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発明の名称 ディスク装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−85557
公開日 平成7年(1995)3月31日
出願番号 特願平5−231216
出願日 平成5年(1993)9月17日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 大川 栄一 / 渡辺 等 / 鈴木 隆 / 西田 裕人 / 佐々木 敏明
要約 目的
カートリッジの挿入感を良好にすることである。

構成
ホルダー43の一側部に、シャッターオープナ49をホルダー43に対して相対的に前後方向に移動可能に設けて、このホルダー43とシャッターオープナ49とでカートリッジ挿入部48を形成し、このシャッターオープナ49に、先端部に係止部56bを形成したシャッター閉じばね56を固着し、シャッターオープナ49のカートリッジ挿入部48側の面部に、前記シャッター閉じばね56の係止部56bをカートリッジ挿入部48に突出させる開口部54を形成し、ホルダー43のシャッターオープナ49の保持を、前記ホルダー43が前方に位置するとき、前記シャッター閉じばね56に干渉して係止部56bを前記開口部54よりカートリッジ挿入部48外に引っ込める保持ピン51aにより行うようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】 情報記録用ディスクが収納され且つスライドシャッターを備えたディスクカートリッジを所定の搬送方向に搬送するホルダーの一側部に、シャッターオープナをホルダーに対して相対的に搬送方向に往復動可能に設けて、このホルダーとシャッターオープナとでカートリッジ挿入部を形成し、このシャッターオープナに、先端部に係止部を形成したシャッター閉じばねを固着し、シャッターオープナのカートリッジ挿入部側の面部に、前記シャッター閉じばねの係止部をカートリッジ挿入部に突出させる開口部を形成し、前記ホルダーに、このホルダーがカートリッジの搬入側に位置するとき、前記シャッター閉じばねの係止部を前記開口部よりカートリッジ挿入部外に引っ込める逃がし機構を設けたことを特徴とするディスク装置。
【請求項2】 逃がし機構を、シャッターオープナの保持を行うと共に、前記ホルダーがカートリッジの搬入側に位置するとき、前記シャッター閉じばねに干渉して係止部を前記開口部よりカートリッジ挿入部外に引っ込める保持ピンにより構成した請求項1記載のディスク装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録方式のミニディスクカートリッジの情報記録用ディスクを再生または書き込みするディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、保護用のカートリッジケースに情報記録用ディスクを収納したディスクカートリッジ(以下、カートリッジという)が提案されている。この種のカートリッジの一例としては、光磁気記録方式のミニディスクカートリッジがあり、カートリッジ100は、図11に示すようにカートリッジケース101内に収納された情報記録用ディスク102と、カートリッジケース101の一辺に設けられたディスクアクセス孔103と、このディスクアクセス孔103を開閉するスライドシャッタ104とを備えている。そして、カートリッジケース101の裏面の前側左右にはカートリッジ把持用凹部105が形成してあり、カートリッジケース101の右端面部には前後方向に沿う溝部106が形成してあり、この溝部106の途中にシャッター係止部材(図示せず)が設けてあり、このシャッター係止部材は前記溝部106側にばね(図示せず)により付勢されていて、引っ込めることができるものである。そして、このシャッター係止部材に前記スライドシャッター104の係止爪部107が係止している。また、このスライドシャッター104の右端面部にはシャッター開閉孔108が形成してある。
