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発明の名称 電子ファイル装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−105188
公開日 平成7年(1995)4月21日
出願番号 特願平5−274773
出願日 平成5年(1993)10月7日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】役 昌明 (外1名)
発明者 土江 康弘 / 佐々木 雅宏
要約 目的
いかなる文書作成ツールで作成されたファイル群であっても文書に組立てることができる電子ファイル装置を提供する。

構成
各種文書作成ツール5、6、7によって作成されたファイル群23〜28を格納し、読出すことができる電子ファイル装置において、作成されたファイル群23〜25、26〜27、28を文書別に格納する文書格納用ディレクトリ17、19、21と、文書格納用ディレクトリに格納されたファイル群により構成される文書の属性情報を格納する文書属性情報格納手段18、20、22と、文書作成ツールの作業ディレクトリとしてファイル群を一時的に格納する文書格納一時ディレクトリ11と、1つの文書を構成するファイル群の中から、このファイル群を代表して機能する特定のファイルを識別するための情報を提供する文書作成ツール管理情報格納手段10とを設ける。ファイルが個々に管理されるのでは無く、1つの文書を構成する集合として管理されるため、ファイル群に取込まれたファイルは、いかなる文書作成ツールで作成されたファイルであっても、文書の組立てに使用することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】 各種文書作成ツールによって作成されたファイル群を格納し、読出すことができる電子ファイル装置において、作成された前記ファイル群を文書別に格納する文書格納用ディレクトリと、前記文書格納用ディレクトリに格納されたファイル群により構成される文書の属性情報を格納する文書属性情報格納手段と、前記文書作成ツールの作業ディレクトリとして前記ファイル群を一時的に格納する文書格納一時ディレクトリと、1つの文書を構成する前記ファイル群の中から該ファイル群を代表して機能する特定のファイルを識別するための情報を提供する文書作成ツール管理情報格納手段とを設けたことを特徴とする電子ファイル装置。
【請求項2】 前記文書作成ツール管理情報格納手段が、前記文書作成ツールの起動に際して指定すべき起動指定ファイルを識別するための情報を提供することを特徴とする請求項1に記載の電子ファイル装置。
【請求項3】 前記文書作成ツール管理情報格納手段が、前記文書の名称を読取る文書名反映用ファイルを識別するための情報を提供することを特徴とする請求項1または2に記載の電子ファイル装置。
【請求項4】 前記文書名反映用ファイルにおけるファイル名が、前記ファイル群の読み出されている間のみ、前記文書の名称を含むファイル名に変換され、その他のファイルにおけるファイル名が、常時一定に保持されることを特徴とする請求項1乃至3に記載の電子ファイル装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の文書作成ツールで作成された文書を格納する電子ファイル装置に関し、特に、文書ファイルの読出しや文書名の変更等における管理方式を改善したものである。
【0002】
【従来の技術】電子ファイル装置は、エディタ、ワードプロセッサ、画像編集ツール、表作成ツール等の各種の文書作成ツールに接続し、それらのツールで作成された文書をファイルに格納する。格納された文書は、それを修正したり、閲覧したりするときに、ファイルから読み出される。
【0003】従来の電子ファイル装置は、図13に示すように、マウスやキーボード等の入力装置1と、入力装置1を制御する入力部2と、ディスプレイ等の表示装置3と、表示装置3を制御する表示部4と、各種文書の作成および読出しを行なう文書作成ツール5、6、7と、各種文書作成ツール5〜7の起動制御や電子ファイル装置における文書処理動作を制御する文書処理部8と、文書および各種管理情報を蓄積する蓄積媒体9と、文書作成ツール5〜7の起動やファイル読出しに必要な情報を格納する文書作成ツール管理情報ファイル10と、文書作成ツール5〜7で作成されたファイル群23〜28を格納する文書格納用ディレクトリ17とを備えている。
