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発明の名称 磁気記録回路
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−98801
公開日 平成7年(1995)4月11日
出願番号 特願平5−242456
出願日 平成5年(1993)9月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 西澤 宏
要約 目的
特にフロッピーディスクの着脱時において、磁気記録再生ヘッドのコイルの端子等がシールドカバーなどに接触し、短絡して焼損するのを防止する。

構成
磁気記録再生ヘッド1、2のコイルのセンタタップ1a、2aと電源VBBとの間に電流制限手段12を直列接続する。磁気記録再生ヘッド1、2の端子1c、2c等が回路GNDに接続されたシールドカバーなどに接触した場合にコイルに過大電流が流れるのを防止する。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の磁気記録再生ヘッドと電源との間に電流制限手段が接続されたことを特徴とする磁気記録回路。
【請求項2】 電流制限手段が抵抗である請求項1記載の磁気記録回路。
【請求項3】 電流制限手段がボリウムである請求項1記載の磁気記録回路。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部記憶装置に用いられるフロッピーディスク装置の磁気記録回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気記録回路としては、図5に示すように、各磁気記録再生ヘッド1と2に対応してNPNトランジスタ3a、3bと4a、4bから成る差動回路を設け、これらの差動回路を1個の記録電流用の定電流源11に接続した構成が知られている(特公平4−76163号公報)。そして、差動回路にゲート回路5a、5b、6a、6bから抵抗7a、7b、8a、8bを介してライトデータ信号を与えるとともに、ゲート回路9a、9b、10a、10bからサイドセレクト信号を与えて個々に制御することにより、ライト時の有効電圧範囲を広げることができ、また、半導体集積回路で構成しても接続ピンを少なくすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の磁気記録回路では、両磁気記録再生ヘッド1、2が電源VBBに直接接続されているため、ヘッドコイルの一端1b、1c、2b、2c、若しくは一部がシールドカバーやベースプレートなどの回路GNDと接続されている部位に接続した場合には、ヘッドコイルのみを経由して電源VBBとGNDが短絡状態となり、磁気記録再生ヘッド1、2が過大電流により焼損してしまう。また、特に、磁気記録再生ヘッド1、2の接続用端子1c、2cなどとシールドカバーとの隙間を狭くすることができないために、フロッピーディスク装置全体の薄型化を図ることができないなどの問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、磁気記録再生ヘッドを焼損から保護することができ、また、フロッピーディスク装置全体の薄型化を図ることができるようにした磁気記録回路を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために、複数の磁気記録再生ヘッドと電源との間に電流制限手段を接続したものである。
【0006】そして、上記電流制限手段として、抵抗、またはボリウムを用いることができる。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、磁気記録再生ヘッドのコイルの一端、若しくはコイルの一部がシールドカバーやベースプレートなどの回路GNDと接続された部位に接触しても、電流制限手段により磁気記録再生ヘッドに過大電流が流れないようにすることができる。また、これによって、従来よりも、磁気記録再生ヘッドの接続用端子などとシールドカバーとの隙間を狭くすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例における磁気記録回路を示す回路図である。