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発明の名称 磁気記録再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−78375
公開日 平成7年(1995)3月20日
出願番号 特願平5−225493
出願日 平成5年(1993)9月10日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 藤岡 総一郎 / 西田 理史 / 山口 修
要約 目的
不測の事態によって電源が遮断されても、磁気テープを安定に停止させることのできる磁気記録再生装置を提供する。

構成
電源19が遮断されたときには、ドラムモータの固定子巻線8、9、10に励起される発電電圧を整流ダイオード28、29、30、31、32、33によって全波整流して取り出し、これによってテープ駆動制御回路20に電力供給して、巻取リール7と一体に回転する巻取リールモータを滑らかに停止させる。同時に、バネ21と磁気テープ1のテンションによる力の釣合によって決まるポスト4の位置を位置センサー24によって検出することにより、磁気テープ1のテンションを検出して、所定のテンションとなるように、供給リール2と一体に回転する供給リールモータを駆動する。
特許請求の範囲
【請求項1】磁気ヘッドが搭載される回転ドラムに磁気テープを巻き付けて信号を記録再生するヘリカル走査型磁気記録再生装置であって、前記磁気テープの走行中に該装置に供給される電源が遮断された時には前記回転ドラムを回転駆動するドラムモータの固定子巻線に励起される発電電圧によって前記磁気テープを駆動するテープ駆動制御回路系に電源供給し、前記磁気テープの走行を停止させる様にしたことを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項2】前記回転ドラムの回転運動エネルギーが、前記磁気テープを駆動させるに必要な電力エネルギーよりも大きく設定されることを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
【請求項3】磁気テープが巻かれる供給リール及び巻取リールの回転を機械的に停止させるブレーキ機構を有し、磁気ヘッドが搭載される回転ドラムに前記磁気テープを巻き付けて信号を記録再生するヘリカル走査型磁気記録再生装置であって、前記磁気テープの走行中に該装置に供給される電源が遮断された時には前記回転ドラムを回転駆動するドラムモータの固定子巻線に励起される発電電圧によって前記磁気テープを駆動するテープ駆動制御回路系に電源供給し、前記磁気テープの走行を減速させた後に、前記ブレーキ機構を動作させる様にしたことを特徴とする磁気記録再生装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダー(以下、VTRと記す)などの磁気記録再生装置に関するものであり、特に、該装置の動作時において不測の原因により電源供給が断たれた際の磁気テープの保護機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録再生装置においては、磁気テープを供給及び巻取るリールと一体に回転するリール台にブレーキ機構が設けられ、該装置への電源供給がなされている時に、このブレーキ機構を電気的に解除し、該装置への電力供給が遮断された時に、ブレーキ機構が動作して磁気テープを供給及び巻取るリールを停止させる様に構成されていた。
【0003】以下、図面を用いて従来の磁気記録再生装置について説明する。(図2)は従来の磁気記録再生装置におけるブレーキ機構を表す構成図である。供給リール及び巻取リールを一体に回転駆動するリール台201及び202には、ブレーキアーム203及び204が設置される。ブレーキアーム203及び204は、それぞれ、牽引バネ207及び208によって、軸205及び206を回動軸として回動して、リール台201及び202に押圧され、摩擦力によって、供給リール及び巻取リールと一体に回転するリール台201及び202にブレーキ力が働く。また、ブレーキアーム203及び204には、ワイヤー209を介してソレノイド210が取り付けられる。電源211が供給されている時は、ソレノイド210には電流が流れており、ソレノイドシャフト212は矢印213の方向に吸引されており、ワイヤー209を介してブレーキアーム203及び204を駆動し、牽引バネ207及び208の力に打ち勝ってリール台201及び202から離脱させて、ブレーキを解除する。ここで、何らかの原因で電源211の供給が遮断された時には、ソレノイド210によるソレノイドシャフト212の吸引力は断たれて、ブレーキアーム203及び204はそれぞれリール台201及び202に押圧されブレーキ力が働く。これによって、電源遮断時において、供給リールから引き出され巻取リールによって巻取られる磁気テープの、過度のたるみや過度のテンションによるダメージから保護しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、供給リールと巻取リールに巻き付いている磁気テープの量は常に変化しており、それぞれの慣性モーメントも変化する。すなわち、供給リール側と巻取リール側の回転の運動エネルギーは等しくはない。ところが、この従来の磁気記録再生装置によれば、リール台201及び202にブレーキアーム203及び204を押圧して、略一定の摩擦力によって供給及び巻取リールを停止させる様に構成されているため、供給リールと巻取リールのそれぞれの回転運動エネルギーが消費され、停止するまでの時間には当然の如く誤差が生じることになる。このために、磁気テープの過度のテンションやたるみの発生の抑制は充分でないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープの走行中に該装置に供給される電源が遮断された時には、前記回転ドラムを回転駆動するドラムモータの固定子巻線に励起される発電電圧によって、前記磁気テープを駆動するテープ駆動制御回路系に電源供給し、これにより磁気テープの走行を停止叉は減速させる様にするものである。