【0004】この電子ファイル装置では、各文書作成ツール5〜7で作成された文書のファイル23〜28が1つの文書格納用ディレクトリ17の下に収められる。
【0005】1つの文書を作成する過程では、複数のファイルが形成される場合がある。例えば、ワードプロセッサを用いて文書を起こすときには、主体となるテキスト・ファイルの他に、イメージ・ファイルや罫線ファイル等が作成される。
【0006】これらの作成されたファイルには、図12(c)に示すように、文書名の後にファイルを識別するための拡張子を付けたファイル名が付与される。例えば、文書名が「明細書」であるとき、テキスト・ファイルのファイル名は、拡張子「.wp」を付けて「明細書.wp」と表わされ、また、図形ファイルのファイル名は、拡張子「.img」を付けて「明細書.img」と表わされる。なお、この拡張子は、使用されるオペレーティング・システムによって異なる。
【0007】ファイルの管理は、これらのファイル名によって行なわれ、各文書作成ツールや電子ファイル装置内において、ファイルを表示したり、複写、削除または移動したりするときに、対象となるファイルがファイル名によって特定される。
【0008】蓄積媒体9に蓄積された文書を読出すために文書作成ツール5〜7を起動するときは、起動コマンド名と、コマンドを実行するために必要な情報であるファイル名とを指定する必要がある。
【0009】この場合、ユーザが文書名を入力するだけで、その文書を作成した文書作成ツールを起動することができるように、文書作成ツール管理情報ファイル10には、作成されたファイル23〜28の拡張子とそのファイルを作成した文書作成ツール5〜7を起動する起動コマンドラインとの対応関係を登録した「ファイル属性ファイル」が設けられる。そして、文書名を指定して起動指示が行なわれたときは、ファイル属性ファイルから、起動指定ファイルの拡張子に対応する起動コマンド文字列が読出され、それとファイル名とから起動コマンドラインが作り出され、文書作成ツールの起動が行なわれる。
【0010】例えば、ワードプロセッサの場合では、ユーザが文書名を「明細書」と入力すると、起動指定ファイルであるファイル「明細書.wp」から拡張子「.wp」が読取られ、「.wp」に対応する起動コマンド名「U1VX」がファイル属性ファイルから読取られる。そして、[U1VX 明細書.wp]という起動コマンドラインが作成され、ワードプロセッサの起動が始まる。また、ワードプロセッサは、文書の指定された箇所にファイル「明細書.img」を読込んで文書を組立て、表示部4に表示する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子ファイル装置では、文書を読み出すときに、ファイルの拡張子で起動コマンドを決定しているため、例えば、異なる機種のワードプロセッサで作成された、違う拡張子を持つテキストファイルを1つの文書の中に取込むことができないという問題点がある。
【0012】また、電子ファイル装置に接続する複数の文書作成ツールが同じ拡張子のファイルを作成した場合には、ツールを特定することができないため、文書作成ツールの起動ができなくなるという問題点がある。
【0013】また、文書名を変更した場合に、文書作成ツール内で読出した文書の組立てに支障が生じることがある。これは、図12(c)に示すように、従来の電子ファイル装置では、文書名を、例えば「明細書」から「明細書1」に変えたとき、それに伴ってテキスト・ファイルおよび図形ファイルのファイル名がそれぞれ「明細書1.wp」「明細書1.img」に変更されるが、しかし、文書作成ツールは、文書中に図形を読出す際のファイル名を元の名称「明細書.img」のまま記憶しているために、変更後の名称の図形ファイルを読出すことができなくなるからである。その結果、文書中の図形位置が白抜きの状態になる。
【0014】本発明は、こうした従来の問題点を解決するものであり、いかなる文書作成ツールで作成された多種類のファイルであっても1つの文書に組立てることができる電子ファイル装置を提供することを目的としている。
【0015】また、文書名称を変更した場合に、文書作成ツール内におけるファイルの読出し、書込みの処理に影響を及ぼさない電子ファイル装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、各種文書作成ツールによって作成されたファイル群を格納し、読出すことができる電子ファイル装置において、作成されたファイル群を文書別に格納する文書格納用ディレクトリと、文書格納用ディレクトリに格納されたファイル群により構成される文書の属性情報を格納する文書属性情報格納手段と、文書作成ツールの作業ディレクトリとしてファイル群を一時的に格納する文書格納一時ディレクトリと、1つの文書を構成するファイル群の中から、このファイル群を代表して機能する特定のファイルを識別するための情報を提供する文書作成ツール管理情報格納手段とを設けている。
