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発明の名称 データ更新方式
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−105327
公開日 平成7年(1995)4月21日
出願番号 特願平5−244553
出願日 平成5年(1993)9月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 武藤 義弘 / 高木 伸哉
要約 目的
ICカードを利用したプリペイドシステムあるいは課金システムにおいて、システム事業者のサービス提供に対する対価を保証し、かつICカードの記憶領域への書き込み回数を減らすことが可能なデータ更新方式を提供する。

構成
制御部8は、記憶領域6からデータを入出力部11を通して読み出し記憶領域7に記録する読み出し手段13と、記憶領域7のデータを減算する演算手段12と、記憶領域7のデータを記憶領域6に書き込む書き込み手段14と、値0を記憶領域6に書き込む書き込み手段15とからなり、判定部9により読み出し手段13および書き込み手段15を起動し、確認ボタン10により書き込み手段14を起動することを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】少なくとも書き換え可能な第1の記憶領域を有する記憶媒体と、一時的にデータを記憶する第2の記憶領域、前記記憶媒体と電子的なデータを交換する入出力部、前記記憶媒体とデータの交換が可能か否かを判断する判定部、データを処理する制御部および前記制御部の動作を制御する確認部を有する情報処理装置とから構成され、前記制御部は、前記第1の記憶領域からデータを前記入出力部を通して読み出し前記第2の記憶領域に記録する読み出し手段と、前記第2の記憶領域のデータを減算する演算手段と、前記第2の記憶領域のデータを前記第1の記憶領域に書き込む第1の書き込み手段と、値0を前記第1の記憶領域に書き込む第2の書き込み手段とからなり、前記判定部により前記読み出し手段および前記第2の書き込み手段を起動して、前記確認部により前記第1の書き込み手段を起動することを特徴とするデータ更新方式。
【請求項2】少なくとも書き換え可能な第1の記憶領域を有する記憶媒体と、一時的にデータを記憶する第2の記憶領域、前記記憶媒体と電子的なデータを交換する入出力部、前記記憶媒体とデータの交換が可能か否かを判断する判定部、データを処理する制御部および前記制御部の動作を制御する確認部を有する情報処理装置とから構成され、前記制御部は、前記第1の記憶領域からデータを前記入出力部を通して読み出し前記第2の記憶領域に記録する読み出し手段と、前記第2の記憶領域のデータを加算する演算手段と、前記第2の記憶領域のデータを前記第1の記憶領域に書き込む第1の書き込み手段と、固定値を前記第1の記憶領域に書き込む第2の書き込み手段とからなり、前記判定部により前記読み出し手段および前記第2の書き込み手段を起動して、前記確認部により前記第1の書き込み手段を起動することを特徴とするデータ更新方式。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、課金データあるいは前払い(以後、プリペイドと呼ぶ)データを扱うICカードシステムにおけるデータ更新方式に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードを利用したプリペイドシステムとして、切符の発券あるいはカード電話による通話などがある。このプリペイドシステムでは、一般に利用者は予め金を支払い、それに見合ったサービスを受けることのできる度数が記録されている磁気カードを購入する。そしてこの磁気カードを用いてシステムを利用し、利用に応じてその都度、磁気カード上の度数が減算される。
【0003】またICカードを利用したスクランブル放送受信システムでは、ICカードは攪拌(以後、スクランブルと呼ぶ)された映像および音声を復元(以後、デスクランブルと呼ぶ)するための暗号的な処理を行ったり、ICカードの保有者が正当な人物であるかを確認するための識別に利用されている。このサービスは有料であり、予め年間あるいは月間の利用として一定の金を支払う。今後、試聴する番組毎あるいは時間毎に価格を設定し、プリペイドシステムあるいは課金システムとして運用する予定である。
【0004】ICカードを利用したプリペイドシステムにおけるデータの更新方式に、度数の減算処理をカード受け入れ端末で行わずにICカードの中で行う方式がある。この方式では、ICカードに送信するデータは減算する度数のみであり、不正にICカードの内の度数を増やすことができない利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のICカードを利用したプリペイドシステムにおけるデータ更新方式では、ICカード内の度数を不正に増やすことはできないが、度数の更新前に、カードを引き抜くことで度数を減算させないことが可能である。
【0006】また、ICカードをプリペイドシステムや課金システムに利用した場合、ICカードの記憶領域への書き込み回数が多り、ICカードの記憶領域の寿命が問題となってくる。
