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発明の名称 回転ドラム装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−73552
公開日 平成7年(1995)3月17日
出願番号 特願平5−218320
出願日 平成5年(1993)9月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 本杉 昌広 / 國平 宰司 / 三谷 浩 / 柳川 良文
要約 目的
ビデオテープレコーダ(VTR)などに用いられる可動ヘッドを搭載した回転ドラム装置において、磁気テープと磁気ヘッドの接触状態(ヘッドタッチ)を改善した回転ドラム装置を提供する。

構成
可動ヘッド5の下側への可動範囲を確保するために、固定ドラム1の上端を可動ヘッド5が最下端に変位した位置よりも下側に配置した回転ドラム装置において、回転ドラム11の外周部の下端を可動ヘッド5の下側への変位量11aだけ固定ドラム1側に延長する。
特許請求の範囲
【請求項1】固定ドラムと、前記固定ドラムから回転可能に支持された回転ドラムと、前記回転ドラムに前記回転ドラムの回転軸と平行な方向に移動可能で、かつ可動範囲の中心が固定記録ヘッドの取付位置と略等しくなるように取り付けられた可動ヘッドとを具備し、前記固定ドラムの外周部の上端を前記可動ヘッドが最下端に変位した位置よりも下側に配置するとともに、前記回転ドラムの外周部の下端を略前記可動ヘッドの中心位置から下側への変位量だけ前記固定ドラム側へ延長したことを特徴とする回転ドラム装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ(VTR)などの可動ヘッドを搭載した回転ドラム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】VTRにおけるスチル再生、早送り再生などの特殊再生のノイズレス化のために、回転ドラムに搭載した可動ヘッドでトラッキングを行う方法がある。以下に、可動ヘッドを搭載した従来の回転ドラム装置の一例について説明する。
【0003】図4は従来の可動ヘッドを搭載した回転ドラム装置の一例を示す正面図で、図5はその断面図、図6は可動ヘッド部分の斜視図である。図4、図5、図6において、1は固定ドラムで外周部にはテープを案内するためのテープガイドリード1aが設けられている。台座3は、回転軸6で回転可能に固定ドラム1に支持され、さらに台座3に回転ドラム2が固定され、回転ドラム2は回転可能となっている。5は可動ヘッド、4は可動ヘッド5を変位させるためのアクチュエータであり、ここでは電流駆動方式の電磁式アクチュエータとして説明する。回転ドラム2にはスリップリング7が、ブラシ8と摺接するように取り付けられている。9は信号の記録再生を行うための磁気テープで、10は通常の記録再生を行うための固定ヘッドである。
【0004】以上のように構成された回転ドラム装置について、以下その動作を説明する。図5において、固定ドラム1はVTR本体に固定され、固定ドラム1に回転軸6で支持された回転ドラム2は所定の速度で回転する。可動ヘッド5は、アクチュエータ4により回転軸6と平行に変位可能となっている。そして特殊再生時等には、アクチュエータ4によって可動ヘッド5を変位させ、所望の記録トラックを追従させることによりノイズレス特殊再生が実現できる。アクチュエータ4の駆動電流はブラシ8とスリップリング7を介して供給される。
【0005】次に、可動ヘッド5の可動範囲の確保について図4を用いて説明する。図4において、破線1bは可動ヘッド5を搭載しなかった場合の回転ドラム装置の固定ドラム1の上端を示している。なお以下の説明では、可動ヘッド5の変位は、固定ドラム1側への変位を下側の変位、回転ドラム2側への変位を上側への変位とする。
【0006】図4に示すように、可動ヘッド5の取付け時の位置は、通常は可動範囲の中心位置が固定ヘッド10の取付け位置と同じ高さになるように配置する。可動ヘッド5の可動時には、可動ヘッド5が固定ドラム1及び回転ドラム2に接触しないように、可動ヘッド5の上下に空間を設けなければならない。可動ヘッド5の上側の可動範囲の確保は、可動ヘッド5が上側へ最上端に変位したとき回転ドラム2に接触しないように、可動ヘッド5のヘッド突出用の窓を可動範囲だけ上側へ広げることにより実現できる。可動ヘッド5の下側の可動範囲の確保は、可動ヘッド5が下側へ最下端に変位したとき固定ドラム1に接触しないように、固定ドラム1の外周部の上端を可動ヘッド5が最下端に変位した位置よりも下側へ配置することにより実現できる。
