Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
ディスクカートリッジおよびドライブ装置ならびにディスクカートリッジ連結装置 - 松下電器産業株式会社
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 ディスクカートリッジおよびドライブ装置ならびにディスクカートリッジ連結装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−78440
公開日 平成7年(1995)3月20日
出願番号 特願平5−223749
出願日 平成5年(1993)9月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】森本 義弘
発明者 竹内 博之 / 花川 栄一 / 黒塚 章 / 岡澤 裕典
要約 目的
小型化薄型化に適した、またディスクチェンジャーに適したディスクカートリッジとドライブ装置を提供する。

構成
上ケース3と下ケース2と中ケース4とからなり、中ケース4にディスク1が収納され、中ケース4は上ケース3と下ケース2と張り合わして作られた間隙の中をスライドし、ディスク1を半分以上引き出して使用し、中ケース4の奥コーナー部にロック機構を設け、また、中ケース4の引き出す側面側にフック形状の突起部4fを設け、その突起部4fに中ケース4の引出レバー20の先端を引っかけて中ケース4の引き出し収納を行う。ディスクカートリッジ5の落込みがなくなるため、ドライブ内のデッドスペースが最小となり、ドライブの小型化が可能となり、また、ディスクカートリッジ複数枚が連結可能である。
特許請求の範囲
【請求項1】 略平板状でこれらの間に間隙部を形成した上ケースおよび下ケースと、略平板状でディスクを配置して前記間隙部に収納された収納位置からディスクが半分以上引き出された引出位置までスライド自在とされるとともにディスク駆動用のドライブ装置のターンテーブルおよび光学ヘッドが挿入される開口部を設けた中ケースと、中ケースを収納位置にロックさせるロック機構と、中ケースを収納位置より引出位置に引き出す前記ドライブ装置の引出部材に係合する中ケースの被係合部とを備えたディスクカートリッジ。
【請求項2】 上ケースおよび下ケースは略四角平板状で3辺部分にその平板部より厚い縁部を有し、中ケースは略四角平板状で外周部分にその平板部より厚い縁部を有する請求項1記載のディスクカートリッジ。
【請求項3】 ロック機構には、一端が上ケースまたは下ケースの少なくとも一方に固定され他端がフック状に折り曲げられた板状のロックばねと、中ケースに形成され、直角面および傾斜面を有して中ケースが収納位置にある場合に前記ロックばねに係合するロック突起部とが設けられた請求項1記載のディスクカートリッジ。
【請求項4】 上ケースおよび下ケースに摺動自在に配置され、端部がロックばねに当接可能で、ロックばねを押し込む方向に摺動されることによりロックばねを押圧してロック突起部から離間させて中ケースのロック状態を解除させるロック解除レバーを設けた請求項3記載のディスクカートリッジ。
【請求項5】 中ケースの引き出し側の面に被係合部としてのフック形状の突起が形成され、この突起の根元部に引出部材を突起側に案内する傾斜面が形成された請求項1記載のディスクカートリッジ。
【請求項6】 中ケースにおける上ケースおよび下ケースに対してスライドする面に凸部または凹部を形成し、上ケースまたは下ケースの少なくとも一方に、前記中ケースの凸部または凹部に係合する凹部または凸部を形成し、これらの凸部と凹部との係合動作により中ケースを収納位置に保持する補助ロック機構を設けた請求項1記載のディスクカートリッジ。
【請求項7】 ディスクの中央部に当接してディスクを平板部側に押圧するディスク押さえばねが中ケース内に設けられた請求項1記載のディスクカートリッジ。
【請求項8】 ディスク押さえばねが、平板部を平面視して磁気記録ヘッドの通過する軌跡を覆う範囲で配設され、高透磁率体より形成された請求項7記載のディスクカートリッジ。
【請求項9】 中ケースに、ディスクの種類および記録可能な領域を指定するための複数のID識別用孔部を中ケースを引き出す方向に沿って直線状に配列した請求項1記載のディスクカートリッジ。
【請求項10】 隙間を介して平板部と平行に透明板を配設し、平板部と透明板との隙間に表示部材を挿入自在とした請求項1記載のディスクカートリッジ。
