米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 送受信装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−111508
公開日 平成7年(1995)4月25日
出願番号 特願平5−254171
出願日 平成5年(1993)10月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 重里 達郎 / 川上 靖程
要約 目的
送受信装置の接続状況等で各送受信装置の物理アドレスが変化するネットワークにおいて、論理アドレスのみを意識した通信を実現し、ネットワークの利用を簡単にする。

構成
論理アドレス選択部305でユーザによって選択された第1論理アドレスはアドレスレジスタ306に記憶される。物理アドレス検索部304によって物理アドレス検索データを生成し、パケット化してネットワーク出力部303から出力する。物理アドレス検索パケットには、第1の物理アドレス及び論理アドレス、及び第2論理アドレスを配置する。他の送受信装置から物理アドレス検索パケットを受信した場合には、そのパケット内に配置されている第2論理アドレスが受信した送受信装置の論理アドレスと一致するかを検出し、一致する場合には物理アドレス返答部308で物理アドレス返答データを生成し、パケット化してネットワーク出力部303から出力する。
特許請求の範囲
【請求項1】ネットワーク内の各送受信装置の物理アドレスが電源投入時または前記送受信装置の接続変更時に自動的に決定されるネットワークに対して、各送受信装置の論理アドレスを選択する論理アドレス選択手段を有し、各送受信装置の物理アドレスが決定された後、ある論理アドレスを有する送受信装置と通信を行う場合に、パケットを送信する送受信装置の物理アドレスおよび論理アドレスをそれぞれ第1物理アドレスおよび第1論理アドレスとし、そのパケットを受信すべき送受信装置の物理アドレスおよび論理アドレスをそれぞれ第2物理アドレスおよび第2論理アドレスとし、ネットワーク内の全ての送受信装置に前記第1物理アドレスおよび前記第1論理アドレスと通信したい相手の送受信装置の論理アドレスを前記第2論理アドレスとして物理アドレス検索パケットに配置して伝送する物理アドレス検索パケット送信手段と、他の送受信装置から前記物理アドレス検索パケットを受信した場合に、前記物理アドレス検索パケット内に配置されている前記第2論理アドレスが受信した送受信装置の論理アドレスと等しい場合に、前記受信した送受信装置の物理アドレスを物理アドレス返答パケットとして所定の期間内に返送する物理アドレス返答パケット送信手段と、前記物理アドレス検索パケットを送信した後の所定の期間内に前記物理アドレス返答パケットが他の送受信装置から伝送されてこない場合に前記第2論理アドレスを有する送受信装置がネットワーク上に存在しないと判断する論理アドレス消失検出手段とを有し、前記物理アドレス検索パケットまたは物理アドレス返答パケットによって明らかになった相互の送受信装置の物理アドレスを用いて通信を行うことを特徴とする送受信装置。
【請求項2】ネットワーク内の各送受信装置の物理アドレスが電源投入時または前記送受信装置の接続変更時に自動的に決定されるネットワークに対して、各送受信装置の論理アドレスを選択する論理アドレス選択手段を有し、各送受信装置の物理アドレスが決定された後、ある論理アドレスを有する送受信装置と通信を行う場合に、パケットを送信する送受信装置の物理アドレスおよび論理アドレスをそれぞれ第1物理アドレスおよび第1論理アドレスとし、そのパケットを受信すべき送受信装置の物理アドレスおよび論理アドレスをそれぞれ第2物理アドレスおよび第2論理アドレスとし、ネットワーク内の全ての送受信装置に前記第1物理アドレスおよび前記第1論理アドレスと通信したい相手の送受信装置の論理アドレスを前記第2論理アドレスとして物理アドレス検索パケットに配置して伝送する物理アドレス検索パケット送信手段と、他の送受信装置から前記物理アドレス検索パケットを受信した場合に、前記物理アドレス検索パケット内に配置されている前記第2論理アドレスが受信した送受信装置の論理アドレスと等しい場合に、前記受信した送受信装置の物理アドレスを物理アドレス返答パケットとして所定の期間内に返送する物理アドレス返答パケット送信手段と、ネットワークに接続された送受信装置の論理アドレスの選択誤りを検出する論理アドレス選択誤り検出手段とを有し、前記物理アドレス検索パケットまたは前記物理アドレス返答パケットによって明らかになった相互の送受信装置の物理アドレスを用いて通信を行うことを特徴とする送受信装置。
