米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 画像読取印字装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−46366
公開日 平成7年(1995)2月14日
出願番号 特願平5−191079
出願日 平成5年(1993)8月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 高木 康介 / 荒木 孝夫 / 武藤 順一 / 市丸 克司 / 松本 浩 / 福添 哲郎
要約 目的
読取部の高速性を有効に活用すると共に、印字部と読取部とをコンパクトに一体化し、利用者が主に本体ボックスの前面に触れれば良い画像読取印字装置を提供する。

構成
印字部Aの用紙搬送路と読取部Bの原稿搬送路とをコ字状に形成すると共に、原稿搬送路を、用紙搬送路よりも内側にしかも短くしている。
特許請求の範囲
【請求項1】普通紙からなる用紙に印字を行う印字部と、原稿から情報を読取る読取部とを、本体ボックス内に上下一体的に設け、この本体ボックスの前面から原稿、用紙が供給され、この本体ボックスの前面から原稿、用紙を排出するようにした画像読取印字装置であって、前記印字部の用紙搬送路と前記読取部の原稿搬送路とをコ字状に形成すると共に、前記原稿搬送路を、前記用紙搬送路よりも内側にしかも短くしたことを特徴とする画像読取印字装置。
【請求項2】前記原稿搬送路の原稿供給部を上段に、前記用紙搬送路の用紙供給部を下段に配設したことを特徴とする請求項1記載の画像読取印字装置。
【請求項3】前記読取部は、前記原稿搬送路の外側に配設され、かつ原稿の裏面の情報を読取る第2読取センサと、前記原稿搬送路の内側に配設され、かつ前記第2読取センサよりも光路長が長く、しかも原稿の表面の情報を読取る第1読取センサを備えていることを特徴とする請求項1記載の画像読取印字装置。
【請求項4】前記読取部は、前記原稿搬送路を開放/閉鎖できるように前記本体ボックスに枢支されていることを特徴とする請求項1記載の画像読取印字装置。
【請求項5】前記用紙供給部に、用紙をストックする給紙カセットを装着し、この給紙カセットに原稿が載置される原稿案内板を枢支し、この原稿案内板を揺動させることにより、原稿を前記原稿搬送路に案内する揺動手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の画像読取印字装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字を行う印字部と、原稿から情報を読取る読取部とを一体的に設けた画像読取印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年文書ファイリングシステムなどの情報処理装置に接続して、普通紙からなる用紙に印字を行うLEDプリンタやレーザプリンタなどの印字装置及び原稿から情報を読取るスキャナなどの読取装置が多用されている。ここで、読取装置は近時の技術進歩によりかなり高速に処理を行うことができるようになってきており、当然原稿の搬送速度は、かなり速い。一方、上記印字装置において、印字部における搬送速度を読取装置と同等に上昇させると、印字装置内の感光ドラムがクリーナに接しながら、高速度で回転することになり、感光ドラムが摩耗してしまう。したがって、印字装置における用紙の搬送速度は読取装置における原稿の搬送速度よりかなり遅くせざるを得ない。
【0003】ここで、読取装置と印字装置とは別体に構成されるのが普通であるが、このような構成では広い設置スぺースを要するので、本体ボックス内に、印字装置を印字部とし、読取装置を読取部として上下一体的に構成し、さらに、通常利用者が本体ボックスの前面のみに触れればよいように、本体ボックスの前面から原稿、用紙が供給され、また排出されるようにしたものが提案されている。
【0004】図4はこのような従来の画像読取印字装置の概略縦断面図である。図4中、Cは本体ボックスであリ、CAはその前面、CBはその背面である。本体ボックスCの内部空間には、普通紙である用紙に印字位置D1にて印字を行う印字部Dと、原稿から読取位置E1にて情報を読取る読取部Eとが上下に設けられており、Fは原稿又は用紙を搬送する搬送路、C1は供給部、C2は排出部である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このように共通の搬送路Fにおいて、用紙及び原稿を送るものとすると、上述した摩耗を避けるため、印字部Dの遅い搬送速度で原稿を送らざるを得ない。したがって、読取部Eの高速性が犠牲となるという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、読取部の高速性を有効に活用すると共に、印字部と読取部とをコンパクトに一体化し、しかも利用者が主に本体ボックスの前面に触れれば良いようにした画像読取印字装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点に鑑みて、本発明は、印字部の用紙搬送路と読取部の原稿搬送路とをコ字状に形成すると共に、原稿搬送路を、用紙搬送路よりも内側にしかも短くしている。
【0008】
