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発明の名称 携帯電話装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−67180
公開日 平成7年(1995)3月10日
出願番号 特願平5−209463
出願日 平成5年(1993)8月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】武田 元敏
発明者 松本 聡
要約 目的
セルラーとコードレスの切り替えを障害物やフェイジングなどの影響を低減して安定に行う。

構成
セルラー無線部8とコードレス無線部9が制御部11の制御によりセルラー側親局やコードレス側親局と無線信号を送信または受信し、両方の無線部8,9から検波した2つのオーディオ信号をオーディオ切替部10で切り替える際、障害物やフェイジングなどによるセルラーとコードレスの境界域での音声品質の悪化をセルラーかコードレスかを判定するためのレベル検出信号に対してレベル検出器12にヒステリシス特性を持たせることにより、セルラーとコードレスの境界域における音声品質の悪化を低減する。
特許請求の範囲
【請求項1】 セルラーとコードレスの切り替えを自動的に行う携帯電話装置において、セルラー側親局からの無線信号を受信したり、セルラー側親局へ無線信号を送信したりするセルラー無線部と、同様にコードレス側親局からの無線信号を受信したり、コードレス側親局へ無線信号を送信したりするコードレス無線部と、前記両方の無線部から検波した2つのオーディオ信号を無線部の受信状態によって切り替えたり、増幅して音声出力として出力したりするオーディオ切替回路と、前記コードレス無線部からの受信レベルを検出するレベル検出回路と、そのレベル検出回路からの検出信号に対してヒステリシス状態を作るヒステリシス回路と、前記ヒステリシス回路の出力をレベル判定する判定回路と、一連の判定結果とオーディオ信号の切り替えおよび無線部の制御を行う制御部とを備え、コードレス側の受信状態を示すレベル検出信号に対してヒステリシス特性を持たせることにより、安定してセルラー側とコードレス側の切り替えを行えることを特徴とする携帯電話装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルラーとコードレスの切り替えを受信レベルによって自動的に行う携帯電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルラーおよびコードレス両方の機能を持った携帯電話装置に対して、セルラーとコードレスの切り替えを行う必要があるが、このとき切り替えの境界域において切り替えのバタツキのたびに無線部への制御が必要となり、音声品質を悪化させるおそれがあった。
【0003】以下、図面を参照しながらこの問題について説明を行う。
【0004】図5は携帯電話装置のセルラーとコードレスが同居する携帯電話通信網を示すシステム図の一つであり、1はコードレス携帯電話装置で安定して通信が可能なコードレス領域、2はセルラー携帯電話装置で安定して通信が可能なセルラー領域、3はコードレス領域1とセルラー領域2との境界域、4は携帯電話装置を搭載した移動体、5は移動体4がセルラー領域2を通過するときの時間T1、6は境界域3を通過するときの時間T2である。図6は横軸の時間に対してセルラー側とコードレス側とに切り替わるタイミングを示した波形図であり、図中の7は図5の移動体4のように動いたときの切り替えタイミングチャート波形である。
【0005】図5に示すように移動体4がセルラー領域2から境界域3を通過して、再びセルラー領域2に入ったときのセルラーとコードレスの切り替えは、図6に示すようなセルラーとコードレスの切り替えタイミングチャート波形7となる。図5,図6の時間T1において、移動体4はセルラー側親局と安定して通信できる。同図の時間T2においては、移動体4がセルラー領域とコードレス領域の境界域3を通ることにより、地形,建物等による障害物やフェイジングなどによる影響によって電界強度が変動するため、図6の切り替えタイミングチャート波形7に示すようなセルラーとコードレス側の双方へ変動して、いわゆるバタツキが発生することがあり、通常に通話することが困難になることがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなセルラーとコードレスが同居する携帯電話通信網では、携帯電話を持った移動体がセルラー領域とコードレス領域の境界域を通過するとき、セルラーとコードレスの切り替えがバタツクために通話品質が悪化する問題点を有していた。
【0007】本発明は上記課題を解決し、移動体が境界域を通過するときでも十分に安定して切り替えることができる携帯電話装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、セルラーとコードレスの切り替えを自動的に行う携帯電話装置において、セルラー側親局からの無線信号を受信したり、セルラー側親局へ無線信号を送信したりするセルラー無線部と、同様にコードレス側親局からの無線信号を受信したり、コードレス側親局へ無線信号を送信したりするコードレス無線部と、前記両方の無線部から検波した2つのオーディオ信号を無線部の受信状態によって切り替えたり、増幅して音声出力として出力したりするオーディオ切替回路と、前記コードレス無線部からの受信レベルを検出するレベル検出回路と、そのレベル検出回路からの検出信号に対してヒステリシス状態を作るヒステリシス回路と、前記ヒステリシス回路の出力をレベル判定する判定回路と、一連の判定結果とオーディオ信号の切り替えおよび無線部の制御を行う制御部とを備え、コードレス側の受信状態を示すレベル検出信号に対してヒステリシス特性を持たせることにより、安定してセルラー側とコードレス側の切り替えを行えることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、コードレス領域で通信するかセルラー領域で通信するかを選択するためのレベル検出信号に対してレベル検出器にヒステリシス特性を持たせることにより、建物等の障害物やフェイジングなどによる電界強度の変動に対して影響されにくく、通信品質の悪化を低減することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例における携帯電話装置の構成を示すブロック図であり、図1において、8はセルラー無線部、9はコードレス無線部、10はオーディオ切替部、11は各部の設定を行う制御部、12はレベル検出器、13はヒステリシス回路、14は判定回路である。
【0011】このように構成された携帯電話装置について、以下にその動作を説明する。ここでは、セルラー領域2からコードレス領域1へ切り替わるときの動作を説明する。図5に示したようにセルラー領域2では、セルラー無線部8はセルラー側親局(図略)からの電波を受けてオーディオ切替部10を通して音声信号として出力される。このとき、制御部11はセルラー側の系統が有効となるようにセルラー無線部8とオーディオ切替部10を制御し、コードレス無線部9へは待機状態にしておく。当然コードレス無線部9は受信状態になく、レベル検出器12の出力も得られない。したがって、判定回路14の出力もセルラー側の出力となる。
【0012】次にコードレス領域1に携帯電話装置が近づくと、受信レベルは徐々に上がり始める。ある一定以上この出力が上がると、判定回路14はコードレス領域1で十分に通信可能と判断して、セルラー側からコードレス側の信号へと切り替わる。この判定信号を基に制御部11はコードレス側の系統がつながるように制御し、セルラー無線部8を待機状態にする。このとき、携帯電話装置が近づく際、理想的には受信レベルは徐々に上がり始めるが、障害物やフェイジングの影響により急激に変動することがある。このとき、この受信レベルの変動はレベル検出器12で検出されるが、ヒステリシス回路13により容易に変動に対して切り替わらないようにすれば、図6の切り替えタイミングチャート波形7に示したようなバタツキを低減することができる。
【0013】図2は図1のヒステリシス回路13の一例を示す接続図であり、15は抵抗R1、16は抵抗R2、17はコンデンサC1、18はダイオードD1であり、以下にこの回路の動作について説明する。レベル検出器12からの出力がLOレベルからHIレベルへ変化する場合、すなわち、前記図6に示す切り替えタイミングチャート波形7において、コードレスからセルラーに切り替わる場合、R2を通してC1を充電する。また、逆にセルラーからコードレスに切り替わる場合は、R1を通してC1の電荷を放電する。ここでR2>R1とすると、C1に対して充電する時間より放電する時間の方が速くなるため、コードレスからセルラーに切り替わる時間よりセルラーからコードレスに切り替わる時間の方が速くなる。すなわち、一度セルラー側に切り替わると容易にコードレス側に切り替わらないようになり、コードレス領域1で十分に安定してから切り替わるため、図6に示したような時間T2におけるバタツキを減少させることができる。
【0014】図3は図1のヒステリシス回路の他の一例の接続図であり、19は抵抗R3、20は抵抗R4、21は抵抗R5、22はトランジスター、23はコンパレーターである。また、図4は図3のヒステリシス回路の動作波形図であり、24はレベル検出器12の出力波形、25はコンパレーター23の出力波形、26は比較電圧Vs、27は比較電圧Vcである。次に動作を説明すると、レベル検出器12の出力波形24は、図4に示すように障害物やフェイジングなどの影響によりバタツキがある状態でコンパレーター23の“+”端子に入力される。ここでセルラーからコードレスに切り替わる場合、すなわちLOレベルからHIレベルに切り替わる場合、まず最初にトランジスター22はOFFになっており、コンパレーター23の“−”端子に入力される電圧はR3,R4,R5によって比較電圧26(Vs)となる。次にコードレス領域1に徐々に近づくと、レベル検出器12の出力もバタツキながら徐々に上昇する。この出力が比較電圧26(Vs)を一度通過するとコードレス側に切り替わり、この信号を基にトランジスター22をONにする。すると、コンパレーター23の“−”端子の入力電圧はR3,R4で決まる比較電圧27(Vc)に低下する。ここで、それぞれの比較電圧Vs,Vcを図4に示すように障害物やフェイジングなどの影響によるバタツキに応答しないようなレベルに設定しておけば、コンパレーター23の出力波形25のようにバタツキに影響されにくいセルラーとコードレスの切替信号を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯電話装置は、コードレス側の受信状態を示すレベル検出信号に対してヒステリシス特性を持たせることにより、障害物やフェイジングにとる検出信号のバタツキを低減し、セルラーとコードレスの切り替えを通話品質の悪化を最小限に抑えて行える携帯電話装置を提供することができる。




 

 


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