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発明の名称 ディスク装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−85639
公開日 平成7年(1995)3月31日
出願番号 特願平5−231188
出願日 平成5年(1993)9月17日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 菊池 栄也 / 沢田 幸夫 / 酒井 純一
要約 目的
アナログ音声信号の複数の情報をディジタル音声信号の情報に変換してディスクに記録した場合でも、任意の情報の指定再生等を可能にするとともに、ユーザーTOC領域を有効に利用できるディスク装置を提供する。

構成
情報を担うアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換する信号変換手段10と、変換されたディジタル音声信号に所定の信号処理を施す信号処理手段5と、この信号処理手段から得られるディジタル音声信号の情報をディスク1に書き込む情報書込手段3と、ディスクに書き込まれた情報の書込開始アドレス及び書込終了アドレスを登録する記憶手段7と、アナログ音声信号のレベルが所定値以下のときに無信号検出信号を送出する無信号検出手段13と、無信号検出信号に応じて情報の書込開始アドレス及び書込終了アドレスを決定する制御手段6とを備えた構成である。
特許請求の範囲
【請求項1】 情報を担うアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換する信号変換手段と、変換された前記ディジタル音声信号に所定の信号処理を施す信号処理手段と、この信号処理手段から得られるディジタル音声信号の情報をディスクに書き込む情報書込手段と、前記ディスクに書き込まれた情報の書込開始アドレス及び書込終了アドレスを登録する記憶手段と、前記アナログ音声信号のレベルが所定値以下のときに無信号検出信号を送出する無信号検出手段と、前記無信号検出信号に応じて前記情報の書込開始アドレス及び書込終了アドレスを決定する制御手段とを備えたことを特徴とするディスク装置。
【請求項2】 前記信号処理手段は前記ディジタル音声信号のデータを記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は前記無信号検出信号を受けたとき、前記情報書込手段を録音待機状態にさせ、この録音待機状態中に前記記憶手段に前記ディジタル音声信号のデータを記憶させ、録音再開時に前記録音待機状態中に記憶させたデータを読み出して、前記ディスクに書き込ませることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MD(ミニディスク)等のディスクに情報を書き込むとともに、情報が書き込まれたディスクを演奏して前記情報を再生するディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を記録することのできるMDに音楽等の情報を記録するとともに、記録されたMDを演奏して情報を再生するディスク装置は、再生のみならず記録も可能であることから、再生専用のCD(コンパクトディスク)を演奏するCDプレーヤに代わる次世代のディスク装置として普及しつつある。
【0003】かかるディスク装置は、音楽曲等の情報を担うディジタル音声信号の供給を受けて、帯域圧縮、EFM変調等の所定の信号処理を施して、音楽曲の場合、通常は複数の曲をMDに書き込んで録音する。MDの記録領域には、ディスク上にプリグルーブと称する溝が設けられており、このプリグルーブによりディスク上の書込位置すなわちアドレスを識別することができる。一方、供給されるディジタル音声信号の情報は、EIAJのディジタルオーディオインタフェース仕様で規定されているシリアルデータにより、既にアドレス管理がされているので、複数の曲の各々の記録開始アドレス及び記録終了アドレスは、装置内のメモリに登録されてマイコンによりアドレス管理を行うことができる。
【0004】従って、これら複数の曲を記録した後は、任意の曲番の曲を指定して演奏することが可能であり、予め定めた所定の順序でプログラム演奏を行うこともできる。また、MDの場合には、制御情報を記録するTOCにユーザーが利用できるユーザーTOC(UTOC)が設けられ、記録した複数の曲のアドレス情報が記録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディスク装置の中には、A/D変換器を具備することにより、アナログ音声信号の情報をも記録することができるものもある。しかしながら供給されるアナログ音声信号の曲は、複数の曲の場合でもアドレス管理上では一つの曲と見なされ、ディジタル音声信号の曲のような任意の曲の指定演奏やプログラム演奏ができないという問題があった。また、ユーザーに解放されたユーザーTOCの領域を有効利用できないという問題もあった。