【0017】また、この文書作成ツール管理情報格納手段が、文書作成ツールの起動に際して指定すべき起動指定ファイルを識別するための情報を提供するように構成している。
【0018】また、この文書作成ツール管理情報格納手段が、文書の名称を読取る文書名反映用ファイルを識別するための情報を提供するように構成している。
【0019】さらに、文書名反映用ファイルにおけるファイル名が、ファイル群の読み出されている間のみ、文書の名称を含むファイル名に変換され、その他のファイルにおけるファイル名が、常時一定に保持されるように構成している。
【0020】
【作用】そのため、文書作成ツールで作成されたファイルは、文書格納一時ディレクトリに一旦格納され、文書作成の終了時に、1つの文書を構成するファイル群毎に1つの文書格納用ディレクトリに格納される。
【0021】こうして文書単位で管理されるファイル群の中で、起動指定ファイルおよび文書名反映用ファイルとして機能すべきファイルは、文書作成ツール管理情報格納手段の情報に基づいて把握される。
【0022】このように、この電子ファイル装置では、ファイルを個々に管理するのでは無く、1つの文書を構成する集合として管理されるために、ファイル群の中に取込まれたファイルは、いかなる文書作成ツールで作成されたファイルであっても、文書の組立てに使用することができる。
【0023】また、各ファイルは、1つの文書を構成するファイル群として管理されるために、個々のファイルが文書名と対応付けたファイル名を保有する必要がなくなり、特別の文書名反映用ファイルを除いて、不変のファイル名を保有し続けることができる。そのため、文書の途中で読込まれるファイルのファイル名に変更がないため、文書作成ツールは、文書の組立てを適正に実施することができる。
【0024】
【実施例】
(第1実施例)本発明の実施例における電子ファイル装置は、図1に示すように、入力装置1と、入力部2と、表示装置3と、表示部4と、文書作成ツール5、6、7とを備えており、これらは従来の装置(図13)のそれと変わりがない。
【0025】さらに、実施例の電子ファイル装置は、各種文書作成ツール5〜7の起動管理や終了監視等の制御および文書処理動作の制御を行なう文書処理部8と、文書および各種管理情報を蓄積する蓄積媒体9と、文書作成ツール5〜7の起動時に必要な情報を格納する文書作成ツール管理情報ファイル10と、文書作成ツール5〜7で作成されたファイル群を一時的に格納する文書格納一時ディレクトリ11と、文書作成ツール5〜7で作成されたファイル群12、13、14と、文書を保管および管理する文書一括格納ディレクトリ15と、文書一括格納ディレクトリ15内で文書を探し出すための情報を格納する文書管理ファイル16と、文書作成ツール5〜7のいずれかで作成されたファイル群を文書毎に格納する文書格納用ディレクトリ17、19、21と、文書の属性情報を格納する文書属性情報ファイル18、20、22と、文書作成ツール5〜7で作成されたファイル実体23〜28とを備えている。
【0026】文書格納用ディレクトリは、文書別に設けられる。図1では3つの文書が格納されている状態を示している。
【0027】文書の作成時には、文書格納用一時ディレクトリ11が形成され、文書作成ツール5〜7で作成されたファイルは、随時ここに保存される。文書の作成が終了すると、文書格納用一時ディレクトリ11に保存されたファイル群が文書格納用ディレクトリ17、19、21に移され、文書名称等、その文書に関する属性データが文書属性情報ファイル18、20、22に格納される。この文書名称は、特定のファイルからユーザの入力した文書名が読取られる。このファイルを文書名反映用ファイルという。
【0028】また、格納された文書を、文書名称を指定して呼出す場合には、同様に文書格納用一時ディレクトリ11が設けられ、ここに文書格納用ディレクトリ17下のファイル群23〜25が複写される。文書格納一時ディレクトリ11は、立上げが行なわれた文書の数だけ形成される。
【0029】この場合には、文書作成ツール5〜7を起動するために、起動コマンド名と、コマンドを実行する上で必要なファイル名とを指定する必要がある。この起動を指定するファイル(起動指定ファイル)は、作成されたファイルの中の特定のファイルが使用される。
