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発明の名称 磁気記録再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−44936
公開日 平成7年(1995)2月14日
出願番号 特願平5−184616
出願日 平成5年(1993)7月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】宮井 暎夫
発明者 飯田 健
要約 目的
リール回転信号発生器からテープの走行速度を検出して、サーチ開始時のエンベロープ検波とラベル区間があった場合のマーカの種類の判断を確実に行い、サーチの誤動作を防ぐ。

構成
テープ上に記録された信号を再生ヘッド1で読み取り、再生アンプ2で増幅し、エンベロープ検波回路3でエンベロープ成分を抽出する。リール回転信号発生器4の出力信号の周期を、周期計測手段5で計測し、周期保持手段6に格納しておく。第1のテープ速度検出手段7で、周期計測手段5の出力と周期保持手段6の出力を比較してテープの走行速度を求める。第2のテープ速度検出手段8で、エンベロープ検波回路3の出力からテープの走行速度を求める。時定数設定手段9で、第1のテープ速度検出手段7および第2のテープ速度検出手段8のいずれか一方の出力を選択してエンベロープ検波回路3の時定数を設定する。
特許請求の範囲
【請求項1】 テープ上に記録された信号を読み取る再生ヘッドと、前記再生ヘッドの信号を増幅する再生アンプと、前記再生アンプの出力信号からエンベロープ成分を抽出するエンベロープ検波回路と、リールの回転数に応じて信号を発生するリール回転信号発生器と、前記リール回転信号発生器の出力信号から周期を検出する周期計測手段と、前記周期計測手段で検出した周期を保持する周期保持手段と、前記周期計測手段と周期保持手段の出力を比較してテープの走行速度を検出する第1のテープ速度検出手段と、前記エンベロープ検波回路の出力からテープの走行速度を検出する第2のテープ速度検出手段と、前記第1および第2のテープ速度検出手段のいずれか一方の出力から前記エンベロープ検波回路の時定数を設定する時定数設定手段とを備えた磁気記録再生装置。
【請求項2】 エンベロープ検波回路の出力信号がハイレベルの間、リール回転信号発生器の出力信号をカウントするカウンタと、周期保持手段の出力と前記カウンタの出力からラベル長を検出する第1のラベル長検出手段と、前記エンベロープ検波回路の出力からラベル長を検出する第2のラベル長検出手段とを備えた請求項1記載の磁気記録再生装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テープの補助トラックに間欠的に記録された信号のエンベロープ波形を検出し、サーチを行う磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、広く普及しているコンパクトカセットテープレコーダのメカニズムを使用して、オーディオ信号をデジタル方式で記録するDCC(デジタルコンパクトカセットテープレコーダ)と呼ぶPCM信号記録再生装置が開発され、その補助トラックに間欠的に記録された信号により、テープの走行時間の計測や、間欠的に記録された信号の周期を変え、曲の開始点のマーカやテープを反転させるマーカとして用いることにより、高速にサーチが行えるようになっている。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の磁気記録再生装置について説明する。図3は従来の磁気記録再生装置のブロック図である。図3において、1はテープに記録されている信号を再生する再生ヘッド、2は再生ヘッド1の出力信号を増幅する再生アンプ、3は再生アンプ2の出力信号を検波しエンベロープ信号を出力するエンベロープ検波回路、15はサーチ速度設定手段、14はサーチ速度設定手段15で設定された速度でリールモータ13を駆動するためのモータ駆動回路、9はサーチ速度設定手段15で設定された速度をもとにエンベロープ検波回路3の時定数を設定する時定数設定手段、16はエンベロープ検波回路3の出力信号がハイレベルの時間を計測し、サーチ速度設定手段15で設定された速度をもとにラベル長を求めるラベル長検出手段である。
【0004】図4は、サーチ時におけるテープの補助トラックの信号波形を示した図で、(1)は通常の記録部分で、信号のある部分とない部分を定期的に繰り返している(以後ノーマルフレームと呼ぶ)。(2)は、マーカの記録されている部分(以後ラベル区間と呼ぶ)である。曲の先頭ではスタートマーカと呼ぶノーマルフレームの64倍の長さの区間連続した信号が記録されている。また、テープのA面の終わりにはリバースマーカと呼ぶノーマルフレームの128倍の長さの区間連続した信号が記録されている。DCCのサーチは、上述のラベル区間の長さを計測し、テープの走行制御を行う。
