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発明の名称 磁気テープ再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−78382
公開日 平成7年(1995)3月20日
出願番号 特願平5−221797
出願日 平成5年(1993)9月7日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 手代木 和宏 / 樋口 和貴
要約 目的
再生中に、再生信号の位相あるいは記録速度が途中で変化した場合に、すばやく再生の基準信号に同期させることができる装置を提供する。

構成
再生時に、位相変化検出回路14により位相誤差検出回路10から出力される位相誤差が所定の値を越えたこと検出したなら基準信号発生回路11を再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットしたのち、位相誤差検出回路10から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、駆動回路5にフィードバックするようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化したときに、駆動回路5へフィードバック開始するときの位相誤差は零となり、再生信号の位相誤差が位相誤差検出回路10での位相検出の限界を越える前に、素早く、再生時のテープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、再生信号の位相を基準信号に合わせることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】 ピンチローラとキャプスタンとにより磁気テープを駆動し、ディジタル信号に所定の容量毎に同期信号とアドレス信号とを付加して記録された磁気テープの再生を行う磁気テープ再生装置であって、前記キャプスタンを駆動するキャプスタン駆動手段と、再生したディジタル信号を処理する基準となる内部の基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記基準信号発生手段から出力される基準信号と再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号との位相差を求め、位相誤差信号として出力する位相誤差検出手段と、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差が所定の値を越えたことを検出し、前記基準信号発生手段に位相変化検出信号を出力する位相変化検出手段と、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算する位相ゲイン乗算手段とを備え、前記磁気テープの再生時に、前記位相変化検出手段により、前記位相誤差検出手段から出力される前記位相誤差が所定の値よりも大なることを検出したなら、前記基準信号発生手段に位相変化検出信号を出力し、前記基準信号発生手段を再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットしたのち、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、前記キャプスタン駆動手段にフィードバックするようにした磁気テープ再生装置。
【請求項2】 ピンチローラとキャプスタンとにより磁気テープを駆動し、ディジタル信号に所定の容量毎に同期信号とアドレス信号とを付加して記録された磁気テープの再生を行う磁気テープ再生装置であって、前記キャプスタンを回転させるキャプスタン駆動手段と、再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号の周期を求め目標周期との差を速度誤差として出力する速度誤差検出手段と、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の定数より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したときに第1の速度変化検出信号を出力し、前記速度誤差の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したときに第2の速度変化検出信号を出力する速度変化検出手段と、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差を前記第1の速度変化検出信号に同期して保持する速度誤差保持手段と、前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に所定の定数を乗算する速度ゲイン乗算手段と、再生したディジタル信号を処理する基準となる内部の基準信号を出力する基準信号発生手段と、前記基準信号発生手段から出力される基準信号と再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号との位相差を求め、位相誤差信号として出力する位相誤差検出手段と、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算する位相ゲイン乗算手段と、前記第1の速度変化検出信号と第2の速度変化検出信号とに応じて前記位相ゲイン乗算手段の出力をONあるいはOFFする位相誤差出力制御手段と、前記速度ゲイン乗算手段の出力と前記位相誤差出力制御手段の出力とを加算する加算手段とを備え、前記磁気テープの再生時に、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の定数より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲイン乗算手段の出力をOFFし、前記速度誤差保持手段により前記速度誤差を保持し、前記速度ゲイン乗算手段により前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に所定の定数を乗算して前記キャプスタン駆動手段にフィードバックし、その後、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、前記基準信号発生手段を前記再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットし、前記位相ゲイン乗算手段によりにより前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲイン乗算手段の出力をONし、前記加算手段により前記速度ゲイン乗算手段の出力と前記位相ゲイン乗算手段の出力とを加算し、前記加算した出力を前記キャプスタン駆動手段にフィードバックするようにした磁気テープ再生装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ上に記録された音声等の情報の再生を行う磁気テープ再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音声信号をディジタル信号に変換して磁気テープ上に記録再生する高品質音の記録再生装置の商品化が行われているが、従来のアナログ方式の磁気テープ記録再生装置に比べ高価であるため、より簡単な構成で高性能な記録再生装置が望まれている。
【0003】以下に、従来の磁気テープ再生装置について説明する。図5は従来例における磁気テープ再生装置のブロック図である。
【0004】図5において、30は図示しないFG(周波数発生器)等により検出されたキャプスタン回転速度、31はキャプスタン2の回転の目標速度、1は磁気テープ、2はキャプスタン、3はピンチローラ、4は駆動回路5によってキャプスタン2を回転させるキャプスタンモータ、5はキャプスタン2の回転速度30が入力される目標速度31になるようにキャプスタンモータ4を駆動する駆動回路、6はキャプスタン2の回転速度30と目標速度31との差を取る引算器で、キャプスタン2の回転速度の検出方法としては、キャプスタンモータの逆起電力から検出する方法や回転速度に応じた周波数を発生させる方法等が用いられる。7はD/A変換器20の出力と引算器6の出力とを加算する加算器、8は磁気テープ1にディジタル信号を記録再生する磁気ヘッド、9は磁気ヘッド8により再生された再生信号をディジタル信号に復調する復調回路、10は復調回路9の出力から同期信号とアドレス信号とを検出し、基準信号との位相誤差を検出する位相誤差検出回路、12は位相誤差検出回路10で検出された位相誤差を駆動回路5にフィードバックするための所定のゲインを乗じる位相ゲイン乗算回路、20は位相ゲイン乗算回路12のディジタル出力をアナログ電圧に変換するD/A変換器である。
【0005】以上のように構成された従来の磁気テープ再生装置について、以下その動作について説明する。
【0006】記録時には、駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3,引算器6からなる速度制御ループでキャプスタン2が磁気テープ1の目標速度31に応じた回転速度になるように駆動回路5に引算器6の出力が入力され、目標速度31とキャプスタン回転速度30との誤差がフィードバックされ、駆動回路5によってキャプスタン2を所定の速度で回転させる。磁気テープ1は、回転するキャプスタン2とピンチローラ3とによって駆動され走行する。次に、記録されるディジタル信号と前記ディジタル信号の所定の容量毎に付加された同期信号とアドレス信号とを、変調回路(図示せず)によって変調し、内部の基準信号に同期させて磁気ヘッド8によって磁気テープ1上に記録する。
【0007】再生時には、まず、記録時と同様にして駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3,引算器6からなる速度制御ループで駆動回路5に目標速度31とキャプスタン回転速度30との誤差をフィードバックし、磁気テープ1を走行させる。このとき、テープ走行速度は機器によって差があるため、再生時のテープ走行速度が記録時のテープ走行速度に対し誤差を有してしまう。例えば、DCC(ディジタルコンパクトカセット)のフォーマットでは、記録時のテープ走行速度の偏差は±3%の範囲まで認められている。したがって、再生信号を前記基準信号に同期させて再生するには、記録時のテープ走行速度になるようにテープ走行速度を調整し、前記再生信号と前記基準信号の位相を合わせなければならない。
【0008】再生時のテープ走行速度を記録時のテープ走行速度に合わせ、再生信号の位相を基準信号に合わせるためには、まず、磁気ヘッド8で再生されたディジタル信号を復調回路9によってディジタル信号に復調させる。位相誤差検出回路10は復調回路9の出力から同期信号とアドレス信号とを検出し、検出した同期信号あるいはアドレス信号と基準信号との位相誤差を、十分に高い周波数のクロックで測定し出力する。
