米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 輪郭補正回路
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−30780
公開日 平成7年(1995)1月31日
出願番号 特願平5−168913
出願日 平成5年(1993)7月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 小野 博幸
要約 目的
各種撮像装置で使用される輪郭補正回路において、画像暗部で解像感が劣化するという問題点を解決し、解像感を残しつつ、S/N改善効果を補うことができる輪郭補正回路を提供することを目的とする。

構成
入力輝度信号1を非線形変換回路3で非線形変換した信号をアドレスとして動作するRAM5のデータとして、画像暗部には増加させるコアリングデータ、画像明部には従来の輪郭信号利得データを持ち、比較器7、選択回路9及び選択回路10によりRAM5の出力先を切り換えることで、画像暗部では輪郭信号利得は一定でコアリング量を増加させS/N改善を行い、画像明部では輝度信号レベルに応じた輪郭信号利得制御となり、画像暗部での解像感を残したままS/N改善を補う動作をする。
特許請求の範囲
【請求項1】 入力輝度信号から輪郭信号を生成する輪郭信号発生回路と、前記入力輝度信号を非線形変換する非線形変換回路と、前記非線形回路の出力をアドレス入力として動作するRAMテーブルと、前記RAMテーブルを書き換えるマイクロコンピュータと、前記非線形変換回路の出力と任意の設定値Pと比較する比較器と、前記RAMテーブルの出力と任意の設定値Gとを前記比較器の出力により切り換え出力する第1の選択回路と、前記RAMテーブルの出力と零値とを前記比較器の出力により切り換え出力する第2の選択回路と、前記第1の選択回路の出力の帯域制限をするローパスフィルターと、前記輪郭信号発生回路の出力と前記ローパスフィルターの出力を乗算し前記輪郭信号の利得を調整する乗算器と、第2の選択回路の出力と任意の設定値Kとを加算する加算器と、前記乗算器の出力の微少振幅成分を零値にするコアリング回路と、を有する輪郭補正回路。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮像装置等の映像信号処理での画質向上のために利用される輪郭補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像装置等において、より自然で鮮明な輪郭をもつ画像再現を行うために輪郭補正回路はますます重要視されている。
【0003】従来の輪郭補正回路としては、輪郭信号(以後、DTLと呼ぶ)を生成する輝度信号がガンマ及びニーなどの非線形変換を受けた後の信号であることから、輝度信号の低レベル部分(以後、画像暗部と呼ぶ)はDTLゲインを抑圧し輝度信号の高レベル部分(以後、画像明部と呼ぶ)ではDTLのゲインを伸長する輪郭補正回路がある。
【0004】以下に、従来の輪郭補正回路について説明する。図5は従来の輪郭補正回路のブロック図を示すもので、デジタル回路で構成されている。図5において、1は入力輝度信号、2は輪郭信号発生回路、3は非線形変換回路、4はマイクロコンピュータ、5はRAMテーブル、11はローパスフィルター、12は乗算器、13はコアリング回路、15は輪郭信号出力、16は設定値Kである。
【0005】以上のように構成された輪郭補正回路での水平輪郭補正について、以下にその動作を説明する。
【0006】まず、入力輝度信号が図6の(a)に示すようにある一定の時間毎に一定値増加する階段入力であり、そのデータのビット長が8ビットの時のDTLについて説明する。輪郭信号発生回路は輝度信号から図6の(b)に示すように同じ振幅のDTLを生成する。しかし、通常、撮像装置等では、図6の(a)のようなリニアな元信号が、輪郭信号発生回路に加えられる前段の信号処理回路でガンマ及びニー処理を施され、実際には輪郭信号発生回路に入力される時点では図7の(a)に示すような非線形信号に変換されている。そのためDTLは図7の(b)に示すように画像暗部ではレベルが大きく、画像明部へ行くほど小さくなる。このため、画像暗部ではS/N劣化、画像明部では輪郭補正効果が小さくなるため解像感がなくなっていた。
