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発明の名称 両面型磁気ヘッドの位置調整方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−37232
公開日 平成7年(1995)2月7日
出願番号 特願平5−182530
出願日 平成5年(1993)7月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 金谷 勝昭
要約 目的
調整用のメディアを用いることなしに両面型磁気ヘッドの0/1の位置調整を高精度にかつ安価に行なう。

構成
ギャップ22を有する磁性体プレート23にコイル24を巻いた治具21を送信器とし、第1および第2磁気ヘッドのコア部30、40を受信器として、電磁気的結合度がほぼ最大となるように、すなわち第1および第2磁気ヘッドのコイル35、45の出力が最大となるように第1および第2磁気ヘッドの位置調整をする。
特許請求の範囲
【請求項1】 ギャップを有する磁性体プレートにコイルを巻いた調整用治具を用い、前記調整用治具を挟んで第1および第2磁気ヘッドを配置し、前記調整用治具のギャップに前記第1および第2磁気ヘッドのギャップを位置合わせし、前記調整用治具のコイルに電流を流して前記第1および第2磁気ヘッドのコイルの出力がほぼ最大となるようにそれぞれ第1および第2磁気ヘッドの位置を調整する両面型磁気ヘッドの位置調整方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスク装置に使用する両面型磁気ヘッドの位置調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位置調整方法は、第1の磁気ヘッドを位置合わせ治具等を用いて固定し、第1の磁気ヘッドの読み出しまたは書き込みのための磁気ギャップ(以下、R/Wギャップと略す。)を光学系測定器を用いて基準ヘッドに対し位置決めする。その後に、第2の磁気ヘッドを組み立てて、調整用のフロッピーディスク(以下、アライメントメディアと呼ぶ。)を用いて、第2の磁気ヘッドのアライメントメディアに対する半径方向の位置(以下、ラジアルアライメントという。)と、R/Wギャップの角度(以下、アジマスという。)およびアライメントメディアの円周方向に対する位置(以下、バーストという。)の位置調整を行ない、両面型磁気ヘッドの位置調整を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の両面型磁気ヘッドの位置調整方法では、第1および第2の磁気ヘッドの相対位置調整(通常0/1合わせと呼ぶ。)において、アライメントメディアを介在させて調整を行なうために、アライメントメディアの精度に調整精度が左右されたり、アライメントメディアの傷により出力が変化するため、自動化が困難であるという問題があった。またアライメントメディアの交換および第1磁気ヘッドを位置決めするための光学系測定器用の治工具の必要のためコストが増加し、また生産数を増加させた場合のこれらに関する費用の増加がさらに大きくなるという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、アライメントメディアを用いることなく両面型磁気ヘッドの0/1合わせを行ない、光学系測定器を用いることなく第1磁気ヘッドの位置決めを行なうことのできる優れた両面型磁気ヘッドの位置調整方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために、ギャップを有する磁性体プレートにコイルを巻いた調整用治具を用い、そのギャップに第1および第2磁気ヘッドのギャップを位置合わせして調整用治具のコイルに電流を流し、それぞれの磁気ヘッドのコイルの出力がほぼ最大となるように第1および第2磁気ヘッドの位置調整を行なうようにしたものである。
【0006】
【作用】したがって、本発明によれば、第1および第2の磁気ヘッドに対し、ギャップを有する磁性体プレートにコイルを巻いた調整用治具を用いてアライメント、アジマス、バーストの調整を行なうことにより0/1合わせができるため、アライメントメディアが不要となり、調整精度の向上およびアライメントメディア作成や交換管理および温湿度管理などに伴うコストが削減できるという効果を有する。また、アライメントメディアの傷や摩耗などによる自動化の困難さを解消できる効果を有する。さらに、第1磁気ヘッドの位置調整に光学系測定器を用いる必要がなく、そのための治工具も必要がないので、コストを削減することができるという効果を有する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例における両面型磁気ヘッドの外観を示す斜視図である。図1において、1は下側に設けられた第1磁気ヘッドで、キャリッジ2に対してR/Wギャップが調整されて固定されている。3は上側に設けられた第2磁気ヘッドで、アーム4に固定されている。5はガイドロッドで、キャリッジ2をトラック方向へ移動するガイドの役目を持っている。6は荷重ばねで、メディア7を安定して挟持する。8はアーム4をキャリッジ2に固定する取付ねじであり、9は第1および第2磁気ヘッド1および3の巻線を外部に引き出すための接続用電線である。
【0008】図2は第1磁気ヘッド1を拡大した図であり、10は磁気ヘッド1をキャリッジ2に取り付けるための取付プレート、11はヘッドコア、12はヘッドコア11を両側で保持するためのセラミックス製のスライダ、13はギャップである。