【0003】そして、このようなカートリッジ100上の情報を記録・再生する装置として、ディスク装置がある。このディスク装置において、カートリッジ100を搬送および排出するホルダー110には、図12に示すように前記カートリッジ100の排出時に前記スライドシャッター104のシャッター開閉孔108に係合部111を係合させてスライドシャッター104を閉じるシャッター閉じばね112が設けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のディスク装置にあっては、前記ホルダー110が前方(カートリッジ100の搬入側)に位置している場合には、シャッター閉じばね112の先端部の係止部111は常にカートリッジ挿入部113内に突出した状態であるので、このカートリッジ挿入部113にカートリッジ100を挿入すると、このカートリッジ100にシャッター閉じばね112の係止部111が当たるために、カートリッジ100の挿入感が悪く、また、カートリッジ100に前記係止部111の接触による傷が付くという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、カートリッジの挿入感が良好になるばかりか、カートリッジにシャッター閉じばねの係止部の接触による傷が付かなくなるディスク装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明は、情報記録用ディスクが収納され且つスライドシャッターを備えたディスクカートリッジを所定の搬送方向に搬送するホルダーの一側部に、シャッターオープナをホルダーに対して相対的に搬送方向に往復動可能に設けて、このホルダーとシャッターオープナとでカートリッジ挿入部を形成し、このシャッターオープナに、先端部に係止部を形成したシャッター閉じばねを固着し、シャッターオープナのカートリッジ挿入部側の面部に、前記シャッター閉じばねの係止部をカートリッジ挿入部に突出させる開口部を形成し、前記ホルダーに、このホルダーがカートリッジの搬入側に位置するとき、前記シャッター閉じばねの係止部を前記開口部よりカートリッジ挿入部外に引っ込める逃がし機構を設けたことを特徴とする。そして、逃がし機構を、シャッターオープナの保持を行うと共に、前記ホルダーがカートリッジの搬入側に位置するとき、前記シャッター閉じばねに干渉して係止部を前記開口部よりカートリッジ挿入部外に引っ込める保持ピンにより構成することが好ましい。
【0007】
【作用】かかる構成により、前記ホルダーがカートリッジの搬入側に位置している場合には、前記逃がし機構により、シャッター閉じばねの先端部の係止部が開口部よりカートリッジ挿入部外に引っ込められる。そして、前記ホルダーが搬送方向に移動すると、逃がし機構が働かず、前記シャッター閉じばねの係止部は開口部よりカートリッジ挿入部内に突出する。
【0008】このように、前記ホルダーがカートリッジの搬入側に位置している場合には、シャッター閉じばねの先端部の係止部は開口部よりカートリッジ挿入部外に引っ込んだ状態になるので、このカートリッジ挿入部にカートリッジを挿入しても、このカートリッジにシャッター閉じばねの係止部が当たらないために、挿入感が良好になるし、カートリッジにばねの係止部の接触による傷が付くことがなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係わるディスク装置の一部省略した斜視図、図2は同ディスク装置においてアッパーシャーシの一部を除いた状態の斜視図、図3は同ディスク装置の分解斜視図である。なお、図1乃至図3においてY方向を後方、Z方向を前方とする。
【0010】本発明のディスク装置は、図1乃至図3に示すようにメインシャーシ1と、サスペンションシャーシ2と、アッパーシャーシ3とを備えている。前記メインシャーシ1は四角形の枠状体であり、その前面部1aには切欠き部よりなるカートリッジ挿入口4が形成してある。メインシャーシ1の左、右側部6a、6b及び後側部6cにはダンパー取付部5が形成してあり、メインシャーシ1の左、右面部1b、1c及び後面部1dの、前記ダンパー取付部5に対向する部分は切欠き部26aになっている。また、前記メインシャーシ1の左、右側部6a、6bの後部には切欠き部26が形成してある。また、メインシャーシ1の4つの隅角部にはばね係止片7が設けてある。また、前記カートリッジ挿入口4には二重挿入防止レバー13が上下方向に多少の動きを有して設けてある。
【0011】また、前記メインシャーシ1の左、右側部6a、6bにはメカニカルロック機構Aが設けてある。このメカニカルロック機構Aは、図7および図8に示すように前後のロック部材8、9を有しており、これらのロック部材8、9の先部はロック部10、11が形成してあり、これらのロック部10、11はその中央のロック用凹部10a、11aに収斂するガイド部12を有しており、後側のロック部材9には上下方向に長い長孔18が形成してある。
