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発明の名称 磁気記録再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−105670
公開日 平成7年(1995)4月21日
出願番号 特願平5−252866
出願日 平成5年(1993)10月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 宮原 一浩 / 広瀬 耕司
要約 目的
テープが高速で走行しており、テープ供給部及び、テープ巻取り部の1回転にかかる時間が非常に短くなり、時間測定部の測定誤差が無視できないような場合でも、低速走行時と同じ精度で現在位置からテープ終端までのテープ残量時間を計算することができる磁気記録再生装置を提供することを目的とする。

構成
テープを駆動するためのテープ駆動部11と、テープ駆動部より発生する駆動制御信号を検出する駆動制御信号検出部12と、テープを安定に走行させるための駆動力を決定するテープ走行制御部13と、駆動制御信号検出部12より送出された情報により、テープの残量時間を計算するテープ残量計算部17とを設け、テープが高速で走行している場合でも、低速走行時と同じ精度でテープの残量時間を計算することができる残量計算機能が得られる。
特許請求の範囲
【請求項1】 磁気テープを走行させるためのテープ駆動部と、前記テープ駆動部によりギアを介して回転させられるテープ巻取り部及びテープ供給部と、前記テープ巻取り部及びテープ供給部の回転数に応じて発生する制御信号を検出する回転信号検出部と、前記テープ駆動部からテープを安定に走行させるために発生している駆動制御信号を検出する駆動制御信号検出部と、駆動制御信号によりテープを安定に走行させるための駆動力を制御するテープ走行制御部と、テープの現在位置からテープ終端までの残り時間を計算する残量計算部と、前記残量計算部で求められた残量を表示する残量表示部とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録テープ(以下テープと記す)の現在位置からテープ終端までの残り時間を検出する機能を持ったビデオテープレコーダー(以下VTRと記す)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープに記録をする際、そのテープにあとどれくらいの時間記録できるかを知ることは、テープを有効に使うためにも重要な事である。現在の多くのテープ及び記録方式のフォーマットでは、使用しているテープ全体の長さ及び、使用しているテープの、テープ全体から見た現在位置が分からないため、これらの情報を種々の測定法により算出し、その結果からテープの現在位置からテープ終端までのテープの残り時間を算出する方法が考えられている。
【0003】以下に従来のVTRについて説明する。図2は従来のVTRにおけるテープ残り時間検出に関する構成を示すブロック図である。図2において21は、テープを走行させるテープ駆動部である。22はテープ駆動部よりテープの走行制御を目的として発生している駆動制御信号を検出する駆動制御信号検出部である。23は駆動制御信号検出部22で検出された信号によりテープを安定に走行させるための駆動力を決定するテープ走行制御部である。テープ走行制御部23からテープ駆動部21に駆動力がフィードバックされ、テープは安定に走行することができる。24および25は、テープ駆動部21よりギアを介して回転させられるテープ供給部及びテープ巻取り部である。テープ駆動部21により走行させられたテープはテープ供給部24から供給され、テープ巻取り部25に巻き取られていく。26はテープ供給部24及びテープ巻取り部25から、その回転に応じて発生する制御信号を検出する回転信号検出部である。27はテープ供給部24及びテープ巻取り部25の1回転するのに要する時間を測定するための時間測定部である。テープ供給部24及びテープ巻取り部25が1回転する毎に回転信号検出部26から時間測定部27に検知信号が送出され、時間測定部27でテープ供給部24及びテープ巻取り部25が1回転に要した時間を測定することができる。28は時間測定部27の結果(テープ供給部24及びテープ巻取り部25が1回転に要した時間)より、テープの残り時間を計算する残量計算部である。29は残量計算部28で求められたテープの残り時間を表示する残量表示部である。
【0004】以上のように構成されたテープの残り時間計算部について、以下にその動作を説明する。まずテープがテープ駆動部21によって引っ張られることにより、テープ供給部24から供給される。供給されたテープは、テープ駆動部21とギアによってつながっているテープ巻取り部25が回転することでテープ巻取り部25に巻き取られていく。ここで、テープ駆動部21はテープの走行制御を目的として駆動制御信号を発生し、これを駆動制御信号検出部22で検出する。駆動制御信号検出部から送出された情報をもとにテープ走行制御部23からテープ駆動部21に駆動力がフィードバックされ、テープは安定に走行することができる。この時テープ供給部24及びテープ巻取り部25は、回転する際に、その回転に応じて制御信号を発生する。この制御信号を回転信号検出部26で検出することにより、テープ供給部24及びテープ巻取り部25が正確に1回転したことを認識することができる。テープ供給部24及び、テープ巻取り部25が1回転する毎に、時間測定部27に検知信号を送出することにより、テープ供給部24の1回転にかかる時間(この時間をT1とする)と、テープ巻取り部25の1回転にかかる時間(この時間をT2とする)とを時間測定部27で測定し、T1及びT2を残量計算部28に送出する。残量計算部28でT1とT2より、現在位置からテープ終端までの残り時間を計算し、計算結果を残量表示部29に送出する。また、残量表示部29で残り時間を表示する。
【0005】ここで図3を用いてテープの残り時間の算出の概略について説明する。図3は、ある時間におけるテープ走行時のテープ状態を表した図である。図3において、Ssはテープ供給部側のテープの面積(ハブの面積を含む)である。Stはテープ巻取り部側のテープ面積(ハブの面積を含む)である。Shはテープ供給部及び、テープ巻取り部のハブ部分の面積である。Rsはテープ供給部側のテープ半径である。Rtはテープ巻取り部側のテープ半径である。Vはテープの走行速度であり、Dはテープの厚さである。ここで図3の状態におけるテープ残量は【0006】
【数1】