【請求項11】 請求項1記載のディスクカートリッジに設けられたディスクを駆動させるドライブ装置であって、中ケースの被係合部に係合する引出部材を有し、この引出部材を介して中ケースを収納位置より引出位置に引き出すオープニング機構を備えたドライブ装置。
【請求項12】 引出部材は一端で回転自在に支持され、この引出部材の一端の回転中心から他端までの距離が伸縮可能なばね構造を有する請求項11記載のドライブ装置。
【請求項13】 請求項7記載のディスクカートリッジに設けられたディスクを駆動させるドライブ装置であって、ディスクを回転させるターンテーブルの中心軸の先端をピンポイント形状に形成し、ディスクの読み込み時または書き込み時にこのピンポイント部によりディスク押さえばねを押し上げて、ディスク押さえばねをディスクから離反させるドライブ装置。
【請求項14】 請求項9記載のディスクカートリッジに設けられたディスクを駆動させるドライブ装置であって、中ケースを引き出す方向に沿って直線状に配列したID識別用孔部を検出する検出器を前記配列方向の1列につき1個ずつ設けたドライブ装置。
【請求項15】 請求項1記載の複数のディスクカートリッジ同士を互いの平板部同士が対向するように連結させるディスクカートリッジ連結装置であって、各ディスクカートリッジに中ケースが出退されない側面部から両平板部側に跨がり切欠き部分の断面形状が略コ字状の連結用凹部を形成し、両端部が屈曲されて断面形状が略コ字状とされているとともに側面視して略V字形状の連結用板金具を、互いに隣接するディスクカートリッジの連結用凹部に跨がって嵌入させてディスクカートリッジ同士を連結させるディスクカートリッジ連結装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光でディスクに情報を記録および再生する光ディスク装置に適したディスクカートリッジおよびドライブ装置ならびにディスクカートリッジ連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオディスクやビデオディスク、また、コンピュータのデータ記憶装置として、光ディスク装置が広く用いられているが、ディスクの記録密度の向上に伴い、より大容量でかつ小型な光ディスク装置が要望されている。特に、AV機器のみならず、パーソナルコンピュータの小型化、ポータブル化が進み、光ディスク装置の、小型化、薄型化が望まれている。
【0003】一般に、光ディスク装置では、ディスクカートリッジを光ディスク装置内に挿入した後、ディスクカートリッジをスピンドルモータおよび光ピックアップの方向に移動して、ディスクをターンテーブルにチャッキングし、記録または再生可能な状態にする必要がある。
【0004】以下、図面を参照しながら、このような光ディスク装置のローディング機構について説明する。図19は従来の光ディスク装置のローディング機構の構造を示す斜視図、図20の(a),(b) はそれぞれ従来の光ディスク装置の動作を説明するための側面図である。
【0005】図19、図20において、ディスクカートリッジ31は、光ディスク装置前面より、カートリッジホルダ32内に挿入される。この時、ディスクカートリッジ31に設けられたスライドシャッタ33は、カートリッジホルダ32に組みこまれたリンク機構(図示せず)によりスライドし、ディスクの記録、再生部を露出する。カートリッジホルダ32の両側面には、4個のガイドローラ34があり、これらが、スライダ35の両側面に設けられたガイド溝36に挿入されており、シャーシ37に植設されたガイドポール38に沿って、上下にのみ寸法Gだけ移動可能に取り付けられている。
【0006】スライダ35は、カートリッジホルダ32を下方から挟み込むように、シャーシ37に植設されたガイドピン39に沿って矢印E方向に寸法Hだけ摺動可能に取りつけている。スライダ35は、シャーシ37に対し、スライダばね40により常にE方向に引っ張られ、初期状態では、スライダばね40が最も伸びた状態で止まるように、ロックアーム(図示せず)により係止されている。このロックアームによるロック動作は、ディスクカートリッジ31の挿入により、ディスクカートリッジ31の1つの角に押されて解除される。ロックアームによるロック動作が解除されると、スライダ35はスライダばね40の引張力によりE方向にスライドし、ガイド溝36に沿ってガイドローラ34が移動し、カートリッジホルダ32はシャーシ37の方向(矢印F方向)に寸法Gだけ移動する。ディスクカートリッジ31の降下により、ディスクは、スピンドルモータ41に設けられたターンテーブルに乗ってチャッキングされ、光ピックアップ42に対して記録、再生可能な距離まで接近する。
