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発明の名称 音声出力機能付きマルチウインドウ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−49763
公開日 平成7年(1995)2月21日
出願番号 特願平6−102903
出願日 平成6年(1994)5月17日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】前田 弘 (外2名)
発明者 高橋 学志
要約 目的
ディスプレイ装置の画面上にウインドウを表示すると共に、このウィンドウに対応した音声を発音している場合に、該ウインドウをアイコン化した場合又はこのウィンドウが別のウインドウで隠された場合等に、この変化したウインドウの状態を容易に判断できるようにする。

構成
オペレーティングシステム、ウインドウシステム及びフィルタプログラムを実行するプロセッサ14と、このプロセッサ14によるウインドウシステムの実行により生成されたウインドウを表示するディスプレイ装置2と、前記プロセッサ14により供給された音声信号4を入力して音声7を発音する音声出力回路6を設ける。表示されたウィンドウの大きさが変化、又は他のウインドウとの前後関係が変化した際、前記プロセッサ14は、音声信号4に対して前記ウィンドウの変化に予め対応付けた特性のフィルタをかける。
特許請求の範囲
【請求項1】 音声信号を発生する音声信号発生手段と、オペレーティングシステム、ウインドウシステム、及びフィルタプログラムを実行すると共に前記音声信号発生手段から出力される音声信号を入力する制御手段と、前記制御手段によるウインドウシステムの実行によって生成されたウインドウを表示するディスプレイ装置と、前記制御手段から供給される音声信号を入力して発音する音声出力回路とを具備して、前記ディスプレイ装置の画面上にウインドウを表示しつつ前記ウィンドウに対応した音声を前記音声出力回路から常時又は随時に発音させるようにした音声出力機能付きマルチウインドウ装置であって、前記制御手段は、前記ディスプレイ装置の画面上に表示されたウインドウに対応した音声を前記音声出力回路から発音させている状態から、この表示されたウインドウの大きさが変化又は他のウインドウとの前後関係が変化するウィンドウ変化を判定するウインドウ変化判定手段を有し、前記ウインドウ変化判定手段により前記ウインドウ変化が判定された時に、前記音声出力回路に供給する音声信号に対して、そのウインドウ変化に対応した特性のフィルタをかけるように構成されていることを特徴とする音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項2】 制御手段は単一のプロセッサより成ることを特徴とする請求項1記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項3】 制御手段は、オペレーティングシステム及びウインドウシステムを実行すると共にウィンドウ変化時に制御コマンドを設定するプロセッサと、前記プロセッサにより制御コマンドが設定され、この制御コマンドに従って、音声出力回路に供給する音声信号に対してウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかける音声信号処理回路とから成ることを特徴とする請求項1記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項4】 制御手段は、オペレーティングシステム及びフィルタプログラムを実行すると共に音声信号発生手段から出力される音声信号を入力し、ウィンドウ変化時に、音声出力回路に供給する音声信号に対してそのウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかける第1のプロセッサと、ウィンドウシステムを実行する第2のプロセッサとから成ることを特徴とする請求項1記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項5】 制御手段は、オペレーティングシステムを実行する第3のプロセッサと、ウィンドウシステム及びフィルタプログラムを実行すると共に、音声信号発生手段から出力される音声信号を入力し、ウィンドウ変化時に、音声出力回路に供給する音声信号に対してそのウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかける第4のプロセッサとから成ることを特徴とする請求項1記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項6】 制御手段は、オペレーティングシステムを実行すると共にウィンドウ変化時に制御コマンドを設定する第5のプロセッサと、ウインドウシステムを実行する第6のプロセッサと、前記第5のプロセッサにより制御コマンドが設定され、この制御コマンドに従って、音声出力回路に供給する音声信号に対してウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかける音声信号処理回路とから成ることを特徴とする請求項1記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項7】 制御手段は、オペレーティングシステムを実行する第7のプロセッサと、ウインドウシステムを実行すると共に、ウィンドウ変化時に制御コマンドを設定する第8のプロセッサと、前記第8のプロセッサにより制御コマンドが設定され、この制御コマンドに従って音声出力回路に供給する音声信号に対してウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかける音声信号処理回路とから成ることを特徴とする請求項1記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項8】 音声信号処理回路は他のプロセッサから成ることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項9】 音声信号発生手段は、制御手段に接続する外部回路であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項10】 音声信号発生手段は第5のプロセッサより成ることを特徴とする請求項6記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項11】 音声信号発生手段は第8のプロセッサより成ることを特徴とする請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項12】 制御手段は、ウインドウが他のウインドウの後ろに隠された場合には、その隠されたウインドウに対応する音声信号にバンドパスフィルタをかけることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項13】 制御手段は、ウインドウの面積が縮小された場合には、その縮小されたウインドウに対応する音声信号にローパスフィルタをかけることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
