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発明の名称 水平輪郭補正回路
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−107341
公開日 平成7年(1995)4月21日
出願番号 特願平5−247874
出願日 平成5年(1993)10月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 柴田 進一 / 川島 正裕
要約 目的
本発明は、テレビジョン表示装置において入力映像信号に応じてブースト周波数を選択できる水平輪郭補正回路に関するもので入力映像信号に好適な画質調整を可能とするものである。

構成
映像信号と、この映像信号の遅延信号との加減算によって輪郭補正信号を作成する水平輪郭補正回路において、遅延量を切り換える手段と前記遅延量を切り換える手段に切り換え信号を送る手段と輪郭補正信号を作成する加減算を行う演算手段とで構成され入力映像信号に応じた最適な水平輪郭補正が得られる効果を有する。
特許請求の範囲
【請求項1】 映像信号と、この映像信号の遅延信号との加減算によって輪郭補正信号を作成する水平輪郭補正回路において、複数の遅延量の遅延を行う手段と前記の結果得られる複数の遅延量を切り換える手段と前記複数の遅延量を切り換える手段に切り換え信号を送る手段と輪郭補正信号を作成する加減算を行う演算手段とを具備し、映像信号を強調する周波数が複数のブースト周波数から選択可能なことを特徴とする水平輪郭補正回路。
【請求項2】 遅延量を切り換える手段において、複数の遅延素子を含んだ複合型の遅延手段と映像信号を増幅する手段と映像信号を選択する切り換え手段を具備し、複数の輪郭補正信号を作成する目的において回路規模の削減を可能とする遅延量切り換え手段を備えた請求項1記載の水平輪郭補正回路。
【請求項3】 複合型遅延手段は、独立した遅延量を持つ複数の遅延素子から成り、一体化していることを特徴とする複合型遅延手段を備えた請求項2記載の水平輪郭補正回路。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン表示装置における映像信号の水平輪郭強調を行う水平輪郭補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン表示装置等において画質の鮮鋭度向上のための映像の水平輪郭を強調する回路は第4図に示す様な遅延素子(例としてはディレーラインが用いられる)を用いた回路構成を持つものによって実現されている。すなわち第3図の映像信号35がディレーラインA36に入力され、ある任意の遅延量τを持った信号として出力される。さらに同じ遅延量のディレーライン37に入力され2τのディレー量を持つ信号として出力される。この信号と入力映像信号35が加算回路38に入力されて加算される。次にこの加算された信号と一つめのディレーラインA36を通った映像信号が減算回路39に入力されて減算される。この減算された信号が一つめのディレーラインA36を通った信号と加算回路40で加算され41の水平輪郭補正信号として出力される。図5(a)〜(f)において図4中のA〜F点での信号波形の例を示す。この回路構成による水平輪郭補正においてはディレーラインのディレー量τと強調される信号の周波数(ブースト周波数fB)の関係は以下の式で表される。
【0003】
【数1】