【0005】以上のように構成された磁気記録再生装置について、以下その動作を説明する。図3において、モータ駆動回路14は、サーチ速度設定手段15で設定された速度でリールモータ13を駆動し、テープを高速で走行させる。一方、再生ヘッド1でテープから読んだ信号は、再生アンプ2で増幅され、エンベロープ検波回路3でその振幅成分のみ検波され、ラベル長検出手段16でエンベロープ信号がハイレベルの区間の時間を測定し、サーチ速度設定手段15で設定された速度をもとにラベル長を求め、マーカの種類を判断する。また、エンベロープ検波回路3の特性は、サーチ速度設定手段15で設定された速度をもとに時定数設定手段9で決定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来の構成では、サーチの開始時のように加速中はテープの走行速度が分からないため、エンベロープ検波回路3の特性を時定数設定手段9で現在の走行速度に対して最適値に設定することができず、エンベロープ波形を誤検出するおそれがあった。さらに、加速中にラベル区間があっても走行速度が変化しているために、エンベロープ信号のハイレベル区間の時間からラベル長を求めマーカの種類を判断することができないという問題点を有していた。
【0007】この発明は上記従来の問題点を解決するもので、サーチ開始時のエンベロープ検波および加速中にラベル区間があった場合のマーカの種類の判断を確実に行い、サーチ動作を誤動作なく行うことができる磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の磁気記録再生装置は、テープ上に記録された信号を読み取る再生ヘッドと、この再生ヘッドの信号を増幅する再生アンプと、この再生アンプの出力信号からエンベロープ成分を抽出するエンベロープ検波回路と、リールの回転数に応じて信号を発生するリール回転信号発生器と、このリール回転信号発生器の出力信号から周期を検出する周期計測手段と、この周期計測手段で検出した周期を保持する周期保持手段と、周期計測手段と周期保持手段の出力を比較してテープの走行速度を検出する第1のテープ速度検出手段と、エンベロープ検波回路の出力からテープの走行速度を検出する第2のテープ速度検出手段と、第1および第2のテープ速度検出手段のいずれか一方の出力から前記エンベロープ検波回路の時定数を設定する時定数設定手段とを備えている。
【0009】請求項2記載の磁気記録再生装置は、さらに、エンベロープ検波回路の出力信号がハイレベルの間、リール回転信号発生器の出力信号をカウントするカウンタと、周期保持手段の出力とカウンタの出力からラベル長を検出する第1のラベル長検出手段と、エンベロープ検波回路の出力からラベル長を検出する第2のラベル長検出手段とを備えている。
【0010】
【作用】この発明の磁気記録再生装置は、サーチ動作に移行する前に一定速度で走行し周期計測手段でリール回転信号発生器の周期を求め、その値を周期保持手段に格納する。つぎに、サーチ動作に移行し加速中は、周期計測手段で測定したリール回転信号発生器の周期と周期保持手段に格納した周期とを比較し、第1のテープ速度検出手段でテープ速度を求めることにより、加速中にも確実にエンベロープ検波を行うことが可能となる。また、テープ速度が安定すれば、エンベロープ検波回路の出力信号から第2のテープ速度検出手段でテープ速度を求め、時定数設定手段でエンベロープ検波回路の時定数を設定することにより、確実にエンベロープ検波を行うことが可能である。
【0011】さらに、加速中はエンベロープ信号がハイレベルになっている間リール回転信号発生器の出力信号の数をリール回転信号発生器カウンタでカウントし、第1のラベル長検出手段で周期保持手段に格納された周期と乗算してラベル長を求めることにより、加速中もマーカの種類を正確に判断することが可能となる。また、テープ速度が安定すれば、エンベロープ検波回路の出力信号から第2のラベル長検出手段でラベル区間以前のエンベロープ信号の周期とラベル区間の時間とを比較してラベル長を求めることにより、マーカの種類を正確に判断することが可能である。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の第1の実施例における磁気記録再生装置の構成を示すブロック図である。同図において、再生ヘッド1,再生アンプ2,エンベロープ検波回路3,時定数設定手段9は従来例と同一であり、その部分の説明は省略する。リール回転信号発生器4はリールの回転数に応じて信号を発生し、周期計測手段5でリール回転信号発生器4の周期を計測する。周期保持手段6は周期計測手段5で計測した周期を格納しておく。第1のテープ速度検出手段7は、周期計測手段5の出力と周期保持手段6の出力を比較してテープの走行速度を求める。第2のテープ速度検出手段8は、エンベロープ検波回路3の出力からテープの走行速度を求める。時定数設定手段9は、第1のテープ速度検出手段7または第2のテープ速度検出手段8の出力でエンベロープ検波回路3の時定数を設定する。
【0013】以上のように構成された磁気記録再生装置について、以下その動作について説明する。サーチ動作に移行する前に一定のテープ走行速度、例えば再生時のテープ走行速度で走行し、周期計測手段5でリール回転信号発生器4の出力信号の立ち上がりエッジあるいは立ち下がりエッジ間の時間を数回計測し、その計測値を周期保持手段6に格納する。
【0014】つぎに、サーチ動作に移行した後、一定の走行速度で周期を計測したのと同じ数のエッジ間の時間を周期計測手段5で計測し、周期保持手段6に格納した周期と比較する。サーチ動作の移行前後では、テープの位置はほとんど同じであるため、テープの巻径はほぼ同じであり、周期保持手段6とサーチ動作移行後の周期計測手段5の周期比が速度比となり、サーチ動作に移行する前の速度が再生時の速度であれば、上記で求めた周期比がサーチ動作移行直後のテープ走行速度となる。
