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発明の名称 ディジタル音声信号伝送方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−73586
公開日 平成7年(1995)3月17日
出願番号 特願平5−218307
出願日 平成5年(1993)9月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 石渡 哲生 / 重里 達郎 / 山口 進 / 水口 信明
要約 目的
インタリーブされたテープ上の記録パターンに従って信号を特殊再生モードで伝送しても、受信側で再生速度に対応した処理を施して記録またはモニタ可能とする。

構成
記録時には、音声データに速度及び方向情報付加手段102で速度及び方向情報が付加され、テープ上に記録される。再生時には、速度及び方向情報付け替え手段109では、テープから再生された速度及び方向情報と現在の再生速度及び方向情報とを比較し、現在の再生速度情報が順方向1倍速である場合には速度情報の付け替えは行わず、現在の再生速度及び方向情報が順方向1倍速以外で、テープから再生された速度及び方向情報が順方向1倍速である時はテープから再生された速度及び方向情報を現在の速度及び方向情報に付け替え、両方が順方向1倍速以外であるときは速度情報を「速度不明」に置き換える。
特許請求の範囲
【請求項1】 磁気テープに記録されたディジタル音声信号を再生し、伝送する方法であって、ディジタル音声信号と共にテープの再生方向及び再生速度情報を伝送することを特徴とするディジタル音声信号伝送方法。
【請求項2】 再生速度情報は、0及びべき級数で表される概略値と隣あう概略値を補間する精細値の和で表現されることを特徴とする請求項1記載のディジタル音声信号伝送方法。
【請求項3】 再生速度情報に速度不明の符号が割り当てられたことを特徴とする請求項1記載のディジタル音声信号伝送方法。
【請求項4】 再生速度情報には、表現できる最高速度を超える速度を表す符号が割り当てられたことを特徴とする請求項1記載のディジタル音声信号伝送方法。
【請求項5】再生速度情報には、表現できる最低速度未満の速度を表す符号が割り当てられたことを特徴とする請求項1記載のディジタル音声信号伝送方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ(以下VTR)に記録されたディジタル音声信号の再生及び伝送に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ・ビデオ機器のディジタル化の進展には著しいものがある。従来のディジタル音声信号伝送方法を用いたディジタル音声信号記録再生装置の一従来例を図2に示す。
【0003】以下、従来例のディジタル音声信号伝送方法を用いたディジタル音声信号の記録再生装置につき、図面を用いて説明する。
【0004】図2において、201はディジタル音声入力信号をインタリーブするインタリーブ手段、202はインタリーブ手段201によってインタリーブされたディジタル音声信号にエラー訂正符号を付加するエラー訂正符号付加部 、203はエラー訂正符号付加部202の出力信号を媒体への記録に適した信号へと変調する変調部、204は媒体からの再生信号を復調する復調部、205は復調部204の出力信号のエラー訂正を行い、訂正しきれないデータに対しては補正フラグをたてて出力するエラー訂正部、206はエラー訂正部205の出力する音声信号データと補正フラグを音声の時系列にデインタリーブするデインタリーブ手段、207はデインタリーブ手段206の出力する音声信号データを同じくエラー訂正部205の出力する補正フラグを用いて補正する補正部である。
【0005】以上のように構成された従来のディジタル音声信号記録再生装置の動作について以下説明する。
【0006】記録時には、まずインタリーブ手段201は通常記憶手段を有し、音声信号の時系列であるディジタル音声入力信号の順番を入れ替えるインタリーブを行う。インタリーブされた音声データはエラー訂正符号付加部202でエラー訂正符号(パリティ)が付加される。エラー訂正符号付加部202の出力信号は変調部203によって記録に適した変調を受けた後、記録アンプへ出力され、テープ上に記録される。
【0007】再生時には、再生アンプからの再生信号は復調部204によって復調され、エラー訂正部205でエラー訂正される。エラー訂正しきれない場合(以下、エラー訂正不能と表現する。)、エラー訂正部205は訂正不能であった音声データに対応する補正フラグをたてる(例えば、"1"とする)。デインタリーブ手段206ではエラー訂正部205から出力された音声データと補正フラグを音声の時系列順にならべ替える。補正部207では、対応する補正フラグがたっている音声データについて、その前後のデータを用いて置き換える補正処理を行っている。補正処理を受けたのち、データはディジタル音声出力信号として出力される。
【0008】特殊再生時には、その再生方向と再生速度により、エラー訂正部205とデインタリーブ手段206が通常再生時とは異なる動作をして対応する。例えば、エラー訂正に2重リードソロモン符号を用いている場合、エラー訂正部205で通常再生時に行っているインナ及びアウタの訂正を特殊再生時にはインナ訂正のみの実行にするといった対応をする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来例では、デインタリーブ後の信号しか出力できず、またデインタリーブ前の信号を出力しようとすると、送信側が特殊再生を行っている時に受信側で対応できず、異音を発生する可能性があるという問題を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、デインタリーブ前の(すなわち、インタリーブされた状態の)信号を特殊再生モードで伝送しても、受信側で再生速度に対応した処理を施して記録またはモニタ可能とするディジタル音声信号伝送方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため本発明のディジタル音声信号伝送方法は、ディジタル音声信号と共にテープの再生方向及び再生速度情報を伝送することを特徴とし、また、伝送される再生速度情報は、0及びべき級数で表される概略値と隣あう概略値を補間する精細値の和で表現され、速度不明の符号が割り当てられ、表現できる最高速度を超える速度を表す符号が割り当てられ、表現できる最低速度未満の速度を表す符号が割り当てられたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明は上記方法により、伝送された再生方向及び再生速度情報に対応する処理を受信側で行うことによって、モニタ音及び記録音に異音を発生するのを防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明のディジタル音声信号伝送方法の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0014】(表1)は本発明のディジタル音声信号伝送方法の一実施例を示す再生方向情報割当表である。
【0015】
【表1】