【0006】本発明はかかる従来の問題を解決するものであり、アナログ音声信号の複数の情報をディジタル音声信号の情報に変換してディスクに記録した場合でも、任意の情報の指定再生等を可能にするとともに、ユーザーTOC領域を有効に利用できる優れたディスク装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク装置は上記目的を達成するために、情報を担うアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換する信号変換手段と、変換された前記ディジタル音声信号に所定の信号処理を施す信号処理手段と、この信号処理手段から得られるディジタル音声信号の情報をディスクに書き込む情報書込手段と、前記ディスクに書き込まれた情報の書込開始アドレス及び書込終了アドレスを登録する記憶手段と、前記アナログ音声信号のレベルが所定値以下のときに無信号検出信号を送出する無信号検出手段と、前記無信号検出信号に応じて前記情報の書込開始アドレス及び書込終了アドレスを決定する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】したがって本発明に係るディスク装置によれば、音楽曲等のアナログ音声信号の複数の情報を入力する際に、情報と情報との区切りを検出することにより、これらの情報をディスクに記録した場合でも、各情報の開始アドレス及び終了アドレスを管理できるので、任意の情報を指定して再生することや、予め定めたプログラムに沿った順序で再生することを可能にするとともに、ユーザーTOC領域を有効に利用することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照して説明する。図1は本発明に係るディスク装置の実施例の概略ブロック図である。このディスク装置で演奏するディスクはCDでもMDでも良いが、ここではMDを演奏するディスク装置について記述する。かかるディスク装置においては、MDシステム固有の信号処理技術が用いられている。これはATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)と称される信号処理技術で、ディジタル情報を約5分の1に帯域圧縮して記録し、再生時に伸長することによりCDに匹敵する特性を得ることができる。
【0010】この帯域圧縮及び伸長を行うために、エンコーダ及びデコーダが用いられる他、MDから読み出された圧縮データを格納するメモリやこのメモリの書き込み及び読み出しを制御するメモリコントローラが用いられる。ただしかかる構成要素については、メモリを除き本願発明に直接関与しないため図1では省略されている。さらに同様の理由により、14ビットデータを8ビットデータに復調するEFMエンコーダ/デコーダについても図1には示していない。
【0011】図1において、1は情報(この場合の情報は、複数の音楽曲とする)を圧縮して記録することのできるディスク(MD)である。2はこのディスク1を回転駆動するスピンドルモータ(SM)である。3はスピンドルモータ2で回転駆動されているディスク1に書込情報で変調された光ビームを照射して、情報の書き込みを行う情報書込手段としてのピックアップ(PU)である。なお、このピックアップ3は情報が記録されたディスクに光ビームを照射して、ディスクで反射した光ビームを受光して読取信号を出力する読取手段としての機能をも備えている。
【0012】4はスピンドルモータ2及びピックアップ3を駆動する制御回路である。5は書込情報を担う信号又はピックアップ3からの読取信号に対して、所定の信号処理を施す信号処理手段としての信号処理部である。この信号処理部5は、ディスク1に記録するデータの圧縮、メモリへの書き込み及び読み出し、EFM変調等の信号処理を行ってピックアップ3に書込信号を出力する記録回路51、並びに、ピックアップ3から得られる読取信号を波形整型し、EFM復調、メモリへの書き込み及び読み出し、データの伸長等の信号処理を行う再生回路52を有している。