【0030】こうした起動指定ファイルや文書名反映用ファイルを抽出するために必要な情報は、文書作成ツール管理情報ファイル10に格納されている。この文書作成ツール管理情報ファイル10には、その他、文書の起動や読出しに必要な情報が格納されており、そのため、このファイルが無い場合には文書の作成処理を行なうことができない。この文書作成ツール管理情報ファイル10は、システムのインストール時または文書作成ツール5〜7インストール時に、メーカー等において予め作成される。
【0031】この文書作成ツール管理情報ファイル10は、具体的には、図2に示すように、以下の情報を格納している。
【0032】文書作成ツール名情報30;文書作成ツール5〜7の名称の一つが格納されている。表示部4には、この欄の文書作成ツール名が表示され、新たに文書を作成しようとするユーザは、起動すべき文書作成ツールをそこから選択する。
【0033】文書タイプID情報31;どの文書作成ツールによって作成された文書であるかを識別するための情報であり、文書を格納する際に、該当する文書属性情報ファイル18、20、22にこのID情報が登録される。
【0034】ファイル抽出情報32〜35;起動指定ファイルや文書名反映用ファイルを抽出するための情報であり、次のファイル処理情報39、ファイル識別情報40およびファイル名テンプレート41から成る。
【0035】ファイル処理情報39;抽出するファイルの役割を表わす情報であり、この欄に1が格納されているときは、抽出されるファイルが文書読出し時の起動指定ファイルであること、また、2が格納されているときは、抽出されるファイルが文書名反映用ファイルであることを示している。なお、この欄に0が格納されているときは、特定の役割を持たない。
【0036】ファイル識別情報40;起動指定ファイルまたは文書名反映用ファイルを探し出すためのファイル識別手段を示しており、拡張子パターンでファイルを探し出す時は1、マジック番号を登録しそれでファイルを探し出す時は2、テキストファイル中の特定文字列が存在するかどうかでファイルを探し出す時は3が格納される。
【0037】ファイル名テンプレート41;起動指定ファイルまたは文書名反映用ファイルをファイル識別情報40で規定された識別手段で探し出す場合の文字列が指定されている。例えば、ファイル識別情報40で1が指定され、ファイル名テンプレート41で「.wp」が指定されているときは、拡張子のパターンマッチングで「.wp」拡張子のファイルを探し出す。
【0038】起動コマンドライン情報36;文書作成ツール名情報30に示された文書作成ツールを起動するためのコマンドライン文字列が格納されている。
【0039】文書作成ツール用アイコン情報37;文書作成ツール名情報30に示された文書作成ツールの種類を表わすアイコン情報であり、表示部4に明示的に表示される。文書格納用アイコン情報38;どの文書作成ツールで作成された文書であるかを認識できるようにするために、作成された文書に自動的に付加されるアイコン情報である。
【0040】情報30〜情報38は、一つの文書作成ツールにつき一つ存在し、文書作成ツールがn個ある場合はこれがn個存在する。
【0041】なお、ワードプロセッサで作成された文書では、テキストファイルが起動指定ファイルとなり、同時に文書名反映用ファイルともなる。この起動指定ファイルおよび文書名反映用ファイルは、文書作成ツールで作成される文書の種類によって異なり、これらのファイルを2以上必要とする場合もある。ファイル抽出情報32〜35は、それら全ての起動指定ファイルおよび文書名反映用ファイルを探し出すための情報を提供している。
【0042】また、文書管理ファイル16は、図3に示すように、文書処理部8で作成された文書名称50、52、54と、その文書名称を持つ文書の属性情報が格納された文書属性情報ファイルの名称51、53、55とを対応付けて格納している。
【0043】また、文書属性情報ファイル18、20、22は、対応する文書格納用ディレクトリ17、19、21に格納されたファイル群の構成する文書の属性データを収めたファイルであり、文書一括格納ディレクトリ15内に、一つの文書に対して一つずつ作成される。この文書属性情報ファイルには、図4に示すように、次の属性データが格納される。
【0044】文書名称56;文書処理部8により与えられる名称であり、文書名反映用ファイルから読み込まれる。