【0012】そして、前後のロック部材8、9は、前記右側部6bに形成された水平なガイド孔部14、15にピン16、17により前後方向に移動可能に取り付けてある。前記メインシャーシ1の右側部6bにはレバー19がその中間部を支点ピン20により支持されて回動可能に設けてあり、このレバー19の前端部はコンロッド21の後端部にピン22で連結してあり、コンロッド21の前端部は前記ロック部材8の後端部にピン23で連結してある。また、前記レバー19の後端部にはガイドピン24が取り付けてあり、このガイドピン24が前記長孔18と前記切欠き部26に移動可能に挿入してある。また、前記レバー19の前側部にはメインシャーシ1の内方に突入する作動ピン25が取付けてある。
【0013】前記サスペンションシャーシ2は、その4つの隅角部にばね係止片27を備えており、これらのばね係止片27と前記メインシャーシ1のばね係止片7とにばね28が渡してあって、これらのばね28によりサスペンションシャーシ2は浮状態でメインシャーシ1に保持されている。また、サスペンションシャーシ2と前記メインシャーシ1との間にはダンパー29が介装してある。これらダンパー29のダンパー本体29aは前記メインシャーシ1のダンパー取付部5に固定してある。また、前記サスペンションシャーシ2の左、右側面部2a、2bの前後にはロックピン30、31が固着してあり、前側のロックピン30は、切欠き部26a内にあって、前記ロック部材8のロック部10の前方に位置し、後側のロックピン31は、前記切欠き部26内にあって、前記ロック部材9のロック部11の後方に位置している。なお、この状態はロック解除状態である。
【0014】前記サスペンションシャーシ2は、その中央部に位置させてターンテーブル(図示せず)が配置してあり、また、サスペンションシャーシ2には、ターンテーブルの右方に位置させて打抜き部(図示せず)が、また、この打抜き部内に位置させて光ピックアップ(図示せず)がそれぞれ設けてあり、この光ピックアップはねじ送り機構(図示せず)により左右方向(ディスクの半径方向)に移動するものである。また、サスペンションシャーシ2の裏側には、ターンテーブルの駆動モーター等の機構が設けてある。
【0015】前記サスペンションシャーシ2の左、右側面部2a、2bには、図4(1)に示すようにホルダーガイド部34、35が設けてある。左側のホルダーガイド部34は、前記左側面部2aに前部から後部にかけて形成された直線状のガイド孔36とこのガイド孔36の後端部から下方に向かう下降孔37とから成り、右側のホルダーガイド部35は、前記右側面部2bに前部から後部にかけて形成された直線状のガイド孔38とこのガイド孔38の中間部において下方に向かう下降孔39とガイド孔38の後端部から下方に向かう下降孔40と、前記右側面部2bに沿うように並設された弾性を有するスライドガイド部材41とから成る。また、サスペンションシャーシ2には後部右側に位置させて、シャッターオープナ49が後方に移動しないためのストッパー60が設けてある。
【0016】前記サスペンションシャーシ2には、これの左、右側面部2a、2bのホルダーガイド部34、35に保持されてホルダー43が前後方向に移動可能に設けてある。すなわち、このホルダー43の左側部は図5に示すように断面逆コ字形状の保持部44が形成してあり、この保持部44の端面が左側面部44aであり、ホルダー43の右側部は直角に曲げてあって、右側面部44bが形成してある。そして、このホルダー43の左側面部44aの前部には1本のホルダーピン42が、右側面部44bには2本のホルダーピン45a、45bが前後にそれぞれ取り付けてある。また、ホルダー43の裏側の左右には、図6(1)に示すように前部に位置させてカートリッジ把持フック46がピン47により左右方向に揺動可能に取り付けてあり、これらのカートリッジ把持フック46はばね48によりホルダー43の中心側に付勢されている。また、前記ホルダー43の面部には左右にカートリッジ受け部63が形成してある(図5参照)。
【0017】このように構成されたホルダー43の右側部にはシャッターオープナ49が前後方向に移動可能に取り付けてある。すなわち、このシャッターオープナ49は前記ホルダー43の右側部に摺接する上面部49aおよび外側面部49bを有しており、この上面部49aには前後方向に沿うスライド孔50が形成してあり、前記ホルダー43の右側部の前後には、シャッター閉じばね解除ピンを兼ねる保持ピン51a、51bが前記スライド孔50に挿入されていて、これらの保持ピン51a、51bがシャッターオープナ49を保持している。
