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発明の名称 ユーザ識別装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−105138
公開日 平成7年(1995)4月21日
出願番号 特願平5−271159
出願日 平成5年(1993)10月5日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】役 昌明 (外1名)
発明者 福田 英明
要約 目的
システムセキュリティを維持しながらアカウント入力等の人為的処理を自動化することができるユーザ識別装置を提供する。

構成
対象装置の使用が許可されているユーザを識別するユーザ識別装置において、ユーザによって保持される、複数の周波数成分の組合せから成る信号波を送信する送信手段1と、この信号波を受信する受信手段2と、受信した信号波の周波数スペクトルを数値化する解析手段3と、解析手段によって数値化された値と登録されている値とを比較し、一致するときに対象装置7に対して制御信号を出力する判別手段5とを設ける。ユーザから発信された信号波における周波数の組合せを基に、システム登録ユーザであるかどうかが判別され、正規ユーザと判別されたときは、対象装置に対して自動的に割込み信号が出力され、ログイン等の処理が直ちに実行される。
特許請求の範囲
【請求項1】 対象装置の使用が許可されているユーザを識別するユーザ識別装置において、ユーザによって保持される、複数の周波数成分の組合せから成る信号波を送信する送信手段と、前記信号波を受信する受信手段と、受信した前記信号波の周波数スペクトルを数値化する解析手段と、前記解析手段によって数値化された値と登録されている値とを比較し、一致するときに前記対象装置に対して制御信号を出力する判別手段とを設けたことを特徴とするユーザ識別装置。
【請求項2】 前記判別手段の出力する制御信号が、割込み信号であることを特徴とする請求項1に記載のユーザ識別装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セキュリティ機能を有するコンピュータシステム等においてユーザを識別するユーザ識別装置に関し、特に、ユーザ判別後のログイン処理を自動化するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムでは、パーソナルコンピュータ等の個人用を除き、その殆どがマルチユーザ対応となっているために、ファイル所有権設定等のセキュリティシステムが備えられている。このセキュリティシステムにおける機能の一つとして、使用ユーザを識別する「パスワード機能」がある。
【0003】この機能は、一般ユーザがシステム管理者から割り当てられたアカウント(正規ユーザを示す文字列、通常はユーザ名)とパスワード(通常は意味を成さない文字列)とをログイン時にコンソールヘ入力すると、システムが、アカウントテーブルから入力されたアカウントを検索し、入力パスワードがそのアカウントに対応するパスワードと一致すればシステムの使用を許可し、入力アカウントがアカウントテーブルに存在しない場合やパスワードの不一致がある場合には、再度アカウントやパスワードの入力を求めるものである。なお、入力したパスワードは、システムセキュリティのため、一般的に表示されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のパスワード機能では、システムに対しログインする度に2種類の文字列を入力しなければならないため、パーソナルコンピュータと比較して、実際にシステムが使用できる状態になるまでの人為的な前処理の時間が無駄になっている。また、ユーザがアカウントやパスワードを忘れてしまった場合には、システム管理者によるアカウントテーブルの再構築が必要となる等、セキュリティを維持する上での煩わしさがある。そのため、パスワード機能によりセキュリティを確保しようとする方式は、一般ユーザおよびシステム管理者の双方にとってメリットがあるとはいえない。
【0005】本発明は、こうした従来の問題点を解決するものであり、システムセキュリティを維持しながらアカウント入力等の人為的処理を自動化することができるユーザ識別装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、対象装置の使用が許可されているユーザを識別するユーザ識別装置において、ユーザによって保持される、複数の周波数成分の組合せから成る信号波を送信する送信手段と、この信号波を受信する受信手段と、受信した信号波の周波数スペクトルを数値化する解析手段と、解析手段によって数値化された値と登録されている値とを比較し、一致するときに対象装置に対して制御信号を出力する判別手段とを設けている。
【0007】また、その一致するときに、判別手段から対象装置に対して、割込み信号を出力させている。
【0008】