【請求項3】ネットワーク内の各送受信装置の物理アドレスが電源投入時または前記送受信装置の接続変更時に自動的に決定されるネットワークに対して、各送受信装置の論理アドレスを選択する論理アドレス選択手段と、前記送受信装置間で送信側の送受信装置のアドレスまたは受信側の送受信装置のアドレスを伝送する際に、前記物理アドレスと前記論理アドレスの両方を同時に伝送するアドレス伝送手段とを有することを特徴とする送受信装置。
【請求項4】論理アドレス選択手段は、論理アドレスをデバイスタイプとデバイス番号の組み合わせで表現し、前記デバイスタイプをその送受信装置の機能によって決定するデバイスタイプ決定手段と、前記デバイス番号をスイッチによって選択するデバイス番号選択手段とで構成することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の送受信装置。
【請求項5】論理アドレス選択手段は、D2Bの通信に用いる論理アドレスをそのまま利用することを特徴とする請求項4記載の送受信装置。
【請求項6】論理アドレス選択誤り検出手段は、論理アドレス検索パケットを送信した後の所定の期間内に複数の異なる送受信装置から物理アドレス返答パケットを受信したことを検出する多重論理アドレス検出手段を有することを特徴とする請求項2記載の送受信装置。
【請求項7】論理アドレス選択誤り検出手段は、受信した論理アドレス検索パケットに配置されている第1論理アドレスが受信した送受信装置の論理アドレスと一致するかどうかを検出する送り手論理アドレス検出手段を有することを特徴とする請求項2記載の送受信装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークを用いてデータを伝送する送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSI技術の向上に伴って、映像情報や音声情報をディジタル化して伝送するネットワークが開発されつつある。映像信号や音声信号はリアルタイムで再生される必要があるため、リアルタイム伝送が可能なネットワークが必要となる。
【0003】このようなリアルタイム伝送に適したネットワークとしてP1394というネットワークが提案されている("High Performance Serial Bus", P1394/Draft 6.2v0, June 1,1993, IEEE)。P1394はシリアルの高速バスシステムで、データを同期伝送できるため、リアルタイム伝送が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、P1394を用いて映像信号等のネットワークを構成する際に、以下のような課題が発生する。
(1)P1394に接続される送受信装置の物理アドレスは、その接続状況や電源を投入するタイミング等によって自動的に決定される。したがって送受信装置を追加すると、それまで接続されていた送受信装置の物理アドレスが変更されてしまう。また、電源投入の度に物理アドレスが変化する可能性も有る。
【0005】このため、各送受信装置とその物理アドレスとの対応が送受信装置を利用するユーザーにわかりにくい。つまり、その送受信装置の外観からユーザが検知できる論理アドレスと実際の物理アドレスが一致しないことになる。また、他の送受信装置と通信を行う場合にも、相手の送受信装置の物理アドレスがわからないため、通信を実行することが困難である。
(2)映像信号や音声信号をアナログ信号の状態で制御するD2B規格が存在するが、D2B規格では物理アドレスとその機器固有の論理アドレスが等しい。このため、P1394を用いてディジタル信号の状態でD2Bを用いる場合に、物理アドレスと論理アドレスの不一致が問題となる。