【0045】文書タイプID情報57;文書がどの文書作成ツール5〜7で作成されたものか識別するためのIDであり、文書作成ツール管理情報ファイル10の文書タイプID情報31から取得して格納される。
【0046】文書作成日58;文書の作成をした日付。
文書所有者59;文書の所有者のID。
文書アクセス権60;文書所有者59以外に文書へのアクセスが可能な者のID。
文書アイコン情報61;文書作成ツールを明らかにするためのアイコンであり、文書作成ツール管理情報ファイル10の文書格納用アイコン情報38から取得して格納される。
【0047】文書格納用ディレクトリ名62;文書作成ツールで作成されたファイルの実体が格納されているディレクトリ名を表わす情報。
【0048】文書格納一時ディレクトリ名63;文書の作成および編集が行なわれた文書格納一時ディレクトリ名を表わす情報。
【0049】次に、実施例の電子ファイル装置において、文書作成ツールを指定して新規に文書作成を行なう場合の文書処理部8における動作を、図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、文書作成ツール管理情報ファイル10は、蓄積媒体9に予め作成されているものとする。
【0050】ステップ1;まず蓄積媒体9に格納されている文書作成ツール管理情報ファイル10を読出し、次いで、ステップ2;ユーザの入力した起動処理を行なおうとする文書作成ツール名を入力部2より取得し、ステップ3;この文書作成ツール名が文書作成ツール管理情報ファイル10内の文書作成ツール名30に存在するかどうかを判別する。存在している場合には、ステップ4;文書作成ツールで作成するファイルを一時的に格納しておく文書格納一時ディレクトリ11を作成し、ステップ5;カレントディレクトリをこの文書格納一時ディレクトリ11に移動し、ステップ6;文書作成ツール管理情報ファイル10の起動コマンドライン情報36から文書作成ツールの起動処理を行なう。
【0051】ステップ7;文書作成ツール5(または6、7)で作成されたファイルは、文書格納一時ディレクトリ11に随時保存される。
【0052】ステップ8;文書処理部8は、文書作成ツール5(または6、7)の動作の終了を監視し、文書作成処理が終了したときは、ステップ9;文書格納一時ディレクトリ11に保存されたファイル12〜14の中から文書名反映用ファイルを探し、そのファイル名を変換用文字列に変換する。この具体的操作およびその意義については、第2実施例において詳述する。
【0053】ステップ10;次いで、文書格納用ディレクトリ17(または19、21)を作成して、ステップ11;文書格納一時ディレクトリ11に保管されているファイル12〜14を文書格納用ディレクトリ17(または19、21)へ移動する。
【0054】ステップ12;続いて、文書属性情報ファイルを作成する。文書名称56は次のように求める。文書作成ツール5(または6、7)で作成され文書格納用ディレクトリ17(または19、21)に保管されたファイル群の中から文書名反映用ファイルを探し出す。
【0055】そのために、まず文書作成ツール管理情報ファイル10から、文書作成を行なった文書作成ツールと同じ文書タイプIDを捜し、複数あるファイル抽出情報(32〜35)のうち、ファイル処理情報39が2(文書名反映用ファイル)のものを見つけ出す。
【0056】次いで、該当するファイル抽出情報32(または33〜35)のファイル識別手段40とファイル名テンプレート41とを手掛かりに、文書格納用ディレクトリに保管されたファイル群の中から文書名反映用ファイルを捜し、該当するファイルに記録された文書名を、ファイル群により構成される文書の文書名として文書属性情報ファイル18、20、22の文書名称56欄に格納する。
【0057】この文書名称を格納するまでの手順を図10に図示している。なお、図10では、文書名反映用ファイルが「.clx」という拡張子により識別されるものとしている。
【0058】また、指定された文書作成ツールの文書タイプID情報31を文書属性情報ファイル18、20、22の文書タイプID情報57に、文書作成処理を終了した日付を文書作成日58に、作成ツールで文書を作成した所有者を文書所有者59に、所有者以外のアクセス権を文書アクセス権60に、文書作成ツール管理情報ファイル10の文書格納用アイコン情報38を文書アイコン情報61に、文書作成ツールで作成されたファイルの実体が格納されている文書格納用ディレクトリ名17(または19、21)を文書格納用ディレクトリ名62に、文書の作成および編集を行なった文書格納一時ディレクトリ11を文書格納一時ディレクトリ名63に格納する。