【0007】このように、可動ヘッド5を搭載した回転ドラム装置では、固定ドラム1の外周部の上端を可動ヘッド5が最下端に変位した位置よりも下側に配置することにより可動ヘッド5の下側の可動範囲を確保するため、テープ摺動面における固定ドラム1と回転ドラム2の隙間は、可動ヘッド5を搭載しない回転ドラム装置に比べて大きくなる。例えば、図4において可動ヘッド5を搭載しない回転ドラム装置では、テープ摺動面における固定ドラム1と回転ドラム2の隙間l1は約0.4mmであるが、ここに±0.8mmの可動範囲を持つ可動ヘッド5を搭載すると、その隙間は、l1に可動ヘッド5の下側の可動範囲l2を加えた距離である約1.2mmが必要となり、固定ドラム1と回転ドラム2の隙間は大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回転ドラム装置の構成では、図4からも明らかなように、可動ヘッド5の可動範囲を確保するために、固定ドラム1と回転ドラム2の隙間は大きくなってしまう。そのため、図6に示すように可動ヘッド5、固定ヘッド10と当接しない部分の磁気テープの部分が内側へ大きく変形し、磁気テープ9と磁気ヘッド5、10との接触状態(ヘッドタッチ)が悪くなる。特に、磁気ヘッド5、10と磁気テープ9が接触し始めるところでのヘッドタッチが悪くなる。これにより、再生エンベロープのレベルが低下するといった問題点を有していた。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、ヘッドタッチを改善する回転ドラム装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために本発明の回転ドラム装置は、固定ドラムの外周部の上端を可動ヘッドが最下端に変位した位置よりも下側に配置するとともに、回転ドラム外周部の下端を可動ヘッドの下側への変位量だけ固定ドラム側に延長するという構成を備えたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、テープ摺動面における固定ドラムと回転ドラムの隙間を狭くすることができ、それにより磁気テープへのヘッドタッチを改善させるよう作用する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の回転ドラム装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例における回転ドラム装置の正面図で、図2はその断面図、図3は可動ヘッド部分の斜視図を示すものである。図1、図2、図3において、1は固定ドラム、1aはテープガイドリード、3は台座、4はアクチュエータ、5は可動ヘッド、6は回転軸、7はスリップリング、8はブラシ、9は磁気テープ、10は固定ヘッドで、以上は図4、図5、図6の従来例の構成と同様なものである。図4、図5、図6と異なるのは、回転ドラム延長部11aを回転ドラム11の外周部に設けた点である。
【0014】以上のように構成された回転ドラム装置について、その動作を説明する。図2において、回転ドラム11は、回転軸6、台座3を介して固定ドラム1に取り付けられ、所定の速度で回転する。回転ドラム11に取り付けられた可動ヘッド5は、アクチュエータ4により回転軸6と平行に変位可能で、特殊再生時等には所望の記録トラックを追従し、ノイズレス特殊再生を実現する。アクチュエータ4の駆動電流は、ブラシ8とスリップリング7を介して供給される。以上の動作は従来の回転ドラム装置と同様である。
【0015】次に、可動ヘッド5の可動範囲の確保について図1を用いて説明する。図1において破線11bは、従来の可動ヘッド5を搭載した回転ドラム装置の回転ドラムの下端を示している。
【0016】まず、可動ヘッド5の上側への可動範囲の確保は、従来例と同様に、可動ヘッド5のヘッド突出用窓を上側へ広げることにより実現できる。
【0017】次に、可動ヘッド5の下側への可動範囲の確保は、固定ドラム1の外周部の上端を可動ヘッド5が最下端に変位した位置よりも下側に配置することにより実現できる。ここでさらに図1に示すように、従来の、回転ドラム11の下端(図1の破線11bの位置)から、可動ヘッド5の下側への変位量l2だけ回転ドラム11の外周部を下側へ延長する。このような回転ドラム延長部11aを設けることにより、可動ヘッド5の可動範囲を確保したまま、テープ摺動面における固定ドラム1と回転ドラム2の隙間を、固定ヘッドだけが搭載された回転ドラム装置と同等まで狭くすることが可能となる。例えば、図1において可動ヘッド5の可動範囲を±0.8mm確保したとき、回転ドラム延長部11aの長さl2を、可動ヘッド5の下側への変位量と同じ0.8mmとすることにより、テープ摺動面における固定ドラム1と回転ドラム11の隙間l1は、可動ヘッドを搭載しない場合と同じ約0.4mmとすることができる。このようにして、固定ドラム1と回転ドラム11の隙間を狭くすることにより、図3に示すような磁気テープ9の変形を小さくすることができ、これによりヘッドタッチを改善することができる。
【0018】なお本実施例では、可動ヘッド5を駆動するためのアクチュエータ4として電磁式アクチュエータを用いた場合について説明したが、圧電素子式アクチュエータを用いた場合などでも同様の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の回転ドラム装置は、回転ドラム外周部に固定ドラム側への延長部を設けることにより、可動ヘッドを搭載した回転ドラム装置の、テープ摺動面における固定ドラムと回転ドラムの隙間を狭くすることができ、磁気テープへのヘッドタッチを改善することができる。




 

 


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