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発明の名称 翻訳用辞書登録装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−110816
公開日 平成7年(1995)4月25日
出願番号 特願平5−257112
出願日 平成5年(1993)10月14日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】松田 正道
発明者 塩見 隆一
要約 目的
1回の辞書データの登録で、複数の辞書データの登録を効率よく行うことができる翻訳用辞書登録装置を提供する。

構成
第1文字・記号列とその翻訳語の第2文字・記号列を入力する入力部1と、入力されたデータを表示するための表示部3と、入力された第1文字・記号列と第2文字・記号列が各々分割された第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分を相互に組み合わせて、複数の文字・記号列部分の組を生成する部分文字列組作成部6と、翻訳語や関連語等の辞書データを予め格納している翻訳用辞書部4と、生成された文字・記号列部分の組の内で選別された組について、その組を構成する第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分に対する関連語を翻訳用辞書部4に予め格納されている辞書データを参照して検索するための検索部5と、それらの関連語等を用いて、入力された最初の辞書データの一部を置き換える等して新たな辞書データを作成し、登録する辞書データ作成部7とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 第1文字・記号列、およびその第1文字・記号列と所定の関係を有する第2文字・記号列を入力する入力手段と、その入力手段から入力された前記第1文字・記号列、および前記第2文字・記号列が各々分割されたところの第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分を相互に組み合わせて、いくつかの文字・記号列部分の組を生成するための部分文字・記号列組生成手段と、文字・記号列部分と、その文字・記号列部分と所定の関係を有する文字・記号列と、各々に対して意味的に関連する関連文字・記号列等とから構成される辞書データを予め格納している辞書格納手段と、前記生成された文字・記号列部分の組の内で選別された組について、その組を構成する前記第1文字・記号列部分と前記第2文字・記号列部分に対する前記関連文字・記号列を各々前記辞書データを参照して検索するための検索手段と、前記第1文字・記号列部分と、その第1文字・記号列部分に対して意味的に関連があるとして検索された第1関連文字・記号列と、前記第2文字・記号列部分と、その第2文字・記号列部分に対して意味的に関連があるとして検索された第2関連文字・記号列とを相互に組み合わせて、新たな文字・記号列の組を生成するためのデータ生成手段と、前記生成された新たな文字・記号列の組の内で選別された組と、前記分割された相手側の第1文字・記号列部分および前記分割された相手側の第2文字・記号列部分について、同様にして得られた組とを合成して登録辞書データを生成し、その登録辞書データの内で選別された登録辞書データを登録するための辞書データ登録手段とを備えたことを特徴とする翻訳用辞書登録装置。
【請求項2】 第1文字・記号列と所定の関係を有するとは、その第1文字・記号列に対する翻訳語としての文字・記号列の関係にあることであり、文字・記号列部分と所定の関係を有するとは、その文字・記号列部分に対する翻訳語としての文字・記号列の関係にあることであることを特徴とする請求項1記載の翻訳用辞書登録装置。
【請求項3】 生成された文字・記号列部分の組の内で選別された組とは、その組の第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分が、相互に関連性のある文字・記号列部分として前記辞書格納手段に格納されているか否かを、関連性判定手段によって検索・判定し、その結果を利用して選別された前記第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分の組であることを特徴とする請求項1記載の翻訳用辞書登録装置。
