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発明の名称 テープガイドドラム装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−37203
公開日 平成7年(1995)2月7日
出願番号 特願平5−178984
出願日 平成5年(1993)7月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 今井 淳
要約 目的
信号を記録再生する磁気記録再生装置において高コスト、大型設備投資、品質不良を解決し、安価で高品質、組立性のよい小型で優れたテープガイドドラム装置を実現することを目的とする。

構成
ヘッド巻線と回転側ロータリートランス14の巻線を半田付けなしのワンタッチ接続するRTピン15を保持し、バックヨーク21を芯出し固定する機能をもち、回転側ロータリートランス14に固定され、マグネットを固定したマグネットケース19と、回転側ロータリートランス14を同時に芯だしして着脱自在にディスク18にビスなどで固定されるホルダーR24を設けた。
特許請求の範囲
【請求項1】 磁気テープをガイドする下ドラムと、磁気ヘッドを載置した上ドラムと、前記上ドラムを回転自在に保持したディスクと、回転側と固定側からなる一対のロータリートランスと、前記ディスクに設けた第1の取付面に当接する前記回転側ロータリートランスの第1の端面に密着する第1の基準面を持ち、前記ディスクに設けられた第2の取付面に当接する第2の基準面を持ち、前記第1の取付面と前記第1の端面が当接した時点では前記第2の取付面と前記第2の基準面は当接しないような寸法に設定された、電気絶縁性と弾性を持ち前記回転側ロータリートランスに固着されたホルダーRと、前記第2の取付面と前記第2の基準面を密着させ、前記回転側ロータリートランスを前記ディスクに同軸に固定するため前記ディスクを貫通し前記ホルダーRに着脱自在に固定される少なくとも1つの固定部材を備えたことを特徴とするテープガイドドラム装置。
【請求項2】 固定部材をホルダーRを貫通し、ディスクに着脱自在に固定したことを特徴とする請求項1記載のテープガイドドラム装置。
【請求項3】 下ドラムに固定されたステータコイルユニットと、ロータマグネットと、前記ステータコイルユニットをはさみ前記ロータマグネットと磁気回路を構成するバックヨークと、前記ロータマグネットに対し前記バックヨークが所定の距離で回転するよう前記バックヨークと当接し固定する第3の基準面を設けたホルダーRを備えたことを特徴とする請求項1記載のテープガイドドラム装置。
【請求項4】 バックヨークの内周部に微小な隙間を備え、勘合する同軸案内部を設けたホルダーRを備えたことを特徴とする請求項3記載のテープガイドドラム装置。
【請求項5】 少なくとも1つのタップ部を備えロータマグネットを固着するマグネットケースと、タップ部と同位置に貫通穴部をもつディスクと、マグネットケースと当接し所定の高さにする第4の基準面を持ち前記第4の基準面の内部に前記タップ部と同位置に貫通穴部をもつホルダーRと前記ホルダーRの貫通穴部と前記ディスクの貫通穴部を貫通し前記タップ部によって前記マグネットケースと前記ディスクと前記ホルダーRを同時に固定する固定ビスを備えたことを特徴とする請求項1記載のテープガイドドラム装置。
【請求項6】 タップ部をディスクに設け、貫通穴部をホルダーRおよびマグネットケースに設け前記ディスクと前記マグネットケースと前記ホルダーRを同時に固定する固定ビスを備えたことを特徴とする請求項1記載のテープガイドドラム装置。
【請求項7】 マグネットケースの内周部に微小な隙間を設け、勘合する同軸案内部を設けたホルダーRを備えたことを特徴とする請求項1記載のテープガイドドラム装置。
【請求項8】 上ドラムに固定されたビデオヘッドの巻線のリード部と接続されたヘッドプリント基板と、回転側ロータリートランスの巻線のリード部と一端が電気的接続され、もう一端が前記ヘッドプリント基板と弾性接触し前記ビデオヘッドの巻線と前記回転側ロータリートランスの巻線を導通させる複数の金属端子を固定したホルダーRを備えたことを特徴とする請求項1記載のテープガイドドラム装置。
【請求項9】 先端にディスクの貫通穴部の直径よりも大なる寸法のフック部をもち前記貫通穴部に貫通され、ディスクに固定される概割ピン状の突起を設けたホルダーRを備えたことを特徴とする請求項1記載のテープガイドドラム装置。
【請求項10】 上ドラムとディスクを一体化し、回転側ロータリートランスを前記上ドラムに固定したことを特徴とする請求項1記載のテープガイドドラム装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号を記録再生する磁気記録再生装置に用いて有効なテープガイドドラム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダーは需要が増加するにつれ、より高性能で安価なものが要求されている。その上カメラ一体型ビデオでは、より小型、軽量なものが要求されている。よってテープガイドドラム装置も多ヘッド化、小型化、そしてコストダウンが要求されている。
【0003】以下図面を参照しながら上述した従来のテープガイドドラム装置の一例について説明する。
