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発明の名称 コンバーゼンス補正装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−111658
公開日 平成7年(1995)4月25日
出願番号 特願平5−254076
出願日 平成5年(1993)10月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 濱田 光浩 / 吉田 正二郎
要約 目的
大型カラーテレビジョン受像機の画質改善のためにミスコンバーゼンスの改善をはかる。

構成
変調部20において、電子ビームを上下いずれに振る場合でも、整流ダイオード10及び整流ダイオード11により垂直偏向電流を整流するため、一定方向の磁束が生じるように構成する。正の水平偏向電流が流れるとき、第一コイル4及び第四コイル7に対する上記バイアス磁界と逆方向、第二コイル6及び第三コイル5に対する上記バイアス磁界と同一方向になり、この時正の垂直偏向電流が流れると、この垂直偏向電流により発生するバイアス磁界が第一コイル4と第四コイル7による磁界と逆方向、第二コイル6と第三コイル5による磁界と同一方向、前記永久磁石12によるバイアス磁界と同一方向になるように構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】水平偏向電流が流れる水平偏向コイルと、複数のサブコイルを備えた第一駆動回路と複数のサブコイルを備えた第二駆動回路より成り、ある方向に界磁させた時に各磁極部から飛び出した磁界がインライン型陰極線管内の各電子ビーム中の両端のビームを互いに近づけるように偏向し、その反対方向に界磁させた時に同電子ビームを互いに離すように偏向する構成にするとともに各サブコイルに水平偏向電流を流した時に上記各磁極部に第一駆動回路に属するサブコイルと第二駆動回路に属するサブコイルが互いに逆方向の磁界を作るように巻装して構成された補正駆動部と、永久磁石によってバイアス磁界が加えられた磁性体を有し、前記水平偏向コイルに正の水平偏向電流が流れるときに第一コイル及び第四コイルによる磁界が上記バイアス磁界と逆方向になるように、第二コイル及び第三コイルによる磁界が上記バイアス磁界と同一方向になるように第一コイル及び第二コイル及び第三コイル及び第四コイルを前記磁性体に巻回するとともに、第一コイルと第三コイルを並列接続したものを前記補正駆動部の一方に接続し、第二コイルと第四コイルを並列接続したものを前記補正駆動部の他方に接続し、垂直偏向コイルに正の垂直偏向電流が流れるとき、この垂直偏向電流により発生するバイアス磁界が第一コイルと第四コイルによる磁界と逆方向、第二コイルと第三コイルによる磁界と同一方向、前記永久磁石によるバイアス磁界と同一方向になるように配置した事を特徴とするコンバーゼンス補正装置。
【請求項2】永久磁界は円筒形永久磁石であって、この円筒形永久磁界を回転することにより永久磁石によるバイアス磁界を可変とした事を特徴とする請求項1記載のコンバーゼンス補正装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機などに使用されるブラウン管に組み合わせる偏向ヨークで、水平偏向電流を垂直偏向電流で変調するコンバーゼンス補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大型カラーテレビジョン受像機が普及するにつれ、より画質の向上が望まれ、ミスコンバーゼンスを生じない偏向ヨークが必要となってきた。
【0003】まず従来の偏向ヨークの構成について図面を参照しながら説明する。図7に示すように、従来の偏向ヨークは水平偏向コイル22と垂直偏向コイル23及びコア21で構成されている。図8(a),(b),(c)には水平偏向コイル22(並列接続の例を示す)及び垂直偏向コイル23a及び23bの回路図を示す。但し図8(b)に示す垂直偏向コイル23aは並列接続したもの、図8(c)に示す垂直偏向コイル23bは直列接続したものを示す。