【作用】そのため、ユーザから発信された信号波の周波数の組合せに基づいて、システム登録ユーザであるかどうかが判別され、正規ユーザと判別されたときは、対象装置に対して自動的に割込み信号が出力され、ログイン等の処理が直ちに実行される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例におけるユーザ識別装置は、図1に示すように、ユーザ側に所持される、複数の周波数成分を含む電波を発信する電波発信装置1と、発信された電波の周波数成分が登録されているかどうかを判別し、登録されているときに制御対象7を起動するログイン制御装置6とから構成され、このログイン制御装置6は、このシステムで使用する電波帯域を十分に受信することができる電波受信装置2と、受信した電波の周波数スペクトル毎の強度を数値化する電波解析装置3と、登録された数値化データとそれに対応する制御対象への制御内容とを記述したテーブルを保持する制御データ記憶装置4と、電波解析装置3よって数値化されたデータが制御データ記憶装置4に保持されたテーブルに載っているときに制御対象7に制御信号を出力する電波判別装置5とを備えている。
【0010】このユーザ識別装置では、従来のアカウント入力に代わる電波発信装置1が、制御対象7の使用許可を得た正規ユーザのみによって所持される。この電波発信装置1は、従来のパスワードに相当する固有の周波数成分の組合せからなる電波を発信する。
【0011】一方、ログイン制御装置6は、制御対象7の近くに配置され、シリアル回線8で制御対象7と接続されている。ログイン制御装置6の電波受信装置2は、電波発信装置1から発信された電波を受信する。なお、電波発信装置1の発信する電波の強度は、ユーザが制御対象7の前に着席して発信したときに、始めて受信側で検出できる程度の強さに調整されている。
【0012】ログイン制御装置6では、受信した電波の周波数スペクトル毎の強度を電波解析装置3が数値化する。次いで、電波判別装置5は、この数値化されたデータが制御データ記憶装置4に格納されたテーブルの中にあるかどうかを調べる。
【0013】制御データ記憶装置4には、図3に例示するように、「電波信号数値化データ」と、それに対応する「制御ID」や「コマンド・プロセッサ名」等が記述されたテーブルが格納されており、電波判別装置5は、このテーブルの「電波信号数値化データ」の中に、電波解析装置3より送られた数値化データが有るか無いかを検索する。それが検出できたときは、対応する制御データをテーブルから読み取り、シリアル回線8を経由して制御対象7に送信する。この信号は、割込み信号として送られる。
【0014】制御対象7は、ログイン制御装置11から送信された割込み信号を受信すると、図2に示す処理フローに従ってログイン処理を実行する。先ず、制御対象7は、ログイン制御装置6から割込み制御信号11を受信すると、割込み処理ルーチンへ飛ぶ。次いで、該当する制御ID(特定ユーザを示す)を獲得12し、制御IDに対応するログイン処理13を実行する。以後は従来のシステムと同じであり、シェル(コマンドプロセッサ)起動14およびログアウト処理15を行なった後、割込み待ちループ16に入る。
【0015】このように、実施例のユーザ識別装置は、正規ユーザが電波発信装置から電波を発信したとき、その電波の周波数成分によってユーザを識別し、同時に対象の装置を自動的にログインする。逆に、発信された電波が登録された周波数成分を含んでいないときは、対象装置の起動を拒否し、それにより、対象装置のセキュリティが保たれる。
【0016】また、実施例のユーザ識別装置では、多周波選択信号方式を採用しているため、電波受信側で受信可能帯域に対して部分的にマスクをかけることによって特定ユーザのログインの禁止を行なうことが可能である。
【0017】また、電波の周波数成分の数を増やすことにより、セキュリティ度を向上させることができる。この周波数成分数を増やすための電波発信側および受信側における変更は、簡単に実施できる。
【0018】なお、実施例では、電波の中にユーザ識別情報を含めることについて説明したが、電波以外に、複数の周波数成分を組合せることができる音波、超音波あるいは光波等の信号波を用いることが可能である。
【0019】また、制御対象は、コンピュータに限定されず、セキュリティが必要なあらゆる機器を対象とすることができる。この場合、ユーザ識別装置は、受信信号波における周波数の組合せが登録データと一致したとき、それらの機器を起動するための信号を出力する。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなように、本発明のユーザ識別装置は、セキュリティ維持の機能を十分果たしながら、これまでその維持のためにユーザ等に課されてきた負担を軽減することができる。
【0021】正規ユーザは、システム端末の前に座り、信号波の発信操作を行なうだけで、その端末が自動的にログインされる。従って、人為的前処理に要していた手間と時間とが節約できる。また、システム管理者は、パスワード管理等の作業負荷が軽くなる。




 

 


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