【0009】次に、位相ゲイン乗算回路12で位相誤差検出回路10の出力に所定の位相ゲインを乗算し、D/A変換器20によりアナログ電圧に変換し加算器7に出力する。加算器7では引算器6の出力とD/A変換器20の出力とを加算し駆動回路5へ入力することによって、再生時のテープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、再生信号の位相を基準信号に合わせ磁気テープ1を記録時の速度で再生する。このようにして、再生時には再生ヘッド8,復調回路9,位相誤差検出回路10,位相ゲイン乗算回路12,D/A変換器20,第1の加算器7,駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3,磁気テープ1からなる位相制御ループにより再生信号の位相を基準信号に同期させて再生していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成では、テープ走行速度は機器によって差があるため、すでに記録がなされている磁気テープ1の途中から新たに記録をする際に、テープ走行速度がすでに記録をした時に比べ差がある場合や、新たに記録を開始する位置が磁気テープ1上にすでに記録されたアドレス信号の位相に対してズレがある場合には、再生時に再生信号の位相や記録速度が変化するため、再生信号の位相を常に基準信号に同期させるのが困難となる。特に、すでに記録した時に比べ新たに記録するときのテープ速度の方が遅く、かつ、そのときの記録開始位置がすでに記録されたアドレス信号の位相に対して早い位置である場合には、キャプスタンモータ4をより速く回転させるように駆動回路5へのフィードバックがなされてしまうため、速度誤差がより増大し位相誤差検出回路10の位相検出の限界を越えてしまうという課題を有していた。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもので、簡単な構成で、記録時のテープ走行速度が途中で変化したり再生信号の位相が途中で変化した磁気テープを再生する場合においても、位相検出の限界を越える前に、素早く、再生時のテープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、前記再生信号の位相を前記再生基準信号に合わせることができる磁気テープ再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明の磁気テープ再生装置は、ピンチローラとキャプスタンとにより磁気テープを駆動し、ディジタル信号に所定の容量毎に同期信号とアドレス信号とを付加して記録された磁気テープの再生を行う磁気テープ再生装置であって、キャプスタンを駆動するキャプスタン駆動手段と、再生したディジタル信号を処理する基準となる内部の基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記基準信号発生手段から出力される基準信号と再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号との位相差を求め、位相誤差信号として出力する位相誤差検出手段と、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差が所定の値を越えたことを検出し、前記基準信号発生手段に位相変化検出信号を出力する位相変化検出手段と、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算する位相ゲイン乗算手段とを備え、前記磁気テープの再生時に、前記位相変化検出手段により、前記位相誤差検出手段から出力される前記位相誤差が所定の値よりも大なることを検出したなら、前記基準信号発生手段に位相変化検出信号を出力し、前記基準信号発生手段を再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットしたのち、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、前記キャプスタン駆動手段にフィードバックする構成となっている。
【0013】また、本発明の磁気テープ再生装置は、ピンチローラとキャプスタンとにより磁気テープを駆動し、ディジタル信号に所定の容量毎に同期信号とアドレス信号とを付加して記録された磁気テープの再生を行う磁気テープ再生装置であって、キャプスタンを回転させるキャプスタン駆動手段と、再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号の周期を求め目標周期との差を速度誤差として出力する速度誤差検出手段と、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の定数より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したときに第1の速度変化検出信号を出力し、前記速度誤差の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したときに第2の速度変化検出信号を出力する速度変化検出手段と、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差を前記第1の速度変化検出信号に同期して保持する速度誤差保持手段と、前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に所定の定数を乗算する速度ゲイン乗算手段と、再生したディジタル信号を処理する基準となる内部の基準信号を出力する基準信号発生手段と、前記基準信号発生手段から出力される基準信号と再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号との位相差を求め、位相誤差信号として出