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発明の名称 メモリ管理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−78107
公開日 平成7年(1995)3月20日
出願番号 特願平5−223360
出願日 平成5年(1993)9月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
発明者 井上 信治 / 垣内 隆志 / 中村 裕樹 / 大蘆 雅弘
要約 目的
データアクセス時間を総合的に短くすることができるメモリ管理装置を提供する。

構成
データ管理部12は、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部15に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラム出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部15に格納する。時間計測部14は、データ取得部13によってデータを取得するのに要した時間を計測する。データキャッシュ部15は、データ取得部13によって取得されたデータを、時間計測部14により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なう。
特許請求の範囲
【請求項1】 多様なデータが格納されたデータベースと、前記データベースよりデータを取得するデータ取得部と、前記データ取得部によってデータを取得するのに要した時間を計測する時間計測部と、前記データ取得部によって取得されたデータを、前記時間計測部により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、前記時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なうデータキャッシュ部と、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータが前記データキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを前記利用者プログラムに出力し、そうでない場合には前記データ取得部を起動して取得したデータを前記利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータを前記データキャッシュ部に格納するデータ管理部と、を備えたことを特徴とするメモリ管理装置。
【請求項2】 多様なデータが格納されたデータベースと、前記データベースよりデータを取得するデータ取得部と、前記データ取得部によって取得されたデータのサイズを算出するサイズ算出部と、前記データ取得部によって取得されたデータをキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、前記サイズ算出部により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なうデータキャッシュ部と、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータが前記データキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを前記利用者プログラムに出力し、そうでない場合には前記データ取得部を起動して取得したデータを前記利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータを前記データキャッシュ部に格納するデータ管理部と、を備えたことを特徴とするメモリ管理装置。
【請求項3】 多様なデータが格納されたデータベースと、前記データベースよりデータを取得するデータ取得部と、前記データ取得部によってデータを取得するのに要した時間を計測する時間計測部と、前記データ取得部によって取得されたデータのサイズを算出するサイズ算出部と、前記時間計測部によって計測された時間と前記サイズ算出部によって算出されたサイズとを累積し、両者が比例関係にあるか否かを判断する統計処理部と、前記データ取得部によって取得されたデータを、前記時間計測部により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、前記統計処理部によって時間とサイズとが比例関係にあると判断された期間は前記サイズ算出部により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行ない、前記統計処理部によって時間とサイズとが比例関係にないと判断された期間は前記時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なうデータキャッシュ部と、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータが前記データキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを前記利用者プログラムに出力し、そうでない場合には前記データ取得部を起動して取得したデータを前記利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータを前記データキャッシュ部に格納するデータ管理部と、を備えたことを特徴とするメモリ管理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベースに格納されたデータを効率良く参照するために、一時格納しておくいわゆるキャッシュ機構を具備したメモリ管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】計算機の高性能化に伴い、テキスト、図形、イメージ等、多様なデータをデータベースに格納することが一般的になってきた。また、ネットワークを介した分散環境でデータを共有する分散データベースに関する研究も盛んに行なわれてきている。
