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発明の名称 磁気記録再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−65442
公開日 平成7年(1995)3月10日
出願番号 特願平5−147445
出願日 平成5年(1993)6月18日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】宮井 暎夫
発明者 高松 繁吉 / 豆井 雅之 / 豊岡 徹至 / 韮澤 敬央 / 佐藤 輔之
要約 目的
複数のヘッドを順次切り換える際に磁気ヘッドに流れる過渡電流による磁気記録媒体への誤記録を防止し、磁気記録媒体から周波数変調映像信号を再生した際の再生画面の乱れを防止する。

構成
磁気記録媒体より周波数変調映像信号を検出する第1および第2の磁気ヘッド1,2と、第1および第2の磁気ヘッド1,2による検出信号をそれぞれ増幅する第1および第2の再生増幅回路9,10と、第1および第2の再生増幅回路9,10の出力を切り換えて出力する切換スイッチ11と、第1および第2の再生増幅回路9,10のうちの切換スイッチ11により選択されない方の再生増幅回路の入力端子をインピーダンス素子4,7を介して接地する第1のスイッチ3,6と、第1のスイッチ3,6より遅れて選択されない方の再生増幅回路の入力端子を直接接地する第2のスイッチ5,8とを備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】 磁気記録媒体より周波数変調映像信号を検出する第1および第2の磁気ヘッドと、前記第1および第2の磁気ヘッドによる検出信号をそれぞれ増幅する第1および第2の再生増幅回路と、前記第1および第2の再生増幅回路の出力を切り換えて出力する切換スイッチと、前記第1および第2の再生増幅回路のうちの前記切換スイッチにより選択されない方の再生増幅回路の入力端子をインピーダンス素子を介して接地する第1のスイッチと、前記第1のスイッチより遅れて前記選択されない方の再生増幅回路の入力端子を直接接地する第2のスイッチとを備えた磁気記録再生装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録媒体に記録された周波数変調映像信号を複数、例えば2個のヘッドを順次切り換えて再生する磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の磁気記録再生装置の再生回路部分のブロック図を示す。図6において、1,2は磁気記録媒体より周波数変調映像信号を検出する磁気ヘッド、9,10は磁気ヘッド1,2による検出信号をそれぞれ増幅する再生増幅回路、12,13は再生増幅回路9,10の入力端子を接地するスイッチ、11は再生増幅回路9,10の出力を切り換えて出力する切換スイッチである。16は出力端子である。
【0003】スイッチ12,13は切換スイッチ11に同期しており、切換スイッチ11により磁気ヘッド1に接続された再生増幅回路9が選択される場合、スイッチ12がオフし、スイッチ13がオンする。そのため、磁気ヘッド2に接続された再生増幅回路10の入力端子が接地されるので、再生増幅回路10により増幅される磁気ヘッド2からの飛び込みノイズを低減できる。
【0004】また、切換スイッチ11により磁気ヘッド2に接続された再生増幅回路10が選択される場合、スイッチ13がオフし、スイッチ12がオンする。そのため、磁気ヘッド1に接続された再生増幅回路9の入力端子が接地されるので、再生増幅回路9により増幅される磁気ヘッド1からの飛び込みノイズを低減できる。したがって、再生時のヘッド間のクロストークを改善することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の従来例によれば、例えばスイッチ13がオフ状態からオン状態へ変わる瞬間に発生する電荷の移動により、磁気ヘッド2に大きな過渡電流が流れ、この過渡電流により再生時に磁気記録媒体に誤記録する。そのため、磁気記録媒体から周波数変調映像信号を再生した際に、再生画面上にノイズバーなどの乱れが発生するという欠点がある。
