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発明の名称 電子メールシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−66831
公開日 平成7年(1995)3月10日
出願番号 特願平5−214249
出願日 平成5年(1993)8月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
発明者 井上 由香 / 加茂 理
要約 目的
同報送付されたメールに対する追加更新を容易に行なうことができ、しかもユーザが読み出すタイミングに応じて、更新された新たな結果を見ることができる電子メールシステムを提供することを目的とする。

構成
共有メール格納部9は、同報されたメールをグループで共有する共有メールとして格納する。共有メール管理部10は、共有メール格納部9に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する。付与メール処理部13は、端末装置1a〜1dから送られたメールが共有メールへの付与メールである場合に、共有メール格納部9に格納されている共有メールのうち指定された共有メールに対して付与メールの内容の追加処理を行ない、共有メール管理部10のメール情報を更新する。
特許請求の範囲
【請求項1】 ユーザが電子メールの作成および送受信の指示を行なうための複数の端末装置と、ネットワークを介して前記全ての端末装置に接続されたメールサーバと、を備え、前記メールサーバに、メールの送受信制御および処理を行う処理手段と、前記端末装置から送られたメールを格納するメール格納手段と、前記メール格納手段に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理するメール管理手段と、前記端末装置から送られたメールが共有メールへの付与メールである場合に、前記メール格納手段に格納されているメールのうち指定された共有メールに対して付与メールの内容の追加処理を行ない、前記メール管理手段のメール情報を更新する付与メール処理手段と、を備えたことを特徴とする電子メールシステム。
【請求項2】 ユーザが電子メールの作成および送受信の指示を行なうための複数の端末装置と、前記各端末装置に対応してそれぞれ設けられて、端末装置を用いたメール作成や指示入力のユーザインタフェースを司るUI処理部と、ネットワークを介して前記全ての端末装置に接続されたメールサーバと、を備え、前記メールサーバに、ユーザ個人向けに送られたメールを格納する個人メール格納部と、前記個人メール格納部に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する個人メール管理部と、同報されたメールをグループで共有する共有メールとして格納する共有メール格納部と、前記共有メール格納部に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する共有メール管理部と、メールをアクセスするためのタグをユーザ個人毎に格納するメールボックスと、前記端末装置から送られたメールを前記個人メール格納部または前記共有メール格納部に格納し、前記個人メール管理部または前記共有メール管理部に必要情報を記録するとともに、メールをアクセスするためのタグを前記メールボックスに格納する送信メール処理部と、前記端末装置から送られたメールが共有メールへの付与メールである場合に、前記共有メール格納部に格納されている共有メールのうち指定された共有メールに対して付与メールの内容の追加処理を行ない、前記共有メール管理部のメール情報を更新する付与メール処理部と、前記端末装置からメール受信の指示を受けた場合に、前記メールボックスに格納されているタグおよび前記個人メール管理部または前記共有メール管理部のメール情報に基づいて、指定されたメールを前記個人メール格納部または前記共有メール格納部から読み出す受信メール処理部と、前記端末装置からの指示を受け付け、メール送信指示の場合は前記送信メール処理部にメールの格納を指示し、メール受信指示の場合は前記受信メール処理部にメールの読み出しを指示して読み出したメールを前記端末装置に送るメール送受信制御部と、を備えたことを特徴とする電子メールシステム。