【0004】図7は従来のテープガイドドラム装置の構成断面図を示すものである。図7において1は磁気テープ(図示せず)と当接するヘッドである。2はヘッド1をを固定する上ドラムである。3はヘッド巻線(図示せず)を半田付けしたヘッドプリント基板である。4はヘッドプリント基板と半田付けされた金属材料からなるターミナルピンである。5は上ドラム1の上部に載置された中継基板のパターンである。6は回転側ロータリートランスである。7は回転側ロータリートランス6に接着固定された樹脂からなるホルダーに圧入固定された、回転側ロータリートランス6の巻線(図示せず)を巻き付けて半田付けした金属材料からなるRTピンである。8はディスクである。9はロータマグネットである。10はロータマグネット9を接着固定したマグネットケースである。11はかしめ等の工法でマグネットケース9を固定したロータホルダーである。12は固定側ロータリートランスである。13はステータコイルユニットである。14は金属材料からなるバックヨークである。15は磁気テープ(図示せず)を案内する下ドラムである。16はシャフトである。17はバックヨーク14とロータマグネットの高さを決めるスペーサである。18は固定するビスである。
【0005】以上のように構成されたテープガイドドラム装置について、以下にその動作について説明する。まず、回転側ロータリートランス6の内径側がシャフト16を保持したディスク8に同軸に所定の高さになるよう治具をもちいて接着する。次にロータホルダー11の内径がディスク8と同軸になるようにビス18でディスク8の取付面に固定する。次に下ドラム15に固定側ロータリートランス12を治具にて同軸に接着したのちバックヨーク14を略芯だしし挿入したのちステータコイルユニット13がビス止めなどで固定される。ディスク8と下ドラム15をくみあわせることで、スペーサ17を張り付けたバックヨーク14はロータマグネット9の磁気吸引力によって引きつけられロータホルダー11の下端面に密着し、所定の高さに固定される。最後に上ドラム2をディスク8にビス止め固定し、RTピン7とパターン5を半田付けし完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のような構成では、ロータホルダーやターミナルピンなどの組み合わせや接続のための部品点数が多く、それぞれの部品の位相、高さを決めるための治具が必要であり、また電気接続のための半田付けが多く、接着設備、組立設備が大がかりになり、工数も多くなるので、材料コスト、加工費が高く、接着不良、半田付け不良の発生やバックヨークの芯だしができないためアンバランスが大きく回転精度に影響を与えるなどというコスト上、品質上の問題点を有していた。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、部品点数、接着工程、半田付け工程が少なく、組立易く、品質が安定しコストが安くすむというテープガイドドラム装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明のテープガイドドラム装置はマグネットケースの高さ基準面と同軸ガイド部と位相決めガイド部を備え、かつバックヨークの高さ基準面と同軸ガイド部を備え、かつディスクと位相決めガイド部と高さ基準面を備え、かつ回転側ロータリートランスとの高さ基準面を設け、マグネットケースと回転側ロータリートランスをディスクにビス止めなど着脱自在な部品で固定でき、かつヘッド巻線と回転側ロータリートランスの巻線を半田付けなしのワンタッチ接続するRTピンを保持し、回転側ロータリートランスに固定されたホルダーRを設けた構成を有している。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、ホルダーRと回転側ロータリートランスとの高さ決め治具、ターミナルピン、中継基板、ロータホルダーなどの部品、治具が不要になり、回転側ロータリートランスの接着が廃止でき、ヘッドプリント基板とロータリトランスの巻線がワンタッチで接続できるため、接着工程、半田付け工程が少なく、組立易く設備投資が少なく、材料コストが安く、高品質なテープガイドドラム装置が提供できることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例のテープガイドドラム装置について、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1において11は磁気テープ(図示せず)と当接するヘッドである。12はヘッド11を固定した上ドラムである。13はパターン面に金メッキを施してヘッド巻線(図示せず)と接続されたヘッドプリント基板である。14は回転側ロータリートランスである。15はリン青銅などの弾性材料からなり一端にはニッケルメッキを施し回転側ロータリートランスの巻線のリードが巻き付けられ、半田ディップなどの工法で接続され、もう一端にはヘッドプリント基板13に接触する金メッキを施した接触用突起を設けたRTピンである。16は固定側ロータリートランスである。17は固定側ロータリートランスに接着固定された樹脂からなるホルダーSである。18はディスクである。27はディスクに保持されたシャフトである。19はディスク取付用タップを設けたマグネットケースである。20はマグネットケース19に接着固定され着磁されたロータマグネットである。21は内周部に芯出し用の円筒部を設けたバックヨークである。22はステータコイルユニットである。23は磁気テープ(図示せず)を案内する下ドラムである。24は寸法精度良好な樹脂材料からなり回転側ロータリートランス14の上端面に当接する第1の基準面24aとディスク18取り付け用の複数の穴部を設けた第2の基準面24bと、ディスク18との位相決め用ガイドピン25と、バックヨーク21高さ設定用の第3の基準面24cとバックヨーク21を同軸に案内する同軸案内部24dと同じくマグネットケース19を取り付ける第4の基準面24eとマグネットケース19を同軸に案内する同軸案内部24fとマグネットケース19との位相決め用のガイドピン26をもつホルダーRである。28は固定するビスである。
