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発明の名称 コンピュータシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−36576
公開日 平成7年(1995)2月7日
出願番号 特願平5−181496
出願日 平成5年(1993)7月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
発明者 立花 裕紀子 / 榎 信行 / 宮崎 雅也
要約 目的
コンピュータシステムが一定時間未入力状態の場合の省消費電力化が可能なコンピュータシステムを提供する。

構成
コンピュータシステムは、一定時間の未入力状態を検出する未入力検出手段107と、未入力状態が検出された時にレジューム処理に必要なデータを不揮発性メモリ104に退避するシステム状態退避処理手段108と、ユーザからのシステム起動要求を検出するシステム起動検出手段109と、システムの再起動要求を検出した時、不揮発性メモリ104に格納されているデータを復元するシステム状態再現処理手段110と、データの保存処理を終了した後、システムへの電源供給を遮断し、システム起動要求が検出された場合に、電源供給を開始する電源装置112とを備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】 一定時間アクセスされない状態を検出した場合に、電源供給を遮断し、再び電源が投入された場合に元の状態に復元することが可能なコンピュータシステムであって、予め定められた時間未入力状態であることを検出する未入力検出手段と、前記未入力検出手段が未入力状態を検出した時に、起動された状態のプロセスがその状態を保持するために必要とする退避データを不揮発性記憶手段に退避して保存するシステム状態退避処理手段と、前記退避データを格納する不揮発性記憶手段と、ユーザからのシステム起動要求を検出するシステム起動検出手段と、前記システム起動検出手段がシステムの起動要求を検出した時、前記不揮発性記憶手段に格納されている前記退避データをシステム終了直前の状態に復元するシステム状態再現処理手段と、前記システム状態退避処理手段が前記退避データの保存処理を終了した後、システムへの電源供給を遮断し、前記システム起動検出手段がシステム起動要求を検出した場合に、電源供給を開始する電源装置とを備えたことを特徴とする、コンピュータシステム。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムに関し、特に、一定時間未入力状態の場合の電源遮断機能を有するコンピュータシステムの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、コンピュータシステムは、外部電源あるいは内蔵したバッテリからCPU、メモリ、制御装置等が実装された制御ボードや表示装置あるいは入力装置等に電力の供給を受けて動作する。従来のコンピュータシステムの基本的な動作として、まず、ユーザが電源スイッチをONした後、所望のプログラムを起動して実行処理を行う。そして、処理が終了すると、プログラムの終了処理を行った後、電源スイッチをOFFにする。
【0003】近年、ブック型あるいはノート型と呼ばれる携帯型のパーソナルコンピュータの開発が盛んに行われている。このようなコンピュータでは、内蔵型のバッテリ電源が搭載され、このバッテリからの電源供給によって作業可能に構成されている。従って、このような携帯型のコンピュータに対しては、できる限り消費電力の低減が要求される。
【0004】また、一方では、高速動作が可能なワークステーション等の開発も盛んに行われている。このワークステーションでは、上記のパーソナルコンピュータ等に比べて消費電力が非常に大きい。このために、上記と同様に消費電力の低減が望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のコンピュータシステムにおいては、電源供給のON/OFF動作は、ユーザが電源スイッチを操作することによって行われるように構成されている。このため、ユーザが電源スイッチをOFF操作するまでは、コンピュータがアクセスされていない状態であってもシステムに電源が供給され続ける。このため、省電力の観点からすると、ユーザにとって好ましいものではなかった。
【0006】また、従来、コンピュータが一定時間未入力状態にある場合には、表示装置への電源供給を遮断するコンピュータも存在する。しかしながら、このような機能は、あくまでも表示装置の保護、あるいは表示装置の照明による周囲への悪影響をなくすることを目指したものであり、不使用時の省電力の要求に相応するものではない。
【0007】したがって、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、コンピュータシステムが一定時間アクセスされていないような場合の省消費電力化が可能なコンピュータシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るコンピュータシステムは、予め定められた時間未入力状態であることを検出する未入力検出手段と、未入力検出手段が未入力状態を検出した時に、起動された状態のプロセスがその状態を保持するために必要とする退避データを不揮発性記憶手段に退避して保存するシステム状態退避処理手段と、退避データを格納する不揮発性記憶手段と、ユーザからのシステム起動要求を検出するシステム起動検出手段と、システム起動検出手段がシステムの起動要求を検出した時、不揮発性記憶手段に格納されている退避データをシステム終了直前の状態に復元するシステム状態再現処理手段と、システム状態退避処理手段が退避データの保存処理を終了した後、システムへの電源供給を遮断し、システム起動検出手段がシステム起動要求を検出した場合に、電源供給を開始する電源装置とを備えている。