【請求項3】 各UI処理部は、共有メールに対して付与メールを送る際に、ユーザが付与対象メール中の挿入位置を指定する手段を有し、付与メール処理部は、付与メールを共有メール格納部に格納するとともに、共有メール管理部のメール情報として、付与メールの挿入位置と付与メールを格納した共有メール格納部内の位置とを含むリンク情報を追加し、受信メール処理部は、共有メールを読み出す際に、共有メール管理部内のリンク情報に基づいて付与メールを読み出し、リンク情報とともにメール送受信制御部に送る、構成としたことを特徴とする請求項2に記載の電子メールシステム。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークに接続されたワークステーションなどの端末間で、メールの配送を行なう電子メールシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子メールシステムは、例えば図10のように、任意数の端末装置41a〜41cと、これら端末装置41a〜41cにネットワーク42を介して接続されたメールサーバ43とを備えていた。そしてメールサーバ43は、メール送受信制御部44と、メールボックス45と、メール格納部46と、メール管理部47と、送信メール処理部48と、受信メール処理部49とを備えていた。
【0003】この従来の電子メールシステムにおいて、端末装置41a〜41cから送られたメールは、ネットワーク42を介してメールサーバ43のメール送受信制御部44に受け取られ、送信メール処理部48に送られる。送信メール処理部48は、メールをメール格納部46に格納し、格納位置やサイズなどの情報をメール管理部47に記録するとともに、宛先で指定されたユーザに対応するメールボックス45のメールリストに、送られたメールのインデックスを追加する。端末装置41a〜41cからメール受信命令が送られると、メール送受信制御部44がこれを受け取り、受信メール処理部49に指定されたメールの読み出しを指示する。受信メール処理部49は、メール受信命令を送った端末ユーザに対応するメールボックス45のメールリストおよびメール管理部47の情報に基づいてメール格納部46からメールを読み出し、メール送受信制御部44に送る。メール送受信制御部44は、受信メール処理部49が読み出したメールを、端末装置41a〜41cのうち受信命令を送付した端末装置に送る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の電子メールシステムでは、同報送付されたメールに対して、送り手と複数の受け手とからなるグループ内で、コメントを加えるなど、メールに新たな内容を付加する場合、新規にメールを作成して各ユーザに改めて送ることになる。そのため、ユーザは、最初の同報メールと、関連する複数のメールとを別々にアクセスしなければ、全容を把握することができない。
【0005】なお、送付したメールに対して削除処理を行なう方式は、例えば特開平3−235552号公報に記載されているが、この場合、メールの追加更新は、送り手ユーザが、いったんメールをキャンセルした後、追加修正を加えて、再送するという手順を踏まなければならない。このように、従来の電子メールシステムでは、同報送付されたメールに対する追加更新を容易に行なうことができず、また同報メールに対して、グループ内での追加更新が進められていくとき、ある時点での最終的な更新結果を容易に知ることができないという問題点を有していた。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、同報送付されたメールに対する追加更新を容易に行なうことができ、しかもユーザが読み出すタイミングに応じて、更新された新たな結果を見ることができる電子メールシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ユーザが電子メールの作成および送受信の指示を行なうための複数の端末装置と、ネットワークを介して全ての端末装置に接続されたメールサーバと、を備え、メールサーバに、メールの送受信制御および処理を行う処理手段と、端末装置から送られたメールを格納するメール格納手段と、メール格納手段に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理するメール管理手段と、端末装置から送られたメールが共有メールへの付与メールである場合に、メール格納手段に格納されているメールのうち指定された共有メールに対して付与メールの内容の追加処理を行ない、メール管理手段のメール情報を更新する付与メール処理手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、ユーザが電子メールの作成および送受信の指示を行なうための複数の端末装置と、各端末装置に対応してそれぞれ設けられて、端末装置を用いたメール作成や指示入力のユーザインタフェースを司るUI処理部と、ネットワークを介して全ての端末装置に接続されたメールサーバと、を備え、メールサーバに、ユーザ個人向けに送られたメールを格納する個人メール格納部と、個人メール格納部に