【請求項4】 生成された新たな文字・記号列の組の内で選別された組とは、その組を構成する各々の文字・記号列が、相互に関連性のある文字・記号列として前記辞書格納手段に格納されているか否かを、辞書格納判定手段によって検索・判定し、その結果を利用して選別された前記生成された文字・記号列の組であることを特徴とする請求項1または請求項3記載の翻訳用辞書登録装置。
【請求項5】 登録辞書データの内で選別された登録辞書データとは、前記登録辞書データを表示するための表示手段によって表示されたその登録辞書データの内容に基づいて、オペレータによって選別された登録辞書データであることを特徴とする請求項1、請求項3または請求項4記載の翻訳用辞書登録装置。
【請求項6】 登録辞書データを選別するための見出し語としての文字・記号列を予め格納している見出し語格納手段と、前記登録辞書データの各文字・記号列と、前記見出し語を各々照合して、その結果一致している場合には、その旨を前記辞書データ登録手段に出力するための照合手段とを備えており、前記辞書データ登録手段は、その照合手段から、一致している旨の出力を受けて、前記登録辞書データを登録することを特徴とする請求項1、請求項3または請求項4記載の翻訳用辞書登録装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された辞書データを翻訳用辞書に登録する翻訳用辞書登録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】翻訳用辞書登録処理を行う従来の翻訳用辞書登録装置の一例が特開平1−195576号公報に示されている。図7は、当該公報に記載の翻訳用辞書登録装置の構成を示すブロック図である。
【0003】以下、同図を参照して、その構成および動作を説明する。
【0004】すなわち、71は入力部であり、72は入力バッファ部であり、73は表示部であり、74はスペルチェック部であり、75は登録部であり、76は検索部であり、77は翻訳用辞書部である。入力部71より入力される第1言語とその翻訳語である第2言語等の辞書データは、入力バッファ部72により格納される。表示部73は入力バッファ部72に格納されている内容を表示する。スペルチェック部74は、辞書データの各単語毎に検索部76を用いて翻訳用辞書部77を検索し、各単語が翻訳用辞書部77に存在するか否かを調べる。この際に、翻訳用辞書部77に存在しない単語があれば、スペルミスが発生している旨が、表示部73に表示される。辞書データの各単語毎について上記処理が行われた結果、全ての単語が翻訳用辞書部77に存在するとき、スペルミスが無いものとして判断され、登録部75を用いて、翻訳用辞書部77に辞書データが登録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような構成では、入力された辞書データのみが登録されるため、例えば複合語のような類似性のある辞書データを複数回にわたり入力する場合、同様の処理を繰り返し行わなければならず、極めて効率が悪いといった課題があった。
【0006】本発明は、従来の翻訳用辞書登録装置のこのような課題を考慮し、一回の登録作業で、一つの辞書データに対して、同時に複数の辞書データをも効率よく翻訳用辞書に登録することができる翻訳用辞書登録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、第1文字・記号列、およびその第1文字・記号列と所定の関係を有する第2文字・記号列を入力する入力手段と、その入力手段から入力された第1文字・記号列、および第2文字・記号列が各々分割されたところの第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分を相互に組み合わせて、いくつかの文字・記号列部分の組を生成するための部分文字・記号列組生成手段と、文字・記号列部分と、その文字・記号列部分と所定の関係を有する文字・記号列と、各々に対して意味的に関連する関連文字・記号列等とから構成される辞書データを予め格納している辞書格納手段と、生成された文字・記号列部分の組の内で選別された組について、その組を構成する第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分に対する関連文字・記号列を各々辞書データを参照して検索するための検索手段と、第1文字・記号列部分と、その第1文字・記号列部分に対して意味的に関連があるとして検索された第1関連文字・記号列と、第2文字・記号列部分と、その第2文字・記号列部分に対して意味的に関連があるとして検索された第2関連文字・記号列とを相互に組み合わせて、新たな文字・記号列の組を生成するためのデータ生成手段と、生成された新たな文字・記号列の組の内で選別された組と、分割された相手側の第1文字・記号列部分および分割された相手側の第2文字・記号列部分について、同様にして得られた組とを合成して登録辞書データを生成し、その登録辞書データの内で選別された登録辞書データを登録するための辞書データ登録手段とを備えた翻訳用辞書登録装置である。