【0013】6はこのディスク装置全体の制御を司る制御手段としてのマイコンであり、この図には示さないが、記録する曲に関するアドレスを一時的に記憶するレジスタを具備している。7はデータの書き込み及び読み出しが可能なメモリであり、このメモリ7には、帯域圧縮された音楽データを記憶する音楽データ記憶エリアが設けられている。このメモリ7は、通常、信号処理部5内部に設けられており、図示せぬメモリコントローラにより音楽データの書き込み制御及び読み出し制御がなされるが、説明の便宜上マイコン6で制御されるメモリとした。さらに、このメモリ7には、曲開始/終了アドレス情報エリア71が設けられ、記録された各曲に対するディスク上の位置情報である曲開始アドレス及び曲終了アドレスが格納される。もっとも、曲開始/終了アドレス情報エリアが設けられたメモリを、音楽データ記憶エリアが設けられたメモリとは別個に設け、実際にマイコン6で直接制御できる構成とすることもできる。
【0014】8はディジタル音声信号を入力する端子、9はアナログ音声信号を入力する端子である。10は端子9からのアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換する信号変換手段としてのA/D変換器である。11は端子8からのディジタル音声系の入力信号又はA/D変換器10で変換された端子9からのアナログ音声系の入力信号のいずれか一方を選択するスイッチである。12は信号処理部5の再生回路52からのディジタル再生信号をアナログ再生信号に変換して、図示せぬメインアンプに供給するD/A変換器である。
【0015】13は本発明の特徴的な構成となる曲間検出回路であり、端子9からのアナログ音声信号Aのレベルが所定値(スレッショルドレベル;TH)以下のときに無信号検出信号である曲間検出信号Bをマイコン6に送出する無信号検出手段を構成する。図2はこの曲間検出回路13における信号波形を示す図である。
【0016】図2において、(イ)は連続する複数の曲(m,m+1,…)のアナログ音声信号Aの波形、及び、スレッショルドレベル(TH)を示している。曲間検出回路13では、アナログ音声信号AのレベルがスレッショルドレベルTHより大きい場合には、信号有りを示すハイレベルの信号を送出し、アナログ音声信号AのレベルがスレッショルドレベルTH以下の場合には、ローレベルの信号を送出する。図2(ロ)は曲間検出回路13からマイコン6に送出される曲間検出信号Bの波形を示している。(ロ)に示すように、時刻t0 で開始したm番目の曲が時刻t1で終了し、次のm+1番目の曲の開始時刻t3までの期間Tが曲間として検出されている。なお、図2(ハ)はディスク1に記録された曲の演奏開始アドレス及び演奏終了アドレスを示すものであるが、これについては後述する。
【0017】図3は図1におけるマイコン6が実行するフロー図である。このフロー図を参照して図1に示す本発明に係るディスク装置の動作について説明する。
【0018】端子9から入力されるアナログ音声系の曲の記録すなわち録音が開始すると、まず、ディスク1上の録音可能な空きエリアの先頭のアドレス(このアドレスを“d0”とする)を第m番目曲(n曲録音済みの場合、m=n+1;n=0,1,2,…)の演奏開始アドレスとしてメモリ7の曲開始/終了アドレス情報記憶エリア(以下、単に「アドレス情報記憶エリア」と称する)71に登録する(ステップS1)。図4はメモリ7内のアドレス情報記憶エリア71を示す図である。図4に示すように、アドレス情報記憶エリア71には、曲番号、並びに、ディスク1上の録音された曲の演奏開始アドレス及び演奏終了アドレスが登録されるようになっている。
【0019】次に、メモリ7の音楽データ記憶エリアにA/D変換器10でディジタル音声信号に変換され所定の信号処理を施した音楽データの取り込みを開始する(ステップS2)。この音楽データ記憶エリアに一定量の音楽データが蓄えられたら、先に蓄えられた音楽データから順に、ディスク1の録音可能空きエリアの先頭アドレス“d0”より書き込みを開始する(ステップS3)。
【0020】この書き込み中に、曲間検出回路13からの曲間検出信号Bを監視して、曲間であるか否かを判別し(ステップS4)、曲間でない場合には、図示せぬ操作部からの録音終了指令を監視して録音終了か否かを判別する(ステップS5)。録音終了でない場合にはステップS4に移行し、録音終了の場合には最後に録音したディスク1上のアドレスを最終曲(m番目曲)の演奏終了アドレスとして、メモリ7のアドレス情報記憶エリア71に登録する(ステップS6)。
