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発明の名称 複合型スピーカ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−95693
公開日 平成7年(1995)4月7日
出願番号 特願平5−239646
出願日 平成5年(1993)9月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 矢野 博
要約 目的
各種音響機器に使用される複合型スピーカに関し、薄形化が困難であるという課題を解決し、薄形化を実現する複合型スピーカを提供することを目的とする。

構成
大きさの異なる2つの磁気ギャップ30,31を形成した磁気回路32に、第1の振動板33の中心に結合された第1のボイスコイル34と第2の振動板38の中心に結合された第2のボイスコイル39をそれぞれはめ込んで2つのスピーカを複合構成することにより、複合型スピーカ全体の高さ寸法を抑えて薄形化を図ると共に、部品点数削減によるコストダウンと軽量化を図ることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】 大きさの異なる2つの磁気ギャップを同心円上に形成した磁気回路と、上記磁気ギャップの小さい方にはまり込む第1のボイスコイルを中心に結合すると共に外周部を上記磁気回路の上面に結合された第1のフレームの周縁に結合した第1の振動板と、上記磁気ギャップの大きい方にはまり込む第2のボイスコイルを中心に結合すると共に外周部を上記磁気回路の下面に結合された第2のフレームの周縁に結合した第2の振動板からなる複合型スピーカ。
【請求項2】 音の放射方向に対して中心部が周縁部より突出した逆コーン型の振動板を第2の振動板として用いた請求項1記載の複合型スピーカ。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用されるスピーカの中で、高音用スピーカと中低音用スピーカを一体化するなどにより構成される複合型スピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下にこの種の従来の複合型スピーカについて図面を用いて説明する。
【0003】図2は従来の一般的な複合型スピーカの構成を示す半断面図であり、センターポール付きの下部プレート1とリング状の上部プレート2の間にリング状のマグネット3を配置して結合し、均一な隙間の磁気ギャップ4を設けた磁気回路を構成している。上部プレート2の上面にはフレーム5を結合し、このフレーム5の周縁には上記磁気ギャップ4にはまり込むボイスコイル8を中心に結合した振動板7の外周部をガスケット9と共に結合し、さらにボイスコイル8の中間部をダンパー6で支持して中低音用のスピーカを構成している。
【0004】また、この中低音用スピーカの中心軸上にはサポータ10を介してネジ11により高音用スピーカが結合されており、この高音用スピーカは下部プレート12、マグネット13、上部プレート14、フレーム15、振動板16、ダンパー17、ダストキャップ18により上記中低音用スピーカと同様に構成されている。
【0005】図3は従来の薄形化を図った複合型スピーカの構成を示す半断面図であり、断面凹型のヨーク19の内部にリング状のマグネット20とリング状のプレート21を結合して磁気ギャップ22を形成した磁気回路を構成している。この磁気回路の下面にフレーム23を結合し、このフレーム23の周縁に上記磁気ギャップ22にはまり込むボイスコイル24を中心に結合した振動板25の周縁を結合して中低音用のスピーカを構成している。
【0006】なお、上記振動板25は薄形化を図るために音の放射方向に対して中心部が周縁部より突出した形状(以下、逆コーン型振動板と呼ぶ)としている。
【0007】また、この中低音用スピーカの中心軸上にはネジ26を介して上記図2と同様に構成された高音用スピーカが結合されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では以下の課題を有したものであった。すなわち、図2に示した従来の複合型スピーカでは、中低音用スピーカに高音用スピーカを結合する際にサポータ10とネジ11を必要とするためにコストアップするという課題があった。
【0009】また、図3に示した従来の複合型スピーカでは、上記と同様に中低音用スピーカに高音用スピーカを結合する際にネジ26を必要とするためにコストアップするばかりでなく、中低音用スピーカに逆コーン型振動板を用いて薄形化を図っているにもかかわらず、中心軸上に結合した高音用スピーカのために図3に示す符号Aの分だけ全高寸法が高くなり、薄形化の効果を無くしてしまうという課題を有していた。
【0010】本発明はこのような従来の課題を解決し、薄形化と低コストを同時に実現することが可能な複合型スピーカを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明の複合型スピーカは、大きさの異なる2つの磁気ギャップを同心円上に形成した磁気回路と、上記磁気ギャップの小さい方にはまり込む第1のボイスコイルを中心に結合すると共に外周部を上記磁気回路の上面に結合された第1のフレームの周縁に結合した第1の振動板と、上記磁気ギャップの大きい方にはまり込む第2のボイスコイルを中心に結合すると共に外周部を上記磁気回路の下面に結合された第2のフレームの周縁に結合した第2の振動板からなる構成としたものである。
【0012】
【作用】この構成により中低音用スピーカと高音用スピーカの磁気ギャップを同一面上に形成することができるようになるために複合型スピーカ全体の高さを低くすることができ、薄形化を可能にするばかりでなく、部品点数を削減して安価に、かつ軽量化を図って提供することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。図1は同実施例による複合型スピーカの構成を示す半断面図であり、図1において27はセンターポール部27aと外壁部27bを備えたヨーク、28は上記ヨーク27のセンターポール部27aと外壁部27bの間に埋設されるように配置結合されたリング状のマグネット、29はこのマグネット28の上部に結合されたリング状のプレートであり、これらを組み合わせて結合することによりヨーク27のセンターポール部27aとプレート29の間に第1の磁気ギャップ30を、またヨーク27の外壁部27bとプレート29の間に第2の磁気ギャップ31を形成し、大きさの異なる2つの磁気ギャップ30,31を備えた磁気回路32を構成している。
【0014】33は上記第1の磁気ギャップ30にはまり込む第1のボイスコイル34を中心に結合した第1の振動板であり、この外周部はプレート29の上面に結合された第1のフレーム35の周縁に結合されている。36は第1のボイスコイル34の中間部を支持する第1のダンパー、37は第1の振動板33の中心の上面に結合されたダストキャップであり、以上で高音用のスピーカを構成している。
【0015】38は上記第2の磁気ギャップ31にはまり込む第2のボイスコイル39を中心に結合した第2の振動板であり、薄形化を図るために逆コーン型振動板を採用し、その外周部はヨーク27の下面に結合された第2のフレーム40の周縁に結合され、さらにこの第2の振動板38の裏面に第2のダンパー41の外周部を結合して支持するようにし、以上で中低音用のスピーカを構成している。
【0016】このように構成される本発明の複合型スピーカは、1つの磁気回路32で大きさの異なる2つの磁気ギャップ30,31を同一面上に形成することが可能となり、このために例えば高音用スピーカを中低音用スピーカの高さ寸法の中に効率良く配置することができるようになるために高さ寸法を可能な限り低くした薄形化対応を容易に実現することができる。
【0017】また、1つの磁気回路32で2つのスピーカを構成することが可能になるため、部品点数の削減によるコストダウンと軽量化を図ることが可能になる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明による複合型スピーカは、1つの磁気回路で大きさの異なる2つの磁気ギャップを同一面上に形成することによって薄形化を図ると共に、部品点数削減によってコストダウンと軽量化をも図ることが可能になり、特に小型・薄形化で高性能を要求される車載用スピーカとして大きな効果を発揮することができるものである。




 

 


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