【0008】請求項2の本発明は、上記第1文字・記号列と所定の関係を有するとは、その第1文字・記号列に対する翻訳語としての文字・記号列の関係にあることであり、上記文字・記号列部分と所定の関係を有するとは、その文字・記号列部分に対する翻訳語としての文字・記号列の関係にあることである翻訳用辞書登録装置である。
【0009】請求項3の本発明は、上記生成された文字・記号列部分の組の内で選別された組とは、その組の第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分が、相互に関連性のある文字・記号列部分として辞書格納手段に格納されているか否かを関連性判定手段によって検索・判定し、その結果を利用して選別された第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分の組である翻訳用辞書登録装置である。
【0010】請求項4の本発明は、上記生成された新たな文字・記号列の組の内で選別された組とは、その組を構成する各々の文字・記号列が、相互に関連性のある文字・記号列として辞書格納手段に格納されているか否かを辞書格納判定手段によって検索・判定し、その結果を利用して選別された、生成された文字・記号列の組である翻訳用辞書登録装置である。
【0011】請求項5の本発明は、上記登録辞書データの内で選別された登録辞書データとは、登録辞書データを表示するための表示手段によって表示されたその登録辞書データの内容に基づいて、オペレータによって選別された登録辞書データである翻訳用辞書登録装置である。
【0012】請求項6の本発明は、上記登録辞書データを選別するための見出し語としての文字・記号列を予め格納している見出し語格納手段と、登録辞書データの各文字・記号列と、見出し語を各々照合して、その結果一致している場合には、その旨を辞書データ登録手段に出力するための照合手段とを備えており、上記辞書データ登録手段は、その照合手段から、一致している旨の出力を受けて、登録辞書データを登録する翻訳用辞書登録装置である。
【0013】
【作用】本発明では、入力手段により第1文字・記号列、およびその第1文字・記号列と所定の関係を有する第2文字・記号列が入力されると、部分文字・記号列組生成手段がその入力された第1文字・記号列、および第2文字・記号列が各々分割されたところの第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分を相互に組み合わせて、いくつかの文字・記号列部分の組を生成する。辞書格納手段は、文字・記号列部分と、その文字・記号列部分と所定の関係を有する文字・記号列と、各々に対して意味的に関連する関連文字・記号列等の辞書データを予め格納している。検索手段は、生成された文字・記号列部分の組の内で選別された組について、その組を構成する第1文字・記号列部分と第2文字・記号列部分に対する関連文字・記号列を各々辞書データを参照して検索し、データ生成手段が、第1文字・記号列部分と、その第1文字・記号列部分に対して意味的に関連があるとして検索された第1関連文字・記号列と、第2文字・記号列部分と、その第2文字・記号列部分に対して意味的に関連があるとして検索された第2関連文字・記号列とを相互に組み合わせて、新たな文字・記号列の組を生成する。辞書データ登録手段は、生成された新たな文字・記号列の組の内で選別された組と、分割された相手側の第1文字・記号列部分および分割された相手側の第2文字・記号列部分について、同様にして得られた組とを合成して登録辞書データを生成し、登録する。
【0014】
【実施例】以下本発明の第一の実施例の翻訳用辞書登録装置について、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は、本実施例の翻訳用辞書登録装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いてその構成を説明する。
