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発明の名称 自動通報機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−66883
公開日 平成7年(1995)3月10日
出願番号 特願平5−207649
出願日 平成5年(1993)8月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 ▲吉▼田 和弘 / 石塚 出
要約 目的
1回線を複数台の自動通報機が共用する構成であっても、無駄のない発呼動作を可能にする自動通報機を提供する。

構成
接続されている電話回線20の未使用状態を監視する監視回路11、12と、通信要求発生時に電話機接続端子10を電話回線20から切り放す切換回路3と、通信要求発生時に回線未使用であれば回線補捉して通信ループを形成する回線補捉回路4、6、7とを有し、さらにこの回線補捉回路の作動にて形成された回線ループにおける回線電流の有無を検出する検出回路5を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 接続されている回線の使用状態を監視する監視回路と、通信要求発生時に電話機接続端子を回線から切り放す切換回路と、この通信要求発生時に回線未使用であれば回線補捉して通信ループを形成する回線補捉回路とを備えた自動通報機であって、前記回線補捉回路の作動にて形成された回線ループにおける回線電流の有無を検出する検出回路を備えたことを特徴とする自動通報機。
【請求項2】 前記回線ループにおいて前記検出回路が回線電流非検出の場合に、発呼動作を中止するとともに回線を解放する制御手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の自動通報機。
【請求項3】 前記回線ループにおいて前記検出回路が回線電流非検出の場合に、一定時間経過後に再度回線の補捉動作を開始するタイミングを管理するタイマを具備したことを特徴とする請求項1または2記載の自動通報機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話回線に接続されて、ガス使用量や水道の使用量を監視センタに自動的に通報し、あるいはセンタの指示によりメータの弁の自動的閉栓等を行う自動検針システムの自動通報機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような自動通報機は1本の電話回線に複数台が接続される構成となっており、1回線に共用で接続される台数として30台程度で構成されることもある。このような場合、例えば図3に示すように、1本の電話回線20にN台の自動通報機22、25、28を縦列に、所謂数珠つなぎ式に接続することが多い。
【0003】すなわち、電話回線20は最上流に接続されている自動通報機22の電話回線接続端子23に先ず入り、その電話機接続端子24から抜けて次の自動通報機25の電話回線接続端子26に入り、その電話機接続端子27から抜けて次の自動通報機の電話回線接続端子に入り、かようにしてN台目の自動通報機28の電話機接続端子30から電話機31に入る。
【0004】ここで使用される従来の自動通報機51の概略ブロック構成を図2に示す。図2の自動通報機51において、2は電話回線接続端子、3は切換回路を構成する回線切換リレー、4は整流用ダイオードブリッジ、5は通信回線ループ形成用トランジスタ、7は駆動用フォトカプラである。これら整流用ダイオードブリッヂ4、通信回線ループ形成用トランジスタ5、駆動用フォトカプラ7にて回線補捉回路を構成する。8は通信用トランス、9はモデムである。
【0005】11は回線使用中検出回路であり、12は16HZの呼出信号検出回路である。これら回線使用中検出回路11と16HZ呼出信号検出回路12にて監視回路を構成する。また16は自動通報機の主制御部で、マイコン等にて構成される。
【0006】この動作について説明すると、自動通報機51に何らかの発呼要因が発生した場合に、16の主制御部は回線使用中検出回路11と16HZ呼出信号検出回路12からの入力信号11a、12aを監視する。
【0007】これら2つの検出回路11、12の両方から、ともに3秒間信号が検出されない場合に、主制御部16は現在空き回線状態であると判断し、制御信号16aを送って回線切換リレー3を通信側に切り換え、よって電話回線20の電話機接続端子10への接続を断つ。