力する位相誤差検出手段と、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算する位相ゲイン乗算手段と、前記第1の速度変化検出信号と第2の速度変化検出信号とに応じて前記位相ゲイン乗算手段の出力をONあるいはOFFする位相誤差出力制御手段と、前記速度ゲイン乗算手段の出力と前記位相誤差出力制御手段の出力とを加算する加算手段とを備え、前記磁気テープの再生時に、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の定数より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲイン乗算手段の出力をOFFし、前記速度誤差保持手段により前記速度誤差を保持し、前記速度ゲイン乗算手段により前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に所定の定数を乗算して前記キャプスタン駆動手段にフィードバックし、その後、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、前記基準信号発生手段を前記再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットし、前記位相ゲイン乗算手段によりにより前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲイン乗算手段の出力をONし、前記加算手段により前記速度ゲイン乗算手段の出力と前記位相ゲイン乗算手段の出力とを加算し、前記加算した出力を前記キャプスタン駆動手段にフィードバックする構成となっている。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成により、再生時に、位相変化検出手段により位相誤差検出手段から出力される位相誤差が所定の値を越えたこと検出したなら基準信号発生手段に位相変化検出信号を出力し、前記基準信号発生手段を再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットしたのち、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、キャプスタン駆動手段にフィードバックするようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化したときに、前記キャプスタン駆動手段へフィードバック開始するときの前記位相誤差は零となり、前記再生信号の位相誤差が位相誤差検出手段での位相検出の限界を越える前に、素早く、再生時のテープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、前記再生信号の位相を前記再生基準信号に合わせることができる。
【0015】また、本発明は上記した構成により、再生時に、速度変化検出手段により、速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の定数より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、位相誤差出力制御手段により位相ゲイン乗算手段の出力をOFFし、速度誤差保持手段により前記速度誤差を保持し、速度ゲイン乗算手段により前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に所定の定数を乗算してキャプスタン駆動手段にフィードバックし、その後、速度変化検出手段により、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、前記基準信号発生手段を前記再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットし、前記位相ゲイン乗算手段により前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲイン乗算手段の出力をONし、前記加算手段により前記速度ゲイン乗算手段の出力と前記位相ゲイン乗算手段の出力とを加算し、前記加算した出力を前記キャプスタン駆動手段にフィードバックするようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化したときに、位相誤差を前記キャプスタン駆動手段へフィードバック開始するときの速度誤差、位相誤差を略零とすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例における磁気テープ再生装置のブロック図、図2は位相変化検出回路14の内部構成例のブロック図を示すものである。
【0018】図1において、1は磁気テープ、2はキャプスタン、3はピンチローラ、4はキャプスタンモータ、5は駆動回路、6は引算器、7は加算器、8は磁気ヘッド、9は復調回路、10は位相誤差検出回路、12は位相ゲイン乗算回路、20はD/A変換器、30はキャプスタン回転速度、31は目標速度で、これらは従来例と同様のものである。11は位相変化検出回路14から出力される位相変化検出信号44の立上がりエッジが入力されたなら、最初のアドレス検出信号43の立上がりエッジに同期してリセットされ、再生信号の処理を行う基準となる基準信号を発生する基準信号発生回路、14は位相誤差検出回路10から出力される位相誤差信号41の絶対値と位相誤差比較基準値42とを比較し、位相誤差信号41の方が所定期間大のときはHレベルを、位相誤差信号41の方が所定期間小のときにはLレベルを出力する位相変化検出回路である。
