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発明の名称 磁気ヘッド装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−50064
公開日 平成7年(1995)2月21日
出願番号 特願平6−91392
出願日 昭和58年(1983)5月10日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 日浦 弘美 / 中川康一郎
要約 目的
従来の磁気ヘッド装置と比較して同等以上の特性を有することは勿論のこと、組立が簡単で、かつ量産的にも優れた磁気ヘッド装置を提供する。

構成
カートリッジ5’内に収納された磁気記録媒体7は、磁気ヘッド挿入窓8より相対的に挿入される磁気ヘッドのスライダー部4,4’により一定の圧力で保持される。また、スライダー部4,4’が磁気ヘッドコア部1を収納保持することによりスライダー部はコ字形状となっており、このコ字形状内部に、コイル部2が挿入された磁気ヘッドコア部1を配することにより、磁気ヘッドコア部1およびコイル部2を外部からの衝撃から保護するようになっている。スライダー部4,4’は支点Pを回転中心とする板ばね3により保持され、カートリッジ5’の磁気ディスクドライブ装置への着脱時にスライダー部4,4’を矢印方向に逃がすようになっている。
特許請求の範囲
【請求項1】円盤状磁気記録媒体の近傍に配置された平板状の板ばねと、コイルボビンにコイルが巻回されたコイル部が挿入された磁気ヘッドコア部をスライダー部によって内部に収納保持された磁気ヘッドブロックとを具備し、前記磁気ヘッドブロックを前記板ばねの主面の前記磁気記録媒体側に固着形成したことを特徴とする磁気ヘッド装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードケースよりなるカートリッジ内に収納された円板状の磁気記録媒体に、両側より相対的に当接して情報信号を記録もしくは再生する両面タイプの磁気ヘッド装置に関するもので、特にフロッピーディスク・ドライブ装置に使用して有効なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録手段の端末として多用されているものに磁気ディスク装置があり、その記録媒体の1手段として磁気ディスクが使用されていることは周知の通りである。また、その使用範囲は使用条件を厳しくコントロールした環境下では勿論のこと、今や一般の家庭にまでも普及しつつある。
【0003】このような状況下にあって、従来の円板状磁気記録媒体のもついくつかの問題点がクローズアップされて来ている。具体的に例を上げると、まず、磁気記録媒体をエンベロープ(包装)より取り出した状態では磁性面を容易に触れることができることである。次に、使用後エンベロープに入れないまま放置することにより、磁性面上に異物が付着し、情報面を傷付ける要因となることである。
【0004】このような観点から、近年、磁気記録媒体をハードケース内に収納し、磁気ディスク装置内に装着時以外は磁性面が露出しないような構成としたものが発表されている。
【0005】これによれば、従来のような操作上あるいは保管上による磁性面上への傷付けなどに対する問題は無視できるものである。しかしながら、このようなハードケースとすることによる問題点としては、ケース自体に剛性を持たせる為に、ある程度のケース厚みが必要となり、従来の両面磁気ヘッド構成に於いてはいくつかの問題点が発生することになる。
【0006】以下、図面を参照しながら従来の磁気ヘッド装置について説明する。図1は従来の両面タイプの磁気ヘッド装置の斜視図であり、図2はその磁気ヘッド装置と従来のジャケット式磁気記録媒体との使用状態に於ける要部側断面図を示したものである。それらの図面に於いて、1は磁気ヘッドコア部、2はコイルボビンに巻かれたコイル部、3は板ばね、4は磁気ヘッドコア部1およびコイル部2を保有して使用状態に於いては磁気記録媒体7と摺動しながらその接触状態を一定に保つようになされたスライダー部である。5は円板状の磁気記録媒体7を収納してなるジャケット、6は磁気記録媒体7とジャケット内側部との間に設けられ、磁気記録媒体7上の塵埃あるいは磁性粉を除去する為に設けられたライナーである。また、8はジャケット5のジャケット面上に設けられた一対の磁気ヘッド挿入窓である。板ばね3上に設けられるスライダー部4および磁気ヘッドコア部1は支点Pを中心に、第2図の矢印方向に回転させられ、この回転により、ジャケットの着脱時に磁気ヘッドを逃がすようになっている。
【0007】図3(a)(b)は、円板状の磁気記録媒体を収納する従来のジャケットをハードケースよりなるカートリッジ式にした場合の従来の両面タイプの磁気ヘッド装置とカートリッジとの使用状態に於ける相対関係を示した要部断面図である。それらの図面に於いて、5’は従来のジャケットに相当するハードケースよりなるカートリッジである。図中には表わしていないが、前述のようにカートリッジを磁気ディスク装置内に装着時以外は磁気ヘッド挿入窓8はシャッターにより閉じられる構造となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3(a)に於いて、前述のようなハードケースを使用し、図2で示したコイルボビンに巻かれたコイル部を使用する場合、スライダー部4の厚みは厚くなり、その結果、磁気ヘッドコア部1の磁路長が長くなり、コア効率が大幅に低下することとなる。図3(c)には、計算による磁気ヘッドコア高さとコア効率の関係を示したものであり、コア高さの増加により、コア効率の低下している様子がよく理解される。前述したコイルボビンに巻かれたコイル部2は、通常再生出力の観点より、150〜200回の巻数を必要とするため、従来より図のようなコイルボビンに巻かれており、このような構成とすることにより、製造時の作業性が良くなっていることは言うまでもない。