【0008】ついで主制御部16は信号16bをローレベルとして駆動用フォトカプラ7を通電状態とし、この駆動で生じるコレクタ電流で回線ループ形成用トランジスタ5をオンして回線ループを形成させ、こののちダイヤル動作に続き、通信を開始させる。そして通信が終了すれば、回線ループを解放し、回線切換リレー3を切換えて電話回線20を電話機接続端子10と接続し、元の状態へ復帰させるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の自動通報機においても回線の状態監視を行い、電話機使用中の発呼すなわちCMLを抑止することが可能であったものの、しかしながら上記従来の自動通報機では、図3のように1回線に複数台が縦列接続された構成において、複数の自動通報機が同時に発呼動作を開始した場合、回線に対し最も近く、すなわち上流側に接続されている自動通報機1台だけが正常動作でき、それより下流側に接続された自動通報機では、回線接続されないにも拘らず回線補捉ならびにその後の動作を無駄に継続するという問題が発生していた。
【0010】すなわち、図3のように縦列接続された状態で2台以上の複数台の自動通報機22、25、28に同時刻に発呼要因が発生した場合、ここで電話機31が話中でなければ、発呼要因が発生した全ての自動通報機の主制御部には、回線未使用の信号が監視回路から入力されることになる。
【0011】すると、次のステップとして、発呼要因が発生した全ての自動通報機の主制御部は回線切換リレーを通信側に切り換え、フォトカプラならびにトランジスタを駆動させて、回線ループ形成動作を一斉に開始する。
【0012】しかし、図2の従来の自動通報機の構成から明らかなように、発呼要因が発生した全ての自動通報機のうちで実際に回線ループが形成されるのは最上流にある自動通報機22のみとなる。
【0013】このとき自動通報機22は電話回線20と電話機接続端子24の接続を断つから、よってそれより下流側と電話回線20との接続は全て断たれることになる。このように下流側にある自動通報機の電話回線接続端子は電話回線と断たれるから、これ以降、2つの検出回路11、12の両方から、信号が検出されることは一切ない。
【0014】この結果、下流の自動通報機25、28が回線ループ形成の動作をしても、実際に回線ループが形成されることはない。にもかかわらず、下流の自動通報機には状態検知のすべがなく、2つの検出回路11、12両方からの信号検出の有無だけで判断するから、実際には回線接続されていないにも拘らず回線接続されたものと誤判断して、無駄にダイヤルを空送出して異常終了となり、リトライモードへ移行することになる。
【0015】しかもリトライ時に、最初の自動通報機22の通信が終了していても、上流にある2番目の自動通報機25が同様に発呼動作していれば、前記同様異常終了となってそれ以降のリトライへと進まざるを得ない。したがって縦列後尾(下流)の自動通報機ほど回線補捉動作とリトライを何度もくり返さねばならず、この結果、途中で予め定められたリトライの回数が終了したり、電池電源であれば無駄なリトライ動作による電池消耗をまねくという、自動通報機にとり望ましからざる問題が発生していた。
【0016】本発明はこのような上記従来技術の問題を解決するため為されたものであり、1回線を複数台の自動通報機が共用する構成であっても、無駄のない発呼動作を可能にする自動通報機の提供を目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本発明に係る自動通報機は、接続されている回線の未使用状態を監視する監視回路と、通信要求発生時に電話機接続端子を回線から切り放す切換回路と、該通信要求発生時に回線未使用であれば回線補捉して回線ループを形成する回線補捉回路とを備えた自動通報機に、前記自動通報機の前記回線補捉回路の作動にて形成された回線ループにおける回線電流の有無を検出する検出回路を備えたことを特徴とする。
【0018】さらに、前記回線ループにおいて前記検出回路が回線電流非検出の場合に、発呼動作を中止するとともに回線を解放する制御手段を具備するを特徴とする。
【0019】さらに、前記回線解放の後、一定時間経過後に再度回線の補捉動作を開始するタイミングを管理するタイマを具備するを特徴とする。
【0020】
【作用】回線ループ上に設けた回線電流検出回路から、形成された回線ループにおける回線電流の有無の情報が主制御部に入力されるから、主制御部はこれに基づいて真に回線接続されたループが形成されたか否かを確認し、該確認結果が回線電流検出による回線ループ形成であれば発呼操作を続行する。
【0021】また、該確認結果が回線電流非検出による回線ループ非形成であれば、制御手段が発呼操作を中止するとともに、回線を解放する。
【0022】また、前記回線解放後、タイマが一定時間経過後に再度回線の補捉動作を開始するタイミングを決定し、管理する。
