして、メモリ制御手段7は最新の1画素目の累加算されたデータと、その一周期前の1画素目の累加算されたデータを読み出す。減算器9は最新のデータをA側に、一周期前のデータをB側に取り込み(A−B)を実行してその結果を出力する。そして、比較器11は予め定数設定手段10に設定された所定値と減算器9の出力とを比較して減算器9の出力の方が、定数設定手段10に設定された所定値、例えばA/D変換8ビットの場合100/(255*250)より小さいのとき、読み取り可能信号例えば”HIGH”信号を出力する。そうすると、読み取り制御手段12はA/D変換器6の出力を画像処理回路13で画像処理を行い、外部へ出力する。減算器9の出力の方が、定数設定手段10に設定された所定値より大きい場合、上記の動作を繰り返す。
【0028】ここで、累加算の意味について説明する。図6は蛍光灯の点灯時間と白基準板読取時の2秒毎のイメージセンサのある注目画素の累加算結果の変化値との関係を示すグラフである。これは、250回累加算したデータを扱うので、ノイズ成分が少ない。また、光量変化の過渡領域では短時間でみればA/D変換器6のデータは1/255だけ増えるとき、1増えたり、増えなかったりしながら値が大きくなって行く。この短時間での変化を累加算するので比較的短時間の周期で光量の変化を知ることができる。
【0029】以上のように、白基準板2と、原稿を照明する蛍光灯3と、白基準板2からの反射光を集光するレンズ4と、レンズ4で集光した反射光を光電変換するイメージセンサ5と、イメージセンサ5の出力をA/D変換するA/D変換器6と、A/D変換器6の出力データを記憶するメモリ8と、イメージセンサ5のある注目画素のA/D変換器6の出力データをN主走査分N回加算して出力する動作を繰り返す累加算器20と、累加算器20の出力データを前記メモリに記憶するように制御するメモリ制御手段7と、メモリ8に記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する減算器9と、減算器9の出力値と所定値との比較を行う比較器11とを備え、読取開始の可、不可を判断することにより、短時間の周期で正確に光量変化を判断することができ、読み取り開始の可、不可を短い周期で判断できる。る。もちろん経年変化で光量が低下したときでも常に一番良い状態で読み取りが開始できる。さらに、装置を量産したときなどのゲイン調整のばらつきにも対応できる。
【0030】(実施例3)以下本発明の第3の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0031】図7は本発明の第3の実施例を示す原稿読取装置の要部のブロック図である。同図において、図1と同じものに付いては同番号を付し、説明を省く。図1と異なるのは、カラーイメージセンサ30を設けて、減算器9においてカラーイメージセンサ30のRGB信号のうち、A/D変換器でA/D変換されたR信号とG信号との差を出力するようにした点である。このカラーイメージセンサ30は図8に示すように主走査方向にRGBの順に色分解フィルタがセンサ表面に設けられており、R画素、G画素、B画素の順にシリアルな信号を出力する。
【0032】以上のように構成された原稿読取装置の動作を説明する。まず、オペレータが何らかの手段で読み取り制御手段12へ読み取りコマンドを送ると、読み取り制御手段12は蛍光灯3を点灯し、蛍光灯3は白基準板2を照明し、その反射光をレンズ4がカラーイメージセンサ30に結像する。イメージセンサ30は結像された反射光をセンサ表面に設けられたRGB色分解フィルタでRGB色分解して電気信号に変換し、R信号、G信号、B信号の順にシリアルな信号を出力する。A/D変換器6はカラーイメージセンサ30のシリアルなアナログRGB出力をデジタル信号に変換して出力する。減算器9はカラーイメージセンサ30のある注目画素、例えば1画素目のA/D変換器6の出力のR信号をA側に、G信号をB側に取り込み(A−B)を実行してその結果を出力する。そして、比較器11は予め定数設定手段10に設定された所定値と減算器9の出力とを比較して減算器9の出力の方が、定数設定手段10に設定された所定値、例えば5/255(A/D変換8ビットの場合)より小さい場合、読み取り可能信号例えば”HIGH”信号を出力する。そうすると、読み取り制御手段12はA/D変換器6の出力を画像処理回路13で画像処理を行い、外部へ出力する。減算器9の出力の方が、定数設定手段10に設定された所定値より大きい場合、上記の動作を繰り返す。
【0033】ここで、定数設定手段10に設定される所定値の説明をする。図9は常温での蛍光灯の点灯時間と、白基準板読取時のカラーイメージセンサのRGB出力との関係を示すグラフである。縦軸は最高出力を1とした相対出力で表示した。このグラフから、蛍光灯の光量が安定してきたとき、カラーイメージセンサのR出力と、G出力及びB出力との差が初期に比べて減ってきている。これは蛍光灯はその管壁温度が低いとき赤外線を多く発生する性質を持っているからである。したがって、カラーイメージセンサのR出力と、G出力もしくはB出力との差をパラメータとしてその差が所定値以下になった時に読み取り開始可能と判断して読み取ると安定した画像が得られる。