【0016】(表1)において、再生方向情報は1ビットであり、0の時は逆方向再生を表し、1の時は順方向を表す。
【0017】(表2)は本発明のディジタル音声信号伝送方法の一実施例を示す再生速度情報割当表である【0018】
【表2】

【0019】(表2)において、再生速度情報は7ビットであり、再生速度は上位3ビットで表されるは概略値と下位4ビットで表される精細値の和で表される。概略値は上位3ビットをmとして、mが2進数で”000”の場合0で、それ以外の場合は2m-2、また、精細値は下位4ビットをnとして、mが”000”の場合は1/(18−n)、それ以外の場合はn/26-mとなる。すなわち、再生速度情報をSPEEDとすると SPEED=0+1/(18−n)=1/(18−n) m=0 =2m-2+n/26-m =2m-6(16+n) m≠0 ただし、これは(表2)中の*1,*2,*3,*4を除く場合であり、*1の場合は0倍速すなわちスチル再生を表し、*2の場合は16分の1倍速未満のリニア再生を表し、*3の場合は58倍を超える速度を表し、*4の場合は速度不明を表す。このように、速度情報をノンリニアで表現することにより、少ないビット数で、1倍速付近では高い分解能を得かつ58倍速まで表現可能となっている。また、表現できる最高速度である58倍速を超える速度についてはそれを表す符号が割り当てられており、同様に表現できる最低速度である16分の1倍速未満の速度にも符号が割り当てられているので、どの様な速度で再生された場合でも速度情報を割り当てられる。
【0020】図1は本発明のディジタル音声信号伝送方法を具現化したディジタル音声信号記録再生装置の一実施例のブロック図である。
【0021】以下、本発明のディジタル音声信号伝送方法を具現化したディジタル音声信号記録再生装置の一実施例につき、図面を用いて説明する。
【0022】図1において、101はディジタル音声入力信号をインタリーブするインタリーブ手段、102はインタリーブ手段101によってインタリーブされたディジタル音声信号に速度および方向情報を付加する速度及び方向情報付加手段、103は、速度及び方向情報付加手段102の出力信号と、外部から入力されるダビング音声入力信号を選択する第1の切り替え器、104は切り替え器103の出力信号にエラー訂正符号を付加するエラー訂正符号付加部 、105はエラー訂正符号付加部104の出力信号を媒体への記録に適した信号へと変調する変調部、106は媒体からの再生信号を復調する復調部、107は復調部106の出力信号のエラー訂正を行い、訂正しきれないデータに対してはエラーデータであることを示す符号語に置き換えて出力するエラー訂正部、108はエラー訂正部107の出力する音声信号データと第1の切り替え器103の出力信号を切り替える第2の切り替え器、109は第2の切り替え器108の出力信号中の速度及び方向情報を付け替える速度及び方向情報付け替え手段、110は速度及び方向情報付け替え手段109の出力信号中の音声信号データを音声の時系列にデインタリーブするデインタリーブ手段、111はデインタリーブ手段110の出力する音声信号データを補正する補正部である。
【0023】以上のように構成された従来のディジタル音声信号記録再生装置の動作について以下説明する。
【0024】ディジタル音声入力信号の記録時には、まずインタリーブ手段101は通常記憶手段を有し、音声信号の時系列であるディジタル音声入力信号の順番を入れ替えるインタリーブを行う。インタリーブされた音声データに速度及び方向情報付加手段102で速度及び方向情報が付加される。ここで付加される速度及び方向情報は順方向の1倍速を示す情報である。第1の切り替え器103は速度及び方向情報付加手段102の出力信号を選択する。エラー訂正符号付加部104では、第1の切り替え器103の出力信号にエラー訂正符号(パリティ)が付加される。エラー訂正符号付加部104の出力信号は変調部105によって記録に適した変調を受けた後、記録アンプへ出力され、テープ上に記録される。
【0025】再生時には、再生アンプからの再生信号は復調部106によって復調され、エラー訂正部107でエラー訂正される。エラー訂正しきれない場合、エラー訂正部107は訂正不能であった音声データをエラーデータであることを示す符号語に置き換える。なお、エラー訂正部107はテープより再生された速度及び方向情報と現在の再生速度及び方向情報のどちらかが順方向1倍速以外である場合、順方向1倍速再生時(通常再生時)とは異なる動作をして対応する。例えば、エラー訂正に2重リードソロモン符号を用いている場合、通常再生時に行っているインナ及びアウタの訂正を、インナ訂正のみの実行にするといった対応をする。第2の切り替え器108はエラー訂正部107の出力信号を選択している。速度及び方向情報付け替え手段109では第2の切り替え器108から入力された(すなわち、この場合テープから再生された)速度及び方向情報と、現在の再生速度及び方向情報(例えば、制御用マイクロコンピュータから指示される。)