【0007】で表される。ここで、Sh、V、Dが規格により定められていれば、Ssを求めることによりテープ残量が算出できる。ここでSsは【0008】
【数2】

【0009】で表される。ここでSs+Stつまり、テープのハブを含む全体の面積が規格により定められていれば、Ss/(Ss+St)を求めることによってテープ残量が算出できる。ここでSs/(Ss+St)は【0010】
【数3】

【0011】で表される。ここで、テープ供給部及びテープ巻取り部が1回転するのに要する時間をT1、T2とすると、テープ供給部側及びテープ巻取り部側のテープ円周は、テープ供給部側及びテープ巻取り部側が1回転する間に走行したテープ長に等しいので【0012】
【数4】

【0013】
【数5】

【0014】の2式が成り立つ。これを(数3)に代入すると【0015】
【数6】

【0016】と表される。これを(数2)に代入すると【0017】
【数7】

【0018】と表され、T1、T2を測定することにより、Ssが算出でき、よってテープ残量が算出できる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構成では、テープが低速で走行している場合にはT1とT2の時間が十分大きく、時間測定部の誤差がテープの残り時間に与える影響が十分小さいものであったが、高速で走行している場合には、T1とT2の時間が非常に小さくなり、時間測定部の誤差がテープ残り時間に与える影響が無視できなくなり、結果としてテープの残り時間の誤差が大きくなるという問題点を有していた。
【0020】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、テープが高速で走行している場合でも、低速走行時と同じ精度で、テープの残り時間を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、本発明のVTRはテープを走行させるためのテープ駆動部と、テープ駆動部からテープを安定に駆動するために、テープ駆動部の回転数に応じて発生する制御信号を検出する駆動制御信号検出部と、駆動制御信号検出部から送出された情報より、テープの駆動力を制御するテープ走行制御部と、走行しているテープを供給するテープ供給部と、供給されたテープを巻き取るためのテープ巻取り部と、テープ供給部及びテープ巻取り部より、その回転に応じて発生する制御信号を検出する回転信号検出部と、駆動制御信号検出部の情報より、テープの残り時間を計算する残量計算部と、残量計算部によって求められたテープの残り時間を表示する残量表示部の構成を有している。
【0022】
【作用】この構成によって、テープが高速で走行しており、テープ供給部及び、テープ巻取り部の1回転にかかる時間(T1、T2)が非常に短くなり、T1、T2から直接、テープ残り時間を計算すると、誤差が大きくなるような場合でも、T1、T2を測定する代わりに、テープ供給部及び、テープ巻取り部が1回転する間に検出される駆動制御信号を測定し、この情報からテープの残り時間を計算することにより、低速で走行している場合とほぼ同じ精度で、現在位置からテープ終端までのテープの残り時間を計算することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0024】図1において、11は、テープを走行させるテープ駆動部である。12はテープ駆動部より、テープの走行制御を目的として発生している駆動制御信号を検出する駆動制御信号検出部である。13は駆動制御信号検出部12で検出された信号により、テープを安定に走行させるための駆動力を決定するテープ走行制御部である。テープ走行制御部13からテープ駆動部11に駆動力がフィードバックされ、テープは安定に走行することができる。14および15は、テープ駆動部11よりギアを介して回転させられるテープ供給部及びテープ巻取り部である。テープ駆動部11により走行させられたテープは、テープ供給部14から供給され、テープ巻取り部15に巻き取られていく。