【0059】ステップ13;次に、文書格納用ディレクトリに格納した文書名称56と文書属性情報ファイル名18(または20、22)とを文書管理ファイル16に追加する。
ステップ14;最後に、文書格納一時ディレクトリ11を削除し文書の作成処理を終了する。
【0060】次に、実施例の電子ファイル装置において、文書名を指定して文書読出しを行なう場合の動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0061】ステップ15;先ず、文書作成ツール管理情報ファイル10の読出し処理を行ない、ステップ16;次いで、ユーザが入力した、読出し処理を行なおうとする文書名称を入力部2から取得する。
【0062】ステップ17;次に、文書一括格納ディレクトリ15内の文書管理ファイル16の読出し処理を行ない、この中の文書名称50、52、54と入力部2から取得した文書名称が一致するかどうかを調べる。一致した場合は、ステップ18;文書管理ファイル16の対応する文書属性情報ファイル名51(または53、55)の文字列を取得して、該当する文書属性情報ファイル18(または20、22)を読出し、ステップ19;その文書タイプID情報57欄に格納されているIDが文書作成ツール管理情報ファイル10の文書タイプID情報31に存在するかどうかを調べ、存在しない場合には、文書の読出し処理を終了する。存在する場合には、ステップ20;文書属性情報ファイル18(または20、22)から文書格納一時ディレクトリ名56を取得し、文書格納一時ディレクトリ11を作成する。
【0063】ステップ21;次いで、文書名反映用ファイルを探し、この文書名反映用ファイルのファイル名を文書名ファイル文字列に置換える。この操作手順およびその意義については第3実施例において詳述する。
【0064】ステップ22;次に、文書属性情報ファイル18(または20、22)の文書格納用ディレクトリ下のファイル23〜25(または26〜27、28)を文書格納一時ディレクトリ11下に複写し、ステップ23;カレントディレクトリを作成した文書格納一時ディレクトリ11に移動する。
【0065】ステップ24;次いで、文書格納一時ディレクトリ11の下のファイル12〜14から起動指定ファイルを探し出す。
【0066】そのために次の手順を取る。先ず、文書作成ツール管理情報ファイル10において、文書属性情報ファイル18(または20、22)の文書タイプID情報57と一致する文書作成ツール名情報10におけるファイル抽出情報32〜35を調べて、ファイル処理情報39が1(起動指定ファイル)のものを探し、その起動指定ファイルを検出する手段をファイル識別手段40およびファイル名テンプレート41から求める。次いで、この手段を使って文書格納一時ディレクトリ11に保管されたファイルの中から、該当する起動指定ファイルを探し出す。
【0067】例えば、起動指定ファイルが、「.wp」拡張子を持ち、拡張子のパターンマッチングで識別できるように指定されている場合には、ファイル処理情報39は1(起動指定ファイル)、ファイル識別手段40は1(拡張子パターン)、ファイル名テンプレート41は「.wp」と記述されている。この場合には、文書格納一時ディレクトリ11内に格納されているファイルをすべて検索し、ファイルに「.wp」拡張子が存在するかどうかを判別する。もし存在した場合には、そのファイルが起動指定ファイルとなる。
【0068】ファイル識別手段40が2(マジック番号)の場合は、圧縮ファイルがx番、ポストスクリプトファイルがy番、ラスタファイルがz番というように予め定義され、その番号によってファイルの種類が決定される。また、ファイル識別手段40が3(テキストファイルパターン)のときは、テキストファイルの先頭文字列を取得し、これがファイル名テンプレート41に格納されている文字列と一致するときに起動指定ファイルと決定される。なお、文書作成ツール管理情報ファイル10のファイル処理情報39が1(起動指定ファイル)であるものが複数個ある場合には、複数個全てを取得する。
【0069】こうして探し出した起動指定ファイルのファイル名と、文書作成ツール管理情報ファイル10の起動コマンドライン情報36から求めた、文書作成ツールを起動するためのコマンドとを組合せて、起動コマンドライン文字列を作成し、文書作成ツールの起動を行なう。
【0070】この起動コマンドライン文字列を作成する手順を図11に示している。なお、図11では、起動指定ファイルが拡張子「.wp」によって識別されると共に、その起動指定ファイルのファイル名が「ssss.wp」であり、また、文書作成ツールを起動するコマンド名が「U1VX」である場合を仮定している。