【0018】このシャッターオープナ49の前部内側には図6(1)、(4)に示すように内側面部52と水平面部53とが形成してあり、この内側面部52には開口部54が形成してあり、内側面部52と水平面部53の前端部は外に開いていて、このシャッターオープナ49の内側面部52と水平面部53およびホルダー43の左側部の保持部44でカートリッジ挿入部58を構成しており、このカートリッジ挿入部58に開閉ドア59が開閉可能に設けてある。
【0019】また、前記シャッターオープナ49の中間部の内側にはシャッター係止解除爪55が設けてある。また、シャッターオープナ49の外側面部49bの内側にはシャッター閉じばね56の基部56aが固着してあり、シャッター閉じばね56は内方に曲げられていて、その先端部は平面視でV状に屈曲した係止部56bが形成してあり、この係止部56bが前記開口部54から前記カートリッジ挿入部58内に突出している。また、シャッターオープナ49の後端部にはストッパー57が形成してある。そして、前側の前記保持ピン51aはシャッター閉じばね56の係止部56bを開口部54よりカートリッジ挿入部58外に引っ込める逃がし機構を構成している。
【0020】そして、上記のようにシャッターオープナ49を取り付けたホルダー43は、その左側のガイドピン42を、前記サスペンションシャーシ2の左側面部2aのホルダーガイド部34のガイド孔36に移動可能に挿入し、また、右側の前方のガイドピン45aを、前記サスペンションシャーシ2の右側面部2bのホルダーガイド部35のガイド孔38に、前記スライドガイド部材40の下面に摺接させた状態で移動可能に挿入すると共に、右側の後方のガイドピン45bを、前記サスペンションシャーシ2の右側面部2bのホルダーガイド部35のガイド孔38に、前記スライドガイド部材40の上面に摺接させた状態で移動可能に挿入して、前記サスペンションシャーシ2に取り付けてある。
【0021】前記アッパーシャーシ3の面部の裏面の左側には図3、図9(1)に示すように前後方向にローダーガイド65が固着してあり、このローダーガイド65には前後方向に沿うガイド孔66が形成してある。また、アッパーシャーシ3の後部には左右方向に沿うガイド孔67が形成してある。
【0022】このアッパーシャーシ3の裏面にはローダー68とこのローダー68を往復動するローダー移動機構Cが設けてある。前記ローダー68は、その面部68aの左右に、面部68aに対して直角に折り曲げられた左右の側面部70、71を備えており、右の側面部71には、前後にホルダーピン係合部72、73が、中間部にはロックピン係合部74がそれぞれ形成してある。そして、ホルダーピン係合部72、73は前方に向かって突出する係合片部72a、73aを有し、ロックピン係合部74は後方に向かって突出する係合片部74aを有している。また、左の側面部70には、前部にホルダーピン係合部72と同構成のホルダーピン係合部が、中間部には前記ロックピン係合部74と同構成のロックピン係合部がそれぞれ形成してある。
【0023】前記ローダー68の後部右側には左右方向に沿うガイド孔68bが形成してある。そして、ローダー68の面部68aの左後端部には図2に示すようにリンク78の前端部がピン79で取り付けてあり、リンク78の後端部にはガイドピン80が設けてあって、このガイドピン80は前記アッパーシャーシ3の後部のガイド孔67に挿入してある。また、アッパーシャーシ3の右後端部にはリンク81の後端部がピン82で取り付けてあり、リンク81の前端部にはガイドピン83が設けてあって、このガイドピン83は前記ローダー68の後部のガイド孔68bに挿入してあり、リンク78、81は中央の交差部においてピン84により互いに回動自在に連結してある。
【0024】前記ローダー移動機構Cは、図9、図10に示すように前記ローダーガイド65に沿う第1のラック部材85と第2のラック部材86とを備えており、第2のラック部材86に第1のラック部材85が端部において摺動可能に重ね合わせてあり、第2のラック部材86の立上り壁部87には前後のガイド孔88、89が形成してある。そして、第1のラック部材85の立上り壁部90の前後には、ガイドピン91、92が固着してあり、前側のガイドピン91は前記ガイド孔88を貫通し、後側のガイドピン92は前記ガイド孔89を貫通していて、これらのガイドピン91、92の端部は前記ローダー68の右の側面部71に連結してある。
【0025】そして、第1のラック部材85の後端部にはばね係止部93が設けてあり、第2のラック部材89の前端部にはばね係止部94が設けてあって、両ばね係止部93、94間にばね95が掛け渡してある。