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する個人メール管理部と、同報されたメールをグループで共有する共有メールとして格納する共有メール格納部と、共有メール格納部に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する共有メール管理部と、メールをアクセスするためのタグをユーザ個人毎に格納するメールボックスと、端末装置から送られたメールを個人メール格納部または共有メール格納部に格納し、個人メール管理部または共有メール管理部に必要情報を記録するとともに、メールをアクセスするためのタグをメールボックスに格納する送信メール処理部と、端末装置から送られたメールが共有メールへの付与メールである場合に、共有メール格納部に格納されている共有メールのうち指定された共有メールに対して付与メールの内容の追加処理を行ない、共有メール管理部のメール情報を更新する付与メール処理部と、端末装置からメール受信の指示を受けた場合に、メールボックスに格納されているタグおよび個人メール管理部または共有メール管理部のメール情報に基づいて、指定されたメールを個人メール格納部または共有メール格納部から読み出す受信メール処理部と、端末装置からの指示を受け付け、メール送信指示の場合は送信メール処理部にメールの格納を指示し、メール受信指示の場合は受信メール処理部にメールの読み出しを指示して読み出したメールを端末装置に送るメール送受信制御部と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、各UI処理部は、共有メールに対して付与メールを送る際に、ユーザが付与対象メール中の挿入位置を指定する手段を有し、付与メール処理部は、付与メールを共有メール格納部に格納するとともに、共有メール管理部のメール情報として、付与メールの挿入位置と付与メールを格納した共有メール格納部内の位置とを含むリンク情報を追加し、受信メール処理部は、共有メールを読み出す際に、共有メール管理部内のリンク情報に基づいて付与メールを読み出し、リンク情報とともにメール送受信制御部に送る、構成としたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明において、処理手段は、メールの送受信制御および処理を行う。メール格納手段は、端末装置から送られたメールを格納する。メール管理手段は、メール格納手段に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する。付与メール処理手段は、端末装置から送られたメールが共有メールへの付与メールである場合に、メール格納手段に格納されているメールのうち指定された共有メールに対して付与メールの内容の追加処理を行ない、メール管理手段のメール情報を更新する。
【0011】請求項2の発明において、UI処理部は、端末装置を用いたメール作成や指示入力のユーザインタフェースを司る。個人メール格納部は、ユーザ個人向けに送られたメールを格納する。個人メール管理部は、個人メール格納部に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する。共有メール格納部は、同報されたメールをグループで共有する共有メールとして格納する。共有メール管理部は、共有メール格納部に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する。メールボックスは、メールをアクセスするためのタグをユーザ個人毎に格納する。送信メール処理部は、端末装置から送られたメールを個人メール格納部または共有メール格納部に格納し、個人メール管理部または共有メール管理部に必要情報を記録するとともに、メールをアクセスするためのタグをメールボックスに格納する。付与メール処理部は、端末装置から送られたメールが共有メールへの付与メールである場合に、共有メール格納部に格納されている共有メールのうち指定された共有メールに対して付与メールの内容の追加処理を行ない、共有メール管理部のメール情報を更新する。受信メール処理部は、端末装置からメール受信の指示を受けた場合に、メールボックスに格納されているタグおよび個人メール管理部または共有メール管理部のメール情報に基づいて、指定されたメールを個人メール格納部または共有メール格納部から読み出す。メール送受信制御部は、端末装置からの指示を受け付け、メール送信指示の場合は送信メール処理部にメールの格納を指示し、メール受信指示の場合は受信メール処理部にメールの読み出しを指示して読み出したメールを端末装置に送る。