【0006】本発明は、このような論理アドレスと物理アドレスが一致しないネットワークにおける送受信装置の課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の送受信装置は、ネットワーク内の各送受信装置の物理アドレスが電源投入時または前記送受信装置の接続変更時に自動的に決定されるネットワークに対して、各送受信装置の論理アドレスを選択する論理アドレス選択手段を有し、各送受信装置の物理アドレスが決定された後、ある論理アドレスを有する送受信装置と通信を行う場合に、パケットを送信する送受信装置の物理アドレスおよび論理アドレスをそれぞれ第1物理アドレスおよび第1論理アドレスとし、そのパケットを受信すべき送受信装置の物理アドレスおよび論理アドレスをそれぞれ第2物理アドレスおよび第2論理アドレスとし、ネットワーク内の全ての送受信装置に第1物理アドレスおよび第1論理アドレスと通信したい相手の送受信装置の論理アドレスを第2論理アドレスとして物理アドレス検索パケットに配置して伝送する物理アドレス検索パケット送信手段と、他の送受信装置から物理アドレス検索パケットを受信した場合に、前記物理アドレス検索パケット内に配置されている第2論理アドレスが受信した送受信装置の論理アドレスと等しい場合に、前記受信した送受信装置の物理アドレスを物理アドレス返答パケットとして所定の期間内に返送する物理アドレス返答パケット送信手段と、前記物理アドレス検索パケットを送信した後の所定の期間内に物理アドレス返答パケットが他の送受信装置から伝送されてこない場合に第2論理アドレスを有する送受信装置がネットワーク上に存在しないと判断する論理アドレス消失検出手段とを有し、前記物理アドレス検索パケットまたは物理アドレス返答パケットによって明らかになった相互の送受信装置の物理アドレスを用いて通信を行うことを特徴とする。
【0008】第2の発明の送受信装置は、ネットワーク内の各送受信装置の物理アドレスが電源投入時または前記送受信装置の接続変更時に自動的に決定されるネットワークに対して、各送受信装置の論理アドレスを選択する論理アドレス選択手段を有し、各送受信装置の物理アドレスが決定された後、ある論理アドレスを有する送受信装置と通信を行う場合に、パケットを送信する送受信装置の物理アドレスおよび論理アドレスをそれぞれ第1物理アドレスおよび第1論理アドレスとし、そのパケットを受信すべき送受信装置の物理アドレスおよび論理アドレスをそれぞれ第2物理アドレスおよび第2論理アドレスとし、ネットワーク内の全ての送受信装置に第1物理アドレスおよび第1論理アドレスと通信したい相手の送受信装置の論理アドレスを第2論理アドレスとして物理アドレス検索パケットに配置して伝送する物理アドレス検索パケット送信手段と、他の送受信装置から物理アドレス検索パケットを受信した場合に、前記物理アドレス検索パケット内に配置されている第2論理アドレスが受信した送受信装置の論理アドレスと等しい場合に、前記受信した送受信装置の物理アドレスを物理アドレス返答パケットとして所定の期間内に返送する物理アドレス返答パケット送信手段と、ネットワークに接続された送受信装置の論理アドレスの選択誤りを検出する論理アドレス選択誤り検出手段とを有し、前記物理アドレス検索パケットまたは物理アドレス返答パケットによって明らかになった相互の送受信装置の物理アドレスを用いて通信を行うことを特徴とする。
【0009】第3の発明の送受信装置は、ネットワーク内の各送受信装置の物理アドレスが電源投入時または前記送受信装置の接続変更時に自動的に決定されるネットワークに対して、各送受信装置の論理アドレスをスイッチ等によって選択する論理アドレス選択手段と、前記送受信装置間で送信側の送受信装置のアドレスまたは受信側の送受信装置のアドレスを伝送する際に、前記物理アドレスと前記論理アドレスの両方を同時に伝送するアドレス伝送手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成により、本発明では、ある論理アドレスを持つ送受信装置と通信を実行したい場合には、まず相手の送受信装置の論理アドレス(第2論理アドレス)と自分の送受信装置の物理アドレス(第1物理アドレス)および論理アドレス(第1論理アドレス)を物理アドレス検索パケットを用いて全ての送受信装置に伝送する。これに対して、物理アドレス検索パケットに示された第2論理アドレスと同じ論理アドレスを持つ送受信装置は、その送受信装置の物理アドレスを物理アドレス返答パケットとして返送する。これによって、両方の送受信装置は互いの物理アドレスと論理アドレスの関係を知ることができるため、以後の通信を物理アドレスを用いて直接実行することが可能になる。