【0004】ところで、最近の偏向ヨークの中には上記図7および図8で説明したような水平偏向コイル22と垂直偏向コイル23a,23bのみで構成されるもののほかに、図9に示すような水平・垂直両偏向コイルと変調部コイル24とを有するものがある。一般に、上記変調部コイル24は、水平偏向コイル22を構成する一対のコイルの、各々のインダクタンスを垂直偏向電流に同期して変化させ、図10(a),(b),(c)に示すようなミスコンバーゼンスパターンを修正し、コンバーゼンス調整の精度を向上させようとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従来の偏向ヨークの構成では、高インチの大型カラー受像管の場合に発生しやすい図10(b),(c)に示すような表示画面上のミスコンバーゼンスパターンを修正することは、かなり困難であるという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、図10(b),(c)に示すようなミスコンバーゼンスパターンを修正し、コンバーゼンス調整の精度を向上させるためのコンバーゼンス補正装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】それぞれ複数のサブコイルを備えた第一駆動回路と第二駆動回路より構成され、第一駆動回路に属するサブコイルと第二駆動回路に属するサブコイルが互いに逆方向の磁界を作るように巻回した補正駆動部と、永久磁石によってバイアス磁界が加えられた磁性体に、正の水平偏向電流が流れるとき、第一コイル及び第四コイルに対する上記バイアス磁界と逆方向、第二コイル及び第三コイルに対する上記バイアス磁界と同一方向になるように上記第一コイル、第二コイル、第三コイル、第四コイルを巻回し、第一コイルと第三コイルを並列接続したものを前記補正駆動部の一方と接続し、第二コイルと第四コイルを並列接続したものを前記補正駆動部の他方に接続し、正の垂直偏向電流が流れるとき、この垂直偏向電流により発生するバイアス磁界が第一コイルと第四コイルによる磁界と逆方向、第二コイルと第三コイルによる磁界と同一方向、前記永久磁石によるバイアス磁界と同一方向になるように配置されたコンバーゼンス補正装置を設ける。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成により、図10(b),(c)に示すようなミスコンバーゼンスパターンを修正でき、コンバーゼンス調整の精度を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は、本発明のコンバーゼンス補正装置を具備した偏向ヨークの回路図である。ここで1は垂直偏向コイル、2aは水平偏向コイルの上側のコイル、2bは水平偏向コイルの下側のコイルである。19は補正駆動部であり、補正駆動部19において3a〜3hはそれぞれサブコイルである。20はコンバーゼンス補正のために垂直偏向電流によって水平偏向電流に変調を加える変調部であり、変調部20において4は第一コイル、5は第三コイル、6は第二コイル、7は第四コイル、8,9は垂直補助コイルである。10および11は整流ダイオードである。
【0011】この図で明らかなように、サブコイル3a,3bが直列に接続され、またサブコイル3c,3d、サブコイル3e,3f、サブコイル3g,3hがそれぞれ直列に接続されている。またサブコイル3a,3bから成る直列接続体と、サブコイル3c,3dから成る直列接続体が並列に接続され、またサブコイル3e,3fから成る直列接続体とサブコイル3g,3hから成る直列接続体が互いに並列に接続されている。そしてサブコイル3a,3b,3c,3dから成る第一駆動回路の一端は、第一コイル4と第三コイル5に接続され、サブコイル3e,3f,3g,3hから成る第二駆動回路の一端は、第二コイル6と第四コイル7に接続されている。
【0012】また第一コイル4と第三コイル5は並列に接続され、第二コイル6と第四コイル7も並列に接続されている。
【0013】図2は前記変調部20の構成図であり、4〜9は図1の名称と同じである。12は永久磁石である。13,14,15,16,17,18はそれぞれ磁気コアとして作用する軸芯である。
【0014】第一コイル4は軸芯13に巻回し、第三コイル5は軸芯14に、第二コイル6は軸芯15に、第四コイル7は軸芯16に、垂直補助コイル8は軸芯17に、垂直補助コイル9は軸芯18にそれぞれ巻回している。
【0015】また軸芯13及び軸芯15の左端には永久磁石12のN極が直流バイアスとして印加されていると同時に、軸芯13及び軸芯15の右端、軸芯14及び軸芯16の左端には垂直補助コイル8の軸芯17により垂直偏向電流によって発生する磁界が印加されるように配置され、軸芯14及び軸芯16の右端には垂直補助コイル9の軸芯18により垂直偏向電流によって発生する磁界が印加されるように配置されている。