【0016】すなわち、1は、第一言語の文字・記号列と、その翻訳語である第二言語の文字・記号列を組にした辞書データを入力する、本発明の入力手段としての入力部であり、具体的にはキーボード等で構成されるものである。
【0017】2は、入力部1で入力された辞書データを一時記憶する一時記憶部であり、具体的にはメモリーなどで構成される。
【0018】3は、一時記憶部2に一時記憶された辞書データをユーザーに提示する表示部であり、具体的にはCRTやプリンターなどで構成されるものである。
【0019】4は、第一言語の文字・記号列と、その翻訳語である第二言語の文字・記号列を組にした辞書データを記憶する、本発明の辞書格納手段としての翻訳用辞書部であり、基本辞書(図2の翻訳用辞書部4に示される例えば「辞書B」に相当する)、専門用語辞書(同図の例えば「辞書C」に相当する)、ユーザー辞書(同図の例えば「辞書D」に相当する)等の一つ以上の辞書が予め格納されて構成されている。なお、同図に示された「辞書A」は、本実施例において辞書データ追加として辞書登録をしようとする初期状態の辞書である。
【0020】5は、翻訳用辞書部4を検索するための、本発明の検索手段としての検索部である。
【0021】6は、部分文字・記号列組作成部であり、一時記憶部2に一時記憶されている辞書データの第一言語の文字・記号列と、その翻訳語としての第二言語の文字・記号列を各々分割し、分割された第一言語の文字・記号列部分と分割された第二言語の文字・記号列部分を各々対応付け、それを仮の組とする複数の部分文字・記号列組を作成し、その仮の組を構成する各々の文字・記号列部分が、相互に関連性のある文字・記号列部分として翻訳用辞書部4に記憶されているか否かを検索・判定して、記憶されている組についてのみ正式の部分文字・記号列組を作成する。
【0022】7は、辞書データ作成部であり、部分文字列組作成部6で作成された各々の部分文字・記号列組において、各組を構成する分割された第一言語の文字・記号列と分割された第二言語の文字・記号列の各々に対応する関連語を翻訳用辞書部4から検索して相互に組合せて、新たな文字・記号列組を作成し、その新たな組を構成する各々の文字・記号列が、相互に関連性のある文字・記号列として翻訳用辞書部4に記憶されているか否かを検索・判定して、記憶されておれば、それらを用いて元の第一言語の文字・記号列とその翻訳語としての第二言語の文字・記号列の組を構成する各文字・記号列部分を置き換えることにより新たな辞書データを作成し、翻訳用辞書部4に記憶する。なお、部分文字・記号列組作成部6は、本発明の部分文字・記号列組生成手段等を含む。また、辞書データ作成部7は、本発明のデータ生成手段と辞書データ登録手段等を含む。
【0023】本装置の動作説明に先立って、翻訳用辞書部4に予め記憶されている辞書データについて説明する。
【0024】図2は、翻訳用辞書部4において、例えば、基本辞書としての英日翻訳用辞書(図2の翻訳用辞書部4に示される例えば「辞書B」に相当する)に記憶されているデータの例を示す説明図である。これらのデータは、例えば磁気ディスクや上位装置のメモリにファイル化されて格納されている。図2に示すように、一つの辞書データには、第1言語としての英語の見出し語、その品詞、関連語が格納されている。また、英語の見出し語に対応する第2言語としての日本語訳とその品詞、関連語、接頭語の有無、意味情報の組が1つ以上格納されている。なお、辞書データには、これらのデータをすべて含む必要はなく、また、他のデータを含んでいてもよい。
【0025】次に、本実施例の翻訳用辞書登録装置の動作について主に図4を用いて説明する。
【0026】図4は、本実施例の翻訳用辞書登録装置の辞書データ登録手順を示すフローチャートである。図3は、入力部1から入力された辞書データが、各ステップを経て新たな辞書データが作成されるまでの間にその形態が変遷していく状態を示すための説明図である。同図(a)は、辞書データが入力部1に入力された時の辞書データの状態を示す説明図である。同図(b)は、その入力された辞書データが形態素解析等によって、分割された状態を示している。同図(c)と(d)は、翻訳用辞書部4(例えば、「辞書A」)に登録するために、新たに作成された辞書データの状態を示す説明図である。
【0027】図4において、第一言語(例えば英語)の文字・記号列と第二言語(例えば日本語)の文字・記号列を組とした辞書データが入力部1から入力される(ステップS401)。入力された辞書データは一時記憶部2に記憶される。