【0011】また、物理アドレス検索パケットおよび物理アドレス返答パケットによる物理アドレス伝送を自動的に実行することによって、ユーザーは物理アドレスを意識することなく、論理アドレスのみを意識した通信が可能になる。
【0012】さて第1の発明では、上記の物理アドレス検索パケットを伝送してから一定期間内に物理アドレス返答パケットが返送されない場合には、そのネットワーク上に通信したい論理アドレスを持つ送受信装置が存在しないと判断する。これによって、ユーザーがネットワークの接続間違い等を検出することが可能になる。
【0013】また第2の発明では、上記の物理アドレス検索パケットを伝送した後に他の送受信装置から受信する物理アドレス返答パケット等によって、論理アドレスの設定誤りを検出する。
【0014】具体的には、物理アドレス検索パケットで伝送する第2論理アドレスが2つ以上の異なる送受信装置で定義されている場合や、第1論理アドレスが2つ以上の異なる送受信装置で定義されている場合が検出できる。
【0015】第3の発明では、通信を実行する際に常に物理アドレスと論理アドレスの両方のアドレスをパケットに配置して伝送する。これによって、D2Bのように論理アドレスのみを用いる機器との接続では、伝送された論理アドレスをそのままD2Bのアドレスとして利用することが可能になる。これによって、論理アドレスと物理アドレスが一致しているネットワークとの接続が容易になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0017】図1は本発明の送受信装置を用いたネットワークの例である。図1において、101は第1のビデオモニタに接続された送受信装置、102は第1のオーディオアンプに接続された送受信装置、103は第1のオーディオディスクプレーヤに接続された送受信装置、104は第1のビデオカセットレコーダ、105は第1のビデオディスクプレーヤ、106は第2のビデオカセットレコーダである。
【0018】図1のように、本実施例で説明するネットワーク上では、各送受信装置がツリー状に接続される。また、各送受信装置はその送受信装置に接続されている機器の機能によって論理アドレスが決定される。
【0019】図2に本発明で用いる論理アドレスの一例を示す。論理アドレスは、接続されている機器の機能を表すデバイスタイプと、デバイス番号とで構成される。デバイスタイプは図2に示すように、ビデオモニタ、オーディオアンプ等のようにユーザにとって機器の外観から理解し易い名前に分類される。このようなデバイスタイプは各機器の製造段階で決定できるため、ユーザが変更する必要が無い。
【0020】次に、デバイス番号は、ネットワーク上に同じデバイス番号の送受信装置が複数個存在する場合に、それぞれの送受信装置が異なるデバイス番号を選択する。また、デバイスタイプが異なる場合には、同じデバイス番号の送受信装置が存在してもかまわない。デバイス番号は、ユーザがネットワークを構成する際にユーザが分かり易いようにスイッチ等で選択できるようにする。
【0021】以上のように、デバイスタイプとデバイス番号の組み合わせで、各送受信装置の論理アドレスが重複することなく決定される。しかも、各論理アドレスはネットワークを利用するユーザにとって、外観から判断が容易となる。
【0022】また、デバイスタイプの種類の数はデバイスタイプに割り当てられるビット数で決定されるが、デバイスタイプを拡張するためにサービスコードを定義することも可能である。サービスコードはデバイスタイプの更に上の概念で、サービスコードを切り替えることによって、新に別のデバイスタイプの集合を定義することが可能になる。
【0023】さて、以上のような論理アドレスを持つ送受信装置の第1の実施例のブロック図を図3に示す。図3において、301はコマンド入力部、302はパケット生成部、303はネットワーク出力部、304は物理アドレス検索部、305は論理アドレス選択部、306はアドレスレジスタ、307は論理アドレス消失検出部、308は物理アドレス返答部、309はコマンド出力部、310はパケット復号部、311はネットワーク入力部である。
【0024】次に、図3の実施例の動作を以下に説明する。ユーザが送受信装置を用いてコマンドやデータを伝送する際には、コマンド入力部301からコマンドまたはデータを入力し、パケット生成部302でパケット化し、ネットワーク出力部303からネットワークに出力される。また、ネットワーク入力部311から入力されたパケットはパケット復号部310でデータまたはコマンドに復号されてコマンド出力部309から出力される。