【請求項14】 制御手段は、ウインドウがアイコン化された場合には、そのアイコン化されたウインドウに対応する音声信号にハイパスフィルタをかけることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウインドウシステムを実行し、そのウィンドウをディスプレイ装置の画面上に表示すると共に、そのウインドウに対応して発音させる音声出力機能を持つ音声出力機能付きマルチウインドウ装置に関し、特に、その音声出力をウインドウの変化に対応して変更するためのマルチウインドウ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような音声出力機能付きマルチウインドウ装置では、ディスプレイ装置の画面上にウィンドウを表示しつつ、そのウインドウに対応して常時又は随時に発音させている状態において、この表示中のウインドウをアイコン化した場合、又は新たなウインドシステムの実行により他のウインドウが画面上の最前面に表示されることによって表示中のウインドウがその後ろに隠されたり、ウインドウ同志が重なった場合は、元のウィンドウに対応する音声は依然としてそのまま出力され続けたり、音声出力が完全に停止されていた。
【0003】このような従来の音声出力機能付きマルチウインドウ装置の構成を図22に示す。同図の音声出力機能付きマルチウインドウ装置は、オペレーティングシステム及びウインドウシステムを実行すると共に音声信号を発生するプロセッサ1と、このプロセッサ1のウインドウシステムの実行により生成されたウインドウを表示するディスプレイ装置2と、前記プロセッサ1が発生した音声信号4を入力して音声7を発音する音声出力回路6とを持つ。
【0004】前記図22の従来の音声出力機能付きマルチウインドウ装置では、図23の上側の図に示すように、ディスプレイ装置2の画面上には、プロセッサ1のウィンドウシステムの実行により複数のウィンドウA、B、Cが表示され、この複数のウィンドウのうち何れか(図では最前面のウィンドウA)に対応して音声出力回路6からは、供給された音声通りの音声が発音される。今、図23の下側の図に示すように、他のウインドウBが最前面に表示されてウインドウAが隠された場合には、プロセッサ1からは音声信号4は供給されず、音声出力回路6は音声7の発音を停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の音声出力機能付きマルチウインドウ装置では次の欠点がある。すなわち、例えば前述の通りディスプレイ装置の画面上に複数のウィンドウが表示されている場合に、最前面に位置するウインドウに対応させて音声を発音させている状態から、この最前面のウィンドウが他のウインドウに隠された場合に、発音中の音声がそのまま継続していると、この発音中の音声が今回画面の最前面に表示されてきたウインドウに対応するのか、又はその後面に位置することになったウインドウに対応するのかを判断し難い。また、前記と同様の状況で発音中の音声を停止させた場合には、後面に位置することになったウインドウが正常に動作しているのか、音声信号が供給されているのかを判断することが困難である。以上の欠点は、前記のように新たなウィンドウが最前面に位置する場合に限らず、ウィンドウをアイコン化した場合等、ディスプレイ装置の画面上に表示されたウィンドウに変化が生じた場合に生じる。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、前記のような音声出力機能付きマルチウインドウ装置において、ディスプレイ装置の画面上に表示されたウィンドウに変化が生じた場合には、この表示されたウィンドウの変化に対応して音声信号にフィルタをかけることにより、後面に位置したウインドウやアイコン化したウィンドウの正常作動を容易に確認すると共に、ディスプレイ装置の画面上に表示された複数のウィンドウの何れが発音中の音声に対応するかを容易に確認できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を解決するため、請求項1記載の発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置では、音声信号を発生する音声信号発生手段と、オペレーティングシステム、ウインドウシステム、及びフィルタプログラムを実行すると共に前記音声信号発生手段から出力される音声信号を入力する制御手段と、前記制御手段によるウインドウシステムの実行によって生成されたウインドウを表示するディスプレイ装置と、前記制御手段から供給される音声信号を入力して発音する音声出力回路とを具備して、前記ディスプレイ装置の画面上にウインドウを表示しつつ前記ウィンドウに対応した音声を前記音声出力回路から常時又は随時に発音させるようにした音声出力機能付きマルチウインドウ装置を対象とする。そして、前記制御手段は、前記ディスプレイ装置の画面上に表示されたウインドウに対応した音声を前記音声出力回路から発音させている状態から、この表示されたウインドウの大きさが変化又は他のウインドウとの前後関係が変化するウィンドウ変化を判定するウインドウ変化判定手段を有し、前記ウインドウ変化判定手段により前記ウインドウ変化が判定された時に、前記音声出力回路に供給する音声信号に対して、そのウインドウの変化に対応した特性のフィルタをかけるように構成されていることを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置では、前記請求項1記載の発明と前提構成を同一として、制御手段を限定し、制御手段を単一のプロセッサにより構成する。
【0009】更に、請求項3記載の発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置では、制御手段を他に限定し、オペレーティングシステム及びウインドウシステムを実行すると共にウィンドウ変化時に制御コマンドを設定するプロセッサと、前記プロセッサにより制御コマンドが設定され、この制御コマンドに従って、音声出力回路に供給する音声信号に対してウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかける音声信号処理回路とから構成する。