【0015】第1のテープ速度検出手段7で求めた速度から時定数設定手段9でエンベロープ検波回路3の時定数を設定する。テープの加速中は速度が、大きく変化しているため、上記の動作を繰り返しエンベロープ検波回路3が、走行速度に対して常に最適な状態で動作するように時定数設定手段9でエンベロープ検波回路3の時定数を設定する。
【0016】周期計測手段5の計測値の変化が少なくなって一定範囲内になり、テープ走行速度が安定した後は、エンベロープ検波回路3の出力信号から周期を測定する。再生時のエンベロープの周期は一定値であり、再生時とテープ走行安定後の周期比から第2のテープ速度検出手段8でテープの走行速度を求め、時定数設定手段9でエンベロープ検波回路3の時定数を設定する。
【0017】以上のように、この実施例によれば、サーチ動作に移行する前に一定速度で走行し周期計測手段5でリール回転信号発生器4の周期を求め、その値を周期保持手段6に格納し、サーチ動作に移行し加速中は、周期計測手段5で測定したリール回転信号発生器4の周期と周期保持手段6に格納した周期とを比較し、第1のテープ速度検出手段7でテープ速度を求め、テープ速度が安定すれば、エンベロープ検波回路3の出力信号から第2のテープ速度検出手段8でテープ速度を求め、時定数設定手段9でエンベロープ検波回路3の時定数を設定することにより、加速中にも確実にエンベロープ検波を行うことが可能である。
【0018】つぎに、この発明の第2の実施例について図面を参照しつつ説明する。図2はこの発明の第2の実施例における磁気記録再生装置の構成を示すブロック図である。同図において、再生ヘッド1、再生アンプ2、エンベロープ検波回路3、リール回転信号発生器4、周期計測手段5、周期保持手段6、第1のテープ速度検出手段7、第2のテープ速度検出手段8、時定数設定手段9は、第1の実施例と同一である。カウンタ10は、エンベロープ検波回路3の出力信号がハイレベルの間、リール回転信号発生器4の出力信号をカウントする。第1のラベル長検出手段11は周期保持手段6の出力とカウンタ10の出力からラベル長を求める。第2のラベル長検出手段12は、エンベロープ検波回路3の出力からラベル長を求める。周期変化判定手段7は、周期計測手段5で測定した周期の変化が一定範囲内になれば、信号を出力する。ラベル長検出手段18は、周期判定手段17の出力により、第1のラベル長検出手段11および第2のラベル長検出手段12のいずれか一方を選択する。
【0019】以上のように構成された磁気記録再生装置について、以下その動作について説明する。第1の実施例と同一の部分の説明は省略し、異なる点のみ説明する。テープの加速中は、エンベロープ検波回路3の出力信号がハイレベルになっている間リール回転信号発生器4の出力信号をカウンタ10でカウントし、第1のラベル長検出手段11でカウンタ10の計測値と周期保持手段6に格納された周期と乗算することによりラベル長を求める。テープ速度が安定すれば、エンベロープ検波回路3の出力信号から第2のラベル長検出手段12でラベル区間以前のエンベロープ信号の周期とラベル区間の時間とを比較してラベル長を求める。
【0020】つまり、テープの加速中は、第1のラベル長検出手段11で一定の走行速度で走行した時の周期保持手段6に格納された周期とカウンタ10の計測値を乗算することにより、ラベル区間の時間を求め、一定速の走行速度で走行時のエンベロープ信号の基準周期で割ることにより、ラベル長を求める。テープ速度が安定すれば、第2のラベル長検出手段12でエンベロープ検波回路3の出力信号がハイの区間の長さを測定し、2つの連続したエンベロープ信号がハイの区間の周期の比よりラベル長を求める。
【0021】以上のようにこの実施例によれば、加速中でエンベロープ信号がハイレベルになっている間、リール回転信号発生器4の出力信号をカウンタ10でカウントし、第1のラベル長検出手段11で周期保持手段6に格納された周期と乗算することによりラベル長を求め、テープ速度が安定すれば、エンベロープ検波回路3の出力信号から第2のラベル長検出手段12でラベル区間以前のエンベロープ信号の周期とラベル区間の時間とを比較してラベル長を求めることにより、加速中もマーカの種類を正確に判断することが可能である。
【0022】
【発明の効果】この発明の磁気記録再生装置によれば、サーチ動作に移行する前に一定速度で走行して求めたリール回転信号発生器の周期を周期保持手段に格納しておき、サーチ動作に移行した加速中は、現在のリール回転信号発生器の周期と周期保持手段に格納した周期とを比較してテープ速度を求め、テープ速度が安定すれば、エンベロープ検波回路の出力信号からテープ速度を求め、時定数設定手段でエンベロープ検波回路の時定数を最適値に設定することにより、確実にエンベロープ検波を行うことができる。
【0023】さらに、サーチの加速中でエンベロープ信号がハイレベルになっている間、リール回転信号発生器の出力信号をカウントし、周期保持手段に格納された周期と乗算することによりラベル長を求め、テープ速度が安定すれば、エンベロープ検波回路の出力信号からラベル区間以前のエンベロープ信号の周期とラベル区間の時間とを比較してラベル長を求めることにより、マーカの種類を正確に判断することできる。




 

 


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