【0007】ディスクカートリッジ31を光ディスク装置より取り出すときは、ローディングモータ43により、スライダ35が、スライダばね40の引張力に逆らって引き戻されてガイド溝36に沿ってガイドローラ34が移動し、カートリッジホルダ32は初期状態の位置まで上昇する。これによりディスクはターンテーブルから離され、ディスクカートリッジ31が取り出し可能な状態となる。
【0008】なお、図19において、44はスピンドルモータ41のチャッキングマグネット、45はリニアモータ、46は光学ブロックである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような従来のディスクカートリッジ31や光ディスク装置のローディング機構では、次のような問題があった。すなわち、ディスクカートリッジ31を一旦水平に挿入した後、スピンドルモータ41の方向に降下させることにより、ディスクをターンテーブルに乗せ、光ピックアップ42で記録再生可能な状態にするため、ディスクカートリッジ31が降下した後の空間は、ディスクカートリッジ31の全面積にわたって寸法Gの厚みが空き空間となる。この空間にはスピンドルモータ41の制御回路など他の部品を配置することはできず、光ディスク装置内でデッドスペースとなる。このために、光ディスク装置の薄型化に限界が生じる。
【0010】また、このようなローディング機構ではディスクカートリッジ31が挿入されると自動的にスライドシャッタ33が開くようになっているために、ディスクカートリッジ31をドライブに挿入したまま放置するとエラーの原因のほこりがディスクに付着するおそれがあった。
【0011】また、このような光ディスク装置に適用するディスクチェンジャについて考えると、ディスクを収納するディスクストッカを設けて、ロボットの手でストッカからディスクカートリッジ31を引き出してドライブに挿入するような構成となり、ストッカの手前にディスクカートリッジ31を運ぶ搬送メカニズムが必要となる。したがって、ディスクチェンジャの装置が大型になるし、ディスク交換スピードを上げるには困難な構造となる。
【0012】本発明は、上記問題を解決するもので、ディスク装置内に大きなデッドスペースを作ることなく、ディスクカートリッジのローディングを可能にし、ディスク装置全体の薄型化、小型化に貢献するとともに、ディスク交換スピードの速いディスクチェンジャーに適したディスクカートリッジおよびドライブ装置ならびにディスクカートリッジ連結装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明のディスクカートリッジは、略平板状でこれらの間に間隙部を形成した上ケースおよび下ケースと、略平板状でディスクを配置して前記間隙部に収納された収納位置からディスクが半分以上引き出された引出位置までスライド自在とされるとともにディスク駆動用のドライブ装置のターンテーブルおよび光学ヘッドが挿入される開口部を設けた中ケースと、中ケースを収納位置にロックさせるロック機構と、中ケースを収納位置より引出位置に引き出す前記ドライブ装置の引出部材に係合する中ケースの被係合部とを備えたものである。
【0014】また、このディスクカートリッジに設けられたディスクを駆動させるドライブ装置として、中ケースの被係合部に係合する引出部材を有し、この引出部材を介して中ケースを収納位置より引出位置に引き出すオープニング機構を備えたものである。
【0015】また、複数のディスクカートリッジ同士を連結させるディスクカートリッジ連結装置として、各ディスクカートリッジに中ケースが出退されない側面部から両平板部側に跨がり切欠き部分の断面形状が略コ字状の連結用凹部を形成し、両端部が屈曲されて断面形状が略コ字状とされているとともに側面視して略V字形状の連結用板ばねを、互いに隣接するディスクカートリッジの連結用凹部に跨がって嵌入させてディスクカートリッジ同士を連結させるものである。
【0016】さらに、ディスクカートリッジの使い勝手をよくするためのオプション機能として、中ケースに、ディスクの種類および記録可能な領域を指定する複数のID識別用孔部を中ケースを引き出す方向に沿って直線状に配列したり、また、平板部に対して隙間を介して平行な透明板を配設し、平板部と透明板との隙間にブックレットなどの表示部材を挿入自在に構成したものである。