【0019】図2において、41は位相誤差検出回路10から出力される位相誤差信号、42は位相誤差比較基準値で、略一定の速度で記録がなされた磁気テープを磁気ヘッド8,復調回路9,位相誤差検出回路10,位相ゲイン乗算回路12,D/A変換器20,第1の加算器7,駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3からなる位相制御ループにより再生信号の位相を基準信号に同期させて走行させるときに、負荷変動によるテープ走行速度の変化によっておこる位相誤差信号41の変動幅の上限よりも大きい値が設定される。101は位相誤差信号41の絶対値と位相誤差比較基準値42とを比較し、位相誤差信号41の方が大のときはHレベルを、位相誤差信号41の方が小のときにはLレベルを出力する比較器、102は比較器101の出力信号がLレベルのときにクリアされ、比較器101の出力信号がHレベルのときにアドレス検出信号43の立上がりエッジを計数し、少なくとも2以上の所定数になったときにHレベルを、それ以下のときにLレベルを位相変化検出信号44として出力する第1のカウンタである。
【0020】以上のように構成された本実施例の磁気テープ再生装置について、以下その動作について説明する。
【0021】再生時は、再生ヘッド8,復調回路9,位相誤差検出回路10,位相ゲイン乗算回路12,D/A変換器20,第1の加算器7,駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3からなる位相制御ループにより、磁気テープ1は再生信号の位相を基準信号に同期させて走行する。このとき、磁気ヘッド8で再生された再生信号は復調回路9によってディジタルの再生信号に復調され、位相誤差検出回路10により、再生信号から同期信号あるいはアドレス信号を検出し、アドレス信号と基準信号との位相誤差を十分に高い周波数のクロックで測定し、位相誤差信号41として出力され、位相変化検出回路14により、位相誤差検出回路10から出力される位相誤差信号41の絶対値と位相誤差比較基準値42とを比較し、位相誤差信号41の方が所定期間大なるときはHレベルを、位相誤差信号41の方が所定期間小なるときにはLレベルを出力する。
【0022】再生信号の記録速度と位相が変化したとき、位相変化検出信号44がLレベルであれば位相誤差の絶対値が低いため、速度が変化していても位相誤差検出回路10による位相誤差検出範囲をオーバーする前に前記位相制御ループによりテープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、再生信号の位相を基準信号に合わせることができる。
【0023】位相変化検出信号44がHレベルであれば、基準信号発生回路11では、位相変化検出信号44の立上がりエッジが入力されたなら、最初のアドレス検出信号43の立上がりエッジに同期してリセットした基準信号を出力する。このときの基準信号とアドレス信号との位相誤差は零になる。
【0024】したがって、位相ゲイン乗算回路12により位相誤差信号41に所定の位相ゲインを乗算し、その結果をD/A変換器20を介して第1の加算器7に入力し、駆動回路5へフィードバックすることにより、位相誤差検出回路10での位相検出の限界を越える前に、再生信号の位相を基準信号に合わせるように制御される。
【0025】以上のように本実施例によれば、再生時に、位相変化検出回路14により位相誤差検出回路10から出力される位相誤差信号41が位相誤差比較基準値42を越えたこと検出したなら、位相変化検出信号44を出力して基準信号発生回路11を再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットしたのち、位相誤差信号41に所定の定数を乗算し、駆動回路5にフィードバックするため、駆動回路5へフィードバック開始するときの位相誤差は零となり、位相誤差検出回路10での位相検出の限界を越える前に、素早く、テープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、再生信号の位相を基準信号に合わせることができる。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について述べる。図3は本発明の第2の実施例における磁気テープ再生装置のブロック図、図4は速度変化検出回路15の内部構成例のブロック図を示すものである。
【0027】図3において、1は磁気テープ、2はキャプスタン、3はピンチローラ、4はキャプスタンモータ、5は駆動回路、6は引算器、7は第1の加算器、8は磁気ヘッド、9は復調回路、10は位相誤差検出回路、11は基準信号発生回路、12は位相ゲイン乗算回路、18は切換スイッチ、20はD/A変換器、30はキャプスタン回転速度、31は目標速度であり、これらは第1の実施例と同様のものである。13はアドレス信号の周期を外部の十分に高い周波数のクロックでカウントすることにより検出し、目標周期との差を求め速度誤差信号45として出力する速度誤差検出回路、15は速度誤差検出回路13から出力される速度誤差信号45の値が第1の速度誤差比較基準値46より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したときにLレベルを出力し、速度誤差信号45の値が第2の速度誤差比較基準値47より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したときにHレベルを出力する速度変化検出回路、16は速度変化検出回路15の出力信号の立下がりエッジで速度誤差検出回路13から出力される速度誤差信号45の値を保持するラッチ回路、17は速度誤差検出回路13で検出された速度誤差を駆動回路5にフィードバックするためのゲインを乗じる速度ゲイン乗算回路、18は位相ゲイン乗算回路12の出力を速度変化検出回路15の出力がLレベルのときにOFFし、Hレベルの時にONする切換スイッチ、19は速度ゲイン乗算回路17の出力と切換スイッチ18がONのときに出力される位相ゲイン乗算回路12の出力とを加算する第2の加算器である。