【0009】しかしながら一方では、前述したコイル部の物理的な寸法により磁気ヘッドの設計寸法が限定されることにもなる。また、磁気ヘッドコア部1の寸法が大となることにより、製造工程中に於いては、磁気ヘッドコア部1に対してクラックやカケが発生する確率も高くなり、総合的に製造歩留りが低下することとなる。また、図3(b)は図3(a)に於けるスライダー部4を図2に示すものと同等のものを使用した状態の側断面図を示しているが、このような構成とすることにより、板ばね3の形状が複雑となる欠点がある。
【0010】既に周知の通りであるが、高密度化傾向の一途をたどる磁気ディスク装置に於いて、現在主流になりつつあるのが両面倍密度いわゆる96TPiあるいは100Tpiまで記録トラック密度を向上させたものである。これらの装置によれば上下磁気ヘッドは半径方向に8トラックだけトラック位置をずらせるようになっており、その位置ずれ調整精度は±5μm以下が必要とされている。ここで、図3(b)のように、板ばね3にそのような加工を施し、これをもって上下磁気ヘッドの位置決めをするには、曲げ加工による機械的寸法精度あるいは、そりといった問題から、非常に厳密な調整精度と多くの時間を費やすことになるなど、量産性を考慮する上で非常に大きな問題となっている。
【0011】本発明の目的は、このような従来の磁気ヘッド装置と比較して同等以上の特性を有することは勿論のこと、組立が簡単で、かつ量産的にも優れた磁気ヘッド装置を提供せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッド装置は、円盤状磁気記録媒体の近傍に配置された平板状の板ばねと、コイルボビンにコイルが巻回されたコイル部が挿入された磁気ヘッドコア部をスライダー部によって内部に収納保持された磁気ヘッドブロックとを具備し、前記磁気ヘッドブロックを前記板ばねの主面の前記磁気記録媒体側に固着形成したことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】以上の構成により、本発明の磁気ヘッド装置は、コイルボビンにコイルが巻回されたコイル部が挿入された磁気ヘッドコア部をスライダー部によって内部に収納保持しているので、スライダー内部に磁気ヘッドコア部およびコイル部を設けることができ、磁気ヘッドコア部への外部からの直接的な衝撃をスライダー部で防護することができる。
【0014】また、スライダーによって、コイル部の挿入された磁気ヘッドコア部を内部に収納保持して1ブロック化し、このブロックを平板状の板ばね上に固着形成することにより、製造時の作業性を高め製造歩留りを大幅に向上することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図4は本発明に係る両面タイプの磁気ヘッド装置の一実施例を示すものである。同図に於いて、1は磁気ヘッドコア部、2はコイルボビンに巻かれたコイル部、3はコ字状の板ばね、4,4’はスライダー部であり、これらによってコイル部2が挿入された磁気ヘッドコア部1が収納保持されている。また、5’はカートリッジ、6はライナー、7は円板状の磁気記録媒体、8は磁気ヘッド挿入窓である。
【0017】図の示すごとく、カートリッジ5’内に収納された磁気記録媒体7は、磁気ヘッド挿入窓8より相対的に挿入される磁気ヘッドのスライダー部4,4’により一定の圧力で保持される。また、スライダー部4,4’が磁気ヘッドコア部1を収納保持することによりスライダー部はコ字形状となっており、このコ字形状内部に、コイル部2が挿入された磁気ヘッドコア部1を配することにより、磁気ヘッドコア部1およびコイル部2を外部からの衝撃から保護するようになっている。上記スライダー部4,4’は支点Pを回転中心とする板ばね3により保持され、カートリッジ5’の磁気ディスクドライブ装置への着脱時に上記スライダー部4,4’を矢印方向に逃がすようになっている。
【0018】このような構成とすることにより、板ばね3の形状が複雑とならず、かつ、磁気ヘッドコア部1およびコイルボビンに巻かれたコイル部2をスライダー部4,4’に組み合わせた状態で1つのブロックとして取扱うことができ、また、上記磁気ヘッドコア部の寸法を最小限にすることができ、特性上も従来の構成とした場合と同等以上の特性が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の磁気ヘッド装置は、コイルボビンにコイルが巻回されたコイル部が挿入された磁気ヘッドコア部をスライダー部によって内部に収納保持しているので、スライダー内部に磁気ヘッドコア部およびコイル部を設けることができ、磁気ヘッドコア部への外部からの直接的な衝撃をスライダー部で防護することができる。また、スライダーによって、コイル部の挿入された磁気ヘッドコア部を内部に収納保持して1ブロック化し、このブロックを平板状の板ばね上に固着形成することにより、製造時の作業性を高め製造歩留りを大幅に向上することができる。さらに、本発明によれば、磁気ヘッドコア部の高さを必要最小限に設定することにより、ヘッドコア部材の材料の消費量を少なくすることができるばかりでなく、磁気ヘッド装置のヘッド効率を最適化できる等、工業上大なる効果を奏するものである。




 

 


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