【0012】寸法精度の良い加工材料からなるディスク18は回転側ロータリートランス14の上端面を受ける第1の取り付け面18aと、第2の基準面24bを取り付ける第2の取り付け面18bと、ガイドピン25勘合用の穴部を設けている。
【0013】この時図2に示すように第1と第2の取り付け面間距離L1と第1の基準面24aと第2の基準面24bの距離L2はわずかにL1よりL2が大きくなるよう設定されている。
【0014】以上のように構成されたテープガイドドラム装置について、図1、及び図2を用いてその動作を説明する。
【0015】まず、図2に示すように回転側ロータリートランスにホルダーRが接着される。この時両者の高さ関係は第1の基準面24aと上端面を密着させるだけで決まる。そのため従来のように高さをきめる治具は不要である。その後、巻線を巻き、RTピン15に巻き付け半田ディップする。つぎにディスク18の第1の取付面18aに回転側ロータリートランス14を載置する。このときガイドピン25がディスク18の穴部に挿入されるようにする。そしてマグネットケース19の穴部がガイドピン26に挿入されるようマグネットケース19を第4の基準面24eに載置する。
【0016】この時マグネットケース19は同軸案内部24fによってディスク18との同軸が決まる。
【0017】そして回転側ロータリートランス14とディスク18の同軸を決める芯出し治具を回転側ロータリートランス14の内径に挿入した状態でマグネットケース19をディスク18にビス28で固定し、回転側ロータリートランス14とマグネットケース19とディスク18を同時に固定する。
【0018】その後、芯出し治具をはずす。この時L2はL1よりわずかに大きくしてあるので、ホルダーRはディスク18に密着する方向に弾性変形し、同時に回転側ロータリートランス14をディスク18に固定する力を発生する。このL1とL2の隙間は0.01から1mm程度に設定するとよい。
【0019】つぎに図1に示すように下ドラム23に固定側ロータリートランス16を同軸に接着する。そして下ドラム23にバックヨーク21を略同軸に載置する。その後ステータコイルユニット22を下ドラム23に固定する。そして、ディスク18を下ドラム23と同軸に組み合わせる。
【0020】組み合わせる過程でバックヨーク21はロータマグネット20の磁気吸引力によって引き上げられ、同軸案内部24dと芯出し用の円筒部が勘合したのち第3の基準面24cに当接し所定の高さで固定される。
【0021】この時同軸案内部24dには大きくバックヨーク21の芯出しがずれていてもよいように大きく面取りを施してある。
【0022】最後に上ドラム11をディスク18に載置しビス止めする。この時RTピン15はヘッドプリント基板13に電気的導通に必要な圧力で接し、ヘッドの巻線と回転側ロータリートランス14の巻線は接続される。
【0023】ここでロータリートランス材は外形を研磨加工で仕上げるため外周と端面の直角度、寸法精度は極めて良いレベルに仕上げられている。
【0024】またホルダーR24の材料は寸法精度のよい強度の強い材料を選ぶ。たとえば、液晶ポリマーやPPSなどがあげられる。さらに図3と図4に示すようにより弾性変形しやすいようにホルダーRの第2の基準面の周りに穴部とつなぎ部を設けた形状にしてもよい。この時スペースさえあれば固定側ロータリートランス16も回転側ロータリートランス14と同じ構成でホルダーS17を下ドラム23にビス止め固定してもよい。
【0025】またディスク18は上ドラム11と一体化しさらに構成を簡略化してもよい。またタップをディスク18側に設けマグネットケース側からビス28を挿入し固定してもよい。
【0026】さらに図5に示すようにホルダーRに固定ピンを設け、ディスクに固定してもよい。固定力はS1がS2よりわずかに小さく設定することで発生するホルダーRの弾性力による。この時固定ピンの先端は挿入のための面取りが施され、フック部はディスクの貫通穴部にの直径よりも大きくし挿入されたのちは抜けないよう設定されている。図6は固定状態を示し、外す場合は矢印Aの方向に押せばよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明のテープガイドドラム装置はマグネットケースの高さ基準面と同軸ガイド部と位相決めガイド部を備え、かつバックヨークの高さ基準面と同軸ガイド部を備え、かつディスクと位相決めガイド部と高さ基準面を備え、かつ回転側ロータリートランスとの高さ基準面を設け、マグネットケースと回転側ロータリートランスをディスクにビス止めなど着脱自在な部品で固定でき、かつヘッド巻線と回転側ロータリートランスの巻線を半田付けなしのワンタッチ接続するRTピンを保持し、回転側ロータリートランスに固定されたホルダーRを設けることにより、接続、結合のための部品点数をへらし、接着工程、半田付け工程を大幅に簡略化でき、かつ精度良く組立られ、高品質、材料コスト低減、組立設備小型化を可能にするとともにヘッドや、ロータリートランスなどの性能などの問題で部品交換する際も簡単に作業できるという優れたテープガイドドラム装置を実現できるものである。




 

 


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