【0026】また、第2のラック部材86のラック歯部86aにはギヤ96が噛み合っており、前記アッパーシャーシ3の裏面に設けた駆動モーター(図示せず)のピニオンは歯車列(図示せず)を介して前記ギヤ96に連係している。
【0027】上記のように構成されたアッパーシャーシ3は前記メインシャーシ1に重ねられてこのメインシャーシ1に固着されている。この場合、前記ローダー68の右側に設けた前後のホルダーピン係合部72、73は前記ホルダーピン45a、45bに摺動可能に係合しており、ローダー68の左側に設けたホルダーピン係合部72は前記ホルダーピン42に摺動可能に係合している。そして、アッパーシャーシ3の前縁部とメインシャーシ1のカートリッジ挿入口4とでカートリッジ出入口98が形成してある。
【0028】前記カートリッジ(上記した従来の技術で説明したものと同じである。)100の挿入前では、左右のメカニカルロック機構Aにより前記サスペンションシャーシ2はメインシャーシ1にロックされている。すなわち、メカニカルロック機構Aの前側のロック部材8が前方に移動状態で、このロック部材8の先部のロック部10が、サスペンションシャーシ2の前側のロックピン30を把持し、後側のロック部材9が後方に移動状態で、このロック部材9の先部のロック部11が、サスペンションシャーシ2の後側のロックピン31を把持している。
【0029】次に上記のように構成されたディスク装置の作動を説明する。図6(3)に示すように前記ホルダー43がカートリッジ出入口98側に位置している場合には、前記ホルダー43のシャッター閉じばね解除ピンを兼ねる保持ピン51aが前方に位置して前記シャッター閉じばね56の中間部に干渉し、シャッター閉じばね56の先端部の係止部56bを開口部54より引っ込めた状態にしている。したがって、前記カートリッジ100を前記カートリッジ出入口98から前記ホルダー43のカートリッジ挿入部58に挿入した際に、シャッター閉じばね56の係止部56bがカートリッジ100に干渉しないので、このカートリッジ100の挿入感が良好になるし、カートリッジ100には、シャッター閉じばね56の係止部56bの接触による傷が付かなくなる。
【0030】そして、前記カートリッジ100を前記カートリッジ出入口98から前記ホルダー43のカートリッジ挿入部58に挿入して、このカートリッジ100の前端面部をホルダー43のカートリッジ受部63に当てると、前記シャッターオープナ49のシャッター係止解除爪55が前記カートリッジ100の溝部106に挿入されると共に、前記ホルダー43の左右のカートリッジ把持フック46がカートリッジケース101の左右のカートリッジ把持用凹部105に係合し、カートリッジ100がカートリッジ把持フック46を介してホルダー43に保持される。
【0031】そして、前記カートリッジ100を押し込むことにより、ローダー移動機構Cの駆動モーターの制御回路(いずれも図示せず)に電力が投入(スイッチオン)されて、このローダー移動機構Cによりローダー68が作動してカートリッジ100のスライドシャッター解放と、前記サスペンションシャーシ2のロック解除と、カートリッジ100の自動引き込みとが行われる。
【0032】(ローダー68の動作)前記駆動モーターの駆動によりピニオン、歯車列を介してギヤ96が回転し、このギヤ96にラック歯部86aで噛み合う第2のラック部材86が後方に移動し、この第2のラック部材86に形成されたガイド孔88,89の前端部にガイドピン91,92が押されてローダー68が後方に移動する。この場合、ローダー68の移動と共に、第1のラック部材85が後方に移動する。前記ギヤ96が第2のラック部材86のラック歯部86aの先側に至ると、ギヤ96は第1のラック部材85のラック歯部85aの後部に噛み合う。そして、ギヤ96が第2のラック部材86のラック歯部86aを離れると、第1のラック部材85のラック歯部85aのみに噛み合い、この第1のラック部材85を後方に移動させる。この移動によりガイドピン91、92を介してローダー68が後方に移動する。また、第1のラック部材85の後方への移動によりばね95を介して第2のラック部材86が後方に移動する。
【0033】(カートリッジ100におけるスライドシャッター104の解放動作)前記ローダー68の右側に設けた前後のホルダーピン係合部72、73が前記ホルダーピン45a、45bに摺動可能に係合しており、また、ローダー68の左側に設けたホルダーピン係合部72が前記ホルダーピン42に摺動可能に係合しているために、ローダー68の後方への移動により前記ホルダー43が後方に移動し、前記カートリッジ100が後方に移動される。
