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発明の名称 無線電話装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−50869
公開日 平成7年(1995)2月21日
出願番号 特願平5−197251
出願日 平成5年(1993)8月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】武田 元敏
発明者 西田 盛嗣
要約 目的
無線チャネルの利用効率を高め、サービス向上を図る。

構成
複数ゾーンのチャネルで通話が可能なオーバーラップ領域を設け、子機の優先順位を管理する手段として子機優先度管理部55と、発信ダイヤルを解析する手段として番号解析部56を制御装置5に付加し、通話チャネルをすべて使用中のゾーンで新たな発着信が発生した場合、優先順位比較結果と緊急電話発信の場合、オーバーラップゾーンで通話中の子機を隣接するゾーンのチャネルに切り換え、空になったチャネルを前記子機に割り当てて発着信させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 無線電話装置の制御装置に無線接続装置が形成するゾーンをその無線電話装置のみが通話可能な領域と、隣接する無線接続装置とオーバーラップし、両方の無線接続装置で通話可能な領域に分けて無線電話機の位置登録を行う手段と、無線電話機相互の優先度を比較する手段を有することを特徴とする無線電話装置。
【請求項2】 無線電話装置の制御装置に発信ダイヤルが緊急電話か通常電話かを判断する手段を有することを特徴とする請求項1記載の無線電話装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線接続装置を分散設置するマルチゾーン方式をとる無線電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、構内自動交換機の内線電話機を無線化する方法として、無線接続装置を分散配置し、同一周波数帯域の繰り返し利用により収容できる無線電話機数を多くするマルチゾーン方式が採用されている。この方式ではサービスエリアを比較的狭いゾーンに区切って出力が低い電波で周波数を繰り返し利用するので、送信電力の低減や収容する無線電話機数を多くとることができるといった長所があるが、ゾーン間を移動する無線電話機の位置を追跡し、通話を継続する技術が必要になり、様々な方式が実現されてきた。
【0003】図3は従来の無線電話装置の構成例を示すブロック図であり、2台の無線電話機を収容した場合である。図3において、1および2は無線電話機、3および4は無線接続装置、5は無線電話装置の制御装置であり、構内自動交換機6の内線に接続されている。
【0004】前記無線電話機1(無線電話機2も同じ構成であるので、枠内の各部は省略してある)は、RF送受信部11,位置検出部12,通信制御部13,子機制御部14および音声インタフェース部15でなる。前記無線接続装置3(無線接続装置4も同じ構成であるので、枠内の各部は省略してある)は、RF送受信部31および通信制御部32でなる。
【0005】また、前記制御装置5は通話路スイッチ部51,内線インタフェース部52,制御部53および位置登録部54でなる。なお、図中の細実線は制御チャネル、太実線は音声チャネル、破線は無線信号(音声+制御信号)を示す。
【0006】上記構成の各部において、無線電話機1,2と無線接続装置3,4は、RF送受信部11,31により制御信号と音声を同時に通信する。また、無線電話機の位置検出部12により前記無線接続装置3,4の両方の電波状態をモニタし、どちらのゾーンに位置しているか判定する。前記制御信号は、無線電話機と無線接続装置の通信制御部13,32により無線区間を伝搬され、無線電話機の子機制御部14と制御装置の制御部53との間で送受信される。
【0007】一方、音声は無線電話機のマイク,スピーカ(いずれも図略)からなる音声インタフェース部15から制御装置の通話路スイッチ部51,内線インタフェース部52を経由して構内自動交換機6に接続される。制御装置の位置登録部54は無線接続装置3,4の状況を示し、ゾーン内に滞在している無線電話機の番号と通話チャネルの利用状況を記録する。
【0008】このような構成で無線電話機1が無線接続装置3のゾーン(以下、第1ゾーンと略称)から、他の無線接続装置4のゾーン(以下、第2ゾーンと略称)へ移動する場合を説明する。まず、無線電話機1の位置検出部12により前記RF送受信部11で受信している無線接続装置3と4の電波状態から、無線電話機1がゾーンの移動を検出する。このことを、無線電話機1の子機制御部14は通信制御部13を経由して制御装置5の制御部53へ通知し、第2ゾーンのチャネルを要求する。前記制御部53は、位置登録部54の無線電話機1の登録位置を第2ゾーンへ変更し、第2ゾーンに空チャネルがあれば、そのチャネル番号を前記無線電話機1へ返答する。第2ゾーンの新たなチャネル番号を受信した無線電話機1は、そのチャネルに切り換え通話を継続する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の構成では、チャネルの切り換えが通話中の無線電話機のゾーン移動によってのみ行われるので、ゾーンのチャネルがすべて使用中の場合、そのゾーンで通話中の無線電話機が他のゾーンへ移動しないかぎり、新たな着信や発信ができず、緊急電話の発信や、個人携帯を前提とした無線電話機で優先度の高い所有者が通話を行えないという問題点を有していた。
【0010】本発明はこのような従来の問題点を解決し、無線電話装置の利用効率を高め、サービス向上を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決し目的を達成するため、無線電話装置の制御装置に無線接続装置が形成するゾーンを、その無線接続装置のみが通話可能な領域と隣接する無線接続装置とオーバーラップし、両方の無線接続装置で通話可能な領域に分けて無線電話機の位置登録を行う手段と、無線電話機相互の優先度を比較する手段と、発信ダイヤルが緊急電話か通常電話かを判定する手段を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、上記した構成により、優先度が高い無線電話機の発着信と緊急電話発信が行われた場合、オーバーラップゾーンで通話を行っている無線電話機のチャネルを隣接しているゾーンのチャネルに切り換え、新規発着信のためのチャネルを確保することにより、1つのゾーンのチャネルがすべて使用中でも、現在の通話を中断することなく重要度が高い新規の発着信を行うことが可能になる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例における無線電話装置の構成を示すブロック図であり、前記図3と同様に2台の無線電話機を収容した場合である。図1において、前記図3と同じ機能のブロックには同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0014】本実施例においては、制御装置5に次の機能を付加する。位置登録部54は無線接続装置の状況を示し、ゾーン内に滞在している無線電話機の番号と通話チャネルの利用状況を記録する。55は各無線電話機のサービスを受けるための優先度を管理する子機優先度管理部、56は無線電話機から受信した発信ダイヤルを解析して110番のような緊急電話か、その他の通常電話かを判定する番号解析部である。
【0015】このような構成で、チャネルがすべて使用されているゾーンで新たな発着信を行う場合を図2により説明する。
【0016】図2は無線接続装置3,4で形成されるゾーンと無線電話機の配置図である。図2において、200,201は無線接続装置3,4により、それぞれ形成された円形の通話可能なゾーンである。203,204は前記ゾーン200のチャネルを使用している無線電話機、205は前記ゾーン201のチャネルを使用している無線電話機である。前記2つのゾーン200,201は部分的に重なり合い、それぞれのチャネルのみで通話可能な領域と、両方のチャネルで通話可能なオーバーラップゾーンに分けられ、無線電話機204は両方の無線接続装置3,4で通話が可能なオーバーラップゾーンで通話中である。また、各ゾーンは2つのチャネルで通話が可能であるものとする。
【0017】(表1)は位置登録部54で使用するゾーンごとの管理データであり、(300)から(303)は位置登録部54がゾーンごとに滞在する無線電話機番号,使用チャネルを記録しているデータである。ゾーン番号200,201は、それぞれ無線接続装置3,4に位置登録してあることを示し、オーバーラップゾーン番号は前記オーバーラップゾーンに位置している場合に、現在位置登録しているゾーンと重なり合っているゾーンの番号を示す。例えば、無線電話機204はゾーン200のチャネル2で通話中であるが、ゾーン201のチャネルでも通話ができることを示している。
【0018】
【表1】