【0009】
【作用】本発明によるコンピュータシステムにおいて、未入力検出手段は、予め定められた時間未入力状態であることを検出する。未入力検出手段が未入力状態を検出すると、システム状態退避処理手段は、起動された状態のプロセスがその状態を保持するために必要とする退避データを不揮発性記憶手段に退避して保存する。その後、電源装置は、システムへの電源供給を遮断する。
【0010】次に、ユーザがシステム起動要求を与えると、システム起動検出手段がこの要求を検出し、電源装置が電源の供給を再開する。さらに、システム状態再現処理手段は、不揮発性記憶手段に格納されている退避データを復元する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施例におけるコンピュータの構成を示すブロック図である。図1において、101はCPU、102はメモリ、103は制御装置、104は不揮発性メモリ、105は表示装置、106は入力装置、107は未入力検出手段、108はシステム状態退避処理手段、109はシステム起動検出手段、110はシステム状態再現処理手段、111は電源スイッチ、112は電源装置である。
【0012】CPU(中央処理装置)101は、種々の命令の解読、実行処理を行う。図2には、CPU101内部のレジスタ構成が示されている。図2において、201はプログラムカウンタ(PC)、202はCPU101の状態を示すプロセッサステータスワード(PSW)、203〜209はそれぞれ16本のレジスタを含む汎用レジスタ群である。さらに、PSW202は、現在203〜209のどの汎用レジスタ群を使用しているかを示すカレントウィンドウポインタ(CWP)221と、現在のCPU101のモード状態を示すカレントステータス(CS)222と、割り込みが発生した時のCPU101のモード状態を示すプレビャスステータス(PS)223とから構成されている。
【0013】メモリ102は、プログラムの命令やデータを記憶する。図3は、メモリ102の記憶状態を概念的に示す図であり、図中、OS領域301、ウィンドウシステム領域302、ウィンドウデータ領域305、306及びアプリケーション領域303、304が例示されている。不揮発性メモリ104は、例えばハードディスク等で構成され、レジューム処理時に、レジューム処理に必要なデータを格納する。
【0014】電源スイッチ111は、ユーザが操作することによって電源OFF要求信号を電源装置112に送信し、また電源ON要求信号をシステム起動検出手段110及び電源装置112に送信する。このコンピュータのレジューム機能は、システム状態退避処理手段108、システム状態再現処理手段110及び不揮発性メモリ104によって実現される。
【0015】システム状態退避処理手段108は、未入力検出手段107から未入力検出通知を受け取り、CPU101、メモリ102及び制御装置103上のレジューム処理に必要なデータを不揮発性メモリ104に退避させる。システム起動検出手段109は、電源スイッチ111から電源ON要求を受け取ると、CPU101に対してパワーオンリセット信号を出力する。
【0016】システム状態再現処理手段110は、電源スイッチ111から電源ON要求を受け取り、電源装置112が電源を供給した後、不揮発性メモリ104に退避したデータを読み出し、CPU101、メモリ102、制御装置103を元の状態に復元する。未入力検出手段107は、ユーザのアクセス状態を監視し、ユーザからアクセスされていない時間が一定時間を経過した場合、この状態を検出して未入力検出通知をシステム状態退避処理手段108に発信する。
【0017】次に、第1実施例のコンピュータの動作について説明する。図4は、未入力状態を検出した場合の電源OFF動作を示すフローチャートであり、図6は、電源再起動時のデータ復元動作を示すフローチャートである。
(未入力検出時の電源OFF動作)図4を参照して、まず、未入力検出手段107は、ユーザのアクセス状態を監視している。そして、予め定められた時間、入力装置106からデータが入力されない状態を検出し、CPU101にシステムの終了を通知する割り込み信号を出力する。割り込み信号を受け取ると、CPU101は、CWP301の値を1増加させて汎用レジスタ群を切替える。そして、割り込みが発生した時点のPC201の値をCWP221が示す汎用レジスタ群の16番目のレジスタにコピーし、CS222の値をPS223にコピーする。そして、あらかじめ指定された割り込み処理プログラムに分岐する(PC201の値を書き変える)。その後、システム状態退避処理手段108を呼び出す(ステップ401)。
【0018】システム状態退避処理手段108は、まず、CPU101のPSW202の内容を不揮発性メモリ104のPSWフィールド502に格納する(ステップ402)。次に、CPU101の汎用レジスタ群203〜209の内容を不揮発性メモリ104のCPUレジスタフィールド503に格納する(ステップ403)。
【0019】さらに、メモリ102の内容を不揮発性メモリ104のメモリフィールド504に格納する(ステップ404)。さらに、制御装置103の内部レジスタの内、状態再現に必要なレジスタ(例えば入力装置106との通信速度を設定するボーレートレジスタ、ハードディスクとの転送を同期モードで行なうかどうかを設定するHD転送モードレジスタなど)を不揮発性メモリ104の制御装置レジスタフィールド505に格納する(ステップ405)。
【0020】さらに、不揮発性メモリ104の再起動可能フラグフィールド501に1をセットする(ステップ407)。最後に、電源装置113に電源OFF信号を送る(ステップ407)。この状態でシステムは、電源OFF状態となる。
