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発明の名称 磁気記録トラック現像装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−93701
公開日 平成7年(1995)4月7日
出願番号 特願平5−234518
出願日 平成5年(1993)9月21日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 曽我部 靖 / 松浦 賢司
要約 目的
磁気テープを切断することなく現像し、均一にむらなく現像する。

構成
磁気テープ1は巻取りリール3により、供給リール2から引き出される。磁気テープの走行速度は、テープ速度検出器14により検出され、コントローラ5により巻径が変化しても一定速度で走行するよう制御される。磁気テープ1は、案内部材12a、12bを通過した後、現像漕7に案内される。現像漕7には現像液6が蓄積されているため、磁気テープ1が現像漕7に突入後、案内部材12c、12dを通過して現像漕7を出る間に、現像液6が磁気テープ1に付着することとなる。その後、磁気テープ1は乾燥装置8の前を通過時に、乾燥装置8からの送風を受け、これにより現像液6が乾燥して磁気テープ1上に定着する。撮像装置9により、光源10により照明されて可視化されたトラックを撮像する。
特許請求の範囲
【請求項1】磁気ヘッドにより磁気記録された磁気テープに、磁性粉を付着させ前記磁気テープ上に記録されたトラックを現像する磁気記録トラック現像装置において、前記磁気テープを巻きこまれた供給リールと、前記磁気テープを巻取る巻取りリールと、前記巻取りリールを駆動する駆動装置と、トラック現像液を貯蔵する現像槽と、前記供給リールから引き出された磁気テープを前記現像漕内を介して前記巻取りリールまで案内する案内部材とを備えた事を特徴とする磁気記録トラック現像装置。
【請求項2】磁気テープの走行速度を検出するテープ速度検出器と、前記テープ速度検出器の出力に基づいてテープ速度を所定値に制御する速度制御装置を備えた事を特徴とする請求項1記載の磁気記録トラック現像装置。
【請求項3】速度制御装置は、磁気テープの走行速度を、磁気テープの種類に応じて変化させることを特徴とする請求項2記載の磁気記録トラック現像装置。
【請求項4】速度制御装置は、磁気テープの走行速度を、供給または巻き取りリールの巻径に関わらず一定にすることを特徴とする請求項2記載の磁気記録トラック現像装置。
【請求項5】磁気テープが現像漕内から巻取りリールに巻き取られる経路中に、現像液が付着した磁気テープを乾燥させる乾燥装置を設けた事を特徴とする請求項1記載の磁気記録トラック現像装置。
【請求項6】現像後の磁気テープに記録されたトラックの画像を撮像するトラック撮像装置を備えた事を特徴とする請求項1記載の磁気記録トラック現像装置。
【請求項7】現像後の磁気テープに記録されたトラックの画像を撮像するトラック撮像装置と、前記撮像装置により得られた撮像画像を検査する検査装置と、前記検査装置により得られた画像の状態により磁気テープの走行速度を所定の値に制御する速度制御装置を備えた事を特徴とする請求項1記載の磁気記録トラック現像装置。
【請求項8】磁気テープの走行速度を所定の値に制御する速度制御装置を具備し、前記速度制御装置より出力される速度信号に応じて乾燥装置の送風量を変化させる事を特徴とする請求項5記載の磁気記録トラック現像装置。
【請求項9】磁気ヘッドにより磁気記録された磁気テープに磁性粉を付着させ前記磁気テープ上に記録されたトラックを現像する磁気記録トラック現像装置において、前記磁気テープを巻きこまれた供給リールと、前記磁気テープを巻取る巻取りリールと、前記巻取りリールを駆動する駆動装置と、トラック現像液を貯蔵する現像槽と、前記供給リールから引き出された磁気テープを前記現像漕から前記巻取りリールまで案内する案内部材と、現像後の磁気テープに記録されたトラックの画像を撮像するトラック撮像装置と、前記撮像装置により得られた撮像画像を検査する検査装置と、磁気テープを乾燥させる乾燥装置と、磁気テープの走行速度を所定の値に制御する速度制御装置とを備えた事を特徴とする磁気記録トラック現像装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気的に情報が記録される磁気記録トラックの現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ(以下、VTR装置と略する)の性能を評価する方法の一手法として、磁気テープ上に斜めに記録された信号(トラック)の直線性やトラック幅を測定する事が行われている。これは、磁気テープ上に記録されたトラックを可視化し、そのトラックの磁気テープ上での位置を、顕微鏡にて目視で観測したり、画像処理を用いて直線性や幅の測定を行っていた。
【0003】ここで、磁気テープ上に記録されたトラックを可視化するためには、磁気テープにマグネタイト粉末のコロイド溶液(現像液)を付着させる必要がある。この作業を一般に現像と呼ぶ。従来の現像法は、まず信号を記録した磁気テープの一部を切り出し、その後、現像液を磁気テープに付着させるために以下のような方法が用いられていた。
(1)ガラス棒等にて直接磁気テープに塗布したあと洗浄する。
