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発明の名称 トラックジャンプ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−45017
公開日 平成7年(1995)2月14日
出願番号 特願平5−192170
出願日 平成5年(1993)8月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】松村 修治 (外2名)
発明者 相馬 康人 / 芝野 正行
要約 目的
1本のトラックジャンプを繰り返して行うことにより、目標本数だけジャンプを行う場合、トラバース移送系の追従遅れをなくし、安定に多数本ジャンプができるようにする。

構成
キックパルス生成回路15はトラッキングアクチュエータに対してキックパルスを印可し、トラックジャンプを行う。レベル検出回路111はキックパルスが印可されていない時のトラッキングエラー信号の平均値を求め、制御手段113に出力する。制御手段113はレベル検出回路111からの信号の大きさに応じて、粗動モータ112に印可する強制送りパルスの大きさを変化させて粗動モータを駆動する。これにより、多数本ジャンプの安定化を図る。
特許請求の範囲
【請求項1】 光ディスクに対して照射する光スポットの位置を略半径方向に移動させるトラッキングアクチュエータを有する光ピックアップと、前記光スポットと光ディスク上のトラックとの半径方向での位置ずれ量を示すトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー検出手段と、前記光ピックアップを略半径方向に移動させるトラバース移動手段と、前記トラッキングエラー信号に応じてトラッキングアクチュエータを駆動するトラッキング制御手段と、前記光スポットを隣接するトラックに移動させるためのキックパルス信号を発生するキックパルス生成手段と、前記トラッキング制御手段とキックパルス生成手段のいずれか一方の出力を前記トラッキングアクチュエータに印可するトラッキングドライブ切り替え手段と、前記トラッキングエラー信号の低域成分を抽出し、出力するトラバースエラー検出手段と、前記トラバースエラー検出手段が出力する信号に応じてトラバース移動手段を駆動するトラバース制御手段と、前記トラッキングアクチュエータとトラバース移動手段の中心点の位置のずれ量を検出するずれ量検出手段と、トラバース移動手段に対して開ループ的に印可する強制送りパルスを発生する強制送りパルス生成手段と、前記ずれ量検出手段の検出結果を基に、前記強制送りパルス生成手段が発生する強制送りパルスの高さおよび幅を制御する制御手段と、前記トラバース制御手段と強制送りパルス生成手段のいずれか一方の出力を前記トラバース制御手段に印可するトラバースドライブ切り替え手段とを備えることを特徴とするトラックジャンプ装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラックを半径方向に飛び越す、いわゆるトラックジャンプ処理が可能な光ディスク装置におけるトラックジャンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声信号を光ディスクに記録したコンパクトディスクや、音声信号や動画信号を光ディスクに記録した光学式ビデオディスクなどを再生する再生専用の光ディスク装置が広く普及し、また、相変化型や光磁気型などの記録再生型の光ディスク装置の開発も行われている。こういった光ディスク装置では、ディスク形状の記録媒体が持つ特徴、すなわち、同一平面上にデータが記録されていることを利用した高速ジャンプ・アクセスが機能上の重要な特長となっている。
【0003】従来のトラックジャンプ装置としては、たとえば、特開平5−28672号公報に開示のものがある。図4は、従来のトラックジャンプ装置のブロック図である。本従来例は、光ピックアップ41のトラッキングエラー量を示すトラッキング誤差信号を出力するトラッキング誤差検出回路42と、トラッキング誤差信号に対して位相補償を行う位相補償回路43と、トラックジャンプを行うためのジャンプ駆動パルス発生器44と、トラッキング誤差信号のレベルを測定するトラッキング誤差レベル検出回路45と、駆動回路47に出力する信号を切り替える切り替え手段46と、切り替え手段46、ジャンプ駆動パルス発生器44およびトラッキング誤差レベル検出回路45を制御する制御部49と、トラッキングアクチュエータ48とからなっている。トラックジャンプを行う際は、ジャンプ駆動パルス発生器44によってトラックを横切らせるためのキックパルスとブレーキパルスを発生し、切り替え手段46を切り替えることにより、前記パルスをトラッキングアクチュエータ48に加えることにより、トラックジャンプを実現している。さらに、本従来例ではトラッキング誤差レベル検出回路45によってトラッキング誤差信号のレベルを検出し、このレベルに基づいたジャンプ補正パルスをキックパルスに加算することにより、トラック1本分のジャンプの安定化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなトラックジャンプ装置では、ジャンプするトラックの数が少ない場合には正確にジャンプすることが可能であるが、トラック数が多くなる、あるいは、短い周期でジャンプを繰り返すなどの処理を行うと、正しくジャンプできないことがあった。これは、キックパルスによるトラッキングアクチュエータの移動が可動範囲を越えてしまうためである。特に、半径方向の光スポットの移動量を確保するために、トラッキングアクチュエータと粗動モータを組み合わせた2段サーボを行う場合、粗動モータによる移動が非常に遅いため、トラッキングアクチュエータの移動についてこれず、トラックジャンプを失敗してしまうという問題が生じていた。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、より安定に、多数本のトラックジャンプができるトラックジャンプ装置を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のトラックジャンプ装置は、平均的なトラッキングエラー量、言い換えればトラッキングアクチュエータの動きに対する粗動モータの遅れ量を検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段が検出したトラッキングエラー量をもとに粗動モータに加える強制送りパルスの波高値と幅を決める制御手段と、制御手段からの指示に従い強制送りパルスを発生する強制送りパルス生成手段とを備える事を特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は上記の手段を具備することにより、粗動モータを駆動する強制送りパルスの波高値および幅を最適にすることが可能となり、多数本のトラックジャンプをより安定に行うことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。図1は本発明の一実施例のトラックジャンプ装置のブロック図である。