【0028】表示部3は一時記憶部2に記憶された辞書データをディスプレイ等に表示する(ステップS402)。
【0029】部分文字列組作成部6は、形態素解析等を行い一時記憶部2に記憶されている辞書データの第一言語の文字・記号列と第二言語の文字・記号列を分割する(図3(a)参照。すなわち、英語「loud voice」が「loud」と「voice」に分割され、日本語「大声」は「大」と「声」に分割されている。)(ステップS403)。
【0030】更に、部分文字列組作成部6は、分割された第一言語の文字・記号列部分と第二言語の文字・記号列部分を仮の組として(例えば、「loud」と「大」、「loud」と「声」等の組)、分割された文字・記号列部分の全ての組み合わせについて作成し、各々について検索部5を用いて翻訳用辞書部4を検索する。翻訳用辞書部4に、分割された第一言語の文字・記号列部分と第二言語の文字・記号列部分の仮の組の各々が相互に関連性のある文字・記号列部分として記憶されている場合、部分文字列組作成部6は、仮に組とした、分割された第一言語の文字・記号列部分と第二言語の文字・記号列部分を対応付け、これを組とする正式の部分文字・記号列組を作成する(ステップS404)。
【0031】辞書データ作成部7は、部分文字列組作成部6が作成した(ステップ404)部分文字列組の第一言語の文字・記号列部分と第二言語の文字・記号列部分の各々の関連語(図2参照。例えば、「loud」の関連語は「soft」、「大」の関連語は「小」)を検索部5を用いて翻訳用辞書部4より検出する(ステップ406)。
【0032】更に、辞書データ作成部7は、部分文字・記号列組の第一言語の文字・記号列部分の関連語(例えば、「loud」に対する関連語「soft」)と第二言語の文字・記号列部分の関連語(例えば、「大」に対する関連語「小」)を組にして(例えば、「soft」と「小」の組)、検索部5を用いて翻訳用辞書部4の中に記憶されているか否かを検索する(ステップS407)。ステップ407での検索結果から検索された関連語の組が、翻訳用辞書部4の中に記憶されているか否かを判定する(ステップ408)。ステップ408にて検索された関連語の組が、翻訳用辞書部4に記憶されている場合は、辞書データ作成部7は、分割する前の各々の文字・記号列(例えば、「loud voice」と「大声」)に対して分割された前半部分の各文字・記号列部分(例えば、「loud voice」に対しては「loud」、「大声」に対しては「大」)の組、すなわち部分文字・記号列組(「loud」と「大」の組)を、上述した関連語の組(例えば、「soft」と「小」の組)に置き換えることによって新たな辞書データを作成(例えば、「soft voice」と「小声」)し、翻訳用辞書部4に登録する(ステップS409)。
【0033】一方、ステップ408にて検索された関連語の組が、翻訳用辞書部4に記憶されていない場合は、ステップ409の処理を行わずステップ410へ進む。
【0034】このように、部分文字・記号列組と関連語の組との置き換えによる新たな辞書データを作成する一連の処理に関しては、ステップ410において部分文字列組作成部6で作成された正式の部分文字・記号列組の第一言語の文字・記号列部分と第二言語の文字・記号列部分の各々の関連語の全ての組合せについて同様の処理が繰り返されたか否かが判定されて、全ての組合せについて同様の処理が完了していなければ、再びステップ406に戻り、完了していれば、ステップ411に進み、最後に、辞書データ作成部7は、一時記憶部2が記憶する最初に入力された辞書データを翻訳用辞書部4に記憶する(ステップ411)。全ての辞書データが入力完了するまで上記処理が繰り返される。
【0035】ここで、入力された辞書データが本実施例における翻訳用辞書登録装置によって新たに作成された辞書データと共に翻訳用辞書部4に登録される一連の過程を、翻訳用辞書部4の内容の一部を示す説明図としの図2と、辞書データの各ステップでの形態を示す説明図としての図3を参照して、更に具体的に説明する。
【0036】すなわち、入力部1は図3(a)に示された英語「loud voice」と日本語「大声」を組とする辞書データを入力して、一時記憶部2に一時記憶する。 部分文字列組作成部6は、一時記憶部2が記憶する辞書データの英語「loud voice」と日本語「大声」を形態素解析を行い文字・記号列部分に分割する。図3(b)は、形態素解析によって、分割された状態を示している。英語「loud voice」が「loud」と「voice」に分割され、日本語「大声」は「大」と「声」に分割されている。次に部分文字列作成部6は、分割された英語「loud」と日本語「大」を仮の組とし、検索部5を用いて翻訳用辞書部4を検索する。検索部5は、翻訳用辞書部4に記憶される「loud」を見出し語とする辞書データを調べ、「大」は「loud」が対応する日本語「大きい」の接頭語であることを検出する。部分文字列組作成部6は、検索部5の検索結果から、「loud」と「大」を対応付け正式の部分文字・記号列組とする。