【0010】加えて、請求項4記載の発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置では、制御手段を更に他に限定し、オペレーティングシステム及びフィルタプログラムを実行すると共に音声信号発生手段から出力される音声信号を入力し、ウィンドウ変化時に、音声出力回路に供給する音声信号に対してそのウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかける第1のプロセッサと、ウィンドウシステムを実行する第2のプロセッサとから構成する。
【0011】また、請求項5記載の発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置では、制御手段を別に限定し、オペレーティングシステムを実行する第3のプロセッサと、ウィンドウシステム及びフィルタプログラムを実行と共に、音声信号発生手段から出力される音声信号を入力し、ウィンドウ変化時に、音声出力回路に供給する音声信号に対してそのウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかけるする第4のプロセッサとから構成する。
【0012】更に、請求項6記載の発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置では、制御手段を更に別に限定し、オペレーティングシステムを実行すると共にウィンドウ変化時に制御コマンドを設定する第5のプロセッサと、ウインドウシステムを実行する第6のプロセッサと、前記第5のプロセッサにより制御コマンドが設定され、この制御コマンドに従って、音声出力回路に供給する音声信号に対してウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかける音声信号処理回路とから構成する。
【0013】加えて、請求項7記載の発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置では、制御手段を更に別の他のものに限定し、オペレーティングシステムを実行する第7のプロセッサと、ウインドウシステムを実行すると共に、ウィンドウ変化時に制御コマンドを設定する第8のプロセッサと、前記第8のプロセッサにより制御コマンドが設定され、この制御コマンドに従って音声出力回路に供給する音声信号に対してウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかける音声信号処理回路とから構成する。
【0014】また、請求項8記載の発明では、前記請求項6又は請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置の音声信号処理回路を限定して、この音声信号処理回路を他のプロセッサにより構成する。
【0015】更に、請求項9記載の発明では、前記請求項1〜請求項8記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置の音声信号発生手段を他に限定して、制御手段に接続する外部回路により構成する。
【0016】加えて、請求項10記載の発明では、前記請求項6記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置の音声信号発生手段を限定して、この音声信号発生手段を第5のプロセッサにより構成する。
【0017】また、請求項11記載の発明では、前記請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置の音声信号発生手段を限定して、この音声信号発生手段を第8のプロセッサにより構成する。
【0018】更に、請求項12記載の発明では、前記請求項1〜請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置において、制御手段によるフィルタのかけ方を特定し、ウインドウが他のウインドウの後ろに隠された場合には、その隠されたウインドウに対応する音声信号にバンドパスフィルタをかける構成とする。
【0019】加えて、請求項13記載の発明では、前記請求項1〜請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置において、制御手段によるフィルタのかけ方を他に特定し、ウインドウの面積が縮小された場合には、その縮小されたウインドウに対応する音声信号にローパスフィルタをかける構成とする。
【0020】更に加えて、請求項14記載の発明では、前記請求項1〜請求項7記載の音声出力機能付きマルチウインドウ装置において、制御手段によるフィルタのかけ方を更に他に特定し、ウインドウがアイコン化された場合には、そのアイコン化されたウインドウに対応する音声信号にハイパスフィルタをかける構成とする。
【0021】
【作用】以上の構成により、請求項1、請求項2及び請求項12〜請求項14記載の発明では、制御手段はオペレーティングシステム及びウインドウシステムを実行するので、ディスプレイ装置の画面上にはウインドウが表示されるとともに、この表示中のウィンドウに対応した音声信号が前記制御手段から音声出力回路に供給されて、表示中のウィンドウに対応した音声が音声出力回路から発音される。
【0022】いま、前記の状態から、表示中のウインドウの大きさが変化し、又は他のウインドウとの前後関係に変化が起こった場合には、その変化に対応して制御手段が前記の音声出力回路に供給する音声信号に対して、そのウインドウの変化に対応した特性のフィルタ,例えばウインドウが他のウインドウの後ろに隠された場合にはバンドパスフィルタを、ウインドウの面積が縮小された場合にはローパスフィルタを、ウインドウがアイコン化された場合にはハイパスフィルタをかけるので、その表示中のウィンドウの変化に対応した音声が音声出力回路から発音される。
【0023】この場合、請求項2記載の発明では、オペレーティング及びウインドウの両システムを実行するプロセッサが、フィルタプログラムの実行を兼用して、ソフトウェアで計算して音声波形にフィルタをかけるので、ハードウェアの追加なしに、プログラムの追加だけでウィンドウの変化に対応した特性のフィルタを音声信号にかけることが可能である。
