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発明の名称 音声通信端末装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−66856
公開日 平成7年(1995)3月10日
出願番号 特願平5−210194
出願日 平成5年(1993)8月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 和秀
発明者 ▲徳▼永 拓也
要約 目的
背景雑音を含まない真の音声データのみを送信しあるいは受信することにより、背景雑音を除去した明瞭な通信を可能とする。

構成
送話器1から取り込みあるいは音声受信部5が受信した音声データを分析してその音声特徴を抽出する音声分析部8と、予め音声分析部8によって抽出された端末使用者あるいは通信相手の音声特徴を登録しておく音声特徴記憶部9と、実通信において音声分析部8によって抽出された音声特徴と音声特徴記憶部9に登録済みの音声特徴とを比較し一致する音声データのみを音声送信部4あるいは受話器2に送出する音声識別部10とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 送話器から取り込んだ音声データを音声送信部および回線インタフェース部を介して伝送路に送出し、かつ、伝送路から回線インタフェース部および音声受信部を介して受信した音声データを受話器に送出するように構成された音声通信端末装置において、前記送話器から取り込んだ音声データを分析してその音声特徴を抽出する音声分析部と、予め前記音声分析部によって抽出された端末使用者の音声特徴を登録しておく音声特徴記憶部と、実通信において前記音声分析部によって抽出された音声特徴と前記音声特徴記憶部に登録されている音声特徴とを比較し音声特徴が一致する音声データのみを前記音声送信部に送出する音声識別部とを備えたことを特徴とする音声通信端末装置。
【請求項2】 送話器から取り込んだ音声データを音声送信部および回線インタフェース部を介して伝送路に送出し、かつ、伝送路から回線インタフェース部および音声受信部を介して受信した音声データを受話器に送出するように構成された音声通信端末装置において、前記音声受信部が受信した相手側音声通信端末装置からの音声データを分析してその音声特徴を抽出する音声分析部と、予め前記音声分析部によって抽出された通信相手の音声特徴を登録しておく音声特徴記憶部と、実通信において前記音声分析部によって抽出された音声特徴と前記音声特徴記憶部に登録されている音声特徴とを比較し音声特徴が一致する音声データのみを前記受話器に送出する音声識別部とを備えたことを特徴とする音声通信端末装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル回線(例えばISDN)あるいはアナログ回線を伝送路とする電話端末などの音声通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照しながら従来の音声通信端末装置について説明する。
【0003】図3は従来の音声通信端末装置の機能ブロック図である。図3において、301は従来の音声通信端末装置本体、1は送話器、2は受話器、3は電話番号の入力および機能の選択を行うための入力装置、4は送話器1が取り込んだ音声データを伝送路であるISDN(統合サービス・ディジタル網。これには基本インタフェースあるいは1次群インタフェースによるサービスが含まれる)に送信するための処理を行う音声送信部、5はISDN(伝送路)から受信した音声データを受話器2で聞けるように処理する音声受信部、6は入力装置3からの入力をもとに音声通信端末装置本体301の制御を行う端末制御部、7はISDN(伝送路)に音声通信端末装置を接続するための回線インタフェース部である。
【0004】以上のように構成された音声通信端末装置について、以下にその動作を説明する。
【0005】まず、入力装置3から相手側の音声通信端末装置の電話番号が入力されると、端末制御部6がそれを認識し、回線インタフェース部7に対して発信指示を行う。それを受けて回線インタフェース部7はISDN(伝送路)に呼設定メッセージを送出する。その後、相手側の音声通信端末装置が送出した応答メッセージをISDN(伝送路)から受信し、応答確認メッセージをISDN(伝送路)に送出することにより接続が完了する。
【0006】接続完了後は、ISDN(伝送路)の複数のBチャネルを使って相手側の音声通信端末装置との間で通信が行われ、相手側音声通信端末装置からの圧縮・符号化された音声データは音声受信部5で受話器2から聞こえるように伸長・復号化される。受話器2からは相手側音声通信端末装置より送られてきた音声が聞こえる。