【0037】次に、部分文字列組作成部6は同様にして、「loud」と「声」、「voice」と「大」、「voice」と「声」を仮の組とし、検索部5を用いて翻訳用辞書部4を検索を行う。その結果、部分文字列組作成部6は「voice」と「声」を対応付け正式の部分文字・記号列組とする。
【0038】辞書データ作成部7は、部分文字列組作成部6が作成した、部分文字・記号列組「loud」−「大」の英語「loud」と日本語「大」の各々の関連語を、検索部5を用いて翻訳用辞書部4より検出する。図2の英日翻訳用辞書(例えば、図1における「辞書B」に相当する)を参照して、「loud」の関連語として「soft」が検出される。また、「大」の関連語は、「大」が「大きい」の接頭語であることから、まず、「大きい」の関連語として「小さい」が検出されるが、「大」が接頭語であることから、「大きい」の関連語として検出された「小さい」の接頭語「小」が、最終的に「大」の関連語として検出される。
【0039】次に辞書データ作成部7は、英語「loud」の関連語「soft」と日本語「大」の関連語「小」を組とし、検索部5を用いて翻訳用辞書部4に予め格納されている英日翻訳用辞書(図2参照)を検索する。翻訳用辞書部4の英日翻訳用辞書には、「soft」−「小」の組が記憶されているので、この組については新たな辞書データ作成において使用するものとして、辞書データ作成部7は、分割前の元の辞書データの文字・記号列組としての「loud voice」と「大声」の組において部分文字・記号列組「loud」−「大」とその関連語の組「soft」−「小」を置き換えることにより、図3(c)に示すように、英語「soft voice」と日本語「小声」を組とする新たな辞書データを作成し、翻訳用辞書部4に登録する。
【0040】辞書データ作成部7は、もう一つの部分文字・記号列組「voice」−「声」に対しても同様の操作を行い、図3(d)に示すように英語「loud sound」と日本語「大音」を組とする新たな辞書データを作成し、翻訳用辞書部4に登録する。
【0041】最後に、辞書データ作成部7は、一時記憶部2が記憶する最初に入力された英語「loud voice」と日本語「大声」を組とする辞書データを翻訳用辞書部4に登録する。このように、1回の辞書データの登録で、複数の辞書データの翻訳用辞書部4への登録を効率よく行うことができる。
【0042】次に本発明の第二の実施例の翻訳用辞書登録装置について図面を参照して説明する。
【0043】図5は、本実施例の翻訳用辞書登録装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いてその構成および動作を説明する。なお、同図において、図1に示す第一の実施例の構成要素と同じ番号を付した要素は、第一の実施例の翻訳用辞書登録装置と同様の動作を行う。従って、第一の実施例の構成要素と同じ番号を付した要素の説明は省略する。
【0044】すなわち、51は入力部であり、入力部51は第一の実施例の入力部1の動作に加え、後述する辞書データ作成部57が作成する新たな辞書データを翻訳用辞書部4に格納すべきか否かの指示を、利用者により入力されるためのものである。
【0045】53は、本発明の表示手段としての表示部であり、表示部53は第一の実施例の表示部3の動作に加え、後述する辞書データ作成部57が作成する新たな辞書データをも表示部53に表示する。
【0046】57は辞書データ作成部であり、辞書データ作成部57は第一の実施例の辞書データ作成部7の動作に加え、新たな辞書データ作成後に、利用者が入力部51を用いて、新たに作成された辞書データを翻訳用辞書部4に格納すべき旨の指示を与えたとき、その格納すべき旨の指示を受けた辞書データを翻訳用辞書部4に格納する。
【0047】次に、第二の実施例の動作について説明する。