【0007】本発明はこの点を考え、ICカードを利用したプリペイドシステムあるいは課金システムにおいて、システム事業者のサービス提供に対する対価を保証し、かつICカードの記憶領域への書き込み回数を減らすことが可能なデータ更新方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、少なくとも書き換え可能な第1の記憶領域を有する記憶媒体と、一時的にデータを記憶する第2の記憶領域、前記記憶媒体と電子的なデータを交換する入出力部、前記記憶媒体とデータの交換が可能か否かを判断する判定部、データを処理する制御部および前記制御部の動作を制御する確認部を有する情報処理装置とから構成され、前記制御部は、前記第1の記憶領域からデータを前記入出力部を通して読み出し前記第2の記憶領域に記録する読み出し手段と、前記第2の記憶領域のデータを減算する演算手段と、前記第2の記憶領域のデータを前記第1の記憶領域に書き込む第1の書き込み手段と、値0を前記第1の記憶領域に書き込む第2の書き込み手段とからなり、前記判定部により前記読み出し手段および前記第2の書き込み手段を起動し、前記確認部により前記第1の書き込み手段を起動することを特徴とする。
【0009】本発明はまた、少なくとも書き換え可能な第1の記憶領域を有する記憶媒体と、一時的にデータを記憶する第2の記憶領域、前記記憶媒体と電子的なデータを交換する入出力部、前記記憶媒体とデータの交換が可能かを判断する判定部、データを処理する制御部および前記制御部の動作を制御する確認部を有する情報処理装置とから構成され、前記制御部は、前記第1の記憶領域からデータを前記入出力部を通して読み出し前記第2の記憶領域に記録する読み出し手段と、前記第2の記憶領域のデータを加算する演算手段と、前記第2の記憶領域のデータを前記第1の記憶領域に書き込む第1の書き込み手段と、固定値を前記第1の記憶領域に書き込む第2の書き込み手段とからなり、前記判定部により前記読み出し手段および前記第2の書き込み手段を起動し、前記確認部により前記第1の書き込み手段を起動することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】このデータ更新方式により、ICカードなどの記憶媒体に記録されている課金データあるいはプリペイドデータを、カードの端末への抜き差しにおける事故あるいは故意の不正から保護することが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明のデータ更新方式を適用したスクランブル放送受信システムの構成図である。本実施例では、ICカードの記憶領域に予め記録された度数(ここでは、減算されるプリペイドデータあるいは加算される課金データ)に応じて、スクランブルされた映像および音声をデスクランブルするスクランブル放送システムを用いて説明する。1はアンテナ、2はテレビ、3はデコーダおよび5はICカードである。ここで、デコーダ3は、ICカード5を接続することによって、アンテナ1で受信したスクランブル映像および音声をデスクランブルし、テレビ2などの映像機器に視聴可能な映像および音声を送信するものである。
【0013】まず、デコーダ3における初期処理の例について説明する。テレビ2およびデコーダ3の電源を入れ、デコーダ3にICカード5が挿入されると、デコーダ3はICカード5の正当性を確認する。この正当性の確認方法は、デコーダ3とICカード5との間で乱数を交換し、その乱数に対して暗号的処理を施して行う。なお、ICカードでなく磁気カードを利用している場合、この暗号処理は不可能であり、簡単な符号の確認でこれに代用することとなる。
【0014】ICカード5の正当性が確認され、スクランブル放送の番組が選択されると、一時的にデスクランブル部4によりスクランブルされた映像および音声のデスクランブル処理が行われ、テレビ2で番組を視聴することが可能である。この時点で、確認ボタン10が押されると制御部8が動作する(後述の実施例1、2および3にて説明する)。ここで一定時間経過しても、例えば10秒間、確認ボタン10が押されなかった場合、デスクランブル部4は再度番組が選択されるまでデスクランブル処理を停止する。ここで、例えば10回連続してスクランブル放送の番組が選択された場合、番組を試聴したものとして課金処理あるいはプリペイド処理を行う。
【0015】(実施例1)図2は本発明の一実施例における制御部によるプリペイドデータ(図中、度数と記述)の更新処理の流れ図である。図1を参照しながら、制御部8によるICカード5の記憶領域6のプリペイドデータの更新処理について説明する。
【0016】判定部9によりICカード5の接続が確認されると、読み出し手段13によりICカード5の記憶領域6に記録されている残り度数X(例えば100ポイント)を入出力部11を通して読み出し(ステップ20)、デコーダ3の記憶領域7に記憶する(ステップ21)。さらに書き込み手段15によりICカード5の記憶領域6に度数値0を入出力部11を通して書き込む(ステップ22)。
【0017】制御部8は、再度確認ボタン10が押されるまで演算手段12によりデコーダ3の記憶領域7の度数Xを、例えば1分当たり1ポイントづつ減算する(ステップ23)。この時、制御部8はデスクランブル部4にデスクランブル処理の許可信号を送信しており、ICカードの保有者は番組を視聴することができる。
【0018】また、度数Xが値0になれば信号の送信処理を停止し、ICカードの保有者は番組を試聴できないようになる。確認ボタン10が押された場合、書き込み手段14によりICカード5の記憶領域6に入出力部11を通して減算された度数Xを書き込ん(ステップ24)で終了する。
【0019】ここで演算手段12が動作中に、判定部9によりICカード5が未接続と判断された場合(例えばICカード5がデコーダ3から無理に引き抜かれた場合)、デスクランブル部4に送信していたデスクランブル処理の許可信号を停止し、ICカードの保有者は番組を試聴できないようになる。
【0020】本実施例のデータ更新方式では、ICカード内の度数を更新する以前に、無理なカードの引き抜きなどの不正が行われても、ICカード内の度数は値0であり、スクランブル放送事業者のサービス提供に対する対価を保証することができる。