【0003】従来のメモリ管理装置は、例えば図5のように、データベース41と、データ管理部42と、データ取得部43と、データ参照管理部44と、データキャッシュ部45と、常駐優先権指示部46とを備えていた(特開平1−125641号公報参照)。この従来のメモリ管理装置において、データ管理部42は、利用者プログラムからのデータ参照要求に従って、もしそのデータがデータキャッシュ部45に格納されていればそのキャッシュデータを出力し、そうでない場合には、データ取得部43を起動して取得したデータを出力し、また、新たに取得したデータをデータキャッシュ部45に格納する。データ参照管理部44は、データキャッシュ部45に格納されているデータの参照情報を管理する。データキャッシュ部45には、特定の数のデータを格納することができる。データ管理部42がデータキャッシュ部45に特定数以上のデータを格納しようとすると、データキャッシュ部45は、通常は、データ参照管理部44によって管理されているデータ参照情報に従い、データが格納されてから最も長い間参照されなかったデータとリプレースするいわゆるLRU(Last Recently Used)アルゴリズムを用いてキャッシュデータのリプレースを行なう。但し、使用頻度の高いデータに対しては、常駐優先権指示部46によって常駐優先権を持たせ、常駐優先権を持ったデータは、上記のLRUアルゴリズムによるリプレースの対象としないようになっている。
【0004】このように従来のメモリ管理装置は、使用頻度の高いデータに対して、常駐優先権を持たせることにより、データキャッシュ部45から追い出されにくくすることによって、データへのアクセス時間の向上を図っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のメモリ管理装置では、常駐優先権を与えるデータについて予め分かっている必要があったり、あるいは、データを取得する際に必要な時間を考慮していないために、非常に大きな取得時間を必要とするデータが、取得時間の小さいデータによってリプレースされてしまうことにより、データへのアクセス時間が総合的に遅くなる。更に、データベースの種類、構成、接続方法等、動的に変化する利用環境に対応できないという問題点があった。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、動的に変化する利用環境に対応し、データアクセス時間を総合的に短くすることができるメモリ管理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、多様なデータが格納されたデータベースと、データベースよりデータを取得するデータ取得部と、データ取得部によってデータを取得するのに要した時間を計測する時間計測部と、データ取得部によって取得されたデータを、時間計測部により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なうデータキャッシュ部と、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部に格納するデータ管理部と、を備えたことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、多様なデータが格納されたデータベースと、データベースよりデータを取得するデータ取得部と、データ取得部によって取得されたデータのサイズを算出するサイズ算出部と、データ取得部によって取得されたデータをキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、サイズ算出部により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なうデータキャッシュ部と、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部に格納するデータ管理部と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、多様なデータが格納されたデータベースと、データベースよりデータを取得するデータ取得部と、データ取得部によってデータを取得するのに要した時間を計測する時間計測部と、データ取得部によって取得されたデータのサイズを算出するサイズ算出部と、時間計測部によって計測された時間とサイズ算出部によって算出されたサイズとを累積し、両者が比例関係にあるか否かを判断する統計処理部と、データ取得部によって取得されたデータを、時間計測部により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、統計処理部によって時間とサイズとが比例関係にあると判断された期間はサイズ算出部により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行ない、統計処理部によって時間とサイズとが比例関係にないと判断された期間は時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なうデータキャッシュ部と、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部に格納するデータ管理部と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明において、データ取得部は、データベースよりデータを取得する。時間計測部は、データ取得部によってデータを取得するのに要した時間を計測する。データキャッシュ部は、データ取得部によって取得されたデータを、時間計測部により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なう。データ管理部は、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部に格納する。