【0048】ここで、本実施例と第一の実施例との主な相違点は、上述のような表示部53等を設けることにより、全ての関連語の組合せに関して第1の実施例においてステップ407、ステップ408等で行った、翻訳用辞書部4に各々の関連語が記憶されているか否かの検索等を行い、全ての関連語の組合せの内で採用するものとしないものとの選別を行った上で、更に、ステップ409等で、辞書データ作成部67にて作成した新たな辞書データ内で登録するものとしないものとの選別を装置に行わせるのではなく、利用者にその選別の判断を任せるようにした点である。
【0049】本実施例における翻訳用辞書登録装置の動作手順は、主に上記の点を除いては、第一の実施例で示された動作手順と同様であり、以下、主にその相違点を中心として、入力部51より入力された辞書データが本実施例における翻訳用辞書登録装置によって新たに作成された辞書データと共に翻訳用辞書部4に登録される過程を、辞書データの各ステップでの形態を示す説明図としての図3を参照して説明する。
【0050】すなわち、表示部53は、入力された初期の辞書データ(英語「loud voice」と日本語「大声」を組とする辞書データ)に加えて、辞書データ作成部57が英語「soft voice」と日本語「小声」を組とする新たな辞書データを作成したとき、その辞書データの英語「soft voice」と日本語「小声」をも表示部53のディスプレイ等に表示する。
【0051】利用者は、表示部53のディスプレイ等に表示された、辞書データ作成部57が作成した英語「soft voice」と日本語「小声」を組とする新たな辞書データ等を見て翻訳用辞書部4に登録すべき辞書データである旨の指示を入力部51より入力する。
【0052】入力部51は、利用者から、辞書データ作成部57が作成した新たな辞書データを翻訳用辞書部4に登録すべき旨の指示を入力されたとき、辞書データ作成部57に対して、新たに作成した英語「soft voice」と日本語「小声」を組とする辞書データを翻訳用辞書部4に登録すべき旨を出力する。
【0053】次に、表示部53は、辞書データ作成部57が英語「loud sound」と日本語「大音」を組とする新たな辞書データを作成したとき、その辞書データの英語「loud sound」と日本語「大音」を表示部53のディスプレイ等に表示する。
【0054】ここで、入力部51は、利用者から、辞書データ作成部57が作成した英語「loud sound」と日本語「大音」を組とする新たな辞書データを登録しない旨の指示を入力されたとき、辞書データ作成部57に対して、作成した英語「loud sound」と日本語「大音」を組とする新たな辞書データを破棄する旨の指示を出力する。このようにして、利用者にとって、必要な辞書データのみを翻訳用辞書に登録することもできる。
【0055】次に本発明の第三の実施例の翻訳用辞書登録装置について図面を参照して説明する。
【0056】図6は、本実施例の翻訳用辞書登録装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いてその構成および動作を説明する。なお、同図において、図1に示す第一の実施例の構成要素と同じ番号を付した要素は、第一の実施例の翻訳用辞書登録装置と同様の動作を行う。従って、第一の実施例の構成要素と同じ番号を付した要素の説明は省略する。
【0057】ここで、本実施例と第一の実施例との主な相違点は、上述のような照合部69等を設けることにより、全ての関連語の組合せに関して第1の実施例においてステップ407、ステップ408等で行った、翻訳用辞書部4に各々の関連語が記憶されているか否かの検索等を行い、全ての関連語の組合せの内で採用するものとしないものとの選別を行った上で、更に、ステップ409等で、辞書データ作成部67にて作成した新たな辞書データの第一言語の文字・記号列と第二言語の文字・記号列の各々の、照合部69における照合結果に基づいて、その新たな辞書データを登録するか否かを判定する点である。
【0058】すなわち、68は、本発明の見出し語格納手段としての見出し語辞書部であり、見出し語辞書部68は見出し語(図2参照)を含む辞書であって、具体的には国語辞典や英英辞典等が電子化され磁気ディスク等に予め記憶されているものである。
【0059】69は、本発明の照合手段としての照合部であり、照合部69は辞書データ作成部67にて作成された新たな辞書データの第一言語の文字・記号列や第二言語の文字・記号列と、あるいは、外部から与えられた見出し語等と、見出し語辞書部68に記憶する見出し語とを各々照合する。
【0060】67は辞書データ作成部であり、辞書データ作成部67は第一の実施例の辞書データ作成部7の動作に加え、辞書データ作成時に、作成した新たな辞書データの第一言語の文字・記号列と第二言語の文字・記号列の照合部69における照合結果に基づいて、作成した新たな辞書データを登録する。