【0017】
【作用】上記構成において、ディスクカートリッジをローディングする際には、ディスクカートリッジをドライブ内に挿入してその状態でカートリッジの位置決めを行い、オープニング機構の引出部材を中ケースの被係合部に係合させて中ケースを引出し、光学ヘッドをディスクに接近させて記録再生動作を行わせる。動作完了後は中ケースを元の状態に収納する。このようにディスクを配置した中ケースを収納位置よりディスクが半分以上引き出される引出位置まで引き出す構成であるため、従来よりも、ドライブ装置内に大きなデッドスペースを作ることがなく、ドライブ装置の薄型化および小型化を図ることが可能になる。
【0018】また、ディスクカートリッジの平板部に対向する箇所にドライブ装置のターンテーブルや光学ヘッドを配置しておらず、この箇所に各種部材を配置できるので、複数枚のディスクカートリッジを連結用板ばねにより連結可能であるとともに、ディスクカートリッジと透明板の間にブックレットなどの表示部材を挿入でき、ID識別用孔部にディスクの種類や記録可能な領域を情報として持つことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るディスクカートリッジおよびドライブ装置ならびにディスクカートリッジ連結装置について、図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例に係るディスクカートリッジの構造を示す分解斜視図である。図1において、1は光ディスクや光磁気ディスクからなるディスク、2は下ケース、3は上ケース、4は中ケースで、上ケース3,中ケース4,下ケース2はそれぞれ略四角平板状とされ、これらの上ケース3,中ケース4,下ケース2,ディスク1などで図2などに示すディスクカートリッジ5が構成されている。中ケース4内にディスク1が配置され、中ケース4は上ケース3と下ケース2とを組み合わせて作られた間隙部に収納された収納位置(図2参照)から、ディスク1が半分以上引き出された引出位置(図3〜図5参照)までスライド自在とされている。
【0021】図1,図4などに示すように、下ケース2には、中ケース4が引き出される側を除く3辺部分に平板部2aより厚い縁部2bが設けられ、これらの縁部2bで囲まれた箇所に中ケース4が入る間隙部を設けている。つまり、下ケース2における中ケース4の引き出し側の1辺部分は中ケース4が摺動する出入口となるために縁部は設けられてない。上ケース3は下ケース2と同様な構造とされている。図1における6は上ケース3と下ケース2とを結合する固定ねじである。
【0022】中ケース4には、外周の4辺部分に平板部4aより厚い縁部4bが設けられて補強されている。そして、この縁部4bと同じ高さで中ケース4の中央部側に伸びる複数のリブ4cが形成されている。このリブ4cは、中ケース4の剛性を上げているとともに、中ケース4が収納されているときに上ケース3,下ケース2の平板部2a,4aの内壁に摺動してこれらの平板部2a,4aの内壁がディスク1に接触することを防止している。
【0023】図4,図7などに示すように、下ケース2および上ケース3の縁部2b,3bにおける引き出し方向に沿う両側部の内側には凹部としての摺動溝2cが形成されているとともに、中ケース4の縁部4bの摺動両側部にはこれらの摺動溝2cにスライド自在に嵌入されたスライド突起4dが形成されており、このスライド突起4dにより中ケース4の引き出し範囲が決められている。また、図8に示すように、中ケース4の両側部における引き出し側寄りの箇所には凸部を有する弾性凸片4eが弾性変形可能に一体形成されており、中ケース4が収納されている際に、摺動溝2cにおける中ケース4の引き出し側寄り箇所に弾性凸片4eの凸部が係合して中ケース4を収納位置に補助的に保持するようになっている。
【0024】図8などに示すように、中ケース4における引き出し側の面の両端には、被係合部としてのフック形状の突起4fが設けられている。そして、この突起4fに、後述するドライブ装置の引出レバー20(図9参照)が係合するようになっているとともに、この突起4fの根元箇所には引出レバー20を突起4f側に案内する傾斜面4gが形成されている。そして、中ケース4の突起4fや傾斜面4gが露出するように下ケース2および上ケース3の引き出し側手前のコーナー部は切欠かれている。