【0034】以上のように、白基準板2と、原稿を照明する蛍光灯3と、白基準板2からの反射光を集光するレンズ4と、レンズ4で集光した反射光を色分解して光電変換し、RGB信号を出力するカラーイメージセンサ30と、カラーイメージセンサ30の出力をA/D変換するA/D変換器6と、カラーイメージセンサ30のある注目画素のA/D変換器6の出力データのR信号からG信号を減算する減算器9と、減算器9の出力値と所定値との比較を行う比較器11とを備え、比較器11において減算器9の減算結果と、予め設定された所定値との比較を行い所定値より小さい場合、読取開始可能と判断するように設けることにより、蛍光灯の光量が安定しているときに読取を開始するので同じ濃度の画像を読み取ったときに読み始めと読み終わりの出力は同じになり、高画質な画像が得られる。もちろん、経年変化で光量が低下したときでも常に一番良い状態で読み取りが開始できる。
【0035】なお、第1の実施例において、イメージセンサ5の注目画素は1画素目、メモリへの書き込み周期を5秒、比較器11における所定値を1/255としたが、注目画素は複数でも良いし、他の条件もこれに限るものではない。
【0036】また、第2の実施例ではイメージセンサ5の注目画素は1画素目、累加算の周期を2秒、比較器11での所定値を100/(255*250)としたが、これに限るものではない。
【0037】そして、第3の実施例で減算器9において、R信号とG信号との減算としたが、R信号とB信号との減算でも良い。カラーイメージセンサ30の注目画素は1画素目、比較器11での所定値を5/255としたが、これに限るものではない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、白基準板と、この白基準板を照明する蛍光灯と、前記白基準板からの反射光あるいは透過光を集光するレンズと、このレンズで集光した反射光あるいは透過光を光電変換するイメージセンサと、このイメージセンサの出力をA/D変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力データを記憶するメモリと、前記A/D変換器の出力データを一定周期で前記メモリに記憶するように制御するメモリ制御手段と、前記メモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する減算器と、この減算器の出力値と所定値との比較を行う比較器とを備え、前記白基準板を読み取ったときの前記比較器の出力から読取開始の可、不可を判断する構成としたので、簡単で安価な構成で、高画質で経年変化にも対応できる。さらに、装置を量産したときなどのゲイン調整のばらつきにも対応できる。
【0039】また、白基準板と、この白基準板を照明する蛍光灯と、前記白基準板からの反射光あるいは透過光を集光するレンズと、このレンズで集光した反射光あるいは透過光を光電変換するイメージセンサと、このイメージセンサの出力をA/D変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力データを記憶するメモリと、前記イメージセンサのある注目画素の前記A/D変換器の出力データをN主走査分N回加算して出力する動作を繰り返す累加算器と、この累加算器の出力データを前記メモリに記憶するように制御するメモリ制御手段と、前記メモリに記憶された時間的に連続する2つのデータのうち最新のデータから一周期前のデータを減算する減算器と、この減算器の出力値と所定値との比較を行う比較器とを備え、前記白基準板を読み取ったときの前記比較器の出力から読取開始の可、不可を判断する構成としたので、簡単で安価な構成で、高画質で経年変化にも対応できる。また、装置を量産したときなどのゲイン調整のばらつきにも対応できる。これに加えて、短時間の周期で正確に光量変化を判断することができ、読み取り開始の可、不可を短い周期で判断できる。
【0040】また、白基準板と、この白基準板を照明する蛍光灯と、この白基準板からの反射光あるいは透過光を集光するレンズと、このレンズで集光した反射光あるいは透過光を色分解して光電変換し、RGB信号を出力するカラーイメージセンサと、このカラーイメージセンサの出力をA/D変換するA/D変換器と、前記カラーイメージセンサのある注目画素の前記A/D変換器の出力データのR信号と、G信号もしくはB信号との2つのデータのうち一方のデータから他方のデータを減算する減算器と、この減算器の出力値と所定値との比較を行う比較器とを備え、前記白基準板を読み取ったときの前記比較器の出力から読取開始の可、不可を判断する構成としたので、簡単で安価な構成で、高画質で経年変化にも対応できる。




 

 


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