【0061】辞書データ作成部67が作成した新たな辞書データに対する照合部69の照合において、その新たな辞書データの第一言語の文字・記号列と第二言語の文字・記号列が、共に見出し語辞書部68に記憶されているとの結果が出た場合、辞書データ作成部67は照合部69から、登録すべき旨の指示を受けて、その新たな辞書データを翻訳用辞書部4に登録する。
【0062】一方、辞書データ作成部67が作成した新たな辞書データの第一言語の文字・記号列か、あるいは第二言語の文字・記号列のいずれか一方でも見出し語辞書68に、記憶されていないとの結果が出た場合は、照合部69から、登録すべきでない旨の指示を受けて、辞書データ作成部67はその新たな辞書データを破棄して、翻訳用辞書部4には登録しない。このようにして、誤った辞書データを翻訳用辞書部4に登録することを防ぐことをもできる。
【0063】なお、上記実施例では、新たな辞書データの作成に関して、分割する前の各々の文字・記号列(例えば、「loud voice」と「大声」)に対して分割された前半部分の各文字・記号列部分(例えば、「loud voice」に対しては「loud」、「大声」に対しては「大」)の組、すなわち部分文字・記号列組(「loud」と「大」の組)を、上述した関連語の組(例えば、「soft」と「小」の組)に置き換える(但し、分割された後半部分の各文字・記号列部分である「voice」と「声」は、元のまま用いる)ことによって新たな辞書データを作成(例えば、「soft voice」と「小声」)すると共に、分割された後半部分の各文字・記号列部分の組(「voice」と「声」)を、上述した関連語の組(「sound」と「音」)に置き換える(但し、分割された前半部分の各文字・記号列部分である「loud」と「大」は、元のまま用いる)ことによって新たな辞書データを作成(例えば、「loud sound」と「大音」)する場合について説明したが、これに限らず、前半部分と後半部分の各々に対する関連語を相互に合成して(例えば、「soft sound」と「小音」)新たな辞書データとしてももちろんよい。
【0064】また、本発明の、生成された文字・記号列部分の組の内で選別された組とは、上記実施例では、分割された第一言語の文字・記号列部分と第二言語の文字・記号列部分を仮の組として(例えば、「loud」と「大」、「loud」と「声」等の組)、分割された文字・記号列部分の全ての組み合わせについて作成し、各々について検索部5を用いて翻訳用辞書部4を検索し、その翻訳用辞書部4に記憶されている組合せのものを選別して正式の部分文字・記号列組を作成したが、これに限らず、例えば翻訳用辞書部4を検索することなく利用者が上記選別をするよにしてもよい。
【0065】また、本発明の生成された新たな文字・記号列の組の内で選別された組とは、上記実施例では、部分文字列組作成部6で作成された正式の部分文字・記号列組の第一言語の文字・記号列部分と第二言語の文字・記号列部分の各々の関連語の全ての組合せについて、検索部5を用いて翻訳用辞書部4の中に記憶されているか否かを検索し、その翻訳用辞書部4に記憶されている組合せのものを選別してこれを採用することとしたが、これに限らず、例えば翻訳用辞書部4を検索することなく利用者が上記選別をするよにしてもよい。
【0066】また、本発明の辞書格納手段は、予め格納している辞書データの中に、関連語を全ての各文字・記号列に対して必ずしも有している必要はない。
【0067】また、本発明の各手段は、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現し、あるいはそれら各機能を有する専用のハード回路を用いて実現する事が出来る。
【0068】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、本発明は、一回の登録作業で、一つの辞書データに対して、同時に複数の辞書データをも効率よく翻訳用辞書に登録することができるという長所を有する。
【0069】また、本発明は、必要な辞書データのみ翻訳用辞書に登録することができるという長所を有する。
【0070】また、本発明は、誤った辞書データを翻訳用辞書に登録することを防ぐことができるという長所を有する。




 

 


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