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スピーカ装置 - 松下電器産業株式会社
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発明の名称 スピーカ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−79492
公開日 平成7年(1995)3月20日
出願番号 特願平5−221094
出願日 平成5年(1993)9月6日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 宮本 卓司
要約 目的
テレビジョン受像機などに利用されるスピーカ装置に関し、音響管内で発生する定在波や反射の影響により中高域再生帯域が乱れてピークディップの多い特性になり、吸音材多用によるコストアップや音声明瞭度が低下するという課題を解決し、優れた音響特性と低コスト化を図ったスピーカ装置を提供することを目的とする。

構成
スピーカユニット20の前面に配置した第1の反射板17及び第2の反射板27により生じる共振現象により500Hz〜5KHzの周波数帯域を強調し音圧を向上させると共に、音響管15と第3の反射板28とで構成した空室部に少量の吸音材16を入れることで吸音効率を高め、ピークディップの少ない再生音圧周波数特性と吸音材減量による音圧向上及び音声明瞭度の向上を図ったスピーカ装置を得ることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】 狭幅面側を結合部、広幅面側を矩形形状の開口部とした断面凸型の音波を導く音響管をスピーカの前面に結合すると共に、この音響管の結合部のスピーカの前面から開口部へ向かう内壁を第1の反射板とし、この第1の反射板と所定の隙間を隔てて一対の第2の反射板を開口部へ向けて延設配置し、この第2の反射板の終端部近傍に向けて音響管の内壁から第3の反射板を対称に延設配置し、この第3の反射板と音響管の内壁と第2の反射板とで形成されるそれぞれの空室部に吸音材を配置してなるスピーカ装置。
【請求項2】 第2の反射板にスリットを設けた請求項1記載のスピーカ装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機などの映像用機器や自動車、各種音響機器に利用されるスピーカ前面に音波を導く音響管を結合したスピーカ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホーンや音響管を用いたスピーカ装置は、これらを用いない場合に比べ出力音圧が大きく得られることや、特定の方向に指向性を持たせることができるなどの理由で従来から多く用いられている。
【0003】以下に図面を参照し従来の音響管を用いたスピーカ装置について説明する。図5は上記スピーカ装置を内蔵したテレビジョン受像機の断面図である。図5において1は音響管、6はスピーカユニット、32はテレビキャビネット、33は陰極線管、34はバックキャビティを示したものである。
【0004】以上のように構成された従来のスピーカ装置を内蔵したテレビジョン受像機について説明する。図5に示すようにスピーカユニット6の前面にテレビジョン受像機内部の陰極線管33に沿う形状の音響管1を結合したスピーカ装置を陰極線管33に沿わせて配置することで、スピーカユニット6は陰極線管33の後方に納まるため、テレビキャビネット32の幅をスリム化することが可能となるものである。
【0005】図4は上記従来のスピーカ装置の構成を示した断面図である。図4において7は音波を発生させるスピーカユニット6の振動板、9はスピーカユニット6と音響管1を密閉結合するための縁立てリブ、8はスピーカユニット6の前面部に設けられたスロート絞り込み部、3は音波を音路5から音響管1の開口部4側へ導くための第1の反射板であり、この第1の反射板3の終端部11よりも手前の位置から第1の反射板3との距離をとって吸音材2の入っている空室部へ通じる隙間10ができるように第2の反射板13が配置されている。
【0006】以上のように構成された従来のスピーカ装置について、以下にその動作を説明する。スピーカユニット6に入力信号が印加されると振動板7が振動して音波を発生する。発生した音波は音響管1を通してその開口部4から放射されるが、そのままでは音響管1の内部で発生する定在波のためにピークディップの多い乱れた再生音圧周波数特性となってしまう。これを防ぐために音響管1の内部に吸音材2を配置し、これらの定在波を吸収し抑制することによって平坦な再生音圧周波数特性を作り出している。