【0011】請求項2の発明において、データ取得部は、データベースよりデータを取得する。サイズ算出部は、データ取得部によって取得されたデータのサイズを算出する。データキャッシュ部は、データ取得部によって取得されたデータをキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、サイズ算出部により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なう。データ管理部は、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部に格納する。
【0012】請求項3の発明において、データ取得部は、データベースよりデータを取得する。時間計測部は、データ取得部によってデータを取得するのに要した時間を計測する。サイズ算出部は、データ取得部によって取得されたデータのサイズを算出する。統計処理部は、時間計測部によって計測された時間とサイズ算出部によって算出されたサイズとを累積し、両者が比例関係にあるか否かを判断する。データキャッシュ部は、データ取得部によって取得されたデータを、時間計測部により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、統計処理部によって時間とサイズとが比例関係にあると判断された期間はサイズ算出部により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行ない、統計処理部によって時間とサイズとが比例関係にないと判断された期間は時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なう。データ管理部は、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部に格納する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
(実施例1)図1は本発明の実施例1におけるメモリ管理装置の構成図で、このメモリ管理装置は、データベース11と、データ管理部12と、データ取得部13と、時間計測部14と、データキャッシュ部15とを備えている。データベース11には、多様なデータが格納されている。データ管理部12は、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部15に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部13を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部15に格納する。データ取得部13は、データベース11よりデータを取得する。時間計測部14は、データ取得部13によってデータを取得するのに要した時間を計測する。データキャッシュ部15は、データ取得部13によって取得されたデータを、時間計測部14により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なう。
【0014】次に上記メモリ管理装置の動作について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。まずデータ管理部12は、利用者プログラムからのデータ参照要求を受け付けると、データキャッシュ部15にそのデータが存在するか否かの確認を行なう(ステップS1)。存在する場合には、そのキャッシュデータを利用者プログラムに対して出力する(ステップS2)。存在しない場合には、データ取得部13に、データベース11よりそのデータを取得するよう指示を行なう(ステップS3)。データ取得部13は、データ管理部12からのデータ取得指示を受けると、時間計測部14に時間計測開始を指示する(ステップS4)。時間計測部14は、データ取得部13から時間計測開始の指示を受けると、時間計測を開始する(ステップS5)。データ取得部13は、データベース11よりデータを取得し(ステップS6)、必要に応じてデータの圧縮/伸長等のデータ変換を行なって、適切なデータを生成し(ステップS7)、データ生成を終えた段階で、時間計測部14に時間計測終了の指示を行なう(ステップS8)。時間計測部14は、データ取得部13からの時間計測終了の指示により時間計測を終了する(ステップS9)。データ取得部13は、時間計測部14によって出力された時間情報を生成データに付加してデータ管理部12に出力する。データ管理部12は、データ取得部13から出力された生成データを利用者プログラムに出力し(ステップS10)、同時に、生成データを時間情報と共にデータキャッシュ部15に対して出力する(ステップS11)。データキャッシュ部15は、データ管理部12から出力された生成データが特定の数を越えるか否かを判断し(ステップS12)、特定の数までは、データ管理部12から出力された生成データを時間情報と共に格納する(ステップS13)。特定の数を越えるデータがデータ管理部12より出力されてきた場合には、既に格納されているキャッシュデータのうち一番取得時間の短いデータとのリプレースを行なう(ステップS14)。
【0015】このように、実際にデータを取得するのに要した時間を測定し、その時間情報に基づいたキャッシュデータのリプレース制御を行なうことにより、効率良くデータにアクセスすることが可能となる。なおこの実施例1では、時間計測部14をデータ取得部13が制御するように構成したが、時間計測部14をデータ管理部12が制御するように構成してもよい。