【0025】また、中ケース4における引き出し方向に対して奥側の両コーナ部は後述するロック機構7のロックばね8などを避けるために切欠かれている。この切欠き部4hに臨むように中ケース4の摺動側面の奥端部内側には直角面4iと傾斜面4j(図7参照)とを有するロック突起部4kが設けられている。ロック機構7のロックばね8は短冊状の板ばねの先端部を2回折り曲げてロック部8aを構成し、他端は1回折り曲げて固定部8bを構成している。ロックばね8の固定部8bは湾曲形状であり、湾曲部の膨らみが下ケース2および上ケース3の縁部2aとロックばね取り付け用突部2dとの間の間隙より少し大きく設定され、この間隙に固定部8bの湾曲部を広げるように差し込まれて弾性力を持った状態で固定され、ぐらつくことはない。このロックばね取付用突起2dには上ケース3と下ケース2とを固定する固定ねじ6のねじ孔が形成されている。
【0026】また、ロックばね8に近接してロック解除レバー9が配設されている。このロック解除レバー9は短冊状レバー部9aの一端に解除用突起9bが設けられた形状とされ、上ケース3および下ケース2に形成された孔部2eから解除用突起9bが突出された姿勢で上ケース3と下ケース2との間で摺動自在とされている。このロック解除レバー9の端辺はロックばね8に当接されている。ここで、上ケース3および下ケース2における孔部2eが設けられた外面箇所は湾曲形状に切欠かれてなる解除用溝部5aが形成され、この解除用溝部5aから解除用突起9bが突出されている。解除用溝部5a側よりロック解除レバー9が押されると、ロックばね8はその弾性のために図7において仮想線で示す位置まで後退してロック突起部4kから離間されて中ケース4のロック状態が解除されるようになっている。ロック解除レバー9を押さない限りロックばね8は後退しないので、ロック部8aがロック突起部4kに引っかかって中ケース4は引き出されることがない。ロック解除レバー9はディスクカートリッジ5の両サイドに1つずつ設けられており、これらのロック解除レバー9を同時に押さないかぎり中ケース4は引き出されることがないので誤操作を防止でき、安全である。
【0027】さらに、中ケース4の中央部にはドライブ装置のターンテーブル12および光学ヘッド11(図4,図5参照)が挿入されるように略前方後円墳形状に切欠かれて開口部4mが形成されている。また、10はディスク押さえばねであり、一端は中ケース4に固定されており、中ケース4とディスク押さえばね10との間にディスク1が挟み込まれる構造になっている(図3、図10参照)。
【0028】ディスクカートリッジ5を横方向から挿入すると、ディスクカートリッジ5は、ドライブ装置に設けられたロック解除爪がディスクカートリッジ5の解除用溝部5aに当接する位置まで移動され、ロック解除爪がロック解除レバー9の解除用突起9bを押すとともにディスクカートリッジ5の位置を保持するようになっている。解除用突起9bが押されることにより、ロックばね8がロック突起部4kから離間されてロックが解除された状態(図7において仮想線で示す状態)になるが、この時には、図8に示すように、摺動溝2cに弾性凸片4eが係合して中ケース4は収納位置に補助的に保持され、軽いロック状態となる。この場合には、軽い力で中ケース4は引き出し可能である。
【0029】中ケース4が引き出されると、ここでは図示していないが、ドライブ装置におけるスピンドルモータおよび光ピックアップ、トラバースが乗せられたベース台などが上昇してディスク1はクランプされて記録再生が行われる。
【0030】上ケース3および下ケース2から引き出されたディスク1への記録再生が終了すると、中ケース4は再び上ケース3および下ケース2内に収納されて待機状態になる。この状態では解除用突起9bが押されていてロックばね8は解除の位置にあるが、上記と同様に軽いロック状態であり、再度記録再生する場合はそのまま軽く中ケース4を引き出せば良い。
【0031】一方、ディスクカートリッジ5をドライブ装置より外に取り出すとロックばね8はその弾性力で元の状態(図7において実線で示す状態)に戻るため、ロックばね8のロック部8aと中ケース4のロック突起部4kが噛み合って中ケース4を強固に引っ張っても引き出せない状態となる。
【0032】なお、上記実施例においては、中ケース4に凸部を有する弾性凸片4eを設け、中ケース4が収納されている際に、摺動溝2cにおける中ケース4の引き出し側寄り箇所に弾性凸片4eの凸部が係合して中ケース4を収納位置に補助的に保持する構成を述べたが、中ケース4に凹部を設けるとともに上ケース3や下ケース2に凸部を設けて、中ケース4が収納されている際にこれらの凹部と凸部とが係合するように配置して、中ケース4を収納位置に補助的に保持してもよい。