【作用】上記構成により、用紙搬送路とは別系統であり、しかも短い原稿搬送路を、原稿が高速・短時間で通過して、読取部が高速で情報を読取る。また用紙は、上記摩耗を生じない程度の速度で用紙搬送路を通過し印字が行われる。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例に係る画像読取印字装置の縦断面図である。1は本体ボックスであり、少い設置スぺースで足りるように縦長(トールボーイ型)に形成され、1aは本体ボックス1の前面、1bは同背面である。この本体ボックス1の内部空間中、上段背面1b側に、用紙2に印字を行う印字部Aが配設され、印字部Aよりも下段前面1a側に原稿3(図3)から情報を読取る読取部Bが配設されている。
【0011】図示している印字部Aのうち、4は感光体ドラム、5は感光体ドラム4に接する転写ローラ、7は書込LED、8は消去LED、9は帯電器である。また、10はトナー貯蔵器、11はトナー排出ローラ、12は攪拌ローラ、13は現像ローラである。15はヒータ15aを有する定着ローラ、16は定着ローラ15に圧接する押圧ローラである。即ち、トナー14は矢印N1で示すようにトナー排出ローラ11側へ移動し、攪拌ローラ12で攪拌され、現像ローラ13の周面に付着する。一方、感光ドラム4は帯電器9により電荷が与えられ、書込LED7により露光を受け、露光を受けない領域の電荷のみが残存する。そして、感光体ドラム4のうち露光を受けた領域に、現像ローラ13の周面上のトナー14が吸引されることにより現像が行われる。そして、感光体ドラム4と転写ローラ5の間を通過する用紙2に、感光体ドラム4に付着するトナー14が転写され、用紙2に定着ローラ15及び押圧ローラ16による熱及び圧力が作用することにより、用紙2に転写されたトナー14が溶解し定着する。
【0012】さて、上述の転写プロセスにおいて、感光体ドラム4のトナー14のほとんどは用紙2に転写されるが、少量のトナー14は感光体ドラム4に残留する。18はこの残留するトナー14を掻き落すクリーナであり、クリーナ18は絶えず感光体ドラム4の周面に接している。したがって、従来の技術の項で述べたように印字部Aにおける用紙2の送り速度を上昇させると、感光体ドラム4の回転速度が上昇し、クリーナ18が感光体ドラム4を摩耗させてしまう。このため印字部Aにおける送り速度、即ち感光体ドラム4や定着ローラ15の回転速度はある程度低くせざるを得ない。なお、本実施例では、LEDプリンタを用いた場合を説明したが、レーザプリンタやインクジェット方式もしくはバブルジェット方式の印字手段によっても良い。さてこの印字部Aにおいて、図1に示すように、トナー貯蔵器10を感光体ドラム4等に対して前面1a側に配置し、トナー貯蔵器10のさらに前面1a側に空間tをあけ、トナー貯蔵器10と空間tとを矢印N2方向に開閉(図1実線が閉位置、鎖線が開位置)自在に仕切る扉体19を設けた。なお、19aは扉体19の下端部を本体ボックス1に枢支する軸である。ここで、印字部Aのうち、トナー貯蔵器10はトナー切れ時など出し入れを行う頻度が高いが、このような構成としたので、利用者は本体ボックス1の前面1aから扉体19を開けて、容易にメンテナンスを行うことができる。
【0013】一方、読取部Bにおいて、20は蛍光灯からなる光源、21はCCDからなる第1読取センサ、22はレンズを内蔵する鏡筒、23は原稿3の第1読取位置S1の付近に設けられた第1白基準板である。そして、光源20から発せられた光は、第1読取位置S1において第1白基準板23又は原稿3の表面3a(図3)に照射され、鎖線で示すように、反射鏡24、25、26によって光路を変更しながら、鏡筒22を通過し、第1読取センサ21に結像する。これにより、原稿3の表面3aの情報が読取られる。
【0014】ここで本実施例の画像読取印字装置では、原稿3の表面3aのみならず、裏面3b(図3)も一度に読取れるようになっている。即ち、27は原稿3の裏面3bに臨み、かつ密着型センサからなる第2読取センサであり、このうち27aは光源としての発光LED、27bはセンサ本体である。そして28は第2読取センサ27の第2読取位置S2付近に配設された第2白基準板である。このように、第2読取センサ27を設けることによって、原稿3を一回送るうちに表面3a、裏面3bの両面読取りを行うことができる。また第1、第2読取位置S1、S2を原稿3の送り方向にずらして配置しており、第1、第2読取センサ21、27に対しそれぞれ一対一に必要な第1、第2白基準板23、28を対向して配置できるようにしているので、表裏両側共に実際の読取位置(第1読取位置S1、第2読取位置S2)上で適切な白基準を得ることができる。勿論表面3aのみの片面読取りも可能である。また第1読取センサ21(CCD)に対し第2読取センサ27(密着型センサ)は、約50分の1の光路長で足りるので、本実施例では第1読取センサ21側を比較的スぺースに余裕がある原稿3の搬送路の内側に配設し、コンパクトな第2読取センサ27を第1読取センサ21側に対し原稿3の反対側に配設することにより、狭い空間において原稿3の同時両面読取を可能としている。又、密着型センサよりもより高速処理が可能なCCDセンサを、より頻繁に読取りが行われる表側用に用いて、読取る頻度の低い裏側用に密着型センサを用いるため、読取速度の高速性を保ちつつ装置の小型化を図ることができる。