【0009】図1において、11は情報が記録された同心円状あるいは螺旋状のトラックを有する光ディスク、12は光ディスク11に照射する光スポットを半径方向に移動させるトラッキングアクチュエータを有する光ピックアップ、13は光ピックアップ12が出力する信号をもとに、トラッキングエラー信号を生成、出力するトラッキングエラー検出回路、14はトラッキングエラー信号を入力して、低域補償や高域補償を施して出力するトラッキング位相補償回路、15はトラックジャンプを行うためにトラッキングアクチュエータに対して印可するキックパルスあるいはブレーキパルスを生成するキックパルス生成回路、16はトラッキングアクチュエータに印可する信号をトラッキング位相補償回路14の出力あるいはキックパルス生成回路15の出力のいずれか一方に切り替えるトラッキングドライブ切り替え回路、17はトラッキングエラー信号の低域成分を抽出し、出力するトラバースエラー検出回路、18はトラバースエラー検出回路17が出力する信号に対して低域補償や不感帯処理を施し出力するトラバース位相補償回路、19は粗動モータ112を開ループ的に駆動するための強制送りパルスを発生する強制送りパルス生成回路、110は粗動モータ112に印可する信号を、トラバース位相補償回路18あるいは強制送りパルス生成回路19のいずれか一方の出力に切り替えるトラバースドライブ切り替え回路、111はトラッキングエラー信号の平均的な値を測定し、出力するレベル検出回路、112は粗動モータで、粗動モータ112の回転運動はリードスクリューによって平行運動に変換され、光ピックアップ12を半径方向に移動させる仕組みになっている。113はトラッキングドライブ切り替え回路16とトラバースドライブ切り替え回路110、およびレベル検出回路111を制御する制御回路である。
【0010】まず、通常の2段サーボが動作している場合、トラッキングドライブ切り替え回路16、トラバースドライブ切り替え回路110はそれぞれトラッキング位相補償回路14とトラバース位相補償回路18が出力する信号を出力するように切り替えられる。その結果、トラッキングアクチュエータはトラッキングエラー信号に位相補償が施された信号によって、また、粗動モータ112はトラバースエラー検出回路17が出力する信号に位相補償および不感帯処理が施された信号によって駆動される。
【0011】トラックジャンプを行う場合、制御手段113はトラッキングドライブ切り替え回路16をキックパルス生成回路15側に倒し、トラック1本分のトラックジャンプを行う。この場合のトラッキングアクチュエータに印可される信号とトラッキングエラー信号を図2に示す。21はキックパルス、22はブレーキパルスである。複数本のトラックジャンプを行う場合は同様な動作を繰り返すが、この場合、図3に示すようにブレーキパルスを印可した後のトラッキングエラー信号が中心点からずれることがわかる。これは、粗動モータ112による光ピックアップ12の移動がキックパルスによるトラッキングアクチュエータの移動に追いついていないためである。そこで、制御手段113はトラッキングドライブ切り替え回路16をトラッキング位相補償回路14側に倒しているかどうかを示す信号をレベル検出回路111に送り、トラッキング位相補償回路14の出力をトラッキングアクチュエータに印可している期間(図3の32)のトラッキングエラー信号の平均を算出させる。この値は図3の31に相当し、この値により、制御手段113はどれだけ粗動モータ112が遅れているかを知ることができる。制御手段113はレベル検出回路111が出力する平均のトラッキングエラー量が第1の閾値を越えたかどうかを監視し、越えた場合には強制送りパルス生成回路19に対して強制送りパルスを発生するよう指示を送る。強制送りパルスの波高値および幅はあらかじめ平均的な値を制御手段113に記憶させておき、強制送りパルス生成回路19に設定する。これと同時に制御手段113はトラバースドライブ切り替え回路110を強制送りパルス生成回路19側に倒し、強制送りパルスによって粗動モータ112を駆動する。粗動モータ112は強制送りパルスによって駆動され、光ピックアップ12を平行移動させる。強制送りパルスの大きさが最適であれば、光ピックアップ12の移動後のレベル検出回路111が出力するトラッキングエラー量は0になるが、強制送りパルスの大きさが大きい、あるいは小さい場合にはトラッキングエラーが残留する。制御手段113では、残留したトラッキングエラーを入力し、この値が強制送りパルスを印可する前と同じ極性を持つのであれば、光ピックアップ12の移動量が足りないとみなして強制送りパルスの波高値を高くする、あるいは、幅を広くし、極性が反対であれば、移動量が大きすぎるとみなして、波高値を小さくする、あるいは、幅を狭くする。このようにして強制送りパルスの幅を調整することにより、最適な強制送りパルスを発生することが可能となる。
【0012】なお、第1の実施例では、粗動モータの遅れをトラッキングエラー信号を監視することによって検出したが、たとえば、光ピックアップ中に対物レンズの位置を出力する位置センサを内蔵し、これによって検出してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、粗動モータに印可する強制送りパルスの波高値及び幅を最適なものにする事ができるため、多数本のトラックジャンプあるいは、1本のトラックジャンプの繰り返しを行う場合にも、安定にトラックジャンプを行うことが可能となる。
【0014】特に、1本のトラックジャンプは非常に正確に動作させることが可能であるため、これを複数回安定に動作可能にできるということは、所望の本数のジャンプを正確に行うことが可能であることを意味し、実用上効果は大きい。




 

 


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