【0033】図9は中ケース4を引き出すためのドライブ装置のオープニング機構を示す図である。図9において、20は引出部材としての中ケース4の引出レバー、21は扇状ギヤ、22はモーター、23はモーター22の中心軸に取り付けられた小ギヤ、24はドライブ装置の外形である。扇状ギヤ21、モーター22、小ギヤ23は中ケース4の下方に設置され、引出レバー20は中ケース4の上方に設置されている。
【0034】次に、中ケース4を引き出すオープニング機構の原理について説明する。ディスクカートリッジ5はドライブ装置に横方向(図9においては左側)から挿入されて中ケース4の突起4fが位置bにくるまでスライドし、その位置で静止する。なお、位置aは中ケース4の突起4fが位置bまで移動する少し前の位置で、ディスクカートリッジ5がドライブ装置内をスライドしている途中の状態を示し、中ケース4は引出レバー20に接触しようとしている。中ケース4の突起4fが位置aの状態からディスクカートリッジ5を右にスライドさせていくと中ケース4の突起4fの根元部の傾斜面4gに引出レバー20が接触する。接触した状態からさらにディスクカートリッジ5が右に移動して位置bまでスライドしていくと、引出レバー20の先端部は傾斜面4gに沿って移動して突起4fで形成される凹部にはまり込む。
【0035】中ケース4の突起4fが位置bにある時、引出レバー20は中ケース4の突起4fに引っかかった状態になっている。ここで、モーター22が駆動状態になり、小ギヤ23を回転させ、小ギヤ23にかみ合っている扇状ギヤ21を扇状ギヤ21の中心軸21a回りに回転させる。扇状ギヤ21と引出レバー20は中心軸21aで連結されているので、扇状ギヤ21の回転に合わせて引出レバー20も回転する。この場合、引出レバー20の回転方向が時計回りになるようにモーター22が回転される。
【0036】引出レバー20は3回折り曲げたトライアングル形状部分を有し、先端から中心軸21aの距離を可変可能なばね構造になっている。したがって、引出レバー20が回転して位置bから位置cに移動するにつれて、引出レバー20はその先端から中心軸21aまでの距離を短くし、また位置cを通過して位置dに移動するにつれて、引出レバー20はその先端から中心軸21aまでの距離を元の状態に戻していく。
【0037】また、中ケース4を収納し、ディスクカートリッジ5を送り出すときは、上記動作と逆の操作が行われる。図10は、ディスク押さえばね解除機構を示し、図4のA−A断面の拡大図である。図10の(a) は中ケース4が上ケース3および下ケース2に収納されている状態を示し、ディスク押さえばね10と中ケース4の平板部4aとの間にディスク1が保持されている。図10の(b) は中ケース4が上ケース3および下ケース2からドライブ装置のターンテーブル12の上まで引き出された状態を示し、この状態の時もディスク押さえばね10と中ケース4の平板部4aとの間にディスク1が保持されている。図10の(c) はターンテーブル12が上方に移動してターンテーブル12の中心軸13がディスク押さえばね8を持ち上げた状態を示す。ターンテーブル12の中心軸13の先端はピンポイント形状になっている。ターンテーブル12によりディスク1は保持されるが、中心軸13の先端によりディスク押さえばね8が持ち上げられ、この結果、ディスク1はディスク押さえばね10とも中ケース4とも接触せず、ターンテーブル12の回転力のみ受ける。また、中心軸13の先端がピンポイント形状になっているため、中心軸13とディスク押さえばね10との摩擦は小さくなり、ターンテーブル12の回転に支障を生じることもない。
【0038】この際、ディスクカートリッジを落し込む従来のような動作は行わず、ターンテーブル12を上昇させるだけであり、また、ここでは示していないがドライブ装置の光学ヘッドおよび磁気ヘッドも上昇させる。これらの光学ヘッドおよび磁気ヘッドを上昇させる領域は、中ケース4を引き出した領域内に収められている。したがって、光学ヘッドおよび磁気ヘッドなどの上下動によるドライブ装置内のデッドスペースが最小におさまり、電気回路部の取り付けスペースが確保されドライブの小型化薄型化が図れる。
