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発明の名称 座標入力装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−93094
公開日 平成7年(1995)4月7日
出願番号 特願平5−237947
出願日 平成5年(1993)9月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 進藤 久聡
要約 目的
2つのボタンを持つマウスによる操作を前提としたアプリケーションを指入力操作だけで使用することが可能な座標入力装置を提供することを目的とする。

構成
指とタブレット13の接触によって生じる電位差をA−D変換し、座標値を得る座標入力部9と、指とタブレットの接触/非接触を示すステータス値と得られた座標値を保存する座標・ステータス記憶部10と、左ボタン操作か右ボタン操作かを判別するためにステータスを監視するステータス監視部11と、座標値とステータス監視部11によって決定された値を2つボタンのマウスが出力するデータ形式に変換する出力データ生成部12とを備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】タブレットを有し、指とタブレットの接触により生じる電位差をA−D変換し、座標値を得る座標入力部と、この座標値と指と前記タブレットの接触/非接触を示すステータス値を保存する座標・ステータス記憶部と、このステータス値を監視して左右のボタン操作を判別するステータス監視部と、このステータス監視部により決定された値と座標値とを2つボタンのマウスが出力するデータ形式に変換する出力データ生成部とを備えたことを特徴とする座標入力装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指による座標入力が可能なタブレットを用いた座標入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の端末装置におけるアプリケーションは、直感的に把握しやすい操作環境を提供するグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を採用したものが主流となりつつある。GUI環境下でのポインティングデバイスとして広く用いられているものにマウスがある。マウスには1つ、あるいは複数のボタンを有するものがあるが、最も一般的なものは左右2つのボタンを有するものである。各ボタンは押された状態のときにON、放した状態のときにOFFの信号を端末装置に出力する。この機構を用いて、クリック、ダブルクリック、ドラッグといった状態を作り出す。マウス操作型のアプリケーションはこれらの状態を利用し、様々な操作に対応させている。
【0003】一方、端末装置の小型化や携帯化が進むにつれ、ポインティングデバイスとしてタブレットが多く用いられるようになった。タブレットは、指あるいはペンがタブレット表面に接触したときに、接触点の座標を端末装置に出力する。また、マウスにおけるボタンと同様に、指あるいはペンとタブレットの接触時にON、非接触時にOFFの信号を端末装置に出力する。この機構を用いて、指あるいはペンの動作によってマウスと同様、クリック、ダブルクリック、ドラッグの状態を作り出す。したがって従来のタブレットおよび制御プログラム(以下デバイスドライバ)によって1ボタンのマウスと同等の操作環境を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タブレットを用いた従来の座標入力装置では、1ボタンのマウスと同等の操作しか行えないため、2つのボタンを有するマウスによる操作を前提としたアプリケーションを、アプリケーションの変更なしに操作することができないという問題点があった。
【0005】そこで本発明は、タブレットを用いながら2つのボタンによる操作環境を、アプリケーションの変更なしに実現できる座標入力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明は、タブレットを有し、指とタブレットの接触により生じる電位差をA−D変換し、座標値を得る座標入力部と、この座標値と指と前記タブレットの接触/非接触を示すステータス値を保存する座標・ステータス記憶部と、このステータス値を監視して左右のボタン操作を判別するステータス監視部と、このステータス監視部により決定された値と座標値とを2つボタンのマウスが出力するデータ形式に変換する出力データ生成部とを備えている。
【0007】