【0024】また、請求項3記載の発明では、表示中のウインドウの大きさが変化し、又は他のウインドウとの前後関係に変化が起こった場合には、そのウィンドウの変化に対応してプロセッサが音声信号処理回路に制御コマンドを設定し、これにより、前記音声信号処理回路が音声信号に対して前記ウインドウの変化に対応した特性のフィルタをかけるので、その表示中のウィンドウの変化に対応した音声が音声出力回路から発音される。
【0025】ここに、前記音声信号処理回路は、ハードウェアで音声信号にフィルタをかけるので、音声信号を前記プロセッサが直接計算できる信号に変換する必要がなく、アナログ信号でもフィルタをかけることが可能であり、またプロセッサの負荷に依存せずにフィルタ動作を行える。
【0026】更に、請求項4記載の発明では、第2のプロセッサがウインドウシステムを実行して、ディスプレイ装置の画面上にウインドウが表示されると共に、第1のプロセッサが音声信号を音声出力回路に供給して、この音声出力回路が前記ディスプレイ装置の画面上に表示されたウインドウに対応する音声を発音する。
【0027】いま、表示中のウインドウの大きさが変化し、又は他のウインドウとの前後関係に変化が起こった場合には、そのウィンドウの変化に対応して第1のプロセッサが音声信号に対して前記ウインドウの変化に対応した特性のフィルタをかけるので、音声出力回路からは、前記ウィンドウの変化に対応した音声が発音されることになる。
【0028】ここに、第2のプロセッサがウィンドウシステムを実行し、第1のプロセッサがフィルタプログラムを実行する。従って、ウィンドウの変化時には、第2のプロセッサは、ウィンドウシステムを実行しつつ、音声信号に対するフィルタリングを第1のプロセッサに指示するだけで良いので、第2のプロセッサの負荷が大きい場合であっても、ウィンドウの変化と音声信号のフィルタリングとの同期が取り易くなる。
【0029】加えて、請求項5記載の発明では、第3のプロセッサがオペレーティングシステムを実行し、第4のプロセッサがウィンドウシステム及びフィルタプログラムを実行するので、第3のプロセッサの負荷を減少させることができる。
【0030】また、請求項6記載の発明では、音声信号処理回路がハードウェアで音声信号にフィルタをかけるので、前記請求項3記載の発明と同様に音声信号をプロセッサが直接計算できる信号に変換する必要がなく、アナログ信号でもフィルタをかけることが可能である。また、音声信号処理回路がフィルタリングを分担する分、プロセッサの負荷が減少するので、ウィンドウの変化と音声信号に対するフィルタリングの同期が取り易い。
【0031】更に、請求項7記載の発明では、第8のプロセッサがウィンドウシステムを実行し、ウィンドウ変化時には、前記第8のプロセッサが音声信号処理回路に制御コマンドを設定し、この音声信号処理回路が音声信号にフィルタをかける。従って、音声信号処理回路による音声信号のフィルタリングがウィンドウシステム実行用の第8のプロセッサにより管理されるので、ウィンドウの変化に完全に同期して音声を変化させることが可能となる。しかも、音声信号のフィルタリングが第8のプロセッサの負荷の大きさに依存しない。
【0032】加えて、請求項8記載の発明では、フィルタプログラムを実行するプロセッサが設けられているので、他のプロセッサの負荷を軽減できる。
【0033】また、請求項9記載の発明では、マイクロフォンやアンプ等の外部機器からアナログ信号を音声信号発生手段に入力し、この入力に応じた音声信号をこの音声信号発生手段で発生させることが可能であるので、マイクロフォンやアンプ等の外部機器のアナログ信号でもってディスプレイ装置の画面上のウィンドウと対応させることができる。
【0034】更に、請求項10及び請求項11記載の発明では、プロセッサは音声信号を発生するが、音声信号のフィルタリングの実行は音声信号処理回路で行うので、その音声信号のフィルタリングの実行分だけ、前記プロセッサの負荷を軽減することができる。
【0035】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置の実施例を説明する。
【0036】図1は請求項1記載の発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置の構成を示す。同図において、14は、オペレーティングシステム、ウインドウシステム及びフィルタプログラムを実行すると共に、音声信号4を発生するプロセッサ、2は前記プロセッサ14が実行したウインドウシステムによって生成されたウインドウを画面上に表示するディスプレイ装置、6は前記プロセッサ14によって供給された音声信号4を入力して音声7を発音する音声出力回路である。また、8は音声信号を発生する外部回路であって、この外部回路8は、具体的には、例えばマイクロフォンやアンプ等から出力されたアナログ信号を入力し、このアナログ信号を例えば40kHz前後のサンプリング周波数でアナログ/ディジタル変換して、このディジタル音声波形の信号をプロセッサ14に供給する装置である。
【0037】前記プロセッサ14の内部構成を図2に示す。同図において、14aはメモリであって、前記メモリ14aには、予め、オペレーティングシステムのプログラムと、ウインドウシステムのプログラムと、音声信号にディジタルフィルタをかけるプログラムとが格納される。前記オペレーティングシステムのプログラムとしては、例えば具体的にマルチタスクのオペレーティングシステムであるUNIXのプログラムが用いられ、このプログラムの採用により複数のプログラムが同時動作可能である。また、ウインドウシステムのプログラムとしては、例えば具体的にマルチウインドウシステムであるXウインドウシステムのプログラムが用いられ、このプログラムの採用により複数のウインドウを同時に動作させることが可能である。
【0038】また、前記図2のプロセッサ14の内部構成において、14bは演算回路であって、この演算回路14bは、前記メモリ14aから適時に必要なプログラムを読み出して実行すると共に、自ら計算によりディジタル音声波形を生成して音声信号4を発生したり、又は前記外部回路8からディジタル音声波形を読み出して音声信号4を発生する。更に、14cはウインドウ変化判定回路(ウインドウ変化判定手段)、14dは音声信号フィルタ回路である。