図1において、1と2は第1と第2の磁気記録再生ヘッド(以下、磁気ヘッドと略称する)、3aおよび3bは第1の磁気ヘッド1のコイルに端子1b、1Cを介して記録電流を流すための差動対を構成するNPNトランジスタ、4aおよび4bは同様に、第2の磁気ヘッド2のコイルに端子2b、2cを介して記録電流を流すための差動対を構成するNPNトランジスタである。5a、5bおよび6a、6bはライトデータ信号を受けてこれをNPNトランジスタ3a、3bおよび4a、4bに与えるゲート回路、7a、7bおよび8a、8bはNPNトランジスタ3a、3bおよび4a、4bのベース電流の供給を規制する抵抗、9a、9bおよび10a、10bはサイドセレクト信号を受けてこれをNPNトランジスタ3a、3bおよび4a、4bに与えるゲート回路、11は第1と第2の磁気ヘッド1と2の記録電流を設定する定電流回路である。以上の構成は上記従来例と同様であるが、本実施例においては、電源VBBと、第1の磁気ヘッド1のセンタタップ1aおよび第2の磁気ヘッド2のセンタタップ2aとの間に電流制限手段12が直列接続された点に特徴を有する。
【0010】図2は本発明を適用した3.5インチフロッピーディスク装置のヘッドキャリッジ装置を示す斜視図、図3および図4は同フロッピーディスク装置の着脱動作説明用の一部切欠側面図である。
【0011】図2ないし図4に示すように、第1の磁気ヘッド1がキャリッジ本体13の先端部内側に固定されている。第2の磁気ヘッド2がキャリッジ本体13に回動可能に連結されたアーム14の先端部内側に固定されている。第1の磁気ヘッド1と第2の磁気ヘッド2によって記録媒体であるフロッピーディスク17の磁気ディスク19を安定的に挟持することができるように、ヘッド荷重ばね15によりアーム14に荷重が加えられている。アーム14の側方には腕部16が設けられ、フロッピーディスク17をフロッピーディスク装置に対して着脱する際に、磁気ディスク19が第2の磁気ヘッド2と接触しないように、ディスクホルダ(図示せず)に連動し、ヘッド荷重ばね15の弾性に抗して上方へ回動するようになっている。
【0012】フロッピーディスク17はケース18に磁気ディスク19が収められ、磁気ディスク19は金属製のメタルハブ20に固定されている。このフロッピーディスク17は図3の実線矢印で示すようにフロッピーディスク装置に装着され、また、図3の点線矢印で示すようにフロッピーディスク装置から排出される。このとき、アーム14および第2の磁気ヘッド2は、上記のようにヘッド荷重ばね15の弾性に抗して上方へ回動されている。そして、フロッピーディスク17がフロッピーディスク装置に装着されると、図4に示すように、アーム14および第2の磁気ヘッド2がヘッド荷重ばね15の弾性により下方へ回動され、磁気ディスク19を第1と第2の磁気ヘッド1と2で挟持して読み出し、または書き込み可能な状態となる。
【0013】以上の構成において、以下、その動作について説明する。例えば、第2の磁気ヘッド2が選択されている場合には、電源、VBBからの電流は、電流制限手段12、第2の磁気ヘッド2のセンタタップ2a、コイル、端子2bまたは2c、NPNトランジスタ4aまたは4b、定電流回路11の順に流れる。
【0014】今、図3に示すように、フロッピーディスク17の着脱に際し、アーム14および第2の磁気ヘッド2が上方へ回動し、第2の磁気ヘッド2のセンタタップ2a以外の端子2c(または2bまたはコイルの一部)が、回路GNDに接続されたシールドカバー21、またはベースプレートなどの回路GNDと接続されている部位に接続した場合においては、上記の電流の流れは、電源VBB、電流制限手段12、第2の磁気ヘッド2のセンタタップ2a、コイル、端子2c(または2bまたはコイルの一部)、シールドカバー21、GNDとなって流れる。
【0015】磁気ヘッド1、2のコイルは、通常、0.03〜0.05mmの細い直経の銅線を100〜200ターン程度巻いたものであり、その直流抵抗は数Ω程度である。本実施例で用いた磁気ヘッド1、2の場合には、線径Φ0.05mm×80Tで直流抵抗RLは6.3Ωであった。また、電源VBBを5Vとし、更に、電流制限手段12を100mAと設定した。上記のように第2の磁気ヘッド2のセンタタップ2a以外の端子2cがシールドカバー21と接触し、回路GNDに短絡したとすると、第2の磁気ヘッド2のコイルには次に(数1)で示される電流が流れるため、電流制限手段12がなければ、第2の磁気ヘッド2のコイルが過大電流により発煙して焼損する。
【0016】
【数1】