【0025】次に、パケット生成時やパケット復号時に用いる送受信装置のアドレスの扱いについて説明する。まず、自分の送受信装置の論理アドレス(第1論理アドレス)は論理アドレス選択部305で上記のようにスイッチ等を用いてユーザによって選択される。選択された第1論理アドレスはアドレスレジスタ306に記憶される。また、自分の送受信装置の物理アドレス(第1物理アドレス)はネットワーク上で自動的に決定され、そのアドレスもアドレスレジスタ306に記憶される。
【0026】さて、ネットワークを介してデータまたはコマンドを伝送する際には、伝送する相手の送受信装置の物理アドレス(第2物理アドレス)が必要である。この第2物理アドレスを得る方法を以下に説明する。
(1)物理アドレス検索部304によって物理アドレス検索データを生成し、パケット生成部302でパケット化(物理アドレス検索パケット化)してネットワーク出力部303から出力する。物理アドレス検索パケットには、第1物理アドレスと第1論理アドレスおよび第2論理アドレスを配置する。また、物理アドレス検索パケットは同報通信等で他の全ての送受信装置に伝送する。
(2)ネットワーク入力部311から入力されたパケットはパケット復号部310で復号される。このときに、他の送受信装置から物理アドレス検索パケットを受信した場合には、そのパケット内に配置されている第2論理アドレスが受信した送受信装置の論理アドレスと一致するかどうかを検出する。ここで一致する場合には、物理アドレス返答部308で物理アドレス返答データを生成し、パケット生成部302でパケット化(物理アドレス返答パケット化)してネットワーク出力部303から出力する。物理アドレス返答パケットには第1物理アドレス(物理アドレス検索パケットを送信した送受信装置にとっては第2物理アドレス)を配置する。また物理アドレス返答パケット内に第1論理アドレス、第2論理アドレス等を配置することも可能である。
【0027】(1)、(2)のようにして物理アドレス検索パケットを伝送した送受信装置は、通信したい論理アドレスを有する送受信装置の物理アドレス(第2物理アドレス)を返送される物理アドレス返答パケットによって知ることが可能になる。ここで得られた第2物理アドレスはアドレスレジスタ306に記憶され、以後通信ではアドレスレジスタ306を検索することによって物理アドレスを知ることが可能になる。
【0028】またアドレスレジスタ306内の物理アドレスは、ネットワークがリセットされて各送受信装置の物理アドレスが変更された場合や、これまで通信していた送受信装置と異なる送受信装置と通信する場合には上記の方法で更新される。ただしアドレスレジスタ306の容量が大きい場合には、複数の他の送受信装置の物理アドレスを記憶することも可能になる。この場合には、通信する送受信装置を切り替えても、アドレスレジスタ306に以前の物理アドレスを更に保存しておくことが可能になる。
【0029】次に、図3の論理アドレス消失検出部307の動作を説明する。論理アドレス消失検出部307では、物理アドレス検索パケットを伝送後一定期間内に物理アドレス返答パケットが返送されるかどうかを検出する。ここで、一定期間内に物理アドレス返答パケットが返送されなかった場合には、第2論理アドレスを有する送受信装置がネットワーク上に存在しないことが明らかになる。したがって、論理アドレスの設定誤りやネットワークの接続誤りが検出できる。
【0030】次に、図4を用いて本発明の第2の実施例のブロック図を説明する。図4において、301〜311は図3の第1の実施例と同じ構成要素で、その動作も第1の実施例とほぼ同等である。また、図4の407は論理アドレス選択誤り検出部である。
【0031】ここでは第1の実施例と異なる点について説明する。本実施例では論理アドレス選択誤り検出部407において、ネットワークに接続されている送受信装置の論理アドレスの選択誤りを検出する。図5を用いて、論理アドレス選択誤り検出部407の第1の例を説明する。