【0023】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の自動通報機を説明する。
【0024】図1は本発明に係る自動通報機1の実施例構成の概略ブロック図である。同図において、従来例と同様の部分には同一符号を付しており、依って説明は省略する。5は通信側回線電流検出用フォトカプラであり、これにて検出回路を構成する。13は制御手段を備えた主制御部であり、マイコンにて構成される。
【0025】次に動作を説明する。電話回線20は電話回線接続端子2の一方から入って回線切換リレー3、整流用ダイオードブリッヂ4を経て、さらに通信側回線電流検出用フォトカプラ5、回線ループ形成用トランジスタ6を経たのち通信トランス8に至り、電話回線接続端子2の他方から出る。これが回線ループとなる。
【0026】自動通報機1に何らかの発呼要因が発生した場合に、主制御部13は先ず監視回路である回線使用中検出回路11と16HZ呼出信号検出回路12からの入力信号11a、12aを監視する。
【0027】これら2つの検出回路11、12の両方から、ともに3秒間信号が検出されない場合に、主制御部13は現在空き回線状態であると判断し、制御信号13aを送って回線切換リレー3を通信側に切り換え、よって電話回線20の電話機接続端子10への接続を断つ。
【0028】ついで主制御部13は信号13bをローレベルとして駆動用フォトカプラ7を通電状態とし、この駆動で生じるコレクタ電流で回線ループ形成用トランジスタ6をオンして回線ループを形成せしめる。
【0029】ここで電話回線接続端子2に接続された電話回線20がアクティブであると、形成された回線ループに回線電流が流れ、この電流が通信側回線電流検出用フォトカプラ5のダイオードを発光させる。この結果、フォトカプラ5は駆動され、信号5aが主制御部13に入力される。
【0030】主制御部13はこの信号にて回線ループに電話回線20が接続されたことを確認でき、こののちダイヤル動作に続き、通信を開始させる。そして通信が終了すれば、回線ループを解放し、回線切換リレー3を切換えて電話回線20を電話機接続端子10と接続し、元の状態へ復帰させる。
【0031】いま図1の実施例による自動通報機が、図3のように複数台縦列に接続されている場合に、全ての自動通報機に同じタイミングで発呼要因が発生したとする。
【0032】この場合、縦列最前部(最上流)の自動通報機の切換回路が前述の従来の自動通報機の切換回路と同様な動作をして、下流側への電話回線の接続を断ち、かくてこの縦列最前部(最上流)の自動通報機のみに、電話回線が接続された真の回線ループが形成される。
【0033】一方、2台目以降の自動通報機の主制御部では、通信側回線電流検出用フォトカプラからの信号が入力されないことにより、自分よりも上位に接続された自動通報機が回線を使用しはじめたことを確認できるから、ここで主制御部の制御手段が作動して、これ以上の無駄な発呼動作を停止するとともに回線を解放する。
【0034】ここにおいて主制御部のタイマが作動してリトライのタイミングを決定するとともに、一定時間経過後、そのタイミングで再度回線の使用状態の監視と、発呼動作を開始する。
【0035】このように上記の実施例によれば、回線ループに実際に回線電流が流れているか否かを5のフォトカプラによって検出することにより、無駄な動作を排除することが可能になるものである。
【0036】なお、上記の実施例では、通信側の電流検出としてフォトカプラを使用したが、電流検出素子であれば、これ以外のものであっても差し支えない。
【0037】
【発明の効果】上記説明により明らかなように、本発明に係る自動通報機は、回線補捉動作時に検出回路が回線電流の有無を検出するから、ひとつの回線に対して縦列に接続された自動通報機が同じタイミングで発呼した場合、各自動通報機において回線ループを形成できたか否かを確認できるため、無駄な回線補足動作や、ダイヤルの空送出、無駄なリトライの増加を防ぐことができ、電池の異常消費を防ぐことができる。
【0038】また、定められたリトライ回数以上の台数の自動通報機が1回線に縦列接続された場合でも、従来と異なって最下流側の自動通報機がリトライアウトで通信不能になることがなくなり、確実に通信できるようになるという効果も有する。
【0039】さらに、リトライの開始タイミングをタイマが決定するから、一定時間経過後に再度回線補捉動作を自動的に開始でき、よって頗る使い勝手のよい自動通報機システムを構築することができる。




 

 


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