【0039】前記ウインドウ変化判定手段14cは、図3に示すように、前記演算回路14bがオペレーティングシステム(UNIXシステム)を実行し、次いでXマルチウインドウシステムを実行すると、そのマルチウインドウシステムの実行により前記ディスプレイ装置2の画面上に表示された複数のウィンドウの前後関係、及びその個々のウインドウの大きさの変化を判定する機能を有すると共に、更に、1つのウインドウが他のウインドウの後に隠されていると判定した場合には、その隠されたウインドウに対応する音声信号に対して電話を通じたような音声になるように600〜700Hzのバンドパスフィルタをかけるよう前記音声信号フィルタ回路14dに指令を出し、一方、1つのウインドウの大きさが縮小されたと判定した場合には、音声に低音のみが含まれるように音声信号に1KHz以下の信号を通すローパスフィルタをかけるよう前記音声信号フィルタ回路14dに指令を出し、また、1つのウインドウがアイコン化されたと判定した場合には、蚊の羽音のような音声を出力するように音声信号に1KHz以上の信号を通すハイパスフィルタをかけるよう前記音声信号フィルタ回路14dに指令を出す機能を有するものである。
【0040】更に、前記音声信号フィルタ回路14dは、前記演算回路14bからの音声信号を受け、この音声信号をディジタルサンプリングし、このサンプリングしたデータに対して計算による所定のディジタルフィルタ、例えばハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ、又はローパスフィルタ等をかけるプログラムを内蔵したディジタルフィルタ回路であって、このフィルタ処理されたディジタル音声波形を出力する。従って、この音声信号フィルタ回路14dは、複数のウインドウの前後関係又は各ウインドウの大きさの変化時には、その変化したウインドウに対応する音声信号に対して、その変化に対応したフィルタをかけることが可能である。
【0041】前記音声出力回路6は、前記プロセッサ14によりフィルタ処理されたディジタル音声波形である音声変換信号をディジタル/アナログ変換して、アナログの音声7を発音するものである。
【0042】次に、本実施例の動作を説明する。例えば、複数の人が相い異なる拠点に居てテレビ会議する場合を図21を用いて説明する。
【0043】先ず、初期状態として、同図(a)示すように、テレビ会議中の複数の人(図では4人(記号A〜Dで表す))の動画がディスプレイ装置2の画面上の最前列に各々ウィンドウに表示されると共に、この各ウインドウに対応して前記各人の音声が音声出力回路6から出力されているとする。尚、ディスプレイ装置2の画面上には、テレビ会議においてその会議中の各人が議事録を取るためのワードプロセッサ用のウインドウEと、テレビを移すウインドウFとが存在し、このテレビを移すウインドウFはアイコン化されているとする。
【0044】いま、前記の状態から、同図(b)示すように、発言量の少い人(例えば人B)のウインドウの大きさが縮小化されると、プロセッサ14のウインドウ変化判定回路14cがそのウインドウの縮小を判定し、その後に人Bの発言により演算回路14aが音声信号4を出力した場合には、音声信号フィルタ回路14dがその音声信号4に対して1kHz以下のローパスフィルタをディジタルフィルタプログラムによってかけるので、縮小化されたウインドウに対応した音声は、1kHzを越える周波数成分である高音がなくなって、低音だけの籠もった音声7となる。その結果、この籠もった音声7を聞けば、いま発言した人が画面上で縮小化されているウインドウに現れている人Bであることを容易に判断できるとともに、正常に動作していることを確認できる。
【0045】次に、例えば人Aが議事録を取るとの指示がプロセッサ14にあった場合には、そのプロセッサ14内のウインドウシステムが実行されてワードプロセッサ用のウインドウEが画面上の最前列に配置される。この場合には、同図(c)に示すように、人Aの動画を表すウインドウ及び人Bの動画を現すウインドウが前記ワードプロセッサ用のウインドウEの後ろに隠される。この時、プロセッサ14のウインドウ変化判定回路14cがその人A及び人Bの各動画を現す各ウインドウの後退を判定し、人Aの音声信号4及び人Bの音声信号4に対して600〜700Hzのバンドパスフィルタをディジタルフィルタプログラムによってかける。従って、隠された2つのウインドウに対応して音声出力回路6から発音される各音声は、電話の音声に近い音声7となる。その結果、この電話に近い音声7により、発言した人A及び人Bを画面上で特定できなくても、その発言した人A及び人Bの各動画を現す各ウインドウがワードプロセッサ用のウインドウEにより隠されていることを判断できるとともに、この後ろに隠された各ウインドウが正常に動作していることを確認することができる。
【0046】また、画面上に表示された前記ウインドウFがプロセッサ14によりアイコン化されてので、プロセッサ14の音声信号フィルタ回路14dは、フィルタプログラムにより、ウィンドウFのアイコン化に対応した1KHz以上のハイパスフィルタをデジタル音声波形にかける。その結果、音声出力回路6から出力される音声は、1kHz未満の低音がなくなり、1kHzを越える高音だけの蚊の羽音のような音声7となる。従って、この出力中の音声7に対応するウィンドウFがアイコン化していることを容易に判断できると共に、その正常な動作を確認できる。この場合、同図(d)に示すように、アイコン化されたウインドウFを元のテレビ画面を表示するウインドウに戻せば、前記音声信号フィルタ回路14dによるフィルタ動作がなくなるので、通常のテレビ音声を聞くことが可能となる。
【0047】以上説明したように、ディスプレイ装置2の画面上に複数のウインドウが表示され、且つその2以上のウインドウに対応して各々音声が出力されている場合であっても、その各音声がどのウインドウに対応しているかを容易に判断することができる。
【0048】以上、例示したように、ウインドウが他の最前面に配置されたウインドウにより隠された場合は600Hz〜2KHzのバンドパスフィルタ、アイコン化した場合はハイパスフィルタ、小さくリサイズした時はローパスフィルタを各々対応させたが、その他、例えば、ウインドウの大きさが小さく縮小されるほど低い周波数のローパスフィルタをかけてもよい。また、ウインドウを変形させた場合は他の周波数帯のバンドパスフィルタ、ウインドウを他の位置に移動させている最中は例えばカットオフ周波数が時間軸に対して動的に変化するフィルタを対応させる等してもよく、ウィンドウの変化の各々の場合に対応して予めディジタルフィルタのかけ方を決定しておけば、音声出力回路6から出力される音声7を聞くだけで、この音声に対応するウインドウを見なくても、どのような変化の状態にあるのかを容易に判断できると共に、音声の出力動作が正常であることが判る。更に、例えば複数のウインドウに対応した複数の音声が音声出力回路6から同時に出力されている場合、各々の音声に対応した各々のフィルタを用いれば、その各音声に対応するウインドウが各々画面上でどのような変化状態にあるのかを判断できる。