【0006】
【作用】本発明の磁気記録再生装置によれば、電源供給が遮断されたときには、回転ドラムの回転運動エネルギーを電力変換して、磁気テープを駆動するテープ駆動制御回路系に供給して、安定した電気的制御動作によって磁気テープを停止させることができるので、磁気テープを傷めることがなくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。(図1)は、本発明による一実施例の磁気記録再生装置の構成図である。
【0008】磁気テープ1は、供給リール2より引き出されポスト3、4、5及び、磁気ヘッド(図示を省略)が搭載される回転ドラム6を介して巻取リール7に巻取られる。回転ドラム6はドラムモータに直結されており、ドラムモータ駆動制御回路11は、ドラムモータの固定子巻線8、9、10に接続されるスイッチングトランジスタ12、13、14、15、16、17を適当な順序でオン、オフすることによって回転磁界を発生させて、ドラムモータを回転駆動する。この時の電力供給はダイオード18を介して、電源19によってなされる。
【0009】テープ駆動制御回路20は、巻取リール7と一体に回転する巻取リールモータ(図示を省略)を回転駆動して磁気テープ1を略一定速度で走行させる。また、テープ駆動制御回路20は、バネ21によって牽引され、軸22を中心に回動するアーム23に取り付けられたポスト4の位置を位置センサー24によって検出することで磁気テープ1のテンションを検出して、所定のテンションになる様に供給リール2と一体に回転する供給リールモータ(図示を省略)を駆動する。すなわち、バネ21と磁気テープ1のテンションによる力の釣合によって決まるポスト4の位置を位置センサー24によって検出することにより、磁気テープ1のテンションを検出して、磁気テープ1のテンションを略一定に保つように供給リールモータが制御される。
【0010】ところで、電源19が停電などの予期していない原因によって遮断され、電源19による電力供給が断たれると、抵抗25、26の接点27に得られていた所定の電圧値はゼロとなる。接点27の電圧値を監視するドラム駆動制御回路11は、接点27の電圧値が所定の値以下になると、スイッチングトランジスタ12、13、14、15、16、17を全てオフとする。このとき、ドラムモータへの電力供給は断たれるが、回転ドラム6は慣性力によって回転を続けている。当然、ドラムモータの固定子巻線8、9、10には、発電電圧が励起されていることになる。固定子巻線8、9、10に励起される発電電圧は整流ダイオード28、29、30、31、32、33によって全波整流され取り出され、コンデンサー34によって平滑されテープ駆動制御回路20に供給される。すなわち、テープ駆動制御回路20への電力供給は電源19が遮断されると、固定子巻線8、9、10に励起される発電電圧によってなされることになる。テープ駆動制御回路20は、接点27の電圧値を監視しており、電源19が遮断されて接点27の電圧値が所定の値以下になると巻取リール7と一体に回転する巻取リールモータを滑らかに停止制御する。また、この時においても、テープ駆動制御装置20は、ポスト4の位置を検出する位置センサー24によって磁気テープ1のテンションを検出し、所定のテンションになるように供給リールモータ2と一体に回転する供給リールモータを駆動して、磁気テープ1のテンションを略一定に保つ。
【0011】以上の動作によって、電源19が遮断されたときにも、ドラムモータの固定子巻線8、9、10に得られる発電電圧を整流してテープ駆動制御回路20に電力供給されるため、安定して磁気テープ1の走行を停止させることが出来る。
【0012】したがって、回転ドラム6のドラムモータを含めた回転運動エネルギーが、磁気テープ1を駆動させるに必要な電力エネルギーよりも大きく設定することにより、電源遮断時において常に安定して磁気テープ1の保護ができる。
【0013】また、回転ドラム6のドラムモータを含めた回転運動エネルギーが磁気テープ1を駆動停止させるのに不足する場合には、ドラムモータの固定子巻線8、9、10に発電電圧が得られている間、すなわち、回転ドラム6が慣性力によって回転を続けている間に磁気テープ1を安定に減速させ、その後に、従来の様なブレーキ機構を動作させる様にすることができる。これによって、少なくとも従来の装置に対して、安定に磁気テープの保護がなされるものである。
【0014】なお、本実施例においては、巻取リールモータによって磁気テープを駆動している場合について説明したが、キャプスタンモータによって磁気テープが駆動される場合においても同様に実現できるものである。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかな様に、本発明の磁気記録再生装置によれば、磁気テープの走行中に該装置に供給される電源が遮断されたとしても、安定に磁気テープを停止できるため、不測の電源遮断が起こったとしても磁気テープが保護され、極めて信頼性の高い磁気記録再生装置を提供することが出来る。




 

 


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