【0019】(表2)は子機優先度管理部55および番号解析部56で使用する管理データであり、(400)から(403)は子機優先度管理部55が持つ各無線電話機が発着信等のサービスを実行する場合の優先度を示すデータである。また、(404)から(406)は構内自動交換機6の外線発信ダイヤル特番0に緊急電話番号110,119を組み合わせたもので、番号解析部56が発信ダイヤルと比較するためのデータである。
【0020】
【表2】

【0021】次に動作を説明すると、いま、図2に示すゾーン200にいる無線電話機202が新たに発信する場合、前記無線電話機202の発信ダイヤル入力を検知した子機制御部14は発信要求を制御装置5の制御部53へ無線電話機1の通信制御部13,無線接続装置3の通信制御部32を経由して通知する。前記通知を受信した制御部53は位置登録部54によりゾーン200の空チャネルを調べるが、(表1)のデータ300,301に示すように、すべてのチャネルが使用中であることが分かる。この場合に、前記制御部53は、前記位置登録部54によりオーバーラップゾーンに滞在している無線電話機の有無と、オーバーラップしているゾーンでの空チャネルの有無を調べ、(表1)のデータ301,303に示すように図2に示す無線電話機204がゾーン201に切り換え可能であることを検出する。
【0022】次に制御装置5の子機優先度管理部55により前記図2に示す無線電話機202と204の(表2)に示す優先度データ400,402を比較し、新たに発信する前記無線電話機202の方が優先度が高い場合、前記(表1)に示すデータ(300)から(303)を(304)から(307)のように書き換えるとともに、前記図2に示す無線電話機204へゾーン201のチャネル2へのチャネル切り換え通知を送信して、前記無線電話機204の通話チャネルを切り換え、制御装置5の通話路スイッチ部51により構内自動交換機6との接続を前記チャネルに切り換え通話を継続させる。
【0023】一方、前記処理により空状態になったゾーン200のチャネル2を(表1)のデータ(305)のように前記無線電話機202に割り当てて、前記構内自動交換機6へ発信を行う。前記無線電話機202への着信が発生した場合も前記と同様の手順で優先度を比較し前記条件を満たせば着信させる。
【0024】次に、他の手段として無線電話装置では、前記無線電話機202が発信する場合に、前記子機優先度管理部55による優先度比較を行わず、前記無線電話機202から前記通信制御部13,32を経由して受信した発信ダイヤルの内容を番号解析部56により解析して、(表2)のデータ(404)から(406)に示す緊急電話番号データのどれかに一致したら、前記と同じチャネル切り換え処理を行って、前記無線電話機202の発信を行わせる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線電話装置は、1つのゾーンのチャネルがすべて使用中でも、現在の通話を中断することなく重要度が高い新規の発着信を行わせるので、個人携帯が前提である無線電話機で、携帯者の順位付けによる発着信の優先制御と緊急電話に対する優先処理を可能とし、無線電話装置のサービス性向上に大きな効果がある。




 

 


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