【0049】尚、本実施例では、外部のマイクロフォンやアンプ等からのアナログ信号は、外部回路8によりディジタル音声信号に変換された後にプロセッサ14に入力され、このプロセッサ14内でウインドウの変化に対応したフィルタがかけられ、その後に音声出力回路6に供給されて発音される。この場合、プロセッサ14は自ら音声信号は生成しない。従って、マイクロフォン等のアナログ信号とウインドウとの対応を可能としつつ、音声出力回路6から出力される音声7を聞くだけで、この音声に対応するウインドウがどのような変化の状態にあるのかを判断できると共に、音声の出力動作が正常であることが判る。
【0050】(実施例2)図4は第2の実施例を示し、図1の第1の実施例と異なる点は、図1のプロセッサ14がオペレーティングシステム、ウインドウシステム、及びフィルタプログラムの三者を実行するのに対し、図4のプロセッサ1は前二者のオペレーティングシステム、及びウインドウシステムのみを実行し、別途に音声信号にディジタルフィルタをかける音声信号処理回路5を設けたものである。
【0051】前記プロセッサ1は例えば最前列のウィンドウが他のウィンドウにより隠された場合等では、この隠されたことに対応した制御コマンド3を設定する。また、前記音声信号処理回路5は、プロセッサ1から音声信号4が供給され、通常はこの音声信号そのまま音声出力回路6に供給する一方、前記プロセッサ1により制御コマンド3を設定され、この制御コマンド3に従って、前記プロセッサ1から供給された音声信号4にディジタルフィルタをかけ、このフィルタ後の音声信号を音声出力回路6に出力するものである。
【0052】更に、8は前記図1の外部回路8と同様の外部回路であって、この外部回路8は、例えばマイクロフォンやアンプ等から出力されたアナログ信号を入力し、このアナログ信号を例えば40kHz前後のサンプリング周波数でアナログ/ディジタル変換して、このディジタル音声波形の信号を音声信号処理回路5に供給し、又はアナログ信号をそのままアナログ音声波形として音声信号処理回路5に供給する装置である。また、音声信号処理回路5は、外部回路8からの信号がディジタル音声波形の場合にはディジタルフィルタをかけ、アナログ音声波形の場合にはアナログフィルタをかけるか、又は入力されたアナログ音声波形を40kHz前後のサンプリング周波数でアナログ/ディジタル変換してディジタルフィルタをかける機能を有する。
【0053】したがって、本第2の実施例では、例えば最前列のウィンドウが他のウィンドウにより隠された場合等では、音声信号処理回路5がプロセッサ1により制御コマンド3を設定されて、プロセッサ1から供給された音声信号に対して前記制御コマンド3に従ったデジタルフィルタ、例えば600Hz〜2KHzの周波数のバンドパスフィルタをかけるので、音声出力回路6から出力される音声7を聞くだけで、この音声に対応するウインドウがどのような変化の状態にあるのかを判断できる。
【0054】しかも、本第2の実施例では、前記第1の実施例と同様の効果の他に、ディジタルフィルタを実行する音声信号処理回路5がプロセッサ1とは別に設けられているので、フィルタプログラムを実行する分だけ、プロセッサ1の負荷を減少させることができる効果がある。
【0055】また、本第2の実施例では、外部回路8の存在により、マイクロフォン等のアナログ信号とウインドウの対応を可能としつつ、音声出力回路6から出力される音声7を聞くだけで、この音声に対応するウインドウがどのような変化の状態にあるのか等を容易に判断できる効果を有する。更に、音声信号処理回路5としてアナログフィルタを用いた場合には、外部回路8からのアナログ信号をアナログ/デジタル変換等を介さずに直接処理できる効果を有する。
【0056】(実施例3)図5は第3の実施例を示す。本実施例と図1の実施例と異なる点は、図1のプロセッサ1の機能を2つのプロセッサ15、10で分担し、第1のプロセッサ15によりオペレーティングシステム及びフィルタプログラムを実行し、第2のプロセッサ10により音声信号4を発生すると共に、ウインドウシステムを実行し、この実行により生成されたウインドウをディスプレイ装置2に表示する。
【0057】したがって、本実施例においては、前記第1の実施例と同様の効果の他に、ウインドウシステムを実行する第2のプロセッサ10を別に設けたので、ウィンドウシステムを実行する分、オペレーティングシステムを実行する第1のプロセッサ15の負荷を低減できる効果がある。
【0058】(実施例4)図6は第4の実施例を示し、第3の実施例を示す図5の第1のプロセッサ15の構成を一部変更したものである。すなわち、図5の第1のプロセッサ15では自ら音声信号を発生するのに対し、図6の第1のプロセッサ15は自ら音声信号を発生せず、ディジタル音声波形を供給する前記第1の実施例と同様の外部回路8を設け、該外部回路8により、例えばマイクロフォンやアンプ等から出力されたアナログ信号を入力し、アナログ/ディジタル変換して、このディジタル音声波形の信号をプロセッサ15に供給する。
【0059】したがって、本実施例においても、前記第1の実施例と同様に、外部のマイクロフォンやアンプ等からのアナログ信号を外部回路8を経てディジタル音声信号に変換して、音声出力回路6から発音できるので、マイクロフォン等のアナログ信号とウインドウの対応が可能となる。
【0060】(実施例5)図7は第5の実施例を示し、前記第3の実施例を示す図5の第1のプロセッサ15の機能を2つに分け、第1のプロセッサ9は音声信号の発生及びオペレーティングシステムのみ実行し、別途に、前記第2の実施例を示す図3と同様に、音声信号にフィルタをかける音声信号処理回路5を設ける。
【0061】そして、前記第1のプロセッサ9は、ウインドウが他のウインドウによって隠されてしまった場合等では、このウィンドウの変化に対応する制御コマンド3を設定する。また、音声信号処理回路5は、通常は第1のプロセッサ9から供給された音声信号4をそのまま音声出力回路6に供給し、第1のプロセッサ9により制御コマンド3が設定された際には、第1のプロセッサ9から供給された音声信号4に対して制御コマンド3に従ったフィルタをかける。
【0062】したがって、本実施例においては、第3の実施例と同様の効果に加えて、ディジタルフィルタを音声信号処理回路5で行う分、第1のプロセッサ9の負荷を軽減できる効果を有する。
【0063】(実施例6)図8は第6の実施例を示し、図7の第5の実施例を一部変更したものである。つまり、本実施例では音声信号の発生を第1のプロセッサ9では行わず、前記第2の実施例を示す図4の外部回路8と同一の外部回路8を設け、この外部回路8からのディジタル音声波形又はアナログ音声波形を音声信号4として音声信号処理回路5に供給する。また、音声信号処理回路5は、外部回路8からの音声信号4がディジタル音声波形の場合にはディジタルフィルタをかけ、アナログ音声波形の場合にはアナログフィルタをかけるか、又はアナログ音声波形を例えば40kHz前後のサンプリング周波数でアナログ/ディジタル変換してディジタルフィルタをかける。