【0012】請求項3の発明において、各UI処理部は、共有メールに対して付与メールを送る際に、ユーザが付与対象メール中の挿入位置を指定する手段を有している。付与メール処理部は、付与メールを共有メール格納部に格納するとともに、共有メール管理部のメール情報として、付与メールの挿入位置と付与メールを格納した共有メール格納部内の位置とを含むリンク情報を追加する。受信メール処理部は、共有メールを読み出す際に、共有メール管理部内のリンク情報に基づいて付与メールを読み出し、リンク情報とともにメール送受信制御部に送る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例における電子メールシステムの構成図で、この電子メールシステムは、任意数の端末装置1a〜1dと、各端末装置1a〜1dに対応して設置されたUI処理部2a〜2dと、メールサーバ3と、端末装置1a〜1dとメールサーバ3とを接続するネットワーク4とを備えている。メールサーバ3は、メール送受信制御部5と、送信メール処理部6と、受信メール処理部7と、メールボックス8と、共有メール格納部9と、共有メール管理部10と、個人メール管理部11と、個人メール格納部12と、付与メール処理部13とを備えている。端末装置1a〜1dは、ユーザが電子メールの作成および送受信の指示を行なうためのものである。UI処理部2a〜2dは、端末装置1a〜1dを用いたユーザのメール作成や指示入力のユーザインタフェースを司る。メールサーバ3は、メールの管理および配送を制御する。ネットワーク4は、端末装置1a〜1dとメールサーバ3とを接続する。メール送受信制御部5は、ネットワーク4を経由して、ユーザからの指示やメールの受信、およびユーザへのメールの送信を制御する。送信メール処理部6は、ユーザから送信されたメールの格納処理、およびユーザからの削除指示に応じたメールの削除処理を行なう。受信メール処理部7は、ユーザからの指示に応じてメールを読み出す。メールボックス8は、メールをアクセスするためのタグをユーザ個人毎に格納する。共有メール格納部9は、同報されたメールをグループで共有する共有メールとして格納する。共有メール管理部10は、共有メール格納部9に格納されている各メールのメール情報を管理する。個人メール管理部11は、個人メール格納部12に格納されている各メールのメール情報を管理する。個人メール格納部12は、ユーザ個人向けに送られたメールを格納する。付与メール処理部13は、指定された共有メールに対する付与メール内容の追加処理を行なう。
【0014】図2は、本発明の一実施例における電子メールシステムの動作を説明するためのメール文の表示内容の説明図である。図3は、本発明の一実施例における電子メールシステムの動作を説明するためのメール文の送信用データ形式の説明図である。図4は、本発明の一実施例における電子メールシステムの動作を説明するための受信メールリストの説明図である。
【0015】図5は、本発明の一実施例における電子メールシステムの動作を説明するためのメール文の表示内容の説明図である。図6は、本発明の一実施例における電子メールシステムの動作を説明するための共有メール管理テーブルの説明図である。図7は、本発明の一実施例における電子メールシステムの動作を説明するための修正メール文の送信用データ形式の説明図である。
【0016】図8は、本発明の一実施例における電子メールシステムの動作を説明するためのメール文の表示内容の説明図である。図9は、本発明の一実施例における電子メールシステムの動作を説明するためのメール文の表示内容の説明図である。次に動作を説明する。なお、端末装置1a〜1dは、ユーザA〜Dが、それぞれ専用で使用するものとする。
【0017】まず、ユーザAが同報メールを作成し、ユーザB〜D宛に送付する場合の処理について述べる。ユーザAは、端末装置1aにおいて、図2のようなメール文を作成し、UI処理部2aを通じて、ユーザB,C,Dに送る。メールの宛先は、メール文の先頭にTo:に続くアドレスとして記述する。ユーザA〜Dのアドレスは、aa,bb,cc,ddとして、メールサーバ3に登録されている。また、メールのタイトルは、Title:に続く文字列として記述することができる。UI処理部2aは、ユーザAが作成した図2のメール文を、図3のような、送信用データの形式に変換する。送信用データは、送り手Aのアドレス21と指示種別22と作成日時23とから成るヘッダと、指示種別毎の必要情報24とから構成される。指示種別22は、送信、一覧、受信、付与、消去などの指示を表す。指示種別「送信」の場合は、必要情報として、あて先25、タイトル26、メール属性27、メール本文サイズ28、メール本文29が含まれる。メール属性27は、同報されたグループ内で共有される共有メールか個人宛に送られる個人メールかの属性を表す。