【0071】ステップ25;こうして文書作成ツールが起動されると、表示部4に所望の文書の表示が行なわれる。このように、ユーザは文書名を指定するだけで、文書作成ツールに対するファイル指定による起動が開始され、文書の読出しが行なわれる。
【0072】以上のように、実施例の電子ファイル装置では、文書格納用ディレクトリを文書毎に設けているため、文書格納用ディレクトリを特定することにより、その文書を構成するファイル群を特定することが可能になる。また、文書格納一時ディレクトリを設けたことにより、こうした文書単位でのファイル群の作成、編集や保管が可能になる。また、文書格納一時ディレクトリの下には、他のツールによって作成されたファイルを取込むことができるから、1つの文書のファイル群の中に複数のツールで作成されたファイルを含めることが可能になる。
【0073】また、こうしたファイル群の中で起動指定ファイルや文書名反映用ファイルとして機能するファイルを特定する情報が文書作成ツール管理情報ファイル10に格納されている。この文書作成ツール管理情報ファイル10において、ファイルを特定するための情報を、ファイル群の多様化に合わせて変更することにより、いかなる文書作成ツールで作成されたファイルでも1つの文書に組立てることが可能になる。
【0074】(第2実施例)第2実施例では、文書名とファイル名との関係および文書名を変更するときの処理について説明する。
【0075】この電子ファイル装置では、文書名反映用ファイルを除いて、各ファイルは、システムによって与えられたファイル名を保有し続ける。文書名反映用ファイルは、文書格納用ディレクトリ17、19、21に格納されているときは、ファイル名として変換用文字列が付与され、文書格納一時ディレクトリ11に読出されたときは、文書名を引用したファイル名が付けられる。
【0076】図8は、文書作成時に文書名反映用ファイルのファイル名を変換する手順を示している。この手順は、図5に示す文書作成処理のステップ9の手順を詳述したものである。
【0077】文書作成ツール5、6、7が起動され、文書作成ツール5、6、7で作成されたファイルは、文書格納一時ディレクトリ11に保存される。文書処理部8は、文書作成処理の終了を検出すると、ステップ31;文書作成ツール管理情報ファイル10におけるファイル抽出情報32〜35のファイル処理情報39に2(文書名反映用ファイル)があるかどうかを判定し、ステップ32;あった場合は、文書格納一時ディレクトリ11に格納されているファイル12〜14をすべて捜し、該当するファイルがあるかどうかを調べる。
【0078】例えば、拡張子のパターンマッチングで「.txt」拡張子のファイルが文書名反映用ファイルに指定されている場合には、ファイル処理情報39は2(文書名反映用ファイル)、ファイル識別手段40には1(拡張子パターン)、ファイル名テンプレート41には「.txt」と記述されている。文書格納一時ディレクトリ11内に格納されているファイルをすべて検索し、ファイルに「.txt」拡張子が存在するかどうかを判別し、ステップ33;存在した場合には、文書処理部8は、文書名反映用ファイルのファイル名を変換用文字列「$SWAP.txt」に変換する。文書作成ツール管理情報ファイル10内のファイル抽出情報32〜35の全てに対して、こうした処理を繰返す。
【0079】その後、ファイル抽出情報の読出し処理が終了した時点で、図5におけるステップ10の処理を実行し、文書格納一時ディレクトリ内のファイルを文書格納用ディレクトリへ移動して、文書格納一時ディレクトリを削除する。
【0080】文書名反映用ファイルのファイル名は、文書格納用ディレクトリに保存されている状態では「$SWAP.txt」を維持する。
【0081】一方、文書の読出し時には、文書処理部8は、図9の手順によって文書名反映用ファイルのファイル名を変換する。この手順は、図6の文書読出し手順におけるステップ21の手順を詳述したものである。
【0082】入力部2から読出し処理を行なう文書名称を取得し、文書管理ファイル16、文書属性情報ファイル18(または20、22)、文書作成ツール管理情報ファイル10を読出し、文書格納一時ディレクトリ11を作成した後、ステップ34;文書作成ツール起動管理ファイル10におけるファイル抽出情報32〜35の処理情報39に2(文書名反映用ファイル)があるかどうかを判定し、ステップ35;あった場合は、該当する文書格納ディレクトリ内のファイル群の中に文書名反映用ファイルがあるかどうかを判定し、ステップ36;該当するファイルを検出した場合は、その変換用文字列「$SWAP.txt」を、文書属性情報ファイルの文書名称56を引用した文書名ファイル文字列に置換える。