【0007】また、送話器1から入力された音声データは、音声送信部4で圧縮・符号化され、回線インタフェース部7からISDN(伝送路)に送出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来の音声通信端末装置にあっては、送信側の背景雑音が大きい場合に、送話器1が取り込む音声データとして、送信者が発した(入力した)音声データ(これを「真の音声データ」と記載することにする)以外に送信側の背景雑音が混入し、受信者が送信者の真の音声データを認識することがむずかしいという問題があった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みて創案されたものであって、背景雑音を含まない真の音声データのみを送信しあるいは受信することにより、背景雑音を除去した明瞭な通信を可能とする音声通信端末装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の音声通信端末装置は、送話器から取り込んだ音声データを音声送信部および回線インタフェース部を介して伝送路に送出し、かつ、伝送路から回線インタフェース部および音声受信部を介して受信した音声データを受話器に送出するように構成された音声通信端末装置において、前記送話器から取り込んだ音声データを分析してその音声特徴を抽出する音声分析部と、予め前記音声分析部によって抽出された端末使用者の音声特徴を登録しておく音声特徴記憶部と、実通信において前記音声分析部によって抽出された音声特徴と前記音声特徴記憶部に登録されている音声特徴とを比較し音声特徴が一致する音声データのみを前記音声送信部に送出する音声識別部とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明に係る第2の音声通信端末装置は、送話器から取り込んだ音声データを音声送信部および回線インタフェース部を介して伝送路に送出し、かつ、伝送路から回線インタフェース部および音声受信部を介して受信した音声データを受話器に送出するように構成された音声通信端末装置において、前記音声受信部が受信した相手側音声通信端末装置からの音声データを分析してその音声特徴を抽出する音声分析部と、予め前記音声分析部によって抽出された通信相手の音声特徴を登録しておく音声特徴記憶部と、実通信において前記音声分析部によって抽出された音声特徴と前記音声特徴記憶部に登録されている音声特徴とを比較し音声特徴が一致する音声データのみを前記受話器に送出する音声識別部とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】第1の音声通信端末装置によれば、当該の音声通信端末装置の端末使用者の音声特徴を予め登録しておき、実通信において取り込んだ音声データの音声特徴と登録済みの音声特徴とが一致するときの音声データのみを相手側音声通信端末装置に送出するから、背景雑音を含まない真の音声データのみを送信することができる。
【0013】また、第2の音声通信端末装置によれば、相手側の音声通信端末装置の端末使用者である通信相手の音声特徴を当該の音声通信端末装置において予め登録しておき、実通信において受信した音声データの音声特徴と登録済みの音声特徴とが一致するときの音声データのみを受話器に送出するから、背景雑音を含まない真の音声データのみを受信することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】第1実施例図1は本発明の請求項1に係る第1実施例の音声通信端末装置の機能ブロック図である。図1において、101は音声通信端末装置本体、1は送話器、2は受話器、3は電話番号の入力および機能の選択を行うための入力装置、4は送話器1が取り込んだ音声データをISDN(伝送路)に送信するための処理を行う音声送信部、5はISDN(伝送路)から受信した音声データを受話器2で聞けるように処理する音声受信部、6は入力装置3からの入力をもとに音声通信端末装置本体101の制御を行う端末制御部、7はISDN(伝送路)に音声通信端末装置を接続するための回線インタフェース部である。
【0016】また、8は端末使用者の音声を分析し音声特徴の抽出を行う音声分析部、9は抽出された音声特徴を登録しておく音声特徴記憶部、10は送話器1から入力されてきた音声データの音声特徴と音声特徴記憶部9に登録済みの音声特徴とを比較し、一致する音声データのみを音声送信部4に出力する音声識別部である。音声分析部8と音声識別部10とは送話器1と音声送信部4との間に挿入され、音声特徴記憶部9は音声分析部8と音声識別部10とに接続されている。
【0017】端末制御部6は、音声送信部4,音声受信部5,回線インタフェース部7,音声分析部8,音声特徴記憶部9および音声識別部10を制御するようになっている。
【0018】次に、動作を説明する。