【0017】しかしながら、本発明においては、電流制限手段12により100mAで電流が制限するようにしてあるので、第2の磁気ヘッド2のコイルには過大電流が流れることなく、焼損を防止することができた。
【0018】また、図4に示すように、フロッピーディスク17がフロッピーディスク装置に装着された状態では、上記のようにアーム14および第2の磁気ヘッド2が下方へ回動するので、第2の磁気ヘッド2の各端子2a〜2cがシールドカバー21に対して十分離れており、正常動作をすることができる。
【0019】上記実施例においては、第2の磁気ヘッド2が上方へ回動する場合について説明したが、第1の磁気ヘッド1が下方へ回動してフロッピーディスク17の着脱を行なう場合には、キャリッジ本体13の下方に位置するベースプレート(図示せず)が上記説明のシールドカバー21と同様の作用をすることとなる。
【0020】次に、上記電流制限手段12について更に詳しく説明する。電流制限手段12は、上記説明から明らかなように、抵抗Rを用いれば良いことがわかる。このように抵抗Rを用いた場合には、通常の記録電流の2〜5倍程度まで流しても問題ないが、磁気ヘッド1、2のコイルの仕様によって適宜選ぶこともできる。本実施例における通常の記録電流は、20mAである。したがって、5倍の電流値で制限をするには、5V/(0.02×5)=50Ωで良いことになる。電流制限手段12に抵抗Rを用いた場合、磁気ヘッド1、2の抵抗をRL、インダクタンスをLとすると時定数は、L/(R+RL)となり、電流制限抵抗Rのない場合の時定数L/RLと比較して小さくすることができる(本実施例では、L/6.3とL/50+6.3の比で約1/9となっている。)。これによって、磁気ヘッド1、2への磁気電流の立ち上がり特性が改良され、重ね書き(オーバーライト)特性が向上してフロッピーディスク装置としての性能が向上する。
【0021】また、上記電流制限手段12としてボリウムを用いることにより、設定電流を磁気ヘッド1、2により自在に設定することが可能となり、重ね書き特性を調整することもできる。
【0022】なお、上記説明から明らかなように、磁気ヘッド1、2それぞれに対して電流制限手段12を挿入してもよいことがわかる。この場合には、磁気ヘッド1、2ごとに最適化するのに有効である。
【0023】このように、電流制限手段12が電源VBBと磁気ヘッド1、2の間に設けられることにより、磁気ヘッド1、2が端子1b、1c、2b、2c等がシールドカバー21などの回路GNDに接続された部品と接触しても、磁気ヘッド1、2の焼損を防止することができ、また、磁気ヘッド1、2とシールドカバー21等との隙間を小さくすることが可能となるので、フロッピーディスク装置全体の薄型化を図ることができる。また、電流制限手段12に抵抗を用いることにより、磁気ヘッド1、2の時定数を低くすることができ、重ね書き特性を向上することができる。また、電流制限手段12にボリウムを用いることにより、重ね書き特性を調整することができる。また、電流制限手段12を磁気ヘッド1、2ごとに挿入することにより、磁気ヘッド1、2ごとに適格な値とすることができるので、重ね書き特性のばらつきを小さくすることができるとともに、フロッピーディスク装置全体の信頼性向上、更にはコスト低減を図ることができる。更に、従来において必要とした磁気ヘッド1、2の接続用の端子1b、1c、2b、2c等を短く切断してはんだ付けの低下を生じたり、シールドカバー21に絶縁テープなどを貼ったりした作業なども省くことができるなどの利点を有する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複数の磁気記録再生ヘッドと電源との間に電流制限手段を接続しているので、磁気記録再生ヘッドのコイルの一端、若しくはコイルの一部がGNDと短絡しても磁気記録再生ヘッドに過大電流がながれないようにすることができ、したがって、焼損を防止することができる。また、フロッピーディスク装置に用いることにより、シールドカバー等との隙間を狭くすることができるので、装置全体の薄型化を図ることができる。更に、磁気記録再生ヘッド接続用端子を短く切断したり、シールドカバー等に絶縁テープなどを貼る作業を省くことができる。
【0025】また、電流制限手段に抵抗を用いることにより、磁気記録再生ヘッドの時定数を小さくすることができ、記録電流の立上り特性を改善することができるので、フロッピーディスク装置としての重ね書き特性(オーバーライト特性)が向上し、信頼性の高いフロッピーディスク装置を安価に提供することができる。
【0026】また、電流制限手段にボリウムを用いることにより、重ね書き特性の最適化が容易になり、また、ボリウムを各磁気記録再生ヘッドと電源間に挿入すれば、磁気記録再生ヘッドごとに重ね書き特性を調整することができるようになり、重ね書き特性のばらつきの大きな磁気記録再生ヘッドを使用することもでき、コスト低減に有効である。




 

 


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