【0032】図5において、501は物理アドレス返答パケット入力部、502は多重論理アドレス検出部である。物理アドレス検索パケットを伝送した後、一定期間内に受信される他の送受信装置からの物理アドレス返答パケットは、物理アドレス返答パケット入力部501を介して多重論理アドレス検出部502に入力される。多重論理アドレス検出部502では、上記の一定期間内に異なる複数の送受信装置から物理アドレス返答パケットを受信したかどうかを検出する。もし複数の送受信装置から物理アドレス返答パケットを受信した場合には、複数の送受信装置が同一の論理アドレス(論理アドレス2)を有することになる。このようにして論理アドレスの設定誤りを検出し、ユーザに知らせることが可能になる。
【0033】次に、図6を用いて論理アドレス選択誤り検出部407の第2の例を説明する。図6において、601は物理アドレス検索パケット入力部、602は送り手論理アドレス検出部である。他の送受信装置から物理アドレス検索パケットを物理アドレス検索パケット入力部601から入力した場合に、そのパケット内の第1論理アドレス(物理アドレス検索パケットを伝送した送り手の論理アドレス)を送り手論理アドレス検出部602に入力する。
【0034】送り手論理アドレス検出部602では、入力された送り手の論理アドレスと、自分の送受信装置の論理アドレスを比較する。ここで両者の論理アドレスが同一である場合には、これら2つの送受信装置の論理アドレスが同じであることが検出できる。このようにして、図6の例によっても論理アドレスの設定誤りを検出し、ユーザに知らせることが可能になる。
【0035】次に、図7を用いて本発明の第3の実施例を説明する。図7において、701は論理アドレス入力部、702は物理アドレス出力部、703はパケット生成部、704はネットワーク出力部である。
【0036】第3の実施例はパケットに配置されるアドレスに関するものである。論理アドレス入力部701から、パケットを伝送する相手の論理アドレス(論理アドレス2)が入力される。入力された論理アドレス2は物理アドレス出力部702に入力されて、そこで論理アドレス2に対応する物理アドレス2が出力される。このようにして得られた物理アドレス2と論理アドレス2は、共にパケット生成部703に入力されてパケット内に配置され、ネットワーク出力部704から出力される。また、パケット内に物理アドレス1と論理アドレス1をさらに配置することも可能である。
【0037】図7のような構成によって、パケット内には論理アドレスと物理アドレスが共に配置される。従って、本ネットワークを論理アドレスと物理アドレスが一致するような第2のネットワークに接続する際には、パケット内の論理アドレスをそのまま第2のネットワークの物理アドレスとして利用することが可能になる。
【0038】従って、D2Bのように論理アドレスと物理アドレスが一致するネットワークと、本発明の送受信装置を利用するネットワークとを同時に利用する場合には、本発明の送受信装置に用いる論理アドレスをD2Bに用いる論理アドレスと一致させることによって、両方のネットワークの接続が非常に簡単になる。
【0039】以上3つの実施例を用いて本発明を説明したが、実際の回路構成は実施例以外の構成も可能であり、ソフトウエアによる実現も可能である。また上記の実施例の技術の一部または全部を適用した構成も可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の送受信装置は、通信を行う両方の送受信装置で互いの物理アドレスと論理アドレスの関係を知ることができるため、以後の通信を物理アドレスを用いて直接実行することが可能になる。
【0041】また、物理アドレス検索パケットおよび物理アドレス返答パケットによる物理アドレス伝送を自動的に実行することによって、ユーザーは物理アドレスを意識することなく、論理アドレスのみを意識した通信が可能になる。
【0042】また第1の発明では、ネットワークの接続間違いや断線等を検出することが可能になる。
【0043】第2の発明では、異なる複数の送受信装置が同一の論理アドレスを有することを検出することが可能になる。
【0044】第3の発明では、本発明の送受信装置で用いるネットワークと他のネットワークを容易に接続することが可能になる。
【0045】以上のように、本発明の送受信装置では、簡単な方法で論理アドレスと物理アドレスを対応させることができるため、その実用的効果は非常に大きい。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013