【0034】このために、ホルダー43が後退して前記保持ピン51aが前記シャッター閉じばね56の中間部から外れて、シャッター閉じばね56の先端部の係止部56bが開口部54よりカートリッジ挿入部58内に突出する。この場合、前記シャッターオープナ49の後端部のストッパー57が前記サスペンションシャーシ2に設けたストッパー60に接して、シャッターオープナ49は後方には移動しない。
【0035】前記シャッターオープナ49のシャッター係止解除爪55が前記カートリッジ100のシャッター係止部材を押してこれを引っ込めて、前記スライドシャッター104の係止爪部107のシャッター係止部材への係止を解除する。この時、前記シャッター閉じばね56の先端部の係止部56bが前記スライドシャッター104のシャッター開閉孔108に係止する。このために、前記カートリッジ100の後方への移動と共に、スライドシャッター104が解放される(図6(2)(3)参照)。
【0036】(サスペンションシャーシ2のロック解除動作)前記ローダー68の後方への移動によりホルダー43が後方に移動するが、このホルダー43の移動により、図7(1)、(2)および図8(1)、(2)に示すようにローダー68のロックピン係合部74の係合片部74aが、前記メカニカルロック機構Aのレバー19の作動ピン25に係合し、この作動ピン25を上方に案内することにより、前記レバー19が図7(3)、図8(4)において時計回り方向に回転して前後のロック部材8、9を内方に引き寄せる。このために、図8(5)に示すようにロック部材8の先部のロック部10からサスペンションシャーシ2の前側のロックピン30が外され、後側のロック部材9の先部のロック部11からサスペンションシャーシ2の後側のロックピン31が外され、サスペンションシャーシ2のロック解除が成される。このために、前記サスペンションシャーシ2はその四隅のばね28により支えられた状態になる。
【0037】(カートリッジ100の自動引き込み動作)さらに、ホルダー43が後方に移動し、前記ホルダーピン42、45a、45bが、前記サスペンションシャーシ2の左、右のホルダーガイド部34、35に案内されてこれらのホルダーガイド部34、35の下降孔37、39、40に引き込まれて、前記カートリッジ100の下面中央の開口から覗いているセンター(図示せず)にターンテーブルのハブが嵌合する。この時、前記ホルダーピン42、45a、45bは前記ホルダーピン係合部72、73から外れるが、係合片部72a、73aはホルダーピン42、45a、45bから外れない。
【0038】この状態で、ターンテーブルの駆動モーターの制御回路(いずれも図示せず)に電力が投入(スイッチオン)されると共に、光ピックアップの駆動モーターの制御回路(いずれも図示せず)に電力が投入(スイッチオン)されて前記情報記録用ディスク102が回転し、また、前記光ピックアップがねじ送り機構により左右方向(ディスクの半径方向)に移動して再生または書き込みが行われる。
【0039】次に、再生または書き込みが完了すると、前記ローダ68の逆移動により前記カートリッジ100の排出と前記サスペンションシャーシ2のロック動作が行われる。
【0040】(ローダ68の逆移動動作)前記駆動モーターの逆回転駆動によりピニオン、歯車列を介してギヤ96が逆回転し、このギヤ96にラック歯部85aで噛み合う第1のラック部材85が前方に移動し、ガイドピン91、92を介してローダー68が前方に移動する。前記ギヤ96が第1のラック部材85のラック歯部85aの後側に至ると、ギヤ96は第2のラック部材86のラック歯部86aのみに噛み合い、この第2のラック部材86を前方に移動させる。この第2のラック部材86に形成されたガイド孔88、89の後端部にガイドピン91、92が押されてローダー89が前方に移動する。
【0041】(カートリッジ100の排出動作)前記ローダー68の前方への移動により、このローダー68に設けた前後のホルダーピン係合部72、73の係合片部72a、73aが前記ホルダーピン45a、45b、42を前方に押すことにより、ホルダー43が前方に移動し、前記カートリッジ100が前方に移動される。前記ホルダー43が前方に移動してホルダーピン42、45a、45bが、前記サスペンションシャーシ2の左、右のホルダーガイド部34、35に案内されて下降孔37、39、40から直線孔36、38に引き戻されて、前記カートリッジ100のセンターがターンテーブルより離れ、左、右のホルダーガイド部34、35に案内されて前方に移動され、前記ホルダー43のカートリッジ挿入部99から前記カートリッジ出入口98側に排出される。