【0021】また、本実施例のデータ更新方式では、デコーダ内で減算処理を行い、確認ボタンが押されるまでICカードの記憶領域にデータを書き込まないため、書き込み回数が減り、ICカードの記憶領域の寿命が延びる。
【0022】(実施例2)図3は本発明の別な実施例における制御部によるプリペイドデータ(図中、度数と記述)の更新処理の流れ図である。図1を参照しながら、制御部8によるICカード5の記憶領域6のプリペイドデータの更新処理について説明する。
【0023】判定部9によりICカード5の接続が確認されると、読み出し手段13によりICカード5の記憶領域6に記録されている残り度数X(例えば100ポイント)を入出力部11を通して読み出し(ステップ30)、デコーダ3の記憶領域7に記憶する(ステップ31)。さらに書き込み手段15によりICカード5の記憶領域6に度数Xから番組を全部試聴した分の度数を引いた値を入出力部11を通して書き込む(ステップ32)。
【0024】制御部8は、再度確認ボタン10が押されるまで演算手段12によりデコーダ3の記憶領域7の度数Xを、例えば1分当たり1ポイントづつ減算する(ステップ33)。この時、制御部8はデスクランブル部4にデスクランブル処理の許可信号を送信しており、ICカードの保有者は番組を視聴することができる。
【0025】また、度数Xが値0になれば信号の送信処理を停止し、ICカードの保有者は番組を試聴できないようになる。確認ボタン10が押された場合、書き込み手段14によりICカード5の記憶領域6に入出力部11を通して減算された度数Xを書き込ん(ステップ34)で終了する。
【0026】ここで演算手段12が動作中に、判定部9によりICカード5が未接続と判断された場合(例えばICカード5がデコーダ3から無理に引き抜かれた場合)、デスクランブル部4に送信していたデスクランブル処理の許可信号を停止し、ICカードの保有者は番組を試聴できないようになる。
【0027】本実施例のデータ更新方式では、ICカード内の度数を更新する前に、無理なカードの引き抜きなどの不正が行われても、ICカード内の度数は視聴された番組の度数分が差し引かれており、スクランブル放送事業者のサービス提供に対する対価を保証することができる。
【0028】またこの実施例のデータ更新方式では、デコーダ内で減算処理を行い、確認ボタンが押されるまでICカードの記憶領域にデータを書き込まないため、書き込み回数が減り、ICカードの記憶領域の寿命が延びる。
【0029】(実施例3)図4は本発明の一実施例における制御部による課金データ(図中、度数と記述)の更新処理の流れ図である。図1を参照しながら、制御部8によるICカード5の記憶領域6の課金データの更新処理について説明する。
【0030】判定部9によりICカード5の接続が確認されると、読み出し手段13によりICカード5の記憶領域6に記録されている残り度数X(例えば100ポイント)を入出力部11を通して読み出し(ステップ40)、デコーダ3の記憶領域7に記憶する(ステップ41)。さらに書き込み手段15によりICカード5の記憶領域6に度数Xに番組を全部試聴した分の度数を加えた値を入出力部11を通して書き込む(ステップ42)。
【0031】制御部8は、再度確認ボタン10が押されるまで演算手段12によりデコーダ3の記憶領域7の度数Xを、例えば1分当たり1ポイントづつ加算する(ステップ43)。この時、制御部8はデスクランブル部4にデスクランブル処理の許可信号を送信しており、ICカードの保有者は番組を視聴することができる。
【0032】また、度数Xが値0になれば信号の送信処理を停止し、ICカードの保有者は番組を試聴できないようになる。確認ボタン10が押された場合、書き込み手段14によりICカード5の記憶領域6に入出力部11を通して減算された度数Xを書き込ん(ステップ44)で終了する。
【0033】ここで演算手段12が動作中に、判定部9によりICカード5が未接続と判断された場合(例えばICカード5がデコーダ3から無理に引き抜かれた場合)、デスクランブル部4に送信していたデスクランブル処理の許可信号を停止し、ICカードの保有者は番組を試聴できないようになる。
【0034】この実施例のデータ更新方式では、ICカード内の度数を更新する前に、無理なカードの引き抜きなどの不正が行われても、ICカード内の度数は視聴された番組の度数分が加えており、スクランブル放送事業者のサービス提供に対する対価を保証することができる。
【0035】また、本実施例のデータ更新方式では、デコーダ内で加算処理を行い、確認ボタンが押されるまでICカードの記憶領域にデータを書き込まないため、書き込み回数が減り、ICカードの記憶領域の寿命が延びる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ICカードを利用して、データ更新方式を適用した課金システムあるいはプリペイドシステムにおいて、システム事業者のサービス提供に対する対価を保証することができる。
【0037】また、通常ICカードの記憶領域への書き込み回数の寿命はおよそ1万回であり、例えば1分単位で減算するスクランブルシステムであった場合、1日当たり60分間試聴すると、約170日で寿命を越えてしまうが、本発明のデータ更新方式ではデコーダ内で演算を行い、確認ボタンが押されてからICカードの記憶領域にデータを書き込むため、前記の例であれば1日1回であり、寿命は約30年間と半永久的なものにできる。




 

 


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