(2)磁気テープ片を現像液内に浸したあと除々と引き出す。
(3)磁気テープを現像液内へ複数回投入する(例えば、特開昭58−91521号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような方法においては以下に示すような問題点を有している。
(1)いずれの方法も、現像するために磁気テープを一度切断しなければならず、テープの薄手化に伴いダメージを生じ易くなり、扱いが困難になってきている。
(2)作業者がテープに直接現像液を塗布する場合や、現像液に複数回投入する方法等では、現像のむらなどが発生し、トラックの検査に支障が生じる場合がある。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、磁気テープを切断することなく現像し、しかも、均一にむらなく現像する事ができる磁気記録トラック現像装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本願第1の発明の磁気記録トラック現像装置は、磁気ヘッドにより磁気記録された磁気テープに、磁性粉を付着させ前記磁気テープ上に記録されたトラックを現像する磁気記録トラック現像装置において、前記磁気テープを巻きこまれた供給リールと、前記磁気テープを巻取る巻取りリールと、前記巻取りリールを駆動する駆動装置と、トラック現像液を貯蔵する現像槽と、前記供給リールから引き出された磁気テープを前記現像漕内を介して前記巻取りリールまで案内する案内部材とを備えた事を特徴とするものである。
【0007】本願第2の発明の磁気記録トラック現像装置は、上記第1の発明の構成に加えて、磁気テープの走行速度を所定の値に制御する速度制御装置を備えたものである。このテープ速度制御装置は、テープ走行速度をテープの種類に応じて変化させるか、供給または巻き取りリールの巻径に係わらず一定にするものである。
【0008】本願第3の発明の磁気記録トラック現像装置は、上記第1の発明の構成に加えて、、磁気テープが現像漕内から巻取りリールに巻き取られる経路中に、現像液が付着した磁気テープを乾燥させる乾燥装置を設けたものである。
【0009】本願第4の発明の磁気記録トラック現像装置は、上記第1の発明の構成に加えて、現像後の磁気テープに記録されたトラックの画像を撮像するトラック撮像装置を備えたものである。
【0010】本願第5の発明の磁気記録トラック現像装置は、上記第1の発明の構成に加えて、現像後の磁気テープに記録されたトラックの画像を撮像するトラック撮像装置と、撮像装置により得られた撮像画像を検査する検査装置と、検査装置により得られた画像の状態により磁気テープの走行速度を所定の値に制御する速度制御装置を備えたものである。
【0011】本願第6の発明の磁気記録トラック現像装置は、上記第1の発明の構成に加えて、磁気テープの走行速度を所定の値に制御する速度制御装置を設け、この速度制御装置より出力される速度信号に応じて、乾燥装置の送風量を変化させる事を特徴とするものである。
【0012】本願第7の発明の磁気記録トラック現像装置は、磁気テープと、磁気テープを巻きこまれた供給リールと、磁気テープを巻取る巻取りリールと、巻取りリールを駆動する駆動装置と、トラック現像液を貯蔵する現像槽と、供給リールから引き出された磁気テープを現像漕から巻取りールまで案内する案内部材と、現像後の磁気テープに記録されたトラックの画像を撮像するトラック撮像装置と、前記撮像装置により得られた撮像画像を検査する検査装置と、磁気テープを乾燥させる乾燥装置と、磁気テープの走行速度を所定の値に制御する速度制御装置とを備えた事を特徴とするものである。
【0013】
【作用】本願第1の発明では、磁気テープが供給リールから引き出されて走行し、巻取りリールに巻取られる間に現像できるため、磁気テープを切断することなく現像できる。
【0014】本願第2の発明では、現像状態はテープの走行速度により決まるため、巻径に係わらずテープスピードを一定にする事により、均一にむらなく現像できる。また、テープ種類に応じてテープの走行速度を変化する事により、複数の種類の磁気テープに対応できる。
【0015】本願第3の発明では、乾燥装置を有するため、現像後のテープに液だれなど生じることなく良好な現像が可能となる。
【0016】本願第4の発明では、撮像装置を有するため、現像とテープの検査を同時に行う事ができる。
【0017】本願第5の発明では、撮像画像を検査する検査装置により検出された撮像画像の状態により、テープの走行速度を変えて、自動的に最適現像条件となるようテープスピードを調整する事ができる。
【0018】本願第6の発明では、テープの走行速度に応じて、乾燥装置の送風量を変える事により、最適な乾燥を行う事ができる。