【0006】この発明の目的は、磁気ヘッドに流れる過渡電流による磁気記録媒体への誤記録を防止し、磁気記録媒体から周波数変調映像信号を再生した際の再生画面の乱れを防止することができる磁気記録再生装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気記録再生装置は、磁気記録媒体より周波数変調映像信号を検出する第1および第2の磁気ヘッドと、第1および第2の磁気ヘッドによる検出信号をそれぞれ増幅する第1および第2の再生増幅回路と、第1および第2の再生増幅回路の出力を切り換えて出力する切換スイッチと、第1および第2の再生増幅回路のうちの切換スイッチにより選択されない方の再生増幅回路の入力端子をインピーダンス素子を介して接地する第1のスイッチと、第1のスイッチより遅れて選択されない方の再生増幅回路の入力端子を直接接地する第2のスイッチとを備えている。
【0008】
【作用】この発明の構成によれば、第1および第2の再生増幅回路のうちの切換スイッチにより選択されない方の再生増幅回路の入力端子のインピーダンスが段階的に下がることになり、急な電荷の移動が回避され、発生する過渡電流レベルが著しく低下する。この結果、磁気記録媒体に記録される電流としては非常に小さくなり、誤記録はほとんどしなくなる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例の磁気記録再生装置を図1ないし図5を参照しながら説明する。この磁気記録再生装置は、図1に示すように、磁気記録媒体より周波数変調映像信号を検出する第1および第2の磁気ヘッド1,2と、第1および第2の磁気ヘッド1,2による検出信号をそれぞれ増幅する第1および第2の再生増幅回路9,10と、第1および第2の再生増幅回路9,10の出力を切り換えて出力する切換スイッチ11と、第1および第2の再生増幅回路9,10のうちの切換スイッチ11により選択されない方の再生増幅回路の入力端子をインピーダンス素子4,7を介して接地する第1のスイッチ3,6と、第1のスイッチ3,6より遅れて選択されない方の再生増幅回路の入力端子を直接接地する第2のスイッチ5,8とを備えている。
【0010】図6の従来例との違いは、第1および第2の再生増幅回路9,10のうちの切換スイッチ11により選択されない方の再生増幅回路の入力端子を直接接地するスイッチ12,13に代えて、第1および第2の再生増幅回路9,10のうちの切換スイッチ11により選択されない方の再生増幅回路の入力端子をインピーダンス素子4,7を介して接地する第1のスイッチ3,6と、第1のスイッチ3,6より遅れて選択されない方の再生増幅回路の入力端子を直接接地する第2のスイッチ5,8とを設けたものであり、スイッチ3,5,6,8のオンオフ制御および切換スイッチ11の切換制御はスイッチ制御回路18により行う。スイッチ制御回路18は、制御電圧入力ピン(以下、HASWと記す)17から入力されるヘッド切換制御信号に応答してスイッチ3,5,6,8のオンオフ制御および切換スイッチ11の切換制御を行う。その他の構成は図6と同様である。
【0011】以上のような構成において、スイッチ3,5,6,8のオンオフ制御は切換スイッチ11の切換動作に同期して行われる。切換スイッチ11により磁気ヘッド1に接続された再生増幅回路9が選択される場合、スイッチ3,5がオフし、スイッチ6,8がオンする。この際、スイッチ3,5は同時にオフとなり、磁気ヘッド1の再生信号がすぐに再生増幅回路9へ送られる。また、スイッチ6,8はまずスイッチ6がオンとなり、その後スイッチ8がオンとなり、再生増幅回路10の入力端子は最初にインピーダンス素子7を介して接地され、その後直接接地されることになる。そのため、再生増幅回路10により増幅される磁気ヘッド2からの飛び込みノイズが低減できる。また、再生増幅回路10の入力端子のインピーダンスが段階的に低下することで、急な電荷の移動が防止され、発生する過渡電流レベルが著しく低下し、磁気記録媒体に記録する電流としては非常に小さくなり、誤記録はほとんどしなくなる。