【0039】ここで、図4における11は磁気ヘッド一体型の光学ヘッドで、この光学ヘッド11はディスク1(この場合は光磁気ディスク)の下方位置で駆動する構造になっている。このように光学ヘッド11に磁気ヘッドを設けたドライブ構造にしている理由は、従来の磁界変調方式の光磁気ディスク装置は、光磁気ディスクを挟むように光学ヘッドと磁気ヘッドとを配置した構成であり、両方のヘッドをアクセス時に駆動させるために、光磁気ディスクの両面側に駆動機構が必要となり、機器の小型化を妨げる欠点があったからである。このように磁気ヘッド一体型の光学ヘッド11を用いた構成によって、光磁気ディスクの片面側だけに駆動機構を配設すればよいため、従来よりも光磁気ディスク装置を小型化薄型化することができる。
【0040】また、図11に示すような磁気ヘッド用ディスク押さえばね14を用いてもよい。このディスク押さえばね14は、基本的な機能は先に示したディスク押さえばね10の機能と同一であるが、高透磁性材料から構成され、磁気ヘッドが通過する領域を覆う範囲で高透磁率のディスク押さえばね14が存在するようになっている。このようにディスク1の片面側に磁気ヘッド(光学ヘッド11)を配置し、他方の面側に高透磁率のディスク押さえばね14を配置することにより、磁気ヘッド(光学ヘッド11)と磁気ヘッド用のディスク押さえばね14との間に磁気回路を構成し、ディスク面上での垂直磁界を強くすることができ、光磁気ディスクへの記録を容易にすることが可能となる。
【0041】また、図8などに示すように、中ケース4には、この中ケース4を引き出す方向に複数のID識別用孔部4nが直線状に配置され、このID識別用孔部4nは、ディスク1の種類および記録可能な領域を指定するために形成されており、中ケース1が引き出された時に露出するようになっている。これに対応してドライブ装置には図4,図5に示すようにID識別用孔部4nが通過する位置に検出器としての反射型の光センサ19が配置されている。この実施例の場合は、中ケース1を引き出す方向に2列でID識別用孔部4nが形成されているので反射型の光センサ19は2個使用されている。
【0042】このID識別用孔部4nを検出する原理について説明する。中ケース4は、フック形状の突起4fに引出レバー20の先端を引っかけることにより、引き出し収納を行う。引出レバー20が、中ケース4を引き出す方向に動き始める瞬間に光センサ19を駆動状態にし、中ケース4を引き出す。光センサ19の光は、中ケース4に照射しない領域、中ケース4の平板部4aで反射する領域、中ケース4のID識別用孔部4nで透過または乱反射する領域の3領域がある。中ケース4を引き出す場合、光センサ19の光が中ケース4に照射しない領域から中ケース4の平板部4aで反射する領域に入った瞬間、光センサ19で検知する信号に変化が生じる。その変化信号をトリガー信号とする。また、光センサ19からの光が中ケース4の平板部4aで反射する領域に入った瞬間からID識別用孔部4nの最後の孔(図4においてはID識別用孔部4nの最左列の孔)を読み終わる瞬間までは、中ケース4の引き出し速度を一定速度にしておくことにより、どの位置のID識別用孔部4nが空いているか検知することができる。
【0043】この機構を利用することにより、ディスク1の種類や記録可能な領域をID識別用孔部4nに2ビット情報および4ビット情報として割り当てることが可能(本実施例の場合、引き出し方向に2個と4個の孔が空いているため)であり、ディスク引き出し時にディスク情報を検知することが可能である。
【0044】次に、複数のディスクカートリッジ同士を連結させるディスクカートリッジ連結装置について図12〜図17を参照しながら説明する。各ディスクカートリッジ5には側面部から両平板部側に跨がって切欠かれ、切欠き部分の断面形状が略コ字状の連結用凹部5bが形成されている。図示しないが、連結用凹部5bの上下面には湾曲形状の窪みがさらに形成されている。そして、両端部が屈曲されて断面形状が略コ字状とされているとともに側面視して略V字形状の連結用板ばね15が、互いの平板部同士が対向するように積み重ねられたディスクカートリッジ5の連結用凹部5bに跨がって嵌入されている。
【0045】つまり、連結用板ばね15は、縦方向の長さL1がディスクカートリッジの厚みt(図2参照)のほぼ2倍であり、横方向の長さL2はディスクカートリッジのコの字形状の溝幅L3と同一であり、各先端部に湾曲形状の折り曲げ部15a、15b、15cを有している。そして、この折り曲げ部15a、15b、15cが連結用凹部5bに設けられている湾曲形状の窪みにかみ合う構成になっている。なお、連結用凹部5bに形成されている窪みや折り曲げ部15a、15b、15cの形状をV溝形状としてもよい。
