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発明の名称 電子ファイリング装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−73294
公開日 平成7年(1995)3月17日
出願番号 特願平5−221077
出願日 平成5年(1993)9月6日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 仲山 健
要約 目的
電子ファイリング装置において、両面原稿を登録する際に、裏面の白紙頁を除外して登録することによって、記録媒体の効率的な使用を実現する。

構成
イメージスキャナ10で読み取られた両面原稿は、外部メモリ5内の文書データ記憶部7に記憶されるとともに、表面と裏面それぞれ別々に各頁の管理データが両面読取管理情報記憶部4に記憶される。原稿の読み取り後、CPU1は両面読取管理情報記憶部4内の情報に従って、文書管理部6内に表面と裏面を合成した文書管理データを設定する。その際、キーボード8から設定された白紙原稿情報に従って、裏面の白紙部分を除外して設定する。
特許請求の範囲
【請求項1】原稿の表面の情報を読み取る第1の画像読み取り手段と、原稿の裏面の情報を読み取る第2の画像読み取り手段と、前記第1の画像読み取り手段と前記第2の画像読み取り手段によって読み取られた画像データを一つの文書データとして合成する文書合成手段と、前記文書合成手段によって合成された文書データを記憶する記憶手段とを有し、前記合成手段は文書データの合成に際して、原稿の裏面の情報の内白紙頁の情報を除外する手段を有することを特徴とする電子ファイリング装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナで読み取った原稿に、キーワード等の情報を付加し、イメージデータとして光ディスク等の記憶媒体に記録することができる装置に関し、特に、表裏両面を有する原稿にも柔軟に対応できる電子ファイリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、業務効率化の一貫として、文書管理の重要性に対する認識が高まっている。そのような中で、電子ファイリング装置の活用により、オフィススペースの有効活用や、文書の検索業務の合理化が図られている。そのため、使用者からはユーザーインターフェースの向上により、より操作性のよい電子ファイリング装置の提供が求められている。
【0003】従来の電子ファイリング装置では、スキャナに一又は複数の原稿がセットされると、セットされた原稿が一枚ずつスキャナの読取部へ搬送され、そこで原稿上の情報が光学的に読み取られる。読み取られた情報は、電気信号に変換された後に2値化されて光ディスク等の記憶媒体に記録される。
【0004】読み取る原稿が両面に情報が記されたものである場合、表側と裏側をそれぞれ連続して読み取った後、各原稿の表と裏が連続するようにデータが編集され、ひとつのファイルとして記憶媒体に記録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の電子ファイリング装置では、両面原稿を記録する際には、表裏両面とも全ての頁が記憶されていた。両面原稿とはいっても、全ての原稿の裏面に情報が書かれている場合はまれであって、裏面が空白である原稿が混在している場合が多い。このような原稿を記録する場合には、空白頁であっても記録されるため、記憶媒体の使用効率を低下させる大きな要因になってしまうという問題点を有していた。この点に鑑み、本発明は記憶媒体の使用効率を向上させた電子ファイリング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解決するために、原稿の表面の情報を読み取る第1の画像読み取り手段と、原稿の裏面の情報を読み取る第2の画像読み取り手段と、前記第1の画像読み取り手段と前記第2の画像読み取り手段によって読み取られた画像データを一つの文書データとして合成する文書合成手段と、前記文書合成手段によって合成された文書データを記憶する記憶手段とを有し、前記合成手段は文書データの合成に際して、原稿の裏面の情報の内白紙頁の情報を除外する手段を有する。
【0007】
【作用】本発明は上記手段により、電子ファイリング装置に複数の両面原稿を登録する際に、裏面が白紙の部分は除外して登録する事ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係わる実施例について説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例における電子ファイリング装置のブロック図であって、1は装置全体の制御やデータ処理を行うCPU、2はプログラム等を記憶するROM、3はCPU1によって処理されるデータ等を記憶するRAM、4はRAM3内にあって、両面読取を管理するための情報を記憶する両面読取管理情報記憶部、5は光ディスク等の外部メモリ、6は外部メモリ5にあって、登録された文書データを管理するための文書管理情報を記憶する文書管理部、7は文書管理部6によって管理される文書データを記憶する文書データ記憶部、8はキーボード、9はマウスである。又、10は原稿を光学的に読取り電気信号に変換するイメージスキャナ、11はプリンタ、12はディスプレイである。
【0010】図2は文書管理部6のデータ構成図である。文書管理部6は、複数の文書管理データを記憶する。各文書管理データは、文書名、その文書の頁数、そして文書中の各頁のデータが実際に記憶されている文書データ記憶部7中のアドレスを有している。又、文書データ記憶部7には文書の各頁がイメージデータとして記憶されていて、文書管理データ中の各頁の記憶アドレスによって管理されている。
【0011】図3は、両面読取管理情報記憶部4のデータ構成図であって、51は白紙原稿情報記憶部で、裏面の白紙頁が何枚目であるかを記憶する。この白紙原稿情報記憶部51は、原稿の読取りを開始する前に、何枚目の原稿の裏面が白紙であるかをキーボード8から入力することによって設定される。又、52は表面情報記憶部であって、両面読取り時に表面の各頁のデータ記憶位置を一時記憶する。53は、裏面情報記憶部であって、裏面各頁のデータ記憶位置を一時記憶するとともに、各頁に対応した白紙頁フラグを有する。この白紙頁フラグは、対応する裏面が白紙頁であった場合にのみ、“1”となる。