【0019】まず、端末使用者は、予め自らの音声の特徴を音声特徴記憶部9に登録しておく。その音声特徴の登録は背景雑音のない状態で行う。送話器1が取り込んだ音声データは音声分析部8に送られる。人の音声データはある限られた周波数領域に分布し、個人によって異なる音声データの特徴を有している。そこで、音声分析部8では、各種の分析(例えば、高速フーリエ変換を行う周波数スペクトル分析など)を行い、パワースペクトル特性・ピッチ周期・ケプストラムなどの音声特徴の抽出を行う。その抽出された端末使用者の音声特徴は音声特徴記憶部9に登録される。したがって、音声特徴記憶部9には背景雑音を含まない端末使用者の真の音声データの音声特徴が登録されることになる。
【0020】実際の通信において、送話器1から取り込まれた音声データには真の音声データと背景雑音とが含まれている。送話器1が取り込んだ音声データは音声分析部8に送られる。音声分析部8では、パワースペクトル特性・ピッチ周期・ケプストラムなどの音声特徴の抽出を行う。前述のとおり、人の音声データはある限られた周波数領域に分布し、個人によって異なるのに対して、背景雑音は一般に全周波数領域に分布している。
【0021】音声分析部8で抽出された音声特徴は音声識別部10によって、音声特徴記憶部9に記憶されている音声特徴(端末使用者固有の背景雑音を含まない音声特徴)と比較され、音声特徴が一致する音声データのみが音声送信部4から回線インタフェース部7を介してISDN(伝送路)に送出される。すなわち、端末使用者の真の音声データのみが送出され、その音声データには背景雑音は含まれておらず、明瞭な通信が可能となる。
【0022】第2実施例図2は本発明の請求項1に係る第2実施例の音声通信端末装置の機能ブロック図である。図2において、201は音声通信端末装置本体、1は送話器、2は受話器、3は電話番号の入力および機能の選択を行うための入力装置、4は送話器1が取り込んだ音声データをISDN(伝送路)に送信するための処理を行う音声送信部、5はISDN(伝送路)から受信した音声データを受話器2で聞けるように処理する音声受信部、6は入力装置3からの入力をもとに音声通信端末装置本体201の制御を行う端末制御部、7はISDN(伝送路)に音声通信端末装置を接続するための回線インタフェース部である。
【0023】また、8は相手側音声通信端末装置から受信した音声を分析し音声特徴の抽出を行う音声分析部、9は抽出された音声特徴を登録しておく音声特徴記憶部、10は受信した音声データの音声特徴と音声特徴記憶部9に登録済みの音声特徴とを比較し、音声特徴が一致する音声データのみを受話器2に出力する音声識別部である。音声分析部8と音声識別部10とは音声受信部5と受話器2との間に挿入され、音声特徴記憶部9は音声分析部8と音声識別部10とに接続されている。
【0024】端末制御部6は、音声送信部4,音声受信部5,回線インタフェース部7,音声分析部8,音声特徴記憶部9および音声識別部10を制御するようになっている。
【0025】次に、動作を説明する。
【0026】まず、予め、相手側音声通信端末装置を使用する通信相手の音声の特徴を音声特徴記憶部9に登録しておく。その音声特徴の登録は、相手側音声通信端末装置から送信されてくる音声データに背景雑音が含まれていない状態で行う。回線インタフェース部7を介して音声受信部5が受信した音声データは音声分析部8に送られる。音声分析部8では、各種の分析(例えば、高速フーリエ変換を行う周波数スペクトル分析など)を行い、パワースペクトル特性・ピッチ周期・ケプストラムなどの音声特徴の抽出を行う。その抽出された通信相手の音声特徴は音声特徴記憶部9に登録される。したがって、音声特徴記憶部9には背景雑音を含まない通信相手の真の音声データの音声特徴が登録されることになる。
【0027】実際の通信において、音声受信部5が受信した音声データには真の音声データと相手側音声通信端末装置の背景雑音とが含まれている。送話器1が取り込んだ音声データは音声分析部8に送られる。音声分析部8では、パワースペクトル特性・ピッチ周期・ケプストラムなどの音声特徴の抽出を行う。
【0028】音声分析部8で抽出された音声特徴は音声識別部10によって、音声特徴記憶部9に記憶されている音声特徴(通信相手固有の背景雑音を含まない音声特徴)と比較され、音声特徴が一致する音声データのみが受話器2に送出される。すなわち、通信相手の真の音声データのみが送出され、その音声データには背景雑音は含まれておらず、明瞭な通信が可能となる。
【0029】なお、上記第1実施例と第2実施例とを統合した構成の音声通信端末装置も本発明の実施例である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明に係る第1の音声通信端末装置によれば、背景雑音が大きい音声データを取り込んでも、登録済みである端末使用者の音声特徴を有する音声データのみを伝送路に送出するので、背景雑音を除去した明瞭な通信が可能となる。
【0031】また、本発明に係る第2の音声通信端末装置によれば、背景雑音が大きい音声データを受信しても、登録済みである通信相手の音声特徴を有する音声データのみを受話器に送出するので、背景雑音を除去した明瞭な通信が可能となる。




 

 


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