【0019】本願第7の発明では、上記した構成により、全自動で最適な現像を行う事ができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の磁気記録トラック現像装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】図1は本発明の磁気記録トラック現像装置の一実施例を示す概略構成図である。図1において、1は信号を記録された磁気テープ、2は磁気テープ1が巻き込まれた供給リール、3は磁気テープ1を巻き取る巻取りリールである。4はリール駆動モータであり、巻取りリール3を回転させて磁気テープ1を巻取る。5はコントローラであり、リール駆動モータ4の回転を制御する。6は現像液で、通常は磁性流体(マグネタイト粉末のコロイド溶液)が用いられる。現像液6は現像漕7に蓄積されている。8は乾燥装置であり、現像後の磁気テープ1を乾燥させる。9は撮像装置であり、現像後の磁気テープ1を撮像する。10は光源であり、現像された磁気テープ1を照明するものである。11はベース部材である。12a、12b、12c、12e、12dは、ベース部材11に取り付けられた案内部材であり、供給リール2から引き出された磁気テープ1を現像漕7を通過した後に巻取りリール3に案内する。13は回転案内部材であり、テープ走行に応じて回転する。14はテープ速度検出器であり、回転案内部材13に取り付けられており、テープ速度を検出してコントローラ5に伝える。15は画質検査装置であり、撮像装置9により得られた画像のトラックの鮮明度を数値に変換して検出し、その数値をコントローラ5に伝える。
【0022】以下、本実施例の磁気記録トラック撮像装置の動作について説明する。磁気テープ1は、リール駆動モータ4により回転する巻取りリール3により、供給リール2より引き出される。磁気テープの走行速度は、テープ速度検出器14により検出され、コントローラ5により巻径が変化しても一定速度で走行するように制御されている。供給リール2より引き出された磁気テープ1は、案内部材12a、12bを通過した後、現像漕7に案内される。現像漕7には現像液6が蓄積されているため、磁気テープ1が現像漕7に突入後、案内部材12c、12dを通過して現像漕7を出る間に、現像液6が磁気テープ1に付着することとなる。その後、磁気テープ1は乾燥装置8の前を通過時に、乾燥装置8からの送風を受け、これにより現像液6が乾燥して磁気テープ1上に定着する。これにより、現像液6の液だれを防ぐ事ができる。乾燥装置8近傍を通過した後、磁気テープ1は、案内部材12eを通過する。その際、撮像装置9により、光源10により照明されて可視化されたトラックを撮像する。磁気テープ1は、回転案内部材13を通過後、巻取りリール3に巻取られる。したがって、磁気テープ1を切断する事なく、現像を行い、さらに、撮像も同時に行う事が可能となる。
【0023】ここで、磁気テープ1の現像時間は、現像漕7を通過する間の時間、すなわち磁気テープ1の走行速度に依存する。したがって、コントローラ5により、テープ速度を一定に保つ事により、均一なテープ現像を行う事ができる。また、現像するテープの種類(例えば、酸化鉄テープとメタルテープ)が異なり、これらにおいて最適な現像時間が異なる場合には、コントローラ5に設けられた選択スイッチ(図示せず)により、磁気テープ1の走行速度を変えてもよい。また、磁気テープ1の長手方向に複数枚の画像を撮像する場合には、コントローラ5の選択スイッチ(図示せず)により、磁気テープ1の走行速度を一定時間間隔で停止させる事も可能である。また、撮像されたトラックの鮮明度により、コントローラ5の手動調整ノブ(図示せず)を回転させて走行速度を微調整する事もできる。
【0024】画質検査装置15は、撮像装置9によって撮像された画像におけるトラックの鮮明度を数値に変換して検出し、その数値をコントローラ5に伝える事により、テープ速度を自動で調整して最適なテープ速度に設定できる。さらに、乾燥装置8は、コントローラ5より制御されるテープ速度に応じて送風量を変えるようにする事により、適当な乾燥を自動で行う事も可能となる。したがって、テープの種別、信号の記録状態に係わらず全自動で最適な現像を行う事が可能である。
【0025】また、現像後の磁気テープ1が巻取りリール3に巻取られて重なり、現像面が汚れる事を防ぐために、撮像装置9にて、現像されたトラックが観測できた時点で、テープの走行を止める事も可能である。
【0026】また、巻取りリール3の回転トルクを調整する事により、トラックの撮像を、磁気テープ1に信号が記録された時のテンション状態にて行う事ができ、テープの伸びを考慮した検査が可能となる。
【0027】なお、乾燥装置8は、磁気テープ1が案内部材12dと12eを通過する間に自然乾燥する場合には、使用しなくてよい。また、案内部材の配置は、現像後の磁気テープ1が、案内部材と接触する面が磁性面側でないことが望ましい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の磁気記録トラック現像装置によれば、磁気テープを切断することなく現像でき、しかも常に同一条件で現像されるため、均一にむらなく現像する事ができる。また、磁気テープの種類が異なる場合には、コントローラにより磁気テープの走行速度を変化させることにより、最適な時間で現像し、良好な現像を行う事ができる。また、乾燥装置を設け、磁気テープが該装置の前を通過時に、乾燥装置から風を与えて乾燥させることにより、現像後のテープに液だれなど生じることなく良好な現像が可能となる。
【0029】さらに、現像後の磁気テープに記録されたトラックの画像を撮像するトラック撮像装置と、前記撮像装置により得られた撮像画像を検査する検査装置とを設けることにより、現像とテープの検査を同時に行う事ができ、また、全自動で最適な現像を行う事も可能となる。




 

 


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