【0028】図4において、45は速度誤差検出回路13から出力される速度誤差信号、46は第1の速度誤差比較基準値で、第2の速度誤差比較基準値47より大きく、かつ、速度誤差検出回路13で検出可能な最大の速度誤差よりも小さい値が設定される。47は第2の速度誤差比較基準値で、速度誤差検出回路13の速度誤差の検出分解能より大きく、かつ、第1の速度誤差比較基準値46よりも小さい値が設定される。201は速度誤差信号45の絶対値と第1の速度誤差比較基準値46とを比較し、速度誤差信号45の方が小さいときはLレベルを大きいときはHレベルを出力する第2の比較器、202は第2の比較器201の出力がLレベルのときクリアされ、第3のカウンタ204の出力がHレベルで、かつ、第2の比較器201の出力がHレベルのとき、アドレス検出信号43の立上がりエッジを計数し、少なくとも2以上の所定数になったときにHレベルを、それ以下のときにLレベルを出力する第2のカウンタである。203は速度誤差信号45の絶対値と第2の速度誤差比較基準値47とを比較し、速度誤差信号45の方が大きいときはLレベルを小さいときはHレベルを出力する第3の比較器、204は第3の比較器203の出力がLレベルのときクリアされ、第2のカウンタ202の出力がHレベルで、かつ、第3の比較器203の出力がHレベルのとき、アドレス検出信号43の立上がりエッジを計数し、少なくとも2以上の所定数になったときにHレベルを、それ以下のときにLレベルを出力する第3のカウンタである。205は第2のカウンタ202の出力がHレベルの時に出力がLレベルにセットされ、第3のカウンタ204の出力がHレベルの時に出力がHレベルにリセットされるフリップ・フロップであり、速度誤差信号45の値が第1の速度誤差比較基準値46より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したときにLレベルを出力する。また、速度誤差信号45の値が第2の速度誤差比較基準値47より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したときにHレベルを出力する。このようにして、再生中に再生信号の記録速度が確実に変化したことを検出できる。
【0029】以上のように構成された本実施例の磁気テープ再生装置について、以下その動作について説明する。
【0030】再生時は、再生ヘッド8,復調回路9,位相誤差検出回路10,位相ゲイン乗算回路12,D/A変換器20,第1の加算器7,駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3からなる位相制御ループにより、磁気テープ1は再生信号の位相を基準信号に同期させて走行する。ここで、磁気ヘッド8で再生された再生信号は復調回路9によってディジタルの再生信号に復調され、位相誤差検出回路10により、再生信号から同期信号あるいはアドレス信号を検出し、前記アドレス信号と基準信号との位相誤差を十分に高い周波数のクロックで測定し、位相誤差信号41として出力する。また、速度誤差検出回路13により、前記アドレス信号の周期を外部の十分に高い周波数のクロックでカウントすることにより検出し、目標周期との差を求め速度誤差信号45として出力する。つぎに、速度変化検出回路15により、速度誤差検出回路13から出力される速度誤差信号45と第1の速度誤差比較基準値46、および、速度誤差信号45と第2の速度誤差比較基準値47の比較を行い、速度誤差信号45の値が第1の速度誤差比較基準値46より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したときにLレベルを出力し、速度誤差信号45の値が第2の速度誤差比較基準値47より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したときにHレベルを出力する。
【0031】再生中に再生信号の記録速度と位相が変化したとき、速度変化検出回路15の出力信号がHレベルであれば、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回路12の出力をONし、駆動回路5にフィードバックする。速度変化検出回路15の出力信号がHレベルのときは、前記速度誤差の絶対値が低い状態であるため、速度誤差信号45をフィードバックすることなく位相誤差信号41のみを駆動回路5にフィードバックするだけで、位相誤差検出回路10による位相誤差検出範囲をオーバーする前に再生信号の位相を基準信号に合わせることができる。