【0007】さらに音響管1の内部に配置した第1の反射板3と第2の反射板13の長さを調整して特定の周波数帯域の音圧を強調するように共振現象を生じさせることで、より一層平坦な再生音圧周波数特性に近づけることができ、より自然な音響再生が可能となるように構成されたものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では、音響管1の内部に発生する定在波を抑えるために大量の吸音材2を使用するためにコストアップになるばかりでなく、中高域の音波が吸収されて思うように出力音圧を出すことができないという課題があった。しかしながら吸音材2を無くしてしまうと、音響管1の内部の定在波を抑えきれずに中高域でピークディップの多い再生音圧周波数特性となってしまって音声の明瞭度が低下するという相反する課題を有していた。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので、中高域の音圧の低下を防ぎ音声の明瞭度を向上させ、音響管内の定在波の抑制により再生音圧周波数特性がより平坦でピークディップが少なく、少量の吸音材しか使用しない、音響的にもコスト的にも優れたスピーカ装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明のスピーカ装置は、狭幅面側を結合部、広幅面側を矩形形状の開口部とした断面凸型の音波を導く音響管をスピーカの前面に結合すると共に、この音響管の結合部のスピーカの前面から開口部へ向かう内壁を第1の反射板とし、この第1の反射板と所定の隙間を隔てて一対の第2の反射板を開口部へ向けて延設配置し、この第2の反射板の終端部近傍に向けて音響管の内壁から第3の反射板を対称に延設配置し、この第3の反射板と音響管の内壁と第2の反射板とで形成されるそれぞれの空室部に吸音材を配置した構成としたものである。
【0011】
【作用】この構成によりこれら第1〜第3の反射板によって生じる共振現象により特定の周波数帯域が強調され、かつ吸音材を組み合わせることで音響管内部に発生する定在波を抑制し、中高域再生帯域の再生音圧周波数特性をピークディップの少ない平坦なものとすることができ、また音声帯域の音圧を向上させることが可能となるため、従来の音響管ではできなかった音声の明瞭度向上が実現できる。さらに、それぞれの反射板で音響管内の定在波を抑制するために使用する吸音材を少量に抑えることができ、コスト的にも大きな効果がある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1は同実施例におけるスピーカ装置の構成を示す断面図である。図1において20はスピーカユニットであり、このスピーカユニット20の前面部には機器への組み込みを考慮して広幅面側を細長い矩形形状とした開口部18を有する断面凸型の音波を導く音響管15の狭幅面側が縁立てリブ23を介して密閉結合されている。
【0013】また、この音響管15の内部はスピーカユニット20からの音波を導く音路19とともに音響特性を補正可能なように反射板を配置した構成としたものであり、第1の反射板17は音響管15の狭幅面側にスロート絞り込み部22を開口部18に向かって延長することにより音響管15の内壁によって形成され、第2の反射板27の始端部26を第1の反射板17の終端部25よりもスピーカユニット20の結合面側に配置して開口部18側まで延設されるように、また、第1の反射板17と所定の隙間24が形成されるように配置されている。また、第3の反射板28は音響管15と第2の反射板27で一つの空室となるように音響管15の側壁から第2の反射板27に向けて延設配置され、その空室部分に少量の吸音材16を配置した構成としている。
【0014】以上のように構成された本発明のスピーカ装置について、以下にその動作を説明する。スピーカユニット20に入力信号が印加されると振動板21が振動し、その音波が音響管15の内部の音路19を通り音響管15の開口部18に導かれる。この音波は、所定の長さと間隔に設定された第1の反射板17による共振現象で特定の周波数帯域の音圧を強調させることができる。同様に第1の反射板17と異なる位置、長さ、間隔で配置された第2の反射板27により、第1の反射板17で強調できなかった周波数帯域の音圧を強調させることができ、かつ、音響管15の長さにより発生する定在波及び反射板の配置による音圧の乱れを第3の反射板28と吸音材16から構成される空室部で吸収することにより、総合的に500Hz〜5KHzの周波数帯域の音圧の乱れをコントロールすることができる。また、第3の反射板28の長さと吸音材16の量を調整することにより、500Hz〜5KHzの周波数帯域の音圧や音声の明瞭度を向上させることが可能となる。
【0015】図2は上記図1の実施例における第2の反射板27の特性の位置にいくつかのスリット29を設けたスピーカ装置を示した断面図である。このように第2の反射板27に複数のスリット29を設けることにより500Hz〜5KHzの周波数帯域で、上記図1の実施例よりも細かい音圧のコントロールを行うことが可能となると共に反射板による音圧の乱れや定在波の影響を低減することが可能となるものである。
【0016】図3に本実施例によるスピーカ装置と従来のスピーカ装置の再生音圧周波数特性の比較を示すが、この図3から明らかなように本実施例のスピーカ装置では3つの反射板の組み合わせと少量の吸音材の使用により、再生音圧と音声明瞭度の向上、ピークディップを抑えたより平坦な再生音圧周波数特性が実現できるものである。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によるスピーカ装置は、人の音声を構成する重要な周波数帯域である500Hz〜5KHzの音圧を向上させることが可能となる他、ピークディップの少ない平坦な再生音圧周波数特性とすることができ、従来品では実現できなかった音声の明瞭度の向上を図った優れた音響特性を実現でき、また、三つの反射板の組み合わせにより音響管の樹脂量及び吸音材の量を削減して軽量化と再生音圧向上を図ることができ、コスト面でも優位なスピーカ装置を実現できるものである。




 

 


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