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発明の名称 同期分離回路
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−107332
公開日 平成7年(1995)4月21日
出願番号 特願平5−249019
出願日 平成5年(1993)10月5日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 元田 一真 / 福島 保 / 久我 龍一郎
要約 目的
テレビジョン受像機などに使用される、複合映像信号または3値同期信号から2値同期信号を分離する同期分離回路において、従来のものに比べて極めて簡易な回路構成でほぼ同等の働きを実現する。

構成
複合映像信号aを入力する入力端子1はゲイン調整、オフセット調整を行うレベル変換回路3に接続され、さらにクリップ回路4で信号レベルのクリップを行う。その出力は履歴特性を有する波形整形回路5により整形(2値化)され、出力端子2より2値同期パルスdが得られる。
特許請求の範囲
【請求項1】3値同期信号を含む複合映像信号または3値同期信号が入力され、入力信号に応じた2値同期信号を出力する波形整形回路を含んでなり、前記波形整形回路は入力信号に対し履歴特性を有することを特徴とする同期分離回路。
【請求項2】前記波形整形回路の履歴特性に関する2つの閾値を、複合同期信号または3値同期信号の、3値同期波形の正負の底部レベルとペデスタルレベルとの間にそれぞれ設定することを特徴とする請求項1記載の同期分離回路。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機などにおける複合映像信号または3値同期信号から2値同期信号を分離する同期分離回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン走査を行う上で同期信号は必要不可欠なものである。すなわち、同期信号に含まれる水平、垂直の同期点を基準とすることで、2次元画像の再生が可能となる。このため、正確な2次元画像を再生するために、伝送路の特性の影響をあまり受けずに、基準位相を正確に伝送できる信号形式が同期信号には求められる。例えば、NTSC方式においては2値の同期信号が用いられているが、この信号形式は再生画像に伝送路の特性の影響が出やすい。このためハイビジョンでは、ペデスタルレベル、パルス振幅の変化による再生基準位相への影響が少ない3値の同期信号が用いられている。この信号形式は2値の場合に比べて正確な基準位相の伝送が可能であり、ジッタなどを防止することができる。
【0003】以下に従来使用されている3値同期信号のための同期分離回路の一例(例えば「ハイビジョン技術」日本放送出版協会)について説明する。図4は従来例の水平同期分離回路のブロック図を示すものである。また、図5は図4の同期分離回路の動作を説明するタイミングチャートであり、図6は図5の一部を拡大したものである。なお、図4における各部での信号a,e〜hは図5および図6に示すタイミングチャート中の信号(a),(e)〜(h)に一致している。複合映像信号aは入力端子1からペデスタルクランプ回路6およびピーククランプ回路7のそれぞれに入力される。ペデスタルクランプ回路6の出力は第1の電圧比較器8に送られる。一方、ピーククランプ回路7の出力は第2の電圧比較器9に送られ、続いて単安定マルチバイブレータ10に送られる。第1の電圧比較器8の出力はゲート回路11において、単安定マルチバイブレータ10の出力でゲートされ、出力端子2から基準タイミングパルスとして出力される。
【0004】以上のように構成された映像信号における同期分離回路について、以下その動作について説明する。
【0005】まず図4において映像信号と3値同期信号を多重した複合映像信号aは入力端子1から入力され、ペデスタルクランプ回路6およびピーククランプ回路7にそれぞれ入力される。一方は基準位相を検出するため、ペデスタルクランプ回路6によって複合映像信号aのペデスタルレベルを0V電位にクランプした後、第1の電圧比較器8によって0V電位と電圧比較することにより、零クロスパルスeを得る。零クロスパルスeは図6に示すように、基準位相以外にも映像信号期間やフロントポーチ、バックポーチ期間にも発生するため、基準位相以外のパルスをゲートする必要がある。そこで、ピーククランプ回路7によって複合映像信号aに対して同期先端クランプ(負極性ピーククランプ)を行った後、第2の電圧比較器9により図6に示す負極性パルススレッショルドと比較することにより、負極性パルスfを検出し、さらに単安定マルチバイブレータ10を通すことによって、零クロスパルスeから同期信号近傍の基準位相のみ検出するためのゲートパルスgを得ている。ゲート回路11によって零クロスパルスeをゲートパルスgでゲートすることで基準タイミングパルスhを得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従来の構成では、映像信号期間やフロントポーチ、バックポーチ期間にも零クロスパルスが発生するという問題を解決するため、不要なパルスを除去するためのゲートパルスを必要としており、回路構成が複雑になるという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、ゲート回路を必要としない簡単な回路構成で実現できる映像信号同期分離回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の同期分離回路は、2つの閾値を複合映像信号または3値同期信号の、3値同期波形の正負の底部レベルとペデスタルレベルとの間に設けた、履歴特性を有する波形整形回路から構成されている。