【0083】次いで、図6のステップ22以下の手順が実行され、これらの文書群は、文書格納一時ディレクトリ11下に複写され、表示部に表示される。
【0084】このように、文書のファイル群が読出されている状態では、文書名反映用ファイルのファイル名は、文書属性情報ファイルの文書名称56を引用した文書名ファイル文字列となる。ここで引用された文書名は、ファイル群の構成する文書を表わす名称として、表示装置への表示等に使用される。
【0085】次に、文書一括格納ディレクトリ15に格納されている文書に対して名称変更する場合の処理について説明する。これは図7に示す手順で行なわれ、ステップ26;文書処理部8は、ユーザが入力した、文書名変更を行なおうとする文書名称と変更後の文書名称とを入力部2より取得し、ステップ27;文書一括格納ディレクトリ15内の文書管理ファイル16を読出して、この中の文書名称50、52、54と入力部2から取得した文書名称が一致するかどうかを調べる。
【0086】ステップ28;一致した場合は、文書管理ファイル16の文書属性情報ファイル名51(または53、55)の文字列を取得し、該当する文書属性情報ファイル18(または20、22)を読出して、ステップ29;文書属性情報ファイル18(または20、22)の文書名称の項目を変更後の文書名称に換えて格納する。文書作成日58、文書所有者59等の項目が更新された場合は適宜それぞれの項目を書き換え、文書属性情報ファイル18(または20、22)の書込み処理を行なう。
【0087】ステップ30;最後に、文書管理ファイル16の該当する文書名称50(または52、54)を変更後の文書名称に書き換える。
【0088】このように、文書名の変更は、ファイル名とは全く無関係に行なわれる。文書名反映用ファイルのファイル名は、文書格納一時ディレクトリ11に読出されるとき、文書属性情報ファイルの文書名称56が変更されていれば、その変更後の文書名称を引用したファイル名に置換えられる。
【0089】図12(b)には、ワードプロセッサで作成した文書の文書名とファイル名とが、実施例の電子ファイル装置において、どのような形で保存されているかを例示している。
【0090】ワードプロセッサでは、前述したように、テキストファイルが起動指定ファイルであると共に文書名反映用ファイルとなるが、このファイルのファイル名は、文書格納用ディレクトリに格納された状態では「$SWAP.wp」となり、図形ファイルのファイル名は、ワードプロセッサによって与えられた「aaaa.img」となる。
【0091】文書の名称が「明細書」から「明細書1」に変更されても、文書格納用ディレクトリに格納された状態が続く限り、テキストファイルおよび図形ファイルのファイル名は、そのまま変更がない。
【0092】その文書が文書格納一時ディレクトリ11に読出されるときには、テキストファイルのファイル名が「明細書1.wp」に置換えられる。一方、図形ファイルのファイル名は「aaaa.img」のまま変わらない。
【0093】このように図形ファイルのファイル名が常に変更されないため、ワードプロセッサは、図形ファイルをテキストファイルの適正な箇所に、間違わずに読出すことができる。
【0094】また、こうした、主体ファイルに書込むべきデータを保有している従属的ファイルにおけるファイル名が不変であるため、それらファイルの複写や削除等を行なうファイル管理においても、対象ファイルを正確に捉え、正しい処理を実施することができる。
【0095】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなように、本発明の電子ファイル装置は、どのような文書作成ツールで作成されたファイルであっても、それを取込んで1つの文書として文書化することができる。
【0096】また、保管されている文書の文書名を指定して、文書作成ツールを起動させることができる。
【0097】また、文書中に読出したり書込んだりされるファイルのファイル名は、常に変更されないため、格納した文書を閲覧するときに、文書作成ツールにおいて文書の組立てに失敗する事態を回避することができる。また、ファイルの複写、削除等においても適切な処理が可能である。




 

 


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