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発明の名称 スピーカ用エッジ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−46690
公開日 平成7年(1995)2月14日
出願番号 特願平5−190012
出願日 平成5年(1993)7月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 ▲高▼山 敏
要約 目的
非円形の振動板の外周に結合されたスピーカ用エッジのスティフネスを部分的に異なるようにし、歪みの少ない優れたスピーカ用エッジを提供することを目的とする。

構成
振動板1の長径方向側に幅が広くスティフネスが小さいエッジ部4aを配し、短径方向側に幅が狭くスティフネスが大きいエッジ部4bを配した構成とすることにより、ボイスコイル3からの駆動力の分力が非円形の振動板1では長径方向と短径方向では異なるが、それに応じたスティフネスを部分的に有したスピーカ用エッジ4を用いることにより、振動板1全周に亘って等価的に等しいスティフネスを有したスピーカ用エッジ4とすることができ、また振動板1の保持力も等しく均一となり、上下振動の直線性がよく、歪みの少ない優れた性能が得られる。
特許請求の範囲
【請求項1】 楕円形もしくは非円形の振動板の外周に結合され、上記振動板の長径方向側の幅に比べ短径方向側の幅を狭くすると共に、全周に亘りどの位置においても展開した際の長さ寸法を等しくしたスピーカ用エッジ。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用されるスピーカ用エッジに関するものであり、その中でも特に、楕円形もしくは非円形の形状を有するものを対象としたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスピーカ用エッジは布や発泡ウレタンシート等をロール状あるいは波形状に成形し、これらを振動板の外周に貼り付けて振動板を支持する機能を有するものであり、振動板の形状が円形、あるいは非円形の場合でも格別な手段を用いることなく、全て同様な構造および材料で構成されていた。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述したような従来の非円形の振動板に使用されるスピーカ用エッジについて説明する。
【0004】図2(a)〜(c)は従来の楕円形の振動板に貼り付けられたスピーカ用エッジを示すものであり、図2(a)は全体を示す平面図、図2(b)は図2(a)の断面A−A′を示す断面図、図2(c)は同断面B−B′を示す断面図である。
【0005】図2(a)〜(c)において1は楕円形の振動板、2はこの振動板1の外周に貼り付けられたスピーカ用エッジ、3は振動板1の中心部に固着されたボイスコイルである。
【0006】以上のように構成された従来のスピーカ用エッジ2について、以下その動作について説明する。
【0007】まず、スピーカに加えられた音声信号により磁気回路の磁気ギャップの中(図示せず)に保持されたボイスコイル3が上下に振動し、その動きが振動板1に伝えられて空気を振動させ音声を発生するものである。この時、スピーカ用エッジ2はこの振動板1の動きを支持するものであって、このスピーカ用エッジ2の性能によりスピーカの性能が影響されるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では、スピーカ用エッジ2は全周に亘り同じ形状、同じ材質で構成されているため、そのスティフネス(動きやすさ)も等しくなっている。
【0009】しかしながら、ボイスコイル3からスピーカ用エッジ2までの距離が振動板1が非円形のために異なり、そのためにボイスコイル3からの駆動力の中でスピーカ用エッジ2に加わる分力も等しくないものとなり、振動板1全周の支持力がアンバランスになり振動板1の上下の動きがスムーズにできなくなって歪の発生の原因となっていた。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、非円形の振動板の全周に亘って均一な保持力で支持できるような優れたスピーカ用エッジを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明によるスピーカ用エッジは、楕円形もしくは非円形の振動板の外周に結合され、上記振動板の長径方向側の幅に比べ短径方向側の幅を狭くすると共に、全周に亘りどの位置においても展開した際の長さ寸法を等しくした構成としたものである。
【0012】
【作用】この構成によりスピーカ用エッジの幅を振動板の長径方向側と同短径方向側で変化させることによってスピーカ用エッジの全周に亘ってスティフネスを等価的に等しくすることができると共に、展開長を全周に亘り等しくすることによって最大振幅量を等しくすることが可能となり、振動板全周に亘ってスピーカ用エッジの支持力が等しくなってバランス良く支持することができ、歪の少ない優れた性能を有するスピーカを提供することができるスピーカ用エッジとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0014】図1(a)〜(c)は本発明の一実施例におけるスピーカ用エッジを示すものであり、図1(a)は全体を示す平面図、図1(b)は図1(a)の断面A−A′を示す断面図、図1(c)は同断面B−B′を示す断面図であり、図1(a)〜(c)において1は振動板、3はボイスコイル、4は同実施例によるスピーカ用エッジであり、このスピーカ用エッジ4は振動板1の長径方向側4aの幅よりも同短径方向側4bの幅を狭くすると共に、全周に亘ってどの位置においても展開した際の長さが等しくなるように構成されている。
【0015】以上のように構成された本発明のスピーカ用エッジについてその動作を説明する。まず、スピーカに加えられた音声信号により磁気回路の磁気ギャップの中(図示せず)に保持されたボイスコイル3が上下に振動し、その動きが振動板1に伝えられて空気を振動させ音声を発生するものである。この時、振動板1が非円形であるため、ボイスコイル3からの駆動力が伝わる中心部からスピーカ用エッジ4までの距離が異なり、スピーカ用エッジ4に加わる駆動力の分力も異なるが、本発明ではこの駆動力の分力に対応してスピーカ用エッジ4のスティフネスを変化させることによって対応し、上記駆動力の分力がスピーカ用エッジ4のどの位置においても等価的に等しくなる構造としている。
【0016】例えば、振動板1の長径方向側4aでは、その駆動力の分力が小さくなるためにスピーカ用エッジ4のスティフネスも小さくするようにその幅を広げた構成としており、一方同短径方向側4bでは、その駆動力の分力が大きくなるためにスピーカ用エッジ4のスティフネスもそれに応じて大きくするようにその幅を小さくした構成としており、全周に亘ってボイスコイル3からの駆動力の分力に応じたスティフネスとなるような構造としているため、全体として振動板1の変位が同じとなって歪の少ない振動が可能となるものである。
【0017】さらに、上記幅の広いエッジ部4aと幅の狭いエッジ部4bは、その展開した時の長さを等しくするようにしているため、振動板1の変位量はいつも、かつどの位置でも同じ量とすることができ、このことも歪を減少させる効果があるものである。
【0018】尚、本実施例ではスピーカ用エッジ4のスティフネスを、その幅を変えることにより実現したが、その他に展開長が同じであるならば形状を変える、例えばM字状、S字状等で実現してもよいものであり、その形状は何でも同様な効果が得られるものである。
【0019】さらに形状を同じくして、エッジを構成する材料の硬さを部分的に変えることにより実現してもよいものである。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、非円形の振動板の外周に結合したスピーカ用エッジのスティフネスが振動板の長径方向側に比べ短径方向側が大きくなっており、しかも径方向の展開長を全周に亘り等しくした構成とすることにより、ボイスコイルからの駆動力の分力の差を吸収し、全周に亘って等価的に等しいスティフネスを実現し、歪の少ない優れたスピーカ用エッジを提供するものである。




 

 


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