図2のメール文では、あて先が複数記述されているので、UI処理部2aは、同報されたグループ内でメールを共有できるように、メール属性27を「共有」とする。あて先が1個人宛の場合は、メール種別を「個人」とする。一覧、受信、消去などを指示する指示メールは、メール本文29を必要としない。図3のメールは、ネットワーク4を経由してメールサーバ3に送られる。メールサーバ3では、メール送受信制御部5がメールを受け取り、指示種別が「送信」であるので、メールを送信メール処理部6に送る。送信メール処理部6は、メール種別が「共有」であるので、メールを共有メールとして、共有メール格納部9に格納し、システムユニークなメールIDを割り当てて、メールID、メールの格納位置、バイトサイズを、共有メール管理部10の共有メール管理テーブルに追加する。共有メール管理テーブルの内容については後述する。
【0018】なお、送られたメールのメール属性が「個人」の場合、送信メール処理部6は、メールを個人メールとして、個人メール格納部12に格納し、システムユニークなメールIDを割り当てて、メールID、メールの格納位置、バイトサイズを、個人メール管理部11の個人メール管理テーブルに追加する。さらに、送信メール処理部6は、メールに記述されている宛先アドレスに対応するメールボックス8に対して、メールをアクセスするためのタグを追加する。タグは、メール属性、メールID、メールタイトル、作成日時、送り手アドレスの情報を持つ。ユーザAの送ったメールの宛先アドレスは、bb,cc,ddであるので、bb,cc,dd用のメールボックス8に、タグが追加される。このとき、メールが共有メールの場合は、送り手Aのアドレスaa用のメールボックス8にも、同様にタグが追加される。以上でユーザAのメール送信に関する処理は完了する。
【0019】つぎに、ユーザBがユーザAからの同報メールを読んで、コメント文を付加する場合の処理について述べる。ユーザBは、端末装置1bから、UI処理部2bを通じて、自分宛に届いているメールの一覧表示を指示する。UI処理部2bは、指示種別を「一覧」とした指示メールを作成し、メールサーバ3に送る。メールサーバ3では、メール送受信制御部5がメールを受け取り、指示種別が「一覧」であるので、メールを受信メール処理部7に送る。受信メール処理部7は、メールの送り手アドレスに対応するメールボックス8に格納されているタグを全て読み出し、メール送受信制御部5を介して、指示メールを送信した端末装置1bに送る。端末装置1bに送られたタグ情報は、UI処理部2bによって、図4のように受信メールリスト31として端末画面に一覧表示される。端末装置1a〜1dには指示入力装置としてマウス(図示せず)が接続されており、UI処理部2a〜2dは、必要に応じてメニューを表示するなどして、マウスからのユーザ入力を処理する。ユーザBが、受信メールリスト31の中から、ユーザAから送られた同報メール「パーティーのご案内」を選択し、メニュー32を表示して「読む」を選択すると、UI処理部2bは、指示種別を「受信」とし、必要情報として対象メール属性と対象メールIDとを含む指示メールを作成し、メールサーバ3に送る。メールサーバ3では、メール送受信制御部5がメールを受け取り、指示種別が「受信」であるので、メールを受信メール処理部7に送る。受信メール処理部7は、指示種別「受信」の指示メールを受け取ると、指示メールの情報に含まれる対象メール属性や対象メールIDによって指定されるメールを、共有メール管理部10または個人メール管理部11の情報に基づいて、共有メール格納部9または個人メール格納部12から読み出す。ユーザBによって指定されたメール「パーティーのご案内」は、受信メール処理部7によって、共有メール格納部9から読み出され、メール送受信制御部5を介して、指示メールを送信した端末装置1bに送られる。端末装置1bに送られたメール「パーティーのご案内」は、UI処理部2bによって、端末画面に表示される。ここで、ユーザBが、表示されたメール文に対してコメントを付加しようとする場合、コメントを挿入したい箇所をマウスで指示し、図5(A)のようにメニューから「付与」を選択すると、UI処理部2bによって、図5(B)のような編集ウィンドウ33が表示される。編集ウィンドウ33を用いてコメントを作成し、メニューから終了を選択すると、図5(C)のような選択パネル34が表示され、ここで「送る」を選択すると、UI処理部2bが、指示種別を「付与」とし、必要情報として付与対象メールID、挿入位置、コメントを含む付与メールを作成して、メールサーバ3に送る。付与メールは、メールサーバ3のメール送受信制御部5を経て送信メール処理部6に渡され、さらに指示種別が「付与」であるので、付与メール処理部13に渡される。付与メール処理部13は、付与メールを共有メール格納部9に格納し、共有メール管理部10の共有メール管理テーブルから、付与メールによって指定された付与対象メールIDを検索する。