【0012】また、切換スイッチ11により磁気ヘッド2に接続された再生増幅回路10が選択される場合、スイッチ6,8がオフし、スイッチ3,5がオンする。この際、スイッチ6,8は同時にオフとなり、磁気ヘッド2の再生信号がすぐに再生増幅回路10へ送られる。また、スイッチ3,5はまずスイッチ3がオンとなり、その後スイッチ5がオンとなり、再生増幅回路9の入力端子は最初にインピーダンス素子4を介して接地され、その後直接接地されることになる。そのため、再生増幅回路9により増幅される磁気ヘッド1からの飛び込みノイズが低減できる。また、再生増幅回路9の入力端子のインピーダンスが段階的に低下することで、急な電荷の移動が防止され、発生する過渡電流レベルが著しく低下し、磁気記録媒体に記録する電流としては非常に小さくなり、誤記録はほとんどしなくなる。
【0013】したがって、再生時のヘッド間のクロストークを改善することができるともに、磁気記録媒体から周波数変調映像信号を再生した際の再生画面の乱れを防止することができる。上記の図1における、例えばスイッチ3,5は、図2に示すように、例えばトランジスタからなり、ヘッド切換信号に応答して発生する制御電流14をトランジスタであるスイッチ3に直接供給し、同制御電流14が遅延回路15で所定時間遅延してトランジスタであるスイッチ5に供給する構成とすることで、制御電流14の供給に応答して、まずスイッチ3をオンにして再生増幅回路9の入力端子をインピーダンス素子4を介して接地し、その後スイッチ5をオンにして再生増幅回路9の入力端子を直接接地するようにしている。
【0014】つまり、図2の構成は、言い換えると、オン抵抗の異なる複数のトランジスタを遅延回路15を介してオンさせることで、電荷の移動を複数の段階に分け、発生する過渡電流のレベルを著しく低下させるということになる。上記のオン抵抗は、インピーダンス素子4の抵抗Rを含めてオン抵抗といっているが、トランジスタであるスイッチ3自体にインピーダンス素子4に相当するオン抵抗を持つなら、インピーダンス素子4は省くことができる。
【0015】以上の構成により、図3に示すように、再生増幅回路9の入力端子のインピーダンスを∞→Rオーム→数オームというように、段階的に低下させることで急な電荷の移動を防ぎ、発生する過渡電流レベルを著しく低下させているので、磁気記録媒体に記録する電流としては非常に小さくなり、誤記録はほとんどしなくなる。
【0016】ここで、図1の磁気記録再生装置は具体的には、図4に示すような構成となる。図5は図4の各部のタイムチャートである。以下、図4および図5を参照しながら磁気記録再生装置について詳しく説明する。図4において、18はスイッチ制御回路(ヘッド切換スイッチ回路)、17はスイッチ制御回路18の入力端子に接続されるところの制御電圧入力ピン(HASW)であり、図1にも示している。
【0017】スイッチ制御回路18において、トランジスタQ1 〜Q2 ,抵抗R1 〜R4 ,直流電圧源V1 で構成する差動回路は、HASWへ入力されるヘッド切換信号に応答して切換動作を行うための切換スイッチ回路SWであり、トランジスタQ4〜Q9 ,抵抗R8 〜R16で構成される回路は、前記切換スイッチ回路SWの出力に応じて、トランジスタQ31またはQ32にベース電流を供給する第1のロジック回路LG1 であり、トランジスタQ8 ,Q9 のベースの直流電圧を構成する抵抗分割は、 ((R6+R7)/(R5+R6+R7)) > ((R15+R16)/(R13+R14+R15+R16)) (R6/(R5+R6)) < ((R15+R16)/(R13+R14+R15+R16)) で与えられている。
【0018】また、Q22〜Q30,抵抗R24〜R31、コンデンサC1 で構成される回路は、トランジスタQ17のベース電圧を制御する遅延回路DL(図2の遅延回路15に対応する)であり、トランジスタQ12〜Q21,抵抗R17〜R23で構成される回路は、前記第1のロジック回路LG1 に対して遅延時間分遅れてトランジスタQ33またはQ34にベース電流を供給する第2のロジック回路LG2 である。
【0019】トランジスタQ25とトランジスタQ27のエミッタ電流比は2:1に設定してあり、また、トランジスタQ24とトランジスタQ28のコレクタ電流比は1:1に設定している。また、トランジスタQ17のベースの印加電圧は、HASW17の設定により、(トランジスタQ22のベース電位−VBE)から(トランジスタQ23ベース電位+VBE)まで変化する。
【0020】なお、図4のトランジスタQ32は図1のスイッチ3に対応し、抵抗R33はインピーダンス素子4に対応し、トランジスタQ33はスイッチ5に対応し、トランジスタQ31はスイッチ6に対応し、抵抗R32はインピーダンス素子7に対応し、トランジスタQ34はスイッチ8に対応する。つぎに、以上のように構成されたこの発明の磁気記録再生装置の動作について説明する。