【0064】したがって、本実施例では、第5の実施例の効果に加えて、図4の第2の実施例と同様に、外部のマイクロフォンやアンプ等からのアナログ信号を外部回路8を経てディジタル音声信号に変換して、音声出力回路6から発音できるので、マイクロフォン等のアナログ信号とウインドウの対応が可能となる。更に、音声信号処理回路5としてアナログフィルタを用いた場合には、外部回路8からのアナログ信号をアナログ/デジタル変換等を介することなく直接処理できる効果を有する。
【0065】(実施例7)図9は第7の実施例を示し、第5の実施例を示す図7の一部を変形したものである。即ち、フィルタ動作を行う音声信号処理回路5を設けず、フィルタプログラムを第2のプロセッサ16に実行させる構成としている。また、音声信号の発生は第1のプロセッサ9に代え、第2のプロセッサ16で行っている。
【0066】したがって、本実施例においては、第1のプロセッサ9はオペレーティングシステムのみを実行するので、ウインドウシステムの実行及び音声信号を供給する第2のプロセッサ16の負荷分だけ、第1のプロセッサ9の負荷を低減できる効果がある。
【0067】(実施例8)図10は第8の実施例を示し、第5の実施例を示す図7の一部を変形したものである。つまり、第1のプロセッサ9では音声信号を発生させず、第2のプロセッサ10で音声信号を発生させるようにしたものである。
【0068】したがって、本実施例においては、図9で示す第7の実施例と比べて、ディジタルフィルタの動作を音声信号処理回路5で行っているので、第2のプロセッサ10がフィルタプログラムを実行する分の負荷を低減できる効果がある。
【0069】(実施例9)図11は第9の実施例を示し、前記図9の構成を一部変形したものである。つまり、第2のプロセッサ16では音声信号を自ら発生せず、音声信号を発生する前記図2に示す外部回路8と同一構成の外部回路8を追加し、この外部回路8で発生させたディジタル音声波形を第2のプロセッサ16に供給する構成である。
【0070】したがって、本実施例では、前記第7の実施例と同様の効果の他に、図1の第1の実施例と同様に、外部のマイクロフォンやアンプ等からのアナログ信号を経てデジタル信号に変換して、音声出力回路6から発音できるので、マイクロフォン等のアナログ信号とウインドウとの対応が可能である。
【0071】(実施例10)図12は第10の実施例を示し、図10の構成を一部変更したものである。即ち、前記図10の構成では、オペレーティングシステムを実行する第1のプロセッサ9から制御コマンドを設定したが、本実施例ではウインドシステムを実行する第2のプロセッサ10により制御コマンドを設定したものである。
【0072】したがって、本実施例では、第2のプロセッサ10がディスプレイ装置2及び音声信号処理回路5を管理するので、ディスプレイ装置2の画面上のウィンドウの変化に同期して、音声出力回路6から発音される音声を変化させることができる。
【0073】(実施例11)図13は第11の実施例を示し、第10の実施例を示す図12の一部を変更し、第2のプロセッサ10では音声信号を自らは発生せず、別途に設けた前記図4に示す外部回路8と同一構成の外部回路8から発生するようにしたものである。
【0074】したがって、本実施例においては、図12の実施例の効果に加えて、図8の第6の実施例と同様に、外部のマイクロフォンやアンプ等からのアナログ信号を外部回路8を経てディジタル音声信号に変換して、音声出力回路6から発音できるので、マイクロフォン等のアナログ信号とウインドウの対応が可能となる。更に、音声信号処理回路5としてアナログフィルタを用いた場合には、外部回路8からのアナログ音声信号をアナログ/デジタル変換等を介さずに直接処理できる効果を有する。
【0075】(実施例12)図14は第12の実施例を示し、前記図12の構成を変形したものであり、前記図12では第2のプロセッサ10で音声信号を発生させたのに代え、第1のプロセッサ9から音声信号を発生させたものである。
【0076】したがって、本実施例においては、前記第3の実施例を示す図5の構成に比して、ディジタルフィルタの動作を音声信号処理回路5で行うので、その分、第1のプロセッサ9の負荷を低減できる効果がある。
【0077】(実施例13)図15は第13の実施例を示し、図12の構成を一部変更したものである。すなわち、前記図12の構成では、第2のプロセッサ10により音声信号を発生し、その音声信号に対して音声信号処理回路5を用いてデジタルフィルタをかけたのに対し、フィルタプログラムを実行すると共に音声信号を発生する第3のプロセッサ17を別途に設けると共に、第2のプロセッサ10により制御コマンド3を第3のプロセッサ17に設定するようにしたものである。
【0078】したがって、本実施例では、図5に示す第3の実施例と同様の効果の他に、第3のプロセッサ17によりフィルタプログラムを実行するので、第1のプロセッサ9及び第2のプロセッサ10の負荷を低減できる効果がある。また、ウインドウシステムを実行する第2のプロセッサ10がディスプレイ装置2と、音声信号を供給する第3のプロセッサ17との双方を管理するので、ディスプレイ装置2の画面上のウィンドウとこれに対応する音声出力回路6からの音声とが同期し易い効果もある。
【0079】(実施例14)図16は第14の実施例を示し、図15の構成の一部を変更し、第3のプロセッサ17は音声信号を自らは発生せず、前記図2の外部回路8と同一の構成の外部回路8を設け、この外部回路8によりアンプ等のアナログ信号の出力をディジタル音声波形に変換した後、第3のプロセッサ17に供給するようにしたものである。
【0080】したがって、本実施例においては、前記第13の実施例と同様の効果の他に、外部のマイクロフォンやアンプ等からのアナログ信号を外部回路8にてデジタル信号に変換して、音声出力回路6から発音できるので、マイクロフォン等のアナログ信号とウインドウとの対応が可能となる。
【0081】(実施例15)図17は第15の実施例を示し、図15の構成を一部変更し、第3のプロセッサ11を、内部計算によりディジタル音声波形を生成する音声信号発生用とすると共に、第2のプロセッサ10により第1の制御コマンドを設定された際にこれに対応する第2の制御コマンド13を設定するよう構成し、また前記第3のプロセッサ11から発生した音声信号4が供給される音声信号処理回路5を別途設け、この音声信号処理回路5により、供給された音声信号4に対して前記第2の制御コマンド13に従ったデジタルフィルタをかけるようにしたものである。