16はテープ供給部14及びテープ巻取り部15から、その回転に応じて発生する制御信号を検出する回転信号検出部である。テープ供給部14及びテープ巻取り部15が1回転する毎に回転信号検出部16から駆動制御信号検出部12に検知信号が送出され、駆動制御信号検出部12でテープ供給部14及びテープ巻取り部15が1回転する間に検出された駆動制御信号を測定することができる。17は駆動制御信号検出部12から送出された情報(テープ供給部14及びテープ巻取り部15が1回転する間に検出された駆動制御信号の数)より、テープの残り時間を計算する残量計算部である。18は残量計算部17で求められたテープの残り時間を表示する残量表示部である。
【0025】以上のように構成されたテープの残り時間計算部について、図1を用いてその動作を説明する。テープはテープ駆動部11によって引っ張られることにより、テープ供給部14から供給される。供給されたテープは、テープ駆動部とギアによってつながっているテープ巻取り部15が回転することで、テープ巻取り部15に巻き取られていく。ここで、テープ駆動部11は、その回転に応じて駆動制御信号を発生する。駆動制御信号は駆動制御信号検出部12で検出され、テープ走行制御部13へ、その情報が送出される。テープはテープ走行制御部13によって駆動力を制御され、これをテープ駆動部11へフィードバックすることによって、一定の速度で走行することができる。またこの時、テープ供給部14及びテープ巻取り部15は、回転する際にその回転に応じて制御信号を発生する。あらかじめ、テープ供給部14及び、テープ巻取り部15が1回転する間に発生する制御信号の数が分かっていれば、この制御信号を回転信号検出部16で検出することにより、テープ供給部14及びテープ巻取り部15が、正確に1回転したことを認識することができる。ここでテープ供給部14が1回転する間に、駆動制御信号検出部12で検出された信号の数N1と、テープ巻取り部15が1回転する間に、駆動制御信号検出部12で検出された信号の数N2とを残量計算部17に送出する。テープがテープ走行制御部13により、既知の一定の速度Vで走行している場合、テープ駆動部11が一定速度一定時間内に発生する駆動制御信号の数も既知であれば、N1及びN2を計測することで、テープ供給部及びテープ巻取り部のそれぞれが1回転する時間(T1、T2)が計算でき、(数1)〜(数7)に基づいて、残量計算部17でテープの残量時間を計算することができる。高速走行時にはT1、T2が非常に小さくなり、T1、T2を直接測定すると測定誤差が大きくなる。しかしながら、N1、N2はテープの現在位置が同じであれば、低速走行時も高速走行時も理論上同じ値となるので、N1、N2より、T1、T2を計算する方式では高速走行時も低速走行時とほぼ同じ精度でテープ残量が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、テープを走行させるテープ駆動部と、テープ駆動部より、テープを安定に駆動するために、テープ駆動部の回転に応じて発生する制御信号を検出する駆動制御信号検出部と、テープ駆動部の駆動力を、駆動制御信号検出部から送出された情報より決定し、その駆動力をテープ駆動部にフィードバックするテープ走行制御部と、テープ駆動部よりギヤを介して回転させられるテープ供給部及びテープ巻取り部と、テープ巻取り部及びテープ供給部の回転を検出する回転信号検出部と、回転信号検出部及び駆動信号検出部で検出した信号より、テープの残り時間を計算する残量計算部と、テープの残り時間を表示する残量表示部を設け、テープ供給部及び、テープ巻取り部が1回転するのに要する時間を、駆動制御信号検出部で検出された駆動制御信号の数から算出することにより、テープが高速で走行しているときであっても、低速走行時と同じ精度でテープの残り時間を提供することを実現できるものである。




 

 


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