(実施例2)図3は本発明の実施例2におけるメモリ管理装置の構成図で、このメモリ管理装置は、データベース21と、データ管理部22と、データ取得部23と、サイズ算出部24と、データキャッシュ部25とを備えている。データベース21には、多様なデータが格納されている。データ管理部22は、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部25に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部23を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部25に格納する。データ取得部23は、データベース21よりデータを取得する。サイズ算出部24は、データ取得部23によって取得されたデータのサイズを算出する。データキャッシュ部25は、データ取得部23によって取得されたデータをキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、サイズ算出部24により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なう。
【0016】次に動作を説明する。データ管理部22は、利用者プログラムからのデータ参照要求を受け付けると、まず、データキャッシュ部25にそのデータが存在するか否かの確認を行ない、存在する場合には、そのキャッシュデータを利用者プログラムに対して出力する。存在しない場合には、データ取得部23に、データベース21よりそのデータを取得するよう指示を行なう。サイズ算出部24は、サイズ算出の指示を受けると、入力されたデータのサイズを算出して結果を出力する。この算出は、データのサイズがテーブルに格納されている場合はそれをテーブルから取り出したり、イメージデータのような場合は縦と横との大きさの積を求めるなど、各種の操作が含まれる。データ取得部23は、データ管理部22からのデータ取得指示を受けると、データベース21よりデータを取得し、必要に応じてデータの圧縮/伸長等のデータ変換を行なって、適切なデータを生成し、データ生成を終えた段階で、サイズ算出部24にサイズ算出の指示を行ない、サイズ算出部24によって出力されたサイズ情報を生成データに付加してデータ管理部22に出力する。データ管理部22は、データ取得部23から出力された生成データを利用者プログラムに出力し、同時に、生成データをサイズ情報と共にデータキャッシュ部25に対して出力する。データキャッシュ部25は、特定の数までは、データ管理部22から出力された生成データをサイズ情報と共に格納する。特定の数を越えるデータがデータ管理部22より出力されてきた場合には、既に格納されているキャッシュデータのうち一番サイズの小さいデータとのリプレースを行なう。
【0017】このように、実際にデータのサイズを算出し、そのサイズ情報に基づいたキャッシュデータのリプレース制御を行なうことにより、効率良くデータにアクセスすることが可能となる。また、データのサイズの算出はデータの取得時間の計測よりも容易であるので、リプレース制御をより一層効率化できる。なおこの実施例2では、サイズ算出部24をデータ取得部23が制御するように構成したが、サイズ算出部24をデータ管理部22が制御するように構成してもよい。
【0018】またこの実施例2では、サイズ情報を生成データと共にデータキャッシュ部25に格納するように構成したが、サイズ情報をデータキャッシュ部25に格納せずに、リプレース時に算出するように構成してもよい。
(実施例3)図4は本発明の実施例3におけるメモリ管理装置の構成図で、このメモリ管理装置は、データベース31と、データ管理部32と、データ取得部33と、時間計測部34と、データキャッシュ部35と、サイズ算出部36と、統計処理部37とを備えている。データベース31には、多様なデータが格納されている。データ管理部32は、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部35に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部33を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部35に格納する。データ取得部33は、データベース31よりデータを取得する。時間計測部34は、データ取得部33によってデータを取得するのに要した時間を計測する。データキャッシュ部35は、データ取得部33によって取得されたデータを、時間計測部34により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、統計処理部37によって時間とサイズとが比例関係にあると判断された期間はサイズ算出部36により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行ない、統計処理部37によって時間とサイズとが比例関係にないと判断された期間は時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なう。サイズ算出部36は、データ取得部33によって取得されたデータのサイズを算出する。統計処理部37は、時間計測部34によって計測された時間とサイズ算出部36によって算出されたサイズとを累積し、両者が比例関係にあるか否かを判断する。