【0016】次に補正駆動部19について説明する。補正駆動部19のサブコイル3aとサブコイル3eが互いに逆方向の磁界を作るように巻回されており、サブコイル3bとサブコイル3f、サブコイル3cとサブコイル3g、サブコイル3dとサブコイル3hがそれぞれ互いに逆方向の磁界を作るように巻回されており、それぞれの電流の向きはサブコイル3aがN極を作る時にサブコイル3eがS極を作るような向きになっている。そしてそれぞれのサブコイルがN極となるかS極となるかは、第一駆動回路側のサブコイルと第二駆動回路側のサブコイルの電流バランスによって決定される事となる。
【0017】このように構成されたコンバーゼンス補正装置の動作について、以下説明する。
【0018】図3において、ここには3種類の磁束が存在している。第1の磁束は永久磁石12そのものから発生する磁束Mで、図ではM⇒印で示している。この磁束はいかなる偏向条件のもとでも一定方向を有していて変化することはない。第2の磁束は第一コイル4、第二コイル6、第三コイル5、第四コイル7により発生する磁束Hで、水平偏向電流に流れる方向により磁束の方向も変化する。
【0019】第3の磁束は垂直補助コイル8及び垂直補助コイル9により発生する磁束Vである。電子ビームを上方向へ振る場合、整流ダイオード10は導通、整流ダイオード11は遮断し、垂直補助コイル9のみに矢印A方向に電流が流れる。電子ビームを下方向へ振る場合、整流ダイオード10は遮断、整流ダイオード11は導通し、垂直補助コイル8のみに矢印B方向に電流が流れる。このように電子ビームを上下どちらの方向へ振る場合でも、整流ダイオード10及び整流ダイオード11により垂直偏向電流を整流するため、一定方向の磁束が生じる。図では垂直補助コイル8及び垂直補助コイル9により発生する磁界を→印で示している。また電子ビームを上方向へ振る場合と電子ビームを下方向へ振る場合の磁界の強さのバランスが適切になるように垂直補助コイル8と垂直補助コイル9の巻数比が設定されている。
【0020】次に、第一コイル4〜第四コイル7の動作について説明する。図4において、水平偏向電流IHの時の第一コイル4〜第四コイル7のインダクタンスをそれぞれL1,L2,L3,L4とする。一般に使用する領域においては、水平偏向電流が大きくなると、L1//L3の値は小さくなり、L2//L4の値は大きくなる。
【0021】電子ビームを左方向へ振る場合、図1の水平偏向コイル2a,2bに正方向すなわち矢印I方向の電流が流れる事となり、L1//L3の値が小さく、第一駆動回路に流れる電流が第二駆動回路に流れる電流より大きくなり、従って図5に示すような磁界を作る事となる。図6は本実施例のコンバーゼンス補正装置によって補正を行なう際の画面上の様子を示す説明図であり、図5に示す磁界を作ることによって図6に示すように赤ビームと青ビームを横方向に動かしてコンバーゼンス補正を行なうことが出来る。
【0022】また電子ビームを右方向へ振る場合、第一駆動回路側のサブコイルと第二駆動回路側のサブコイルはそれぞれ逆方向の磁界を作るように巻回されているため、電子ビームを左方向へ振る場合と同じコンバーゼンスパターン図6のようになる。
【0023】また永久磁石12を円筒形磁石とし、前記円筒形磁石を回転することによりその磁気バイアスを可変することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、それぞれ複数のサブコイルを備えた第一駆動回路と第二駆動回路より構成され、第一駆動回路に属するサブコイルと第二駆動回路に属するサブコイルが互いに逆方向の磁界を作るように巻回した補正駆動部と、永久磁石によってバイアス磁界が加えられた磁性体に、正の水平偏向電流が流れるとき、第一コイル及び第四コイルに対する上記バイアス磁界と逆方向、第二コイル及び第三コイルに対する上記バイアス磁界と同一方向になるように上記第一コイル、第二コイル、第三コイル、第四コイルを巻回し、第一コイルと第三コイルを並列接続したものを前記補正駆動部の一方と接続し、第二コイルと第四コイルを並列接続したものを前記補正駆動部の他方に接続し、正の垂直偏向電流が流れるとき、この垂直偏向電流により発生するバイアス磁界が第一コイルと第四コイルによる磁界と逆方向、第二コイルと第三コイルによる磁界と同一方向、前記永久磁石によるバイアス磁界と同一方向になるように配置されたコンバーゼンス補正装置を取りつける事により、画面上のコーナーにおいてミスコンバーゼンスが生じても、水平偏向コイルをさわる事無く、電子ビームにそのずれの方向およびずれの量だけ正確に偏向を加える事ができ、従来のように画面上部および下部において補正しきれないという事は非常に少ない。




 

 


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