【0021】ステップS4において、曲間である場合には、曲間検出信号Bが連続T1秒間曲間を示しているか否か、すなわち図2(ロ)の曲間時間長がt1からt2まで継続しているか否かを判別する(ステップS7)。これは曲の内容によっては一時的に音声信号のレベルがスレッショルド以下になる場合があるので、確実に曲間であることを検出するためである。曲間検出信号Bが連続T1秒間曲間を示している場合には、現在書き込み中のディスク1上のアドレス“d1”を第m番目曲の演奏終了アドレスとして、図4に示すようにメモリ7のアドレス情報記憶エリア71に登録する(ステップS8)。また、図2(ハ)に示すように、ディスク1上の第m番目曲の演奏終了アドレス“d1”の次のアドレス“d1+1”を第m+1番目曲の演奏開始アドレスとして、図4に示すマイコン6のレジスタ61に一時的に記憶して(ステップS9)、ディスク1への音楽データの書き込みを一時中断し録音待機状態(ポーズ状態)にする(ステップS10)。ただしこの場合において、端子9からA/D変換器10を経て入力される音楽データのメモリ7の音楽データ記憶エリアへの取り込みは継続する。もし音楽データ記憶エリアが満杯になった場合は、古い音楽データすなわち最先に書き込んだ音楽データから順に上書き(書き替え)する。そして、曲間か否かを監視して(ステップS11)、曲間であれば録音終了か否かを判別し(ステップS12)、録音終了でない場合にはステップS11に移行する。
【0022】ステップS11において曲間である場合には、曲間検出信号Bが連続T2秒間ハイレベルか否かを判別する。これは曲の開始時における音声信号が過渡特性をもっているため、音声信号の開始を確実に検出するためT2秒間の期間を設けるのである。すなわちステップS13においては、m+1番目曲が開始したか否かをT2の期間で判別するのである。m+1番目曲が開始していない場合にはステップS11に移行し、m+1番目曲が開始している場合には、図4に示すように、マイコン6のレジスタ61に一時的に記憶したアドレス“d1+1”を、メモリ7のアドレス情報記憶エリア71に登録し、ピックアップ3をディスク1上のそのアドレス“d1+1”にアクセスさせる(ステップS14)。従って、ディスク1上の曲間の時間長は常に一定時間(T1)となる。
【0023】図2において、m+1番目曲が開始した時刻がt3とすると、メモリ7の音楽データ記憶エリアに書き込んである音楽データの時刻t3よりも一定時間前に書き込んだ音楽データから順に、ディスク1のアドレス“d1+1”以降のエリアに書き込みを再開する(ステップS15)。これは、音楽データの曲の始まりを検出してから実際に録音が開始されるまでには、どうしてもある程度時間がかかり、そのまま録音したのでは曲の頭切れが発生してしまうので、上記したように録音待機状態でも音楽データはメモリ7に順次書き込んでおき、録音開始時には、一定時間前にメモリ7に書き込んだ音楽データからディスク1に書き込むことで、頭切れの発生を防止するのである。
【0024】次に、マイコン6のカウンタ(図示せず)の曲番号の値をmからm+1に更新して(ステップS16)、ステップS4に移行してさらに次の曲間の監視を行う。このようにして、録音が終了しない限り、ステップS4からステップS16までの処理を繰り返し実行して、入力する曲を入力順に録音する。
【0025】ステップS6において最終曲の演奏終了アドレスを登録した後、又はステップS12において録音終了の場合には、メモリ7のアドレス情報記憶エリア71に登録したアドレスをディスク1のユーザーTOC(UTOC)に書き込む(ステップS17)。従って、音楽データを録音した後にこのディスク1を再生する場合には、ユーザーTOCに書き込まれたアドレスを参照して、任意の曲の番号を指定して再生することや、予め定めたプログラムに沿った順序で再生することが可能になり、ユーザーTOC領域を有効に利用することもできる。
【0026】なお、上記実施例において録音待機状態から次の曲の頭出しにより自動的に録音再開を行うようにしたが、操作部からの録音指令により録音待機状態から録音再開を行うようにしても良い。
【0027】また、上記実施例においては、ディスク1に書き込む情報を音楽データとしたが、人間の会話や種々の効果音等でも良い。また、音声情報に限らず画像情報をディスクに記録する場合でも、本発明を適用できることはもちろんである。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るディスク装置によれば、入力するアナログ音声信号の複数の情報の情報と情報との無信号となる期間である区切りを検出する無信号検出手段を設けることにより、アナログ音声信号の情報をディスクに記録した場合でも、各情報の開始アドレス及び終了アドレスを管理できるので、任意の情報を指定して再生することや、予め定めたプログラムに沿った順序で再生することを可能にするとともに、ユーザーTOC領域を有効に利用することができるという効果が得られる。




 

 


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