【作用】上記構成により、オペレータが、マウスの左ボタン操作に対応する態様と、右ボタン操作に対応する態様で、指をタブレットに接触させることにより、座標入力部が座標を得ると共に、ステータス監視部がこの接触の態様により左右のボタン操作のいずれに相当するのかを判別し、出力データ生成部が2つのボタンのマウスが出力するデータ形式に変換して、アプリケーションへ出力する。
【0008】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0009】図1(a)及び図1(b)は本発明の一実施例における座標入力装置を端末装置に接続した状態を示す外観構成図である。同図において、タブレット3,7はマウスと同様にパーソナルコンピュータ等の端末装置1,5に接続され、CRTディスプレイ2や液晶ディスプレイ6に重ね合わせた構成をとる。そして、オペレータは指4,8をタブレット3,7の特定の位置に接触させることで入力座標の指示を行う。
【0010】図2は本発明の一実施例における座標入力装置の機能ブロック図である。図2に示すように、機能ブロックとして、指4,8とタブレット3,7の接触によって生じる電位差をA−D変換し、座標値を得る座標入力部9と、指4,8とタブレット3,7の接触/非接触を示すステータス値と得られた座標値を保存する座標・ステータス記憶部10と、左ボタン操作か右ボタン操作かを判別するためにステータスを監視するステータス監視部11と、座標値とステータス監視部によって決定された値を2つボタンのマウスが出力するデータ形式に変換する出力データ生成部12とを備えている。
【0011】この座標入力装置は、ハード構成ブロックとして、図3に示すように、指を接触させる透明なタブレット13と、タブレット13を制御し、A−D変換によって指が接触した点の座標値を得るタブレットコントローラ14と、タブレット13が重ね合わされる液晶ディスプレイ15と、液晶ディスプレイ15の制御を行うLCDコントローラ16と、ROM18内の制御プログラムにしたがってこの装置の制御を実行するCPU(中央演算処理装置)17と、記憶手段としてのROM(リード・オンリー・メモリ)18とRAM(ランダム・アクセス・メモリ)19とを備えている。
【0012】RAM19には、タブレット13で入力され、タブレットコントローラ14で加工された座標値およびタブレット13のステータス値を記憶する座標・ステータス記憶領域20と、2つのボタンを有するマウスが使用されることを前提としたアプリケーションプログラムが動作するためのアプリケーション動作領域21と、座標・ステータス記憶領域20に記憶されたステータス値の変化から、指によるタブレット入力がマウスのどの動作に対応しているかを判別し、座標値とともにマウスが出力するデータ形式に変換し、変換されたデータをアプリケーションへ出力するデバイスドライバが動作するためのデバイスドライバ動作領域22とが、設けられている。
【0013】また、座標・ステータス記憶領域20に記憶されるデータは、図4(a)に示すデータ構造を持つ。このデータはステータスを表わすバイトa1と、X座標を表わすバイトa2と、Y座標を表わすバイトa3の3バイトからなる。さらに、図4(b)に示すように、S2,S1の2ビットで4種類のステータスを表わす。〔00〕は指がタブレットに接触していない状態を、〔01〕は非接触状態から接触状態への変化を、〔10〕は接触状態から非接触状態への変化を、〔11〕は極小時間内に非接触から接触、再び非接触と状態が変化したことを表わす。
【0014】比較のため、図4(c)に2つのボタンを有するマウスがアプリケーションへ出力するデータ構造を示す。このデータはボタンステータスを表わすバイトc1と、X座標を表わすバイトc2と、Y座標を表わすバイトc3の3バイトからなる。また、バイトc1のビットS2、ビットS1の2ビットでタブレット13のデータと同様に4種類のステータスを表わす。バイトc1のビットBL,BRは各々左ボタン、右ボタンの状態を表わす。ビットBL,BRはビットが〔1〕の時にボタンが押されていることを表わし、ビットが〔0〕の時にボタンが押されていないことを表わす。
【0015】タブレット13への通常の指入力動作をマウスの左ボタンの操作と対応づけた場合、右ボタンに対応する指入力動作の判別は、タブレットデータのステータスが〔01〕のときに極小時間内の座標値の変化によって行う。この判別手順について、図5に示す本実施例のフローチャートを用いて詳細な説明を行う。