【0082】したがって、本実施例では、ディスプレイ装置2の画面上の最前面のウインドウが他のウィンドウで隠された場合には、音声信号処理回路5が第3のプロセッサ11により第2の制御コマンド13を設定されて、前記第3のプロセッサ11の音声信号4に対してディジタルフィルタをかけるので、前記第14の実施例に比して、音声信号処理回路5がディジタルフィルタをかける分、第3のプロセッサ11の負荷を低減できる効果がある。
【0083】(実施例16)図18は第16の実施例を示し、第3の実施例を示す図5の構成を一部変形したものである。前記図5では第1のプロセッサ15がオペレーティングシステム及びフィルタプログラムを実行すると共に、音声信号4を発生するのに代えて、第1のプロセッサ9ではオペレーティングシステムのみを実行させると共に最前面のウィンドウが他のウィンドウで隠されたことに対応した制御コマンド3を設定するように構成し、更に、別途に第3のプロセッサ17を設け、この第3のプロセッサ17で音声信号4を発生させると共にフィルタプログラムを実行させて前記第1のプロセッサ9の制御コマンド3に従って音声信号4にデジタルフィルタをかけるように構成したものである。
【0084】したがって、本実施例においては、第3の実施例と同様の効果の他に、第3のプロセッサ17がフィルタプログラムを実行すると共に音声信号を供給するので、第1のプロセッサ9及び第2のプロセッサ10の負荷を低減できる効果がある。また、オペレーティングシステムを実行する第1のプロセッサ9が第2のプロセッサ10と第3のプロセッサ17との双方を管理するので、ディスプレイ装置2の画面上のウィンドウの変化と音声信号出力回路8からの音声の変化とを同期させることができる効果を有する。
【0085】(実施例17)図19は第17の実施例を示し、前記図18の構成に一部変更を加え、前記図2の外部回路8と同一構成の外部回路8を追加し、第3のプロセッサ17から音声信号の発生機能を削除したものである。
【0086】したがって、本実施例においては、前記第16の実施例とと同様の効果の他に、外部のマイクロフォンやアンプ等からのアナログ信号を外部回路8にてデジタル信号に変換して、音声出力回路6から発音できるので、マイクロフォン等のアナログ信号とウインドウとの対応が可能となる。
【0087】(実施例18)図20は第18の実施例を示し、前記第16の実施例を示す図18の構成に一部変更を加えたものである。つまり、図18では、第3のプロセッサ17にフィルタプログラムを実行すると共に音声信号を発生する機能を持たせたのに代え、この第3のプロセッサ17では音声信号4を発生させると共にウィンドウが隠された際にこれに対応す第2の制御コマンド13を設定し、また別途に前記図3の音声信号処理回路5と同一構成の音声信号処理回路5を設けて、音声信号4に対して前記第2の制御コマンド13に従ったデジタルフィルタをかけるように構成したものである。
【0088】したがって、本実施例においては、前記第16の実施例と同様の効果の他に、音声信号処理回路5がディジタルフィルタをかける分、第3のプロセッサ11の負荷を低減できる効果がある。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項2及び請求項12〜請求項14記載の発明の音声出力機能付きマルチウインドウ装置によれば、発音中の音声に対応するウィンドウがディスプレイ装置の画面上で他のウィンドウとの関係で前後関係が変化し、又はそのウィンドウの大きさが変化した場合には、その音声に対してこれ等ウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかけるようにしたので、音声を聞くだけでこの音声に対応するウインドウがディスプレイ装置の画面上の最前面に表示されなくても存在すること、又は大きさが変化していることを容易に判断でき、発音中の音声に対応するウインドウがディスプレイ装置の画面上でどの状態にあるかが発音中の音声のみで認識できると効果を有する。
【0090】特に、請求項2記載の発明によれば、フィルタプログラムの実行を既存のプロセッサで兼用するので、ハードウェアの追加なしに、音声信号に対してウィンドウの変化に対応した特性のフィルタをかけることが可能である。
【0091】また、請求項3記載の発明では、音声信号に対してハードウエアでフィルタをかけるようにしたので、音声信号がアナログ信号であってもフィルタをかけることが可能となると共に、既存のプロセッサの負荷に依存せずに音声信号にフィルタをかけることが可能である。
【0092】更に、請求項4及び請求項5記載の発明によれば、ウインドウシステムを実行するプロセッサと、オペレーションシステムを実行するプロセッサとを別に設けたので、ディスプレイ装置の画面上でのウィンドウの変化と、このウィンドウに対応する音声の変化との同期を取り易くできる効果を有する。
【0093】加えて、請求項6及び請求項7記載の発明によれば、ウインドウシステムを実行するプロセッサと、オペレーションシステムを実行するプロセッサとを別に設けたので、前記請求項4及び請求項5記載の発明と同様に、ディスプレイ装置の画面上でのウィンドウの変化と、このウィンドウに対応する音声の変化との同期が取り易くできると共に、音声信号に対してハードウエアでフィルタをかける音声信号処理回路を設けたので、音声信号がアナログ信号であってもフィルタをかけることが可能であると共にプロセッサの負荷に依存せずに音声信号のフィルタリングが可能である効果を有する。
【0094】特に、請求項7記載の発明では、ウインドウシステムを実行するプロセッサが音声信号処理回路を管理するので、ディスプレイ装置の画面上でのウィンドウの変化に完全に同期して音声を変化させることが可能である。
【0095】また、請求項8記載の発明によれば、フィルタプログラムを実行する専用のプロセッサを設けたので、他のプロセッサの負荷を軽減できる。
【0096】更に、請求項9記載の発明によれば、マイクロフォンやアンプ等の外部機器からアナログ信号を入力して、これに対応する音声信号を発生する音声信号発生手段を設けたので、マイクロフォンやアンプ等の外部機器からの信号でもってディスプレイ装置の画面上のウィンドウと対応をとることが可能になる。
【0097】加えて、請求項10及び請求項11記載の発明によれば、音声信号のみを発生する専用のプロセッサを設けたので、他のプロセッサの内部で自ら音声信号を発生させる場合に比して、このプロセッサの負荷を軽減できる効果を奏する。




 

 


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