【0009】
【作用】本発明は、上記した履歴特性を有する波形整形回路を用いることによって、複合映像信号における映像信号と同期信号の多重方式の特徴を利用することで、特にゲートパルスを必要とせず同期分離を行うこととなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例を示す映像信号の同期分離回路のブロック図である。また、図3は図1の同期分離回路の動作を説明するタイミングチャートである。なお、図1における各部での信号a〜dは、図3に示すタイミングチャート中の信号(a)〜(d)に一致している。
【0011】図1において、複合映像信号aは映像信号と3値同期信号を多重したものであり、入力端子1からゲイン調整、オフセット調整を行うレベル変換回路3に入力され、その出力はクリップ回路4に入力される。クリップ回路4からの出力は波形整形回路5を通ることにより整形(2値化)されて、出力端子2より出力される。
【0012】以上のように構成された映像信号同期分離回路について、以下その動作について説明する。まず、入力端子1から入力された複合映像信号aはレベル変換回路3により、ゲイン調整およびオフセット調整をされ、第1の複合映像信号bとなる。ここでは、VTL<VTHの関係にある所定の2つのレベルVTLとVTHに対して、ペデスタルレベルを前記所定の2つのレベルの間におさめるためのオフセット調整と、3値同期波形のローレベルがVTLを下回り、ハイレベルがVTHを上回るようなゲイン調整とを併せて行う。次に第1の複合映像信号bはクリップ回路4を通ることにより、レベルの範囲をVLからVHに制限され第2の複合映像信号cとなる。
【0013】つづいて第2の複合映像信号cは波形整形回路5に入力されるわけであるが、波形整形回路5は図2に示す入出力特性を有している。すなわち、入力として許容される信号レベルはVLからVHの範囲であり、出力は入力に対して履歴特性を有している。ここでいう履歴特性とは、入力に対してVTL<VTHの関係にある2つの異なる閾値が存在し、入力が閾値VTHを上回った時点で出力が立ち上がり、逆に閾値VTLを下回った時点で出力が立ち下がる、というものである。
【0014】波形整形回路5に入力される第2の複合映像信号cは、クリップ回路4によりレベルをVLとVHの範囲に制限されており、またペデスタルレベルはレベル変換回路3により2つの閾値VTLとVTHの間におさめられているため、上記のような特性を有する波形整形回路5によって整形(2値化)され、図3に示す2値同期パルスdとして出力される。
【0015】以上のように本実施例によれば、きわめて簡単な構成で、2値同期信号を得ることができる。また、本実施例において、上記のような履歴特性を有する波形整形回路を用いた利点として以下のことが挙げられる。
【0016】まず、閾値をペデスタルレベルに設定し零クロスを検出した場合、従来例にも見られるように、ノイズ、または映像信号の状態によって出力信号が不定となる期間があり、これをゲートして除去する必要があるが、本実施例によればその必要はない。
【0017】また閾値を1つだけとし、図6に示した負極性パルススレッショルドとして、図5に示した負極性パルスfを検出した場合には、パルスの立ち上がりに着目して基準位相を得る際に不要となるパルスが発生するが、本実施例においてはそのようなパルスは発生しない。
【0018】また、上記の手段によって得られた前記2値同期パルスdの特徴として、非常に分離の容易な形で水平同期および垂直同期に関する情報が含まれていることが挙げられる。例えば2値同期パルスdの立ち上がる時刻に着目し、単安定マルチバイブレータなどを用いて等価パルス除去回路を構成することにより水平同期信号を容易に分離できる。また、2値同期パルスdが立ち上がる時刻における、2値同期パルスdを図3に示す時間Tだけディレイさせた信号のレベルに着目することにより垂直同期信号もまた容易に分離できる。
【0019】なお、上記の実施例では複合映像信号aとして映像信号と3値の同期信号を多重した複合映像信号について述べたが、単なる3値の同期信号のみであっても同様に動作する。
【0020】また、上記の実施例では波形整形回路5に関して、入力レベルの上限、下限を定めるVL、VH、そして2つの閾値VTL、VTHを固定されたものとし、波形整形回路5の前段にレベル変換回路3、クリップ回路4を設けた。しかし本実施例によれば特にそのような必要はなく、波形整形回路の2つの閾値が、入力される3値同期信号または複合映像信号の、ペデスタルレベルと3値同期波形の正負の底部レベルとの間に、それぞれノイズの影響を受けない程度の幅を保って設定されていればよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、履歴特性を有する波形整形回路を用いて同期分離回路を構成しているので、ハイビジョン等の複合映像信号または3値同期信号から、きわめて簡易な構成で2値の同期信号が分離できる。
【0022】さらに得られた2値の同期信号は、水平同期および垂直同期に関する情報を含むものであり、容易に水平同期信号、垂直同期信号に分離できるという優れた効果を有するものであり、実用上の価値は大きい。




 

 


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