【0046】ここで、図14〜図17においては、ディスクカートリッジ5を4枚重ね合わせ、ディスクカートリッジ5の連結用凹部5bに連結用板ばね15をディスクカートリッジ5の厚みtずつずらして嵌め込み、ディスクカートリッジ5を4枚連結した場合を示す。本実施例ではディスクカートリッジ5を4枚連結した場合を示したが、この機構は原理的には、無限枚数のディスクカートリッジ5を連結可能である。
【0047】図18は本実施例のディスクカートリッジ5の片面に透明板16を設けた図である。ディスクカートリッジ5と透明板16との間には間隙が設けられており、曲名またはファイル名などが書かれたブックレット17がその間隙に着脱可能になっている。また、ブックレット17がディスクカートリッジ5と透明板16の間に収納されている状態から取り出したい場合は、透明板16に設けられた切り欠き16aからブックレットの一部をつかんで取り出すことが可能である。18は背表紙である。
【0048】本実施例では、ディスクカートリッジ5が1枚である場合について説明したが、図14〜図17に示す連結したディスクカートリッジ5についても適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスクカートリッジとして、略平板状でこれらの間に間隙部を形成した上ケースおよび下ケースと、略平板状でディスクを配置して前記間隙部に収納された収納位置からディスクが半分以上引き出された引出位置までスライド自在とされるとともにディスク駆動用のドライブ装置のターンテーブルおよび光学ヘッドが挿入される開口部を設けた中ケースと、中ケースを収納位置にロックさせるロック機構と、中ケースを収納位置より引出位置に引き出す前記ドライブ装置の引出部材に係合する中ケースの被係合部とを備えることにより、ディスクを配置した中ケースを収納位置よりディスクが半分以上引き出される引出位置まで引き出し、光学ヘッドをディスクに接近させて使用する構成であるので、従来技術のようなディスクカートリッジの落し込みによるデットスペースではなく、光ピックアップ部の上下動によるデッドスペースで最小に収まり、電気回路部の取り付けスペースが確保されてドライブ装置の小型化薄型化が図れる。
【0050】また、ディスクカートリッジとして、さらに、上ケースおよび下ケースは略四角平板状で3辺部分にその平板部より厚い縁部を有し、中ケースは略四角平板状で外周部分にその平板部より厚い縁部を有する構造とすることにより、強度的にも優れたものとなる。
【0051】また、ロック機構として、一端が上ケースまたは下ケースの少なくとも一方に固定され他端がフック状に折り曲げられた板状のロックばねと、中ケースに形成され、直角面および傾斜面を有して中ケースが収納位置にある場合に前記ロックばねに係合するロック突起部とを設けた構造を採用できるが、この機構はディスクカートリッジの厚みと同等の厚みで製作することが可能で、小型化薄型化に最適な構造である。また、このディスクカートリッジをドライブ装置より取り出すとロックばねが中ケースのロック突起部とかみ合うため、強固な力で引っ張ってもディスクは引き抜くことはできない。また、従来のカートリッジのような強度の弱い窓カバーもなく隙間も殆どなくすことができるので、単品でのハンドリングに最良である。また従来のディスクカートリッジのような光ヘッドの挿入窓を設けなくてもよいため、ディスクカートリッジの表面に透明板を取り付けることにより、ディスクカートリッジと透明板の間にブックレットなどを自由に挿入することができ、従来保護ケース内にディスクカートリッジを入れて販売していたのが、保護ケースなしの状態で販売可能となり、コスト減に貢献する。
【0052】さらに、ディスクカートリッジ内にID識別用孔部を設けることにより、ディスク引き出し時にディスクの種類や記録可能な領域を検知可能である。さらに、ディスクカートリッジにコの字形状の連結用凹部を設け、この連結用凹部に連結用金具を嵌め込むことにより、複数枚のディスクカートリッジを連結可能であり、小空間でディスク交換スピードの速いディスクチェンジャーに最適の構造となる。
【0053】さらに、本発明のディスクカートリッジは1枚使用のディスクドライブおよび複数枚の使用のチェンジャーの内部でディスクを上下ケース内に収納した待機状態をも作ることができるのでドライブあるいはチェンジャに挿入状態のまま放置してもエラーの原因のほこりがディスクに付着することはない。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013