【0021】図4の回路で、HASW17に印加されるバイアスがトランジスタQ2 のベースに印加されている直流電圧V1 以下の場合、トランジスタQ1 のコレクタ電流が流れ、トランジスタQ11,Q26が飽和(オン)し、またトランジスタQ3 ,Q10のコレクタがオープン状態になる。その際、第1のロジック回路LG1 にてトランジスタQ5 のコレクタ電流が流れ、トランジスタQ19,Q31が飽和(オン)し、トランジスタQ31により、再生増幅回路10の入力端子のインピーダンスが∞からR32程度になり、トランジスタQ19により、トランジスタQ18のコレクタがオープン状態になる。
【0022】一方、トランジスタQ26により、トランジスタQ25のコレクタとトランジスタQ22のエミッタがオープン状態になり、トランジスタQ24のコレクタ電流がコンデンサC1 に充電されるため、トランジスタQ17のベース電位は遅延時間を介して、(トランジスタQ23のベース電位+VBE)になる。よって、トランジスタQ17のベース電位がトランジスタQ16のベース電位以上になった時点で、トランジスタQ14のコレクタ電流が流れ、トランジスタQ34が飽和(オン)する。これにより、再生増幅回路10の入力端子のインピーダンスがR32程度から数Ωになる。
【0023】つぎに、図4の回路で、HASW17に印加されるバイアスがトランジスタQ2 のベースに印加されている直流電圧V1 以上の場合、トランジスタQ2 のコレクタ電流が流れ、トランジスタQ3 ,Q10が飽和(オン)し、またトランジスタQ11,Q26のコレクタがオープン状態になる。その際、第1のロジック回路LG1 にてトランジスタQ6 のコレクタ電流が流れ、トランジスタQ21,Q32が飽和(オン)し、トランジスタQ32により、再生増幅回路9の入力端子のインピーダンスが∞からR33程度になり、トランジスタQ21により、トランジスタQ20のコレクタがオープン状態になる。
【0024】一方、トランジスタQ26により、トランジスタQ23のエミッタがオープン状態になり、コンデンサC1 は,トランジスタQ24のコレクタ電流に等しい電流をトランジスタQ25のコレクタに供給しながら放電するため、トランジスタQ17のベース電位は遅延時間を介して(トランジスタQ22のベース電位−VBE)になり、トランジスタQ17のベース電位がトランジスタQ16のベース電位以下になった時点でトランジスタQ13のコレクタ電流が流れ、トランジスタQ33が飽和(オン)する。これにより、再生増幅回路9の入力端子のインピーダンスがR33程度から数Ωになる。
【0025】つぎに、遅延時間について図5を基に説明する。この実施例では、コンデンサC1 =0.01(μF)、トランジスタQ22のベース直流電圧を1.5(V)、トランジスタQ23のベース直流電圧3.5(V)、トランジスタQ16のベース直流電圧を2.5Vに設定している。このため、遅延時間Tdは、Td=C1 ×ΔV/IΔV=2.5−(1.5−VBE
=(3.5+VBE)−2.5=1.7(V) (※ VBE≒0.7V)
I=70×10-6(A)
これより、Td=240(μsec)となる。よって、HASWの切り換えによるトランジスタQ17のベース電位の動きと、再生増幅回路9,10の入力端子に接続する各トランジスタQ31〜Q34(図1におけるスイッチ3,6,8,5にそれぞれ相当する)のベース電圧の動きは、図5に示す特性となる。
【0026】
【発明の効果】この発明の磁気記録再生装置は、第1および第2の再生増幅回路のうちの切換スイッチにより選択されない方の再生増幅回路の入力端子のインピーダンスを段階的に下げることができ、急な電荷の移動が回避でき、発生する過渡電流レベルを著しく低下させることができ、この結果、磁気記録媒体に記録される電流としては非常に小さくでき、誤記録はほとんどしなくなる。したがって、磁気ヘッドに流れる過渡電流による磁気記録媒体への誤記録を防止し、磁気記録媒体から周波数変調映像信号を再生した際の再生画面の乱れを防止することができる。




 

 


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