(ユーザ再アクセス時の復元動作)図6を参照して、一定時間未入力であったユーザが再び以前の処理を継続して実行する場合には、ユーザが電源スイッチ111をONにする(ステップ601)。
【0021】ユーザが再び電源スイッチ111をONすると、電源装置112から電源が供給され、システム起動検出手段109がパワーオンリセット信号をCPU101に入力し、システム状態再現処理手段110が呼び出される(ステップ602)。システム状態再現処理手段110は、まず、不揮発性メモリ104の再起動フラグフィールド501に1がセットされているかどうかを判別する(ステップ603)。
【0022】1がセットされていなかった場合は、通常のコンピュータシステムと同様のシステム起動処理(レジューム機能によらない起動処理)を行なう(ステップ611)。1がセットされていた場合は、まず制御装置103を初期化する(ステップ604)。
【0023】次に、不揮発性メモリ104の制御装置レジスタフィールド505に格納されていた内容を読み出し、制御装置103の対応するレジスタにセットする(ステップ605)。さらに、不揮発性メモリ104のメモリフィールド504に格納されていたデータを読み出し、メモリ102に格納する(ステップ606)。
【0024】さらに、例えば、メモリ102に画面表示データが格納されていれば、格納されている表示装置105の画面表示データを表示装置105に転送して画面状態を復元する(ステップ607)。次に、不揮発性メモリ104のCPUレジスタフィールド503に格納されているCPU101の汎用レジスタ群203〜209のデータを読み出して対応するレジスタにセットする(ステップ608)。
【0025】さらに、不揮発性メモリ104のPSWフィールド502に格納されているCPU101のPSW202の内容を読み出してセットする(ステップ609)。この時点で、前述の割り込み処理から戻る直前の状態と同じになる。そして、割り込み処理プログラムは、最後に割り込み復帰命令を実行する。この命令が実行されると、CPU101は、まずPS223の値をCS222にコピーし、CWPが示す汎用レジスタ群の第16番目のレジスタに格納されたアドレスに分岐する(PC201の値を書き変える)。そして最後にCWPの値を1減少させる。この時点でCPU101の状態は割り込みが発生した時点の状態、すなわち、未入力検出手段107が未入力状態であることを検出した時の状態に戻る(ステップ610)。
【0026】このように、上記実施例によるコンピュータは、システムへの未入力状態があらかじめ定められた時間続くと、システム全体の電源供給をやめることで電源の消費量を無くすことができる。また、電源遮断状態から電源ONすると、電源供給を遮断した以前の状態に復帰できるので、操作効率を向上させることができる。
【0027】次に、本発明の第2実施例によるコンピュータについて説明する。図7は、第2実施例のコンピュータの構成を示すブロック図である。図7に示すコンピュータは、図1に示す第1実施例のコンピュータに対して、さらに、対象外プログラム登録部701を備えている。この対象外プログラム登録部701には、第1実施例で行なわれる未入力検出時のレジューム処理の対象とすることが好ましくないプログラムが登録されている。そして、未入力検出手段107は、一定時間アクセスされていない状態を検出すると、対象外プログラム登録部701を参照して、そのとき処理対象となっているプログラムがこのレジューム処理対象外のプログラムとして登録されたものであるか否かを判定する。そして、対象外のプログラムであると判定した場合には、レジューム処理を行わない。また、検出されたプログラムがレジューム処理対象のプログラムであると判定された場合には、第1実施例と同様にレジューム処理を行う。
【0028】さらに、本発明の第3実施例によるコンピュータについて説明する。図8は、第3実施例のコンピュータの構成を示すブロック図である。図8に示すコンピュータは、図1に示す第1実施例のコンピュータに対して、さらに、未入力検出処理選択手段801を備えている。この未入力検出処理選択手段801は、ユーザがキーボード等の入力装置106から未入力時のレジューム処理を行わない旨の選択入力を行った場合、この選択入力を受け取り、未入力検出手段107に通知し、レジューム処理の実行を回避させる。また、未入力時のレジューム処理を行う旨の選択入力を受け取った場合、第1実施例の場合と同様のレジューム処理を行なわせる。
【0029】なお、この選択指示入力は、レジューム処理を禁止する場合のみ行うように構成してもよい。なお、上記の実施例においては、未入力状態を検出して電源をOFFする場合、システム全体の電源を切断するように構成されているが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、表示装置あるいはハードディスク等構成ブロック毎に電源の供給を遮断するように構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明によるコンピュータシステムは、未入力検出手段を有し、未入力検出手段が未入力状態を検出した場合に、システム状態退避処理手段によってレジューム処理に必要なデータを退避させ、電源装置からの電源供給を遮断し、さらに、システム起動要求に応じて電源装置からの電源供給を再開するとともに、退避したデータをシステム状態再現処理手段によって復元するように構成されているので、一定時間未入力状態が継続する場合の消費電力の省電力化が可能なコンピュータシステムを実現することができる。




 

 


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