【0009】第2磁気ヘッド3の場合は、取付プレートの代わりにジンバルばねによりアーム4に取り付けられる。また、第1および第2磁気ヘッド1、3は、クロストークを低減するために、トラック方向(ラジアルアライメント方向)に所要寸法だけずらしてある。
【0010】図3は、図2のギャップ13部分の拡大図であり、メディア7の走行方向に従ってR/Wギャップ14とトラック(図示せず)の両側をイレーズするためのイレーズギャップ15が設けられている。
【0011】図4は本発明の一実施例における調整用治具を示した斜視図である。調整用治具21は、四角形の枠状に形成されてその一辺にギャップ22を形成された磁性体プレート23と、この磁性体プレート23のギャップ22に対向する辺に巻かれたコイル24とからなる。図のギャップ22は櫛歯形であるが、これは図5のように種々に変形することができる。
【0012】図6は本発明の一実施例における両面型磁気ヘッドの位置調整方法を概略的に説明するための斜視図である。位置調整は、まず初めに、第1磁気ヘッド1を、そのギャップの上に治具21のギャップ22が一致するように、キャリッジ2に固定する。但し、治具21はガイドロッド5を基準にして位置規制されるように固定される。次に、第2磁気ヘッド3を仮固定したアーム4を、第2磁気ヘッド3と第1磁気ヘッド1とで治具21を挟持するようにキャリッジ2上に載せ、第2磁気ヘッド3のギャップが治具21のギャップに一致するように位置を調整した後、取付ねじ8によりキャリッジ2に仮固定する。
【0013】次に、上記実施例における位置調整動作について図7を参照して具体的に説明する。図7において、30は第1磁気ヘッド1のコア部、40は第2磁気ヘッド3のコア部をそれぞれ拡大して図示したものである。31、41はそれぞれコア部30、40のバックバーを示し、32、42は同様にL型コア、33、43はI型コア、34、44はそれぞれL型コア32、42とI型コア33、43との隣接部に形成されたR/Wギャップ、35、45はL型コア32、42に巻かれたコイルである。50は調整用治具21のコイル24に接続されたオシレータ(発振器)である。
【0014】まず初めに、第1磁気ヘッド1のR/Wギャップ34を調整用治具21のギャップ22付近にセットし、コイル24にオシレータ50により交流信号を印加し(周波数や波形については、ヘッドの種々の条件などにより選択する。)、ギャップ22から発生した磁界を第1磁気ヘッド1のコイル35を通じて検出し、アライメント、アジマス、バーストの3方向の調整を行なう。この検出は、第1磁気ヘッド1のコイル35に誘起される電圧を測定することにより行なわれる(増幅器を接続しても同様の結果が得られる。)。調整用治具21のギャップ22と第1磁気ヘッド1のR/Wギャップ34との位置関係(上記3方向)が一致したときは、調整用治具21のギャップ22と第1磁気ヘッド1のR/Wギャップ34との電磁気的結合が最も密(高く)なる状態であり、図8に示すように、コイル35の出力が最も大きくなる点である。実際には、必要な精度内に対応する出力値になれば、前記3方向の位置合わせが完了できたとすることも可能である。この調整により、3方向の精度を出して取付プレート10をキャリッジ2に対して接着などの方法にて固定する。
【0015】次に、第2磁気ヘッド3は、取付プレートの代わりに、メディア7との接触を安定にするジンバルばね(通常0.05〜0.1mm厚程度の薄板)を用いて、アーム4に対して接着などで固定する。そして、キャリッジ2とアーム4とを取付ねじ8を用いて組み立て、荷重ばね6を装着する。次いで調整用治具21を第1磁気ヘッド1と第2磁気ヘッド3とで挟持するようにセットし、上記した第1磁気ヘッド1の調整時と同様の動作原理により、第2磁気ヘッド3を取付ねじ8をゆるめて、アーム4を移動させながら3方向の調整を行ない、コイル45の出力が最も大きくなる位置で取付ねじ8を締め付けて、キャリッジ2とアーム4とを固定して調整を終了させる。
【0016】このように、上記実施例によれば、両面型磁気ヘッドの位置調整を、ギャップを有する磁性体プレートにコイルを巻いた治具21を送信器として動作させ、第1および第2磁気ヘッド1、3の位置合わせを電磁気的結合度を利用して正確に調整を行なうようにしたので、従来使用していた調整用のアライメントメディアの精度に左右されることがなく、またアライメントメディアに関わる全てのコストも削減できるという効果を有する。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなように、ギャップを有する磁性体プレートにコイルを巻いた調整用治具を用い、この調整用治具のギャップと第1、第2磁気ヘッドのギャップとを位置合わせし、調整用治具のコイルに電流を流して第1、第2磁気ヘッドのコイルの出力がほぼ最大となるように第1および第2磁気ヘッドの位置調整を行なうようにしたので、調整用のアライメントメディアが不要になり、アライメントメディアに関する全ての費用を削減でき、またアライメントメディアの傷付きなどに伴う出力変化による自動化の困難さを解消することができる。さらに、メディアは温湿度の影響を受けやすく、調整を行なう環境もコントロールする必要があったが、本発明によれば、これも不要となる。




 

 


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