【0032】速度変化検出回路15の出力信号がLレベルになると、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回路12の出力はOFFされる。ラッチ回路16に速度変化検出回路15の出力信号の立下がりエッジが入力されたなら、ラッチ回路16により速度誤差信号45が保持され、速度ゲイン乗算回路17によりラッチ回路16に保持された前記速度誤差に所定の定数を乗算し、第2の加算器19、D/A変換器20、第1の加算器7を介して駆動回路5にフィードバックされ、キャプスタン2,引算器6,駆動回路5,キャプスタンモータ4からなる速度制御ループに、ラッチ回路16,速度ゲイン乗算回路17,D/A変換器20からなる速度オフセット項が第1の加算器7を介して加算され、前記速度誤差が略零になるように制御される。次に、速度変化検出回路15の出力信号がHレベルになり、基準信号発生回路11に速度変化検出回路15の出力信号の立上がりエッジが入力されたなら、基準信号発生回路11は最初のアドレス検出信号43の立上がりエッジに同期してリセットしたのち基準信号を出力する。したがって、このときの前記基準信号と前記アドレス信号との位相誤差は零になる。また、切換スイッチ18に速度変化検出回路15の出力信号がHレベルで入力されると、位相ゲイン乗算回路12の出力はONされる。一方、位相ゲイン乗算回路12では、位相誤差信号41に所定の位相ゲインを乗算し出力する。次に、第2の加算器19により、速度ゲイン乗算回路17の出力とスイッチ18を介した位相ゲイン乗算回路12の出力とを加算し、D/A変換器20を介して第1の加算器7に入力し、駆動回路5へフィードバックする。このとき前記速度誤差と前記位相誤差は略零となり、安定に、再生信号の位相を基準信号に合わせるように制御できる。
【0033】以上のように本実施例によれば、再生時に、速度変化検出回路15により、速度誤差検出回路13から出力される速度誤差の値が第1の速度誤差比較基準値46より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回路12の出力をOFFし、ラッチ回路16により速度誤差信号45を保持し、速度ゲイン乗算回路17によりラッチ回路16の出力に所定の定数を乗算して駆動回路5にフィードバックして速度誤差を略零にし、その後、速度変化検出回路15により、速度誤差検出回路13から出力される速度誤差の値が第2の速度誤差比較基準値47より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、基準信号発生回路11をアドレス信号に合わせてリセットし、位相ゲイン乗算回路12により位相誤差検出回路10から出力される位相誤差信号に所定の定数を乗算し、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回路12の出力をONし、第2の加算回路19により速度ゲイン乗算回路17の出力と前記位相ゲイン乗算回路12の出力とを加算し、その結果を駆動回路5にフィードバックするようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化したときに、前記位相誤差を駆動回路5へフィードバック開始するときの速度誤差、位相誤差を略零とすることができる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、再生時に、位相変化検出手段により位相誤差検出手段から出力される位相誤差が所定の値を越えたこと検出したなら基準信号発生手段に位相変化検出信号を出力し、前記基準信号発生手段を再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットしたのち、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、キャプスタン駆動手段にフィードバックするようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化すれば、前記キャプスタン駆動手段へフィードバック開始するときの前記位相誤差は零となり、前記再生信号の位相誤差が位相誤差検出手段での位相検出の限界を越える前に、素早く、再生時のテープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、前記再生信号の位相を前記再生基準信号に合わせることができる。
【0035】また、本発明は、再生時に、速度変化検出手段により、速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の定数より大なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、位相誤差出力制御手段により位相ゲイン乗算手段の出力をOFFし、速度誤差保持手段により前記速度誤差を保持し、速度ゲイン乗算手段により前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に所定の定数を乗算してキャプスタン駆動手段にフィードバックし、その後、速度変化検出手段により、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上連続して検出したなら、前記基準信号発生手段を前記再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットし、前記位相ゲイン乗算手段により前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲイン乗算手段の出力をONし、前記加算手段により前記速度ゲイン乗算手段の出力と前記位相ゲイン乗算手段の出力とを加算し、前記加算した出力を前記キャプスタン駆動手段にフィードバックするようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化したときに、位相誤差を前記キャプスタン駆動手段へフィードバック開始するときの速度誤差、位相誤差を略零とすることができる。




 

 


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