【0019】次に動作を説明する。データ管理部32は、利用者プログラムからのデータ参照要求を受け付けると、まず、データキャッシュ部35にそのデータが存在するか否かの確認を行ない、存在する場合には、そのキャッシュデータを利用者プログラムに対して出力する。存在しない場合には、データ取得部33に、データベース31よりそのデータを取得するよう指示を行なう。時間計測部34は、時間計測開始の指示を受けると時間計測を開始し、時間計測終了の指示を受けると時間計測を終了し、結果を出力する。サイズ算出部36は、サイズ算出の指示を受けると、入力されたデータのサイズを算出して結果を出力する。この算出は、データのサイズがテーブルに格納されている場合はそれをテーブルから取り出したり、イメージデータのような場合は縦と横との大きさの積を求めるなど、各種の操作が含まれる。データ取得部33は、データ管理部32からのデータ取得指示を受けると、統計処理部37を介して時間計測部34に時間計測開始を指示した後、データベース31よりデータを取得し、必要に応じてデータの圧縮/伸長等のデータ変換を行なって、適切なデータを生成し、データ生成を終えた段階で、時間計測部34に時間計測終了の指示を行なうと共に、サイズ算出部36にサイズ算出の指示を送り、時間情報およびサイズ情報を生成データに付加してデータ管理部32に出力する。統計処理部37は、時間計測部34による計測時間とサイズ算出部36による算出サイズとを積算し、統計処理することによって、時間とサイズとが比例関係にあるか否かを判定し、時間当たりの取得データ量を算出する。時間とサイズとが比例しているという結果が出た場合には、データキャッシュ部35に対し、サイズによるリプレース制御を指示し、比例していないという結果が出た場合には、時間によるリプレース制御を指示する。同時に、データ取得部33に対し、現在時間制御になっているのかサイズ制御になっているのかを指示する。データ管理部32は、データ取得部33から出力された生成データを利用者プログラムに出力し、同時に、生成データを付加情報すなわち時間情報およびサイズ情報と共に、データキャッシュ部35に対して出力する。データキャッシュ部35は、特定の数までは、データ管理部32から出力された生成データを付加情報と共に格納する。特定の数を越えるデータがデータ管理部32より出力されてきた場合には、既に格納されているキャッシュデータのうち付加情報の一番小さいデータとのリプレースを行なう。すなわち、統計処理部37が時間によるリプレース制御を指示している場合には時間情報の一番小さいデータとリプレースし、統計処理部37がサイズによるリプレース制御を指示している場合にはサイズ情報の一番小さいデータとリプレースする。
【0020】このように、データを取得する時間とサイズとが比例関係にある間は、サイズによるキャッシュデータのリプレースを行ない、比例関係にない間は、時間によるキャッシュデータのリプレースを行なうことにより、動的に変化する利用環境に適応できるメモリ管理を可能とし、効率良くデータにアクセスすることが可能となる。
【0021】なおこの実施例3では、サイズ情報を生成データと共にデータキャッシュ部35に格納するように構成したが、サイズ情報をデータキャッシュ部35に格納せずに、リプレース時に算出するように構成してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多様なデータが格納されたデータベースと、データベースよりデータを取得するデータ取得部と、データ取得部によってデータを取得するのに要した時間を計測する時間計測部と、データ取得部によって取得されたデータを、時間計測部により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なうデータキャッシュ部と、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部に格納するデータ管理部と、を備えたので、データ取得時間の短いデータをリプレースすることから、データアクセス時間を総合的に短くすることができる。
【0023】また、多様なデータが格納されたデータベースと、データベースよりデータを取得するデータ取得部と、データ取得部によって取得されたデータのサイズを算出するサイズ算出部と、データ取得部によって取得されたデータをキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、サイズ算出部により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なうデータキャッシュ部と、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部に格納するデータ管理部と、を備えれば、サイズの小さいデータをリプレースすることから、データアクセス時間を総合的に短くすることができる。また、データのサイズの算出はデータの取得時間の計測よりも容易であるので、リプレース制御をより一層効率化できる。
【0024】また、多様なデータが格納されたデータベースと、データベースよりデータを取得するデータ取得部と、データ取得部によってデータを取得するのに要した時間を計測する時間計測部と、データ取得部によって取得されたデータのサイズを算出するサイズ算出部と、時間計測部によって計測された時間とサイズ算出部によって算出されたサイズとを累積し、両者が比例関係にあるか否かを判断する統計処理部と、データ取得部によって取得されたデータを、時間計測部により計測された時間情報と共にキャッシュデータとして複数格納し、格納しようとするデータの数が特定の数を越えるときに、統計処理部によって時間とサイズとが比例関係にあると判断された期間はサイズ算出部により算出されたサイズ情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行ない、統計処理部によって時間とサイズとが比例関係にないと判断された期間は時間情報を用いてキャッシュデータのリプレースを行なうデータキャッシュ部と、利用者プログラムからのデータ参照要求により、そのデータがデータキャッシュ部に格納されている場合にはそのキャッシュデータを利用者プログラムに出力し、そうでない場合にはデータ取得部を起動して取得したデータを利用者プログラムに出力し、また新たにデータを取得した場合に限りそのデータをデータキャッシュ部に格納するデータ管理部と、を備えれば、データの取得時間とサイズとの比例関係の成否に応じて時間の短いデータあるいはサイズの小さいデータをリプレースすることから、動的に変化する利用環境に対応して、データアクセス時間を総合的に短くすることができる。




 

 


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