【0012】以上のように構成された本実施例の電子ファイリング装置について、以下、その動作を図4から図6のフローチャートを用いて説明する。
【0013】使用者により、イメージスキャナ10に原稿の表面が読取り面となる向きに原稿がセットされ、ステップ1において、キーボード8により表面の読取り開始の指示があると、先ず、CPU1は、ステップ2において、表面の計数用の変数lを“1”に初期化する。そして、イメージスキャナ10において、セットされた原稿から第1枚目の原稿が搬送され、ステップ3において搬送された原稿の表面の読取りが行われる。読取られた原稿は、ステップ4において、外部メモリ5の文書データ記憶部7に記録され、ステップ5において、表面情報記憶部52にステップ4で記録した文書データ記憶部7における記憶アドレスを設定する。
【0014】表面情報記憶部52へのアドレス設定後、ステップ6において、イメージスキャナ10にセットされている原稿が残っていれば、ステップ7で変数lを“+1”更新してステップ3へ戻り、残っていなければ表面の読取りを終了する。
【0015】表面の読取り後、裏面の読取りが行われる。使用者により、イメージスキャナ10に原稿の裏面が読取り面となる向きに原稿がセットされ、ステップ11において、キーボード8により裏面読取り開始の指示があると、先ず、CPU1は、ステップ12において裏面の計数用の変数mを“1”に初期化する。ここで、CPU1は、ステップ13において、白紙原稿情報記憶部51を調べ、読取るべき原稿の裏面が白紙として設定されているかどうかを調べる。
【0016】読取りを行う頁が白紙頁として設定されていなければ、ステップ14において、イメージスキャナ10によって、該当頁の読取りが行われ、ステップ15において、読取られた頁のデータが文書データ記憶部7に記憶される。そして、ステップ16において、裏面情報記憶部53に、データを記憶した文書データ記憶部7中のアドレスを書き込むとともに、対応する白紙頁フラグを“0”に設定する。
【0017】読取りを行う頁が白紙頁として設定されていれば、ステップ17において、イメージスキャナ10では、情報の読取りは行われず、該当する原稿が空送りされる。そして、ステップ18において、裏面情報記憶部53のm頁のデータの記憶アドレスを書き込む部分には、NULLデータを設定し、それに対応する白紙頁フラグを“1”と設定する。
【0018】ステップ14からステップ16までの処理、又は、ステップ17からステップ18までの処理の後、CPU1はステップ19においてイメージスキャナ10にセットされている原稿が残っているかどうかを調べ、まだ読取るべき原稿があれば、ステップ20において変数mを“+1”更新してステップ13へと戻り、又、原稿がなければ、ステップ31以降の処理によって表面のデータと裏面のデータを結合して一つの文書データとする。
【0019】先ず、CPU1は、ステップ31においてトータル頁管理用の変数iを“1”に初期化し、ステップ32において、表面データ計数用の変数j及び裏面データ計数用の変数kをそれぞれ“1”に初期化した後、ステップ33からステップ39の処理を繰り返すことによってデータの結合を行う。
【0020】ステップ33では、表面情報記憶部52に設定されているj頁のデータの記憶アドレスが文書管理部6内における文書管理データの第i頁データの記憶アドレスに設定され、ステップ34において、変数iが“+1”更新される。
【0021】次に、ステップ35において、裏面情報記憶部53内で裏面の第k頁目に該当するデータの空白頁フラグを調べ、フラグの値が“1”であれば、そのままステップ38へと処理が移行され、フラグの値が“0”であれば、ステップ36及びステップ37の処理が行われる。
【0022】ステップ36では、裏面情報記憶部53に設定されている第k頁のデータの記憶アドレスを、文書管理部6内における文書管理データの第i頁データの記憶アドレスに設定され、続くステップ37において変数iが“+1”更新される。
【0023】ここで、ステップ38において、CPU1は読取った表裏面全てのデータの処理が終わったどうかを判断し、まだ処理すべきデータが残っていればステップ39において、変数j及び変数kをそれぞれ“+1”更新しステップ33の処理へと戻り、また、処理すべきデータが残っていなければステップ40及びステップ41の処理を行う。
【0024】ステップ40では、最新の変数iの値から“1”を減じた値を、文書管理部6の文書管理データの頁数に設定し、ステップ41で、キーボード8からの入力に基づいて文書名を登録して処理を終了する。
【0025】以上のように本実施例では、電子ファイリング装置に両面の原稿を登録する場合に、裏面が白紙であるものを指定し、指定された頁を登録の際に除外することができるため、不要なデータを記録する必要がなく、記憶装置を効率的に使用することができる。
【0026】なお、本実施例では白紙頁を指定することとしたが、裏面に登録すべき情報が記録されている原稿を指定することとしてもよい。
【0027】又、原稿の裏面が白紙であることは、使用者がキーボード8から指定することとしたが、ステップ13で白紙頁かどうかを判断する前にまず、無条件に原稿を読取り、原稿中の画素の数を計数し、その数が所定値以下であれば白紙頁として、ステップ13を介してステップ18の処理を行い、又、所定値以上であれば白紙頁ではないとして、ステップ15及びステップ16の処理を行うこととしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、原稿の表面の情報を読み取る第1の画像読み取り手段と、原稿の裏面の情報を読み取る第2の画像読み取り手段と、前記第1の画像読み取り手段と前記第2の画像読み取り手段によって読み取られた画像データを一つの文書データとして合成する文書合成手段と、前記文書合成手段によって合成された文書データを記憶する記憶手段とを有し、前記合成手段は文書データの合成に際して、原稿の裏面の情報の内白紙頁の情報を除外する手段を有するため、両面の原稿を登録する際に白紙の裏面は登録から除外され、不要なデータを記録する必要がなく、記憶媒体を効率的に使用できる。




 

 


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