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発明の名称 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−114711
公開日 平成7年(1995)5月2日
出願番号 特願平5−260815
出願日 平成5年(1993)10月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 和田 久美子 / 三谷 覚
要約 目的
本発明は磁気記録媒体に情報を記録再生する磁気記録装置に搭載される磁気ヘッド、特に磁気抵抗効果を読みだし原理とした磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドに関するものであり、上記磁気抵抗効果素子における応力誘起の磁気異方性の乱れの発生を緩和することで、バルクハウゼンノイズを抑制し、安定した再生出力を得る上記磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを提供することを目的とする。

構成
磁気抵抗効果素子と、上記磁気抵抗効果素子のテープ摺動面側の端部とテープ摺動面側の間に絶縁層を介して磁気テープからの信号磁束を上記磁気抵抗効果素子に導入するための高透磁率ヨークを形成したことを特徴としている。
特許請求の範囲
【請求項1】 磁気抵抗効果素子と、上記磁気抵抗効果素子のテープ摺動面側の端部とテープ摺動面の間に媒体からの信号磁束を上記磁気抵抗効果素子に導入するための高透磁率ヨークを形成したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。
【請求項2】 高透磁率材料を用いた磁性基板上に絶縁層を介して上記磁気抵抗効果素子および上記高透磁率ヨークを形成したことを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体に情報を記録再生する磁気記録装置に搭載され、磁気記録媒体上に書き込まれた情報を読みだす磁気ヘッドに関するものである。特に磁気抵抗効果を読みだし原理とした磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドとしては図2に示したものが知られている。図3において、Mn−Zn,Ni−Znなどの高透磁率材料からなる磁性基板51上に、絶縁層(図示せず)を介して磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を印加するための導体52、Ni−Fe合金薄膜等からなる磁気抵抗効果素子53が配置され、上記磁気抵抗効果素子53上には一対の電極54a,54bが形成されている。そして、磁気テープ摺動面55から磁気テープ信号を上記磁気抵抗効果素子53に導くための磁路となるCo系合金膜、Ni−Fe合金膜等からなるフロントヨーク56、及びバックヨーク57等が絶縁層(図示せず)を介して順次積層されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいて安定した感度の良い出力を得るために、また外乱磁場に対した安定性した再生特性を得、バルクハウゼンノイズを低減させるためには、上記磁気抵抗効果素子はトラック幅方向に磁化容易軸を持つ磁気異方性が付与された状態で単磁区状態に保持する必要がある。上記バルクハウゼンノイズとは、上記磁気抵抗効果素子内に発生した磁区が信号磁界によって不連続に移動することで発生するものである。本来、単磁区に保持されなければならない磁気抵抗効果素子内に磁区が発生する要因としては磁気抵抗効果素子の磁気異方性の乱れがあげられ、上記乱れの要因としてヘッドを構成する膜の内部応力がある。特に上記フロントヨーク、バックヨークに用いられている膜には内部応力があり、上記内部応力が上記磁気抵抗効果素子に応力を与え、逆磁歪効果による応力誘起の磁気異方性が付与されることで上記磁気抵抗効果素子におけるトラック幅方向の磁気異方性が乱される。このため、上記バルクハウゼンノイズが発生しやすい状況となり磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの特性に悪影響を及ぼす。
【0004】本発明は上記の問題点を解決しバルクハウゼンノイズを抑え、安定したヘッド特性を有する磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するために磁気抵抗効果素子と、上記磁気抵抗効果素子のテープ摺動面側の端部とテープ摺動面の間に媒体からの信号磁束を上記磁気抵抗効果素子に導入するための高透磁率ヨークを形成したことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の構成によって、磁気抵抗効果素子に対して応力を付加するのはフロントヨークのみである。バックヨークが無いため、バックヨークによる上記磁気抵抗効果素子の応力誘起による磁気異方性の乱れは発生しない。このため、バルクハウゼンノイズは大幅に抑制される。また、再生効率は磁気テープからの信号磁束を導くフロントヨークによって主に決定されるため、バックヨークが無いことによる再生効率の劣化は著しく生じることはない。すなわち、本発明の構成により磁気抵抗効果素子に対する応力による影響を緩和し、バルクハウゼンノイズを抑制し、従来並の再生効率を有する磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを実現する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの一実施例の斜視図である。図1において、Mn−Zn,Ni−Zn等の高透磁率材料からなる磁性基板11上に絶縁層(図示せず)を介して磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を印加するための導体12、Ni−Fe合金薄膜等からなる磁気抵抗効果素子13が配置され、上記磁気抵抗効果素子13上には一対の電極14a,14bが形成されている。そして、磁気テープ摺動面15から磁気テープ信号を上記磁気抵抗効果素子13に導くための磁路となるCo系合金膜、Ni−Fe合金膜等からなるフロントヨーク16が上記磁気抵抗効果素子13上に絶縁層(図示せず)を介して上記磁気抵抗効果素子13のテープ摺動面15側とテープ摺動面15の間(一部絶縁層を介して重なる場合も含む)に形成されている。
【0008】
【発明の効果】上記構成によれば、上記磁気抵抗効果素子に本来付与された磁気異方性の乱れは緩和され、バルクハウゼンノイズが抑制される。また、再生効率については磁気テープからの信号磁界を導くためのフロントヨークが従来と同じため、著しく劣化することはない。




 

 


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