とを比較し、現在の再生速度情報が順方向1倍速である場合には速度情報の付け替えは行わず、現在の再生速度及び方向情報が順方向1倍速以外で、テープから再生された速度及び方向情報が順方向1倍速である時はテープから再生された速度及び方向情報を現在の速度及び方向情報に付け替え、両方が順方向1倍速以外であるときは速度情報を「速度不明」に置き換える。これは特殊再生された信号を一度記録し、さらにそれを特殊再生した場合にはもはや聴取に耐える音声信号は再生できないという理由による。速度及び方向情報付け替え手段109の出力信号はダビング音声出力として装置外部に出力されるとともにデインタリーブ手段110に入力される。デインタリーブ手段110では音声データを音声の時系列順にならべ替える。ここでは音声信号とともに速度及び方向情報付け替え手段109より送られた速度及び方向情報により順方向1倍速のときと異なるデインタリーブの処理をする。補正部111では、エラーデータであることを示す符号語となっている音声データについて、その前後のデータを用いて置き換える補正処理を行っている。また、速度情報が速度不明の場合または聴取に耐える音声信号再生可能な速度範囲を超えた場合は例えばすべての音声データを0にするといったミュート処理をする。補正処理を受けたのち、データはディジタル音声出力信号として出力される。
【0026】装置外部からのダビング音声入力信号を記録する場合は第1の切り替え器103はダビング音声入力信号を選択し、第2の切り替え器108は第1の切り替え器103の出力信号を選択している。外部から入力されたダビング音声入力信号はエラー訂正符号付加部104によってエラー訂正符号を付加された後、変調部105によって記録に適した変調を受けた後、記録アンプへ出力され、テープ上に記録される。また、第2の切り替え器108の出力信号は速度及び方向情報付け替え手段109に入力されるが、現在の再生速度及び方向情報は順方向1倍速が指示されていて、そのまま速度及び方向情報付け替え手段109から出力される。速度及び方向情報付け替え手段109からの出力信号はさらにダビング音声出力信号として装置外へ出力されるのと同時に、デインタリーブ手段110と補正部111により、再生時と同じ処理をうけてディジタル音声出力信号として出力される。この信号はダビング音声入力のモニタ出力である。
【0027】以上のように本発明の実施例によれば、VTRに記録されたディジタル音声信号を再生し、伝送する時に、ディジタル音声信号と共にテープの再生方向及び再生速度情報を伝送することにより、受信側で送信側の方向及び速度情報を得ることができるので、デインタリーブ前の(すなわち、インタリーブされた状態の)信号を特殊再生モードで伝送しても、受信側で再生速度に対応した処理を施して記録またはモニタ可能となる。また、速度情報はノンリニアで表現されるので、少ないビット数で、1倍速付近では高い分解能を得かつ58倍速まで表現可能となっている。また、表現できる最高速度である58倍速を超える速度についてはそれを表す符号が割り当てられており、同様に表現できる最低速度である16分の1倍速未満の速度にも符号が割り当てられているので、どの様な速度で再生された場合でも速度情報を割り当てられる。また、速度情報に速度不明の符号が割り当てられているので、特殊再生された音声信号を一度記録し、それを再度特殊再生するような場合に速度不明の速度情報を付加し、それによって再生モニタの信号をミュートすることで異音の発生も防止することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気テープに記録されたディジタル音声信号を再生し、伝送する方法であって、ディジタル音声信号と共にテープの再生方向及び再生速度情報を伝送することを特徴とすることにより、伝送された再生方向及び再生速度情報に対応する処理を受信側で行うことによって、モニタ音及び記録音に異音を発生するのを防止することができる。
【0029】また、再生速度情報は、0及びべき級数で表される概略値と隣あう概略値を補間する精細値の和で表現されることを特徴とすることにより、概略値が非直線であることから、少ないビット数で、1倍速付近では高い分解能を得かつ高い倍速まで表現可能となっている。
【0030】また、再生速度情報に速度不明の符号が割り当てられたことにより、特殊再生された音声信号を一度記録し、それを再度特殊再生するような場合に速度不明の速度情報を付加し、それによって再生モニタの信号をミュートすることで異音の発生も防止することができる。
【0031】さらに、再生速度情報には、表現できる最高速度を超える速度を表す符号および表現できる最低速度未満の速度を表す符号が割り当てられたことにより、どの様な速度で再生された場合でも速度情報を割り当てられる。
【0032】これらの実用的効果は非常に大きい。




 

 


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