図6のように、共有メール管理テーブル35は、メールID、メールの格納位置、バイトサイズ、リンクテーブル36へのポインタを持つ。リンクテーブル36は、共有メールに付与されたメールへのリンク情報を格納するもので、各要素は、リンクコード、付与メールの共有メール格納部9における格納位置、バイトサイズの情報を含む。付与メール処理部13は、付与メールに対して、システムユニークなリンクコードを与え、付与メールの挿入位置情報で指定された付与対象メール文中の位置に、リンクコードを埋め込む。また、付与対象メールのリンクテーブル36に、送られた付与メールに関するリンク情報を追加する。指定された付与対象メールが、リンクテーブル36を持っていない場合は、新規に作成して、リンク情報を格納する。以上でユーザBのコメント文付加に関する処理は完了する。
【0020】ユーザBのコメント文付加の処理と同様に、同報メールの送り手であるユーザAが、メールに対する補足説明を加えることができる。つぎに、他のユーザCが、ユーザAからの同報メールを読んで、コメント文を付加する場合について述べる。ユーザCは、最初にユーザAから同報メールが送られて、ユーザBがコメントを付加し、ユーザAが補足説明を加えた後に、はじめてこのメールを読むものとする。ユーザCは、ユーザBの場合と同様に、自分宛のメールリストの中から、ユーザAから送られた同報メール「パーティーのご案内」を選択し、メニューから「読む」を選択すると、指示種別「受信」の指示メールがメールサーバ3に送られ、受信メール処理部7が、共有メール格納部9から、「パーティーのご案内」を読み出す。この際、共有メール管理部10の共有メール管理テーブルから、「パーティーのご案内」のリンクテーブルを参照し、付与メールへのリンク情報を読み出すとともに、共有メール格納部9から該当する付与メールを読み出す。受信メール処理部7は、共有メールと、それに対するすべての付与メール、およびリンク情報を、図7のような形式で、ユーザCの端末装置1cに送る。端末装置1cに送られたメール「パーティーのご案内」を端末画面に表示する際に、UI処理部2cは、本文中に埋め込まれたリンクコードを検出し、図8(A)のように、リンクアイコン37,38として文中に表示するか、または図8(B)のように、リンクコードに対応する付与メールの内容を展開した形で文中に表示する。図8(A)のようにリンクアイコン37,38として表示した場合は、ユーザのマウスによる指示に応じて、図8(C)のようにウィンドウを表示し、付加メール内容を表示する。図8(B)のように付加メールの内容を展開して表示する場合は、文字色を変えるなどの方法により、本文と視覚的に区別できるように表示する。ユーザCは、表示された「パーティーのご案内」の本文およびユーザA、ユーザBの付与メールを読んで、ユーザBの場合と同様に、自分のコメントを付与メールとして送る。その後、ユーザDが「パーティーのご案内」を読むときには、図9のようにユーザCのコメントも追加されて表示される。
【0021】共有メール格納部9に格納されている共有メールは、すべての受け手ユーザから読み出された後も消去されないので、グループの各ユーザが、何度でもメールをアクセスして、更新された内容を確認することができる。共有メールの消去は、同報メールの送り手であるユーザAが、UI処理部2aを通じて、指示種別「消去」の指示メールを、メールIDとともに送信することにより実行される。このとき、共有メール管理部10のメール管理テーブル上の該当メールの情報、およびそのリンクテーブル36と、リンクテーブル36に登録されている共有メール格納部9内の付与メッセージも同時に消去される。
【0022】このように、ユーザが他のユーザに送った同報メールに対して、その同報グループ内で、コメントを付加していく場合に、コメントがもとのメールに追加されていくので、1つのメールをアクセスするだけで、その時点までの内容をすべて読みとることができる。また、ユーザは、表示されたメールの適当な位置を指定して、本文中の任意の箇所にコメントを挿入することにより、何に対するコメントであるかの意図を、受け手に容易に伝えることができる。
