米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 スピーカ装置およびそれを用いたテレビジョン受像機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−79491
公開日 平成7年(1995)3月20日
出願番号 特願平5−221095
出願日 平成5年(1993)9月6日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 谷 八千代 / 鯖戸 隆史
要約 目的
テレビジョン受像機などに利用されるスピーカ装置に関し、スピーカ後面へ放出される音波の量が多いために特性を悪化させるという課題を解決し、簡単で安価な構成の優れたスピーカ装置を提供することを目的とする。

構成
前面に音響管2を結合したスピーカ1の後面に有底状のカバー4をオーバーラップさせて装着した構成とすることにより、スピーカ1の後面からの放射音を前面の開口部3の方へ導いて放出することができ、音圧や音質の向上を図ると共にコスト的にも安価なスピーカ装置を提供できる。
特許請求の範囲
【請求項1】 スピーカの前面に開口部を細長い矩形形状とした音波を導く音響管を結合し、このスピーカの後面に上記音響管のスピーカ結合面を超えて開口部の方向まで延設されると共に音響管の外周部より大きく形成された開口部を有する有底状のカバーを装着してなるスピーカ装置。
【請求項2】 請求項1記載のスピーカ装置を内蔵したテレビジョン受像機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主にテレビジョン受像機に利用される音波を導く音響管を結合したスピーカ装置およびそれを用いたテレビジョン受像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、狭開口で後面開放型の音響管を有するスピーカ装置は、特定方向に位置する聴取者にのみ明瞭な音を提供するという利点があり多く用いられている。
【0003】以下に従来のスピーカ装置について説明する。図6は上記従来のスピーカ装置を示す平面図、図7は同スピーカ装置を内蔵したテレビジョン受像機の構造概念図であり、図6,図7において12は音響管、11はスピーカ、13は音響管12の開口部、14はテレビキャビネット、16はバックキャビティ、15は陰極線管を示したものである。
【0004】以上のように構成された従来のスピーカ装置を内蔵したテレビジョン受像機は、図7に示すようにスピーカ11の前面部に音波を導く音響管12を配置結合したスピーカ装置をテレビジョン受像機内部の陰極線管15に沿わせて内蔵し、さらにテレビキャビネット14を上記スピーカ装置に沿わせる構造とすることにより、テレビジョン受像機の小型スリム化が可能となるものである。
【0005】以上のように構成された従来のスピーカ装置は、まず、スピーカ11に入力信号が印加されるとスピーカ11の振動板が振動し、その振動が音波となって細長くほぼ矩形形状に近い形状に構成された音響管12の開口部13からより自然な音となり再生されるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では、スピーカ11の前面から放射される音波と同時にスピーカ11の後面へ放射される音波があり、この量は前面<(後面→テレビジョン受像機のバックカバー上面放熱孔)という放出量となり、後面からの音波の放出量の方が大きく、音圧の位相差も合わせて前面からの音を打ち消す方向に働き、特にボーカルの音圧感を著しく低下させ、音像定位感をも悪化させ、音質に悪影響を与えるという問題を有していた。
【0007】また、コスト的な制約が多い中で通常のBOXタイプのスピーカ装置のようにスピーカ11の後面へ放射される音を遮断する密閉型の構造を有することは困難であるという問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、構造的にも簡単で、かつ安価に、放射効率や音質の優れたスピーカ装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明のスピーカ装置は、スピーカの前面に開口部を細長い矩形形状とした音波を導く音響管を結合し、このスピーカの後面に上記音響管のスピーカ結合面を超えて開口部の方向まで延設されると共に音響管の外周部より大きく形成された開口部を有する有底状のカバーを装着した構成としたものである。
【0010】
【作用】この構成によりスピーカの後面からの放射音はカバーの底面で反射されてこのカバーの開口部から放射されるようになり、スピーカの前面から音響管を介して放射される放射音と方向が同じになるために音圧や音像定位感を向上させ、優れた音質のスピーカ装置を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は同実施例におけるスピーカ装置の構成を示す平面図、図2は同斜視図であり、図1,図2において1は音波を発生させるスピーカ、2はこのスピーカ1の前面に結合された音響管であり、この音響管2の開口部3は細長い矩形形状に形成されている。4はスピーカ1の後面に装着された有底状のカバーであり、このカバー4の開口部は図1の斜線部分に示すように上記音響管2のスピーカ結合面を超えて開口部3の方向まで延設された(以下、オーバーラップ部5と呼ぶ)構成にすると共に音響管2の外周部より大きな寸法にすることによって音響管2と所定の隙間を有した構成としている。
【0013】図3は上記スピーカ装置をテレビジョン受像機に内蔵した状態を示す要部切欠斜視図、図4は同平面概念図であり、図3,図4において6はテレビキャビネット、7は陰極線管、8はバックキャビティを示すものである。
【0014】以上のように構成された本発明のスピーカ装置は、図4に示すようにスピーカ1の前面部に音響管2を配置結合した構成としてテレビジョン受像機内部の陰極線管7とテレビキャビネット6に沿わせて内蔵することにより、テレビジョン受像機の小型スリム化を可能にするばかりでなく、スピーカ1の後面に装着されたカバー4によりスピーカ1の後面に放射される放射音が反射してスピーカ1の前面に放射されるようになる。
【0015】従ってこの前面に向かう放射音9は、図3に示すようにスピーカ1の前面から音響管2を介して前面へ放射される放射音10と方向が同一となってテレビジョン受像機の前面の狭開口部11から同時に放射されるようになり、従来のようにスピーカ1の後面に放射される放射音の悪影響を受けることがなくなり、出力音圧や音像定位感が向上し、歪みの少ない優れた音質のスピーカ装置を提供することができるようになるものであり、このスピーカ装置の再生出力音圧周波数特性を測定した結果を従来のスピーカ装置の同特性と比較して図5に示す。
【0016】また、上記本発明によるスピーカ装置のカバー4のオーバーラップ部分の長さや、音響管2との隙間寸法を調整することにより、簡易的にバスレフポートの効果を得ることが可能であり、低域再生能力の向上をも図ることが可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によるスピーカ装置は簡単な構成でスピーカの後面へ放射される放射音を遮断することができるため、テレビジョン受像機の後ろからの音波の回り込みによる低域の出力音圧の減衰を改善し、出力音圧や音像定位感を向上させて歪みの少ない優れた音質のスピーカ装置を提供することが可能になるばかりでなく、音響管とカバーのオーバーラップ部分を調整することにより簡易的にバスレフポート効果を得て低域再生能力を向上させることができるものである。
【0018】さらに構成が簡単なことからコストや組立工数面でも密閉ボックス型のような大幅な上昇はなく、容易に、しかも安価に生産することが可能なものであり、実用価値の大なるものである。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013