【0016】まずオペレータが、ステップ1にて、タブレット13に指を接触させ、座標の指示を行うと、ステップ2にて、タブレットコントローラ14によってA−D変換された座標値およびステータスが、ステップ3にて、図4(a)に示すデータ構造でRAMの座標・ステータス記憶領域20に記憶される。
【0017】次に、ステップ4にて、デバイスドライバによってステップ3で記憶された座標およびステータスを読み出し、デバイスドライバは、ステップ5にて、ステータスビットS2,S1が〔00〕、すなわちタブレットと指が非接触状態であるか否かを判断し、非接触状態ならばステップ4へ戻る。非接触状態でなければ、デバイスドライバは、ステップ6にて、ステータスビットS2,S1が〔01〕、すなわちタブレットと指が接触状態であるか否かを判断し、接触状態でない場合は、マウスの左ボタン操作と見なし、ステップ15にて、左ボタンを表わすBLビットに1をセットし、ステップ16にて、アプリケーションへ出力するデータのステータスビットと、座標値をセットし、ボタン情報を含むマウスと同等のデータ(図4(c)参照)を作り、ステップ17にて、アプリケーションへ上記データを出力する。すなわち、アプーリケーションは、図4(c)に示すデータ構造のデータを得ることができ、2つのボタンを有するマウスを前提としたアプリケーションはそのまま動作することができる。
【0018】一方、ステップ6でステータスビットS2,S1が〔01〕であった場合、マウスの右ボタン操作か否かの判断ルーチン(ステップ7からステップ14)へ進む。
【0019】そして、ステップ7にて、ステップ4で得た座標値を(X1,Y1)に保持し、ステップ8にて、新たな座標・ステータスを読み出し、座標値を(X2,Y2)に保持する。
【0020】ステップ9にて、ステップ8で得た新たなステータスが〔01〕でなかったらマウスの左ボタン操作と見なし、ステップ15へ進む。〔01〕であれば、ステップ10にて、ステップ7で保持した(X1,Y1)とステップ8で保持した(X2,Y2)を比較し、等しい場合はマウスの右ボタンに相当する操作はなかったと見なし、左ボタン操作の処理のため、ステップ15へ進む。一方、(X1,Y1)と(X2,Y2)が等しくない場合、ステップ11およびステップ12において、ステップ8およびステップ9と同様の処理を行い、新たな座標値を(X3,Y3)へ保持する。
【0021】そして、ステップ13にて、初めに得た座標値(X1,Y1)と新たな座標値(X3,Y3)を比較し、一致しなかった場合、マウスの右ボタンに相当する操作はなかったと見なし、左ボタン操作の処理のため、ステップ15へ進む。一方、一致した場合は、マウスの右ボタンに相当する操作が行われたと見なし、ステップ14にて、右ボタンを表わすBRビットに1をセットし、ステップ16へ進み、右ボタン操作か否かの判断ルーチンを終了する。
【0022】図6に、本実施例におけるマウス23の左ボタンクリック操作と、右ボタンクリック操作のそれぞれに対応するタブレット13の操作例を示す。
【0023】マウス23の左ボタン23aのクリック(図6(a))に相当する指入力動作は、指がタブレット13から離れている状態(図6(b))から、タブレット13の指定したい座標に指を接触させ(図6(c))、再び離す(図6(d))一連の動作である。この動作が極小時間内に行われたとき、タブレットコントローラ14から出力されるステータスは〔11〕となり、左ボタンクリック操作と見なされる(ステップ5,6,15)。
【0024】一方、マウス23の右ボタン23bのクリック(図6(e))に相当する指入力動作は、まず、タブレットの指定したい座標に指を接触させ(図6(f))、接触させた指はそのままで、極小時間内に別の指を任意座標に接触させ(図6(g))、再び離す(図6(h))。このとき、タブレットコントローラ14から出力されるステータスは〔01〕であり、座標値は、極小時間内で「指定座標」→「任意座標」→「指定座標」と変化し、左ボタンクリック操作と見なされる(ステップ5〜14)。
【0025】このように、この座標入力装置では、指によるタブレット入力で、マウス23の2つのボタン23a,23bへの操作に相当する出力を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の座標入力装置では、指によるタブレット操作だけで、2つのボタンを有するマウスと同等のデータをアプリケーションへ出力することが可能となる。また、このことはアプリケーションに依存することなく実現されているので、既存のアプリケーションを全く修正することなく使用することが可能になる。




 

 


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