【0015】次に、用紙搬送路、原稿搬送路などについて説明する。まず全体として、原稿搬送路及び用紙搬送路はいずれもコ字状に形成されると共に、原稿搬送路は内側に短く用紙搬送路は外側に長くなっている。
【0016】30は原稿供給部、31は用紙供給部、32は原稿排出部、33は用紙排出部である。34は原稿排出部32に着脱自在に装着される排紙トレイであり、読取済の原稿3が排紙トレイ34上に排出されると共に、印字済の用紙3も用紙排出部33から矢印N3で示すように、大きく反転しながら印字面が上(フェイスアップ)状態で排紙トレイ34上に排出される。
【0017】また原稿3は、原稿搬送路中、ガイド35、36、ガイド37、38及びガイド39、40の対向面に案内されるものであり、原稿搬送路に沿って、原稿供給ローラ41、原稿分離ローラ42、リタードローラ43、送りローラ44〜47が矢印方向に回転して原稿3を搬送するようになっている。また48〜51は、それぞれ送りローラ44〜47に周接する従動ローラである。
【0018】一方用紙2は、用紙搬送路中、ガイド52、ガイド38、40と扉体53(軸54により枢支される)、ガイド55、58と扉体56(軸57により枢支される)、ガイド59と扉体60(軸61により枢支される)との、それぞれの対向面により案内されるものであり、用紙搬送路に沿う送りローラ62〜64が矢印方向に回転することにより搬送されるようになっている。なお、65〜67は送りローラ62〜64にそれぞれ周接する従動ローラである。
【0019】ところで、上記読取部Bは、第1白基準板23、第2読取センサ27を除き、ユニットボックス90内に収納され、原稿供給ローラ41、原稿分離ローラ42、従動ローラ48はユニットボックス90に軸支されている。また、ユニットボックス90と一体的なアーム91はシャフト92により本体ボックス1に枢支されており、シャフト92を中心にユニットボックス90ごと矢印N4で示すように、図1実線位置から鎖線位置(上記空間t)へ揺動させることができる。即ち、読取部Bは原稿搬送路を開放/閉鎖できるように本体ボックス1に枢支されているものである。ここで、原稿3は定型外のものも多く、用紙2に比べ、紙づまりなどのトラブルを生じやすいが、このように構成したので、利用者は原稿搬送路を開けて、つまった原稿3を取出せるなど極めて容易にメンテナンスを行うことができる。
【0020】次に、図2〜図3を参照しながら、給紙カセットなどについて説明する。図2において、70はカセット本体、71はカセット本体70に接離可能に載置される蓋、73はカセット本体70の中程において、係止軸72により蓋71に枢支される原稿案内板、74、75はそれぞれ原稿案内板73の幅方向に開設されたスリット76、77にスライド自在に装着され、原稿3を幅方向に案内する当板である。ここで図1に示すように、給紙カセットを本体ボックス1に装着すると、カセット本体70の先端縁70aがガイド52に当接して給紙カセットが位置決めされる。また図1において、78は用紙2の給紙ローラ、70cはばねK1により上方に付勢されて用紙2を給紙ローラ78に圧接させる底板であり、79はその基端部が給紙ローラ78と同軸的にしかも給紙ローラ78とは独立して回動できるように軸支され、先端部が上方に向けL字状に折曲り原稿案内板73の下面に当接する揺動腕、80は揺動腕79を回動させる揺動手段としてのモータ、K2は揺動腕79を上方に付勢するばねである。
【0021】原稿読取時以外は、モータ80によって、揺動腕79はばねK2のばね力に抗して下降しており、原稿案内板73も下降し、その下面がカセット本体70の側部70bに当接している。原稿読取時には、まず、モータ80による揺動腕79への作用を解除すると、揺動腕79がばねK2により上方鎖線位置まで回動し、原稿案内板73は揺動腕79によって押し上げられ、セットされた原稿3を原稿供給ローラ41に圧接させる。尚、揺動腕79を下降させる為の手段としてカム機構を用いてもよい。そして、原稿供給ローラ41により原稿3を原稿搬送路へ送り出すものである。
【0022】以上のように本実施例では、印字用の用紙搬送路と、読取用の原稿搬送路とを別々に形成したため、原稿の搬送速度を高速にしても印字部に摩擦等による過度の損傷を与えることがない。又、原稿搬送路を用紙搬送路よりも内側に配置したため、原稿搬送路がより短くなり、原稿の連続送り時にも連続送りされる原稿の間隔が大きくならないので、より高速な読取りが可能となる。
【0023】又、本実施例では、原稿供給部30を用紙供給部31よりも上段に配設するため、原稿3を原稿供給部30へセットする際に、用紙供給部31が邪魔にならない。原稿3は不定型であるため、手差しして供給されるが、用紙2は定型であり、差し替える頻度が少ない。従って、上記のように原稿供給部30を上方に配置することにより、原稿3供給時の操作性を高めることができる。
【0024】更に本実施例では、給紙カセットの蓋に上下揺動可能な原稿案内板を設けたため、原稿及び用紙の供給部分を非常に小型化できる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、印字部の用紙搬送路と読取部の原稿搬送路とをコ字状に形成すると共に、原稿搬送路を、用紙搬送路よりも内側にしかも短くしているので、印字部の摩耗を生ずることなく、原稿の読取りを高速・短時間で行うことができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013