【0042】(カートリッジ100におけるスライドシャッター104の閉じ動作)前記カートリッジ100の排出時、前記シャッター閉じばね56の先端部の係止部56bが前記シャッター開閉孔108に係止しているために、前記ホルダー43の前方への移動により前記スライドシャッター104が閉ざされる。そして、前記シャッターオープナ49のシャッター係止解除爪55が前記カートリッジ100のシャッター係止部材から外れてこれを突出させ、スライドシャッター104の係止爪部107がシャッター係止部材に係止される。また、前記シャッター閉じばね56の先端部の係止部56bが前記シャッター開閉孔108から外れる。
【0043】(サスペンションシャーシ2のロック動作)前記カートリッジ100の排出時、前記ローダー68の前方への移動により、このローダー68のロックピン係合部74が、前記レバー19の作動ピン25を前方に押し、この作動ピン25を押し下げることにより、前記レバー19が図8(5)、(4)において反時計回り方向に回転して前後のロック部材8、9を外方に押し拡げる。このために、前側のロック部材8の先部のロック部10がサスペンションシャーシ2の前側のロックピン30を固定し、後側のロック部材9の先部のロック部11がサスペンションシャーシ2の後側のロックピン31を固定する。
【0044】上記の実施例によれば、前記ホルダー43のシャッターオープナ49の保持を、前記ホルダー43が前方に位置するとき、前記シャッター閉じばね56に干渉して係止部56bを前記開口部54よりカートリッジ挿入部58外に引っ込める保持ピン51aにより行うようにしたことにより、前記ホルダー43が前方に位置している場合には、前記ホルダー43の保持ピン51aが前方に位置して前記シャッター閉じばね56に干渉し、シャッター閉じばね56の係止部56bを開口部54よりカートリッジ挿入部58外に引っ込めた状態になる。そして、前記ホルダー43が後方に移動すると保持ピン51aが前記シャッター閉じばね56から外れて、このシャッター閉じばね56の係止部56bが開口部54よりカートリッジ挿入部58内に突出するようになる。
【0045】このように、前記ホルダー43が前方に位置している場合には、シャッター閉じばね55の先端部の係止部56bは開口部54よりカートリッジ挿入部58外に引っ込んだ状態になるので、このカートリッジ挿入部58にカートリッジ100を挿入しても、このカートリッジ100にシャッター閉じばね56の係止部56bが当たらないために、挿入感が良好になるし、カートリッジ100に係止部56bの接触による傷が付くことがなくなる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、情報記録用ディスクが収納され且つスライドシャッターを備えたディスクカートリッジを所定の搬送方向に搬送するホルダーの一側部に、シャッターオープナをホルダーに対して相対的に搬送方向に往復動可能に設けて、このホルダーとシャッターオープナとでカートリッジ挿入部を形成し、このシャッターオープナに、先端部に係止部を形成したシャッター閉じばねを固着し、シャッターオープナのカートリッジ挿入部側の面部に、前記シャッター閉じばねの係止部をカートリッジ挿入部に突出させる開口部を形成し、前記ホルダーに、このホルダーがカートリッジの搬入側に位置するとき、前記シャッター閉じばねの係止部を前記開口部よりカートリッジ挿入部外に引っ込める逃がし機構を設けたから、前記ホルダーがカートリッジの搬入側に位置している場合には、前記逃がし機構により、シャッター閉じばねの先端部の係止部が開口部よりカートリッジ挿入部外に引っ込められる。そして、前記ホルダーが搬送方向に移動すると、逃がし機構が働かず、前記シャッター閉じばねの係止部は開口部よりカートリッジ挿入部内に突出する。
【0047】このように、前記ホルダーがカートリッジの搬入側に位置している場合には、シャッター閉じばねの先端部の係止部は開口部よりカートリッジ挿入部外に引っ込んだ状態になるので、このカートリッジ挿入部にカートリッジを挿入しても、このカートリッジにシャッター閉じばねの係止部が当たらないために、挿入感が良好になるし、カートリッジに前記係止部の接触による傷が付くことがなくなる。




 

 


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