【0004】例えばディレー量 τ=50nsecのディレーラインを用いるとfB=10、30、50MHz……、の信号成分が強調されることになる。通常はn=0の成分のみ用いるのでfB=10MHzがブーストされる。
【0005】この様に映像信号の水平輪郭補正をすることでテレビジョン表示装置等においては映像にシャープ感が得られ、画質の鮮鋭度が増す。しかし近年、映像表示装置において入力される映像信号の種類が増える傾向にあり様々な信号帯域を持った映像信号に対応する必要性が生じてきた。例えばハイビジョン受信機においてはハイビジョンベースバンド信号(映像信号帯域は0〜30MHz)、MUSE信号(0〜20MHz)、NTSC信号(0〜4.2MHz)等の異なった信号帯域の映像信号が入力される例がある。この様な場合前記の水平輪郭補正回路ではディレーラインの遅延量で決まるブースト周波数が1種類しか無く、各入力に対して最適な補正が行えない。また複数のブースト周波数を持たせるためには上記の水平輪郭補正回路を複数系統必要とするので回路規模が増大していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べてきた様に従来の水平輪郭補正回路の構成では各入力映像信号に対して最適な補正を行うことができなかった。この発明は上記の問題を解決するためになされたもので、各入力信号の信号帯域に応じて最適な輪郭補正信号を選択して水平輪郭補正を行うことができるもので、更に複合型遅延素子を用い回路規模の削減がなされた水平輪郭補正回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明はテレビジョン表示装置に用いられる映像信号処理回路の一つである画質向上のための回路である水平輪郭補正回路であって、遅延量を切り替える手段と前記遅延量を切り替える手段に切り替え信号を送る手段と演算手段とを具備して構成される。
【0008】本願の請求項2の発明は、前記請求項1の遅延量を切り替える手段において、複数の遅延素子を含んだ複合型遅延手段と映像信号を増幅する手段と映像信号を選択する切り替え手段を具備して構成される。
【0009】本願の請求項3の発明は前記請求項2の複合型遅延手段において、独立した遅延量を持つ複数の遅延素子から成り一体化していることを特徴とする複合型遅延手段を具備して構成される。
【0010】
【作用】この発明による水平輪郭補正回路によると入力された映像信号は複数の遅延素子から成る複合型遅延素子と増幅手段と切り替え手段とで構成される遅延量切り替え手段と切り替え信号発生手段と演算手段により、各入力映像信号に応じたブースト周波数で強調された水平輪郭補正信号を得ることができる。すなわち各入力信号の帯域に応じた最適な水平輪郭補正が行え画質の向上が図れる。また複合型遅延素子を用いることで遅延量の切り換えを行っており水平輪郭補正回路の回路構成を一系統で構成でき、回路規模の簡略化が図れる。
【0011】
【実施例】本発明の水平輪郭信号補正回路について実施例を図1、図2を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明の水平輪郭補正回路のブロック図である。図2は遅延量切り換え手段の構成のブロック図である。1の入力映像信号は2の遅延量切り換え手段Aに入力されある遅延量τで遅延されて出力され、3の遅延量切り換え手段Bに入力され更にある遅延量τで遅延されて出力される。5の演算手段には1の入力映像信号と2の遅延量切り換え手段Aからの出力信号と3の遅延量切り換え手段Bからの出力信号が入力され、加算、減算などの演算がなされ6の出力映像信号が得られる。この出力信号は2、3の遅延量切り換え手段における遅延量τによって決まるブースト周波数で強調された水平輪郭補正信号である。
【0013】さて次に遅延量切り換え手段の動作について説明する。9の遅延素子A、10の遅延素子B、11の遅延素子Cが一体になっている8の複合型遅延手段(この例では三つの遅延素子を含んでいるが任意の個数に拡張できる。)に映像信号が入力される。ここでこの例ではそれぞれの遅延量をτA、τB、τCとする。まず遅延素子Aに入力された映像信号はτAだけ遅延されて出力される。そして12の増幅手段Aに入力される。この増幅手段Aでは映像信号を2倍に増幅する。その理由は遅延素子Aの特性インピーダンスとの整合をとるために抵抗等の素子を用いた為に信号振幅が半分になるためである。この出力信号は15の切り換え手段に入力される。またこの出力信号は8の複合型遅延手段に入力され10の遅延素子Bに入力されτBだけ遅延されて出力される。
【0014】入力映像信号からはτA+τBだけ遅延されたことになる。この出力信号は13の増幅手段Bに入力され2倍に増幅され15の切り換え手段に入力される。またこの出力信号は8の複合型遅延手段に入力され11の遅延素子Cに入力され、という風に同様にして15の切り換え手段にτA+τB+τCだけ遅延した信号が入力される。15の切り換え手段には図1の4の切り換え信号発生手段から出力された切り換え信号17が入力され、15から1つの信号が選択されて出力される。
【0015】この様にして遅延量切り換え手段においては複数の遅延量を持った信号を出力するので図1で説明した6の出力映像信号は遅延量切り換え手段での遅延量できまるブースト周波数で強調された水平輪郭補正信号が得られる。
【0016】この例における複合型遅延手段と周辺回路の一例を図3に示す。18の複合型遅延手段は19、20、21の遅延素子A、遅延素子B、遅延素子Cから構成される。遅延素子A、B、Cは例としてはコイルとコンデンサーで構成された多段フィルターで映像信号を遅延させる。入力映像信号31は22の外付の抵抗を介して入力され19のコイルとコンデンサーで構成された遅延素子で決まる遅延量だけ遅延されて出力され23の抵抗で終端され28の増幅手段で2倍に増幅され32の出力遅延映像信号Aとして出力される。22と23の抵抗は19の遅延素子の特性インピーダンスとマッチングをとる為のもので映像信号の反射を防ぐ。
【0017】以下同様にして遅延素子20、遅延素子21で決まる遅延量だけ遅延された33、34の出力遅延映像信号B,出力遅延映像信号Cが得られる。
【0018】この複合型遅延手段を用いた遅延量切り換え回路の特徴としては、遅延素子の遅延量が短いものを直列につないで使用している構成なので映像信号の周波数特性の劣化が防げるということがある。一般に遅延量の長い遅延素子は周波数特性が悪くなる。また遅延素子の中には中間タップが備わっていて遅延量を選択できる種類のものもあるが、中間タップから映像信号を取り出すとインピーダンス不整合による映像信号の周波数特性の劣化が見られる。これらの欠点を全て取り除いた複合型遅延手段を含んだ遅延量切り換え手段が実現する。
【0019】
【発明の効果】この発明による水平輪郭補正回路によると、テレビジョン表示装置において、遅延量を数種類切り換えられる遅延量切り換え手段により、各入力信号に対応したブースト周波数で強調された水平輪郭補正信号を得られるので、どの様な入力信号に対しても最適なシャープ感のある画質を得ることができる。
【0020】また遅延素子を数個含んだ複合型遅延手段を用いることで映像信号の周波数特性の劣化が少ないので画質劣化が無い映像を得ることができる。さらに複合型遅延手段を含んだ遅延量切り換え手段により従来の水平輪郭補正回路の回路規模と殆ど差の無い回路規模で実現することができる。
【0021】また遅延素子を複数個含み一体化した複合型遅延手段は各遅延素子間のばらつき、温度特性等の特性差が最小限に抑えられる効果を有する。




 

 


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