【0023】さらに、コメントへのリンクをリンクアイコンとして表示することにより、コメントを識別しやすくすることができる。なお上記実施例においては、送信するメールを共有メールとするか個人メールとするかを、UI処理部2a〜2dによって決められるように構成したが、ユーザが明示的に指定することにより、送り手と受け手とが1対1の形態で、共有メールを利用したり、同報メールであっても、各個人あての複数のメールとして処理されるように構成してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユーザが電子メールの作成および送受信の指示を行なうための複数の端末装置と、ネットワークを介して全ての端末装置に接続されたメールサーバと、を備え、メールサーバに、メールの送受信制御および処理を行う処理手段と、端末装置から送られたメールを格納するメール格納手段と、メール格納手段に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理するメール管理手段と、端末装置から送られたメールが共有メールへの付与メールである場合に、メール格納手段に格納されているメールのうち指定された共有メールに対して付与メールの内容の追加処理を行ない、メール管理手段のメール情報を更新する付与メール処理手段と、を備えたので、同報されたメールに対して、付与メールを送ることにより、同報グループ内の各ユーザからのメッセージが逐次追加され、読み出すタイミングに応じて、更新された新しい内容を見ることができる。したがってユーザは、同報送付されたメールに対する追加更新を容易に行なうことができるとともに、従来のように、関連する複数のメールをすべてアクセスすることなく、容易に全容を把握することができる。
【0025】また、ユーザが電子メールの作成および送受信の指示を行なうための複数の端末装置と、各端末装置に対応してそれぞれ設けられて、端末装置を用いたメール作成や指示入力のユーザインタフェースを司るUI処理部と、ネットワークを介して全ての端末装置に接続されたメールサーバと、を備え、メールサーバに、ユーザ個人向けに送られたメールを格納する個人メール格納部と、個人メール格納部に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する個人メール管理部と、同報されたメールをグループで共有する共有メールとして格納する共有メール格納部と、共有メール格納部に格納されている各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管理する共有メール管理部と、メールをアクセスするためのタグをユーザ個人毎に格納するメールボックスと、端末装置から送られたメールを個人メール格納部または共有メール格納部に格納し、個人メール管理部または共有メール管理部に必要情報を記録するとともに、メールをアクセスするためのタグをメールボックスに格納する送信メール処理部と、端末装置から送られたメールが共有メールへの付与メールである場合に、共有メール格納部に格納されている共有メールのうち指定された共有メールに対して付与メールの内容の追加処理を行ない、共有メール管理部のメール情報を更新する付与メール処理部と、端末装置からメール受信の指示を受けた場合に、メールボックスに格納されているタグおよび個人メール管理部または共有メール管理部のメール情報に基づいて、指定されたメールを個人メール格納部または共有メール格納部から読み出す受信メール処理部と、端末装置からの指示を受け付け、メール送信指示の場合は送信メール処理部にメールの格納を指示し、メール受信指示の場合は受信メール処理部にメールの読み出しを指示して読み出したメールを端末装置に送るメール送受信制御部と、を備えれば、同報されたメールに対して、付与メールを送ることにより、同報グループ内の各ユーザからのメッセージが逐次追加され、読み出すタイミングに応じて、更新された新しい内容を見ることができる。したがってユーザは、同報送付されたメールに対する追加更新を容易に行なうことができるとともに、従来のように、関連する複数のメールをすべてアクセスすることなく、容易に全容を把握することができる。さらに、共有メール格納部および共有メール管理部と個人メール格納部および個人メール管理部とを各別に設けたので、同報グループ内の各ユーザからのメッセージを効率よく迅速に逐次追加できる。
【0026】また、各UI処理部は、共有メールに対して付与メールを送る際に、ユーザが付与対象メール中の挿入位置を指定する手段を有し、付与メール処理部は、付与メールを共有メール格納部に格納するとともに、共有メール管理部のメール情報として、付与メールの挿入位置と付与メールを格納した共有メール格納部内の位置とを含むリンク情報を追加し、受信メール処理部は、共有メールを読み出す際に、共有メール管理部内のリンク情報に基づいて付与メールを読み出し、リンク情報とともにメール送受信制御部に送る、構成とすれば、ユーザがメールの適当な位置を指定して、本文中の任意の箇所にコメントを挿入することにより、何に対するコメントであるかの意図を、受け手に容易に伝えることができる。




 

 


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