【0007】従来の輪郭補正回路は、これら問題点を解決するために、入力輝度信号1は輪郭信号発生回路2でDTLを生成すると同時に、非線形変換回路3により、図9のような非線形変換を受け、その出力は6ビット長に圧縮される。RAMテーブル5は圧縮された6ビット長の信号をアドレス入力として動作し、その内部データを読み出す。図10にRAMテーブル5のデータを示す。RAMテーブル5から読み出されたデータが急峻な変化が発生した場合でも緩やかな変化となるように、LPF11を通した後、乗算器12に乗数として与えられる。乗算器12ではDTLとLPF11の出力を乗じ、その乗算結果をコアリング回路13に入力信号として与える。コアリング回路13では、入力信号の微少変化分(ノイズ成分±Kの範囲の信号)を零値にしS/N改善を行う。これら一連の動作により、DTLは入力輝度信号のレベルに応じてゲイン調整され、図8の(b)に示すように画像暗部ではS/N改善のためにDTLを抑圧し、画像明部ではDTLを伸長するように動作し、輪郭補正信号出力15となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従来の構成では、画像暗部の時にDTLを抑圧する動作であるため、S/N改善はできても画面暗部での解像感が劣化するという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、画像暗部での解像感を残しつつS/N改善を行うことができる輪郭補正回路を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明の輪郭補正回路は、入力輝度信号から輪郭信号を生成する輪郭信号発生回路と、入力輝度信号を非線形変換する非線形変換回路と、非線形回路の出力をアドレス入力として動作するRAMテーブルと、RAMテーブルを書き換えるマイクロコンピュータと、非線形変換回路の出力と任意の設定値Pと比較する比較器と、RAMテーブルの出力と任意の設定値Gとを比較器出力により切り換え出力する第1の選択回路と、RAMテーブルの出力と零値とを比較器の出力により切り換え出力する第2の選択回路と、第1の選択回路の出力の帯域制限をするローパスフィルターと、輪郭信号発生回路の出力とローパスフィルター出力を乗算し輪郭信号の利得を調整する乗算器と、第2の選択回路の出力と任意の設定値Kとを加算する加算器と、乗算器の出力の微少振幅成分を零値にするコアリング回路を有している。
【0011】
【作用】上記の構成により本発明は、入力輝度信号からDTLを生成すると同時に、非線形変換回路により入力輝度信号を非線形変換し、非線形変換された信号をアドレスとして動作するRAMテーブルのデータの出力先を選択回路により切り換え出力し、この選択回路制御を入力輝度信号と設定値とのレベルを比較する比較器の出力により制御することで、画像暗部ではDTLゲインは一定としコアリング回路のコアリング量を通常の設定より増やし、画像明部ではコアリング量は通常通りとし増加させず、従来の輪郭補正回路の動作を行うことで、画像暗部でのDTLの過抑圧をなくし解像感が残るレベルとし、コアリング量を増加させることでS/N改善効果を補う。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の実施例における輪郭補正回路のブロック図を示すものである。図1において、1は入力輝度信号、2は輪郭信号発生回路、3は非線形変換回路、4はマイクロコンピュータ、5はRAMテーブル、6は設定値P、7は比較器、8は設定値G、9は選択回路1、10は選択回路2、11はローパスフィルター、12は乗算器、13はコアリング回路、14は加算器、15は輪郭信号出力、16は設定値Kである。
【0014】以上のように構成された輪郭補正回路について、以下にその動作について説明する。
【0015】まず、入力輝度信号1は輪郭信号発生回路2に入力されDTLを生成する。それと同時に、入力輝度信号1は非線形変換回路3により、図9に示すような非線形変換を受ける。非線形変換を受けた入力輝度信号はRAMテーブル5にアドレスとして与えられると同時に、比較器7により設定値Pとのレベル比較が行われる。RAMテーブル5の内部データはマイクロコンピュータ4で図2に示すように書き込まれている。これはアドレス0から設定値Pまでは画像暗部でコアリング回路13の設定値Kに加算されるコアリングデータが書き込まれており、アドレスP〜63までは画像明部で従来の輪郭補正回路と同じデータが書き込まれている。
【0016】ここで、アドレス0〜Pまでの回路動作について説明する。まず、比較器7は入力a<入力bの時に出力cがHIGHレベル、それ以外はLOWレベルという動作をする。従って、入力aが0〜Pまでの間は出力cはHIGHレベルであるため、選択回路9はf端子入力を選択し、常に設定値GがLPF11に与えられている。一方、選択回路10はi端子入力が選択され、RAMテーブル5の出力が加算器14に与えられている。つまり、図3の(b)に示すように、従来の輪郭補正回路では画像暗部になる程DTLの利得を抑圧するのに対して、本実施例では従来例程抑圧せずに画像暗部では一定の利得としている。これにより、DTLレベルが過小にならず画像の解像感を保つことができる。また、図4の(a)に示すように、DTL信号にはノイズ成分があり、これらを除去するためにコアリング回路で設定値±K以下の信号については零値にスライスするようになっているが、実際には設定値±K以上の振幅のノイズついては完全にスライスできず、図4の(b)のようになっている。そこで、設定値KにRAMテーブル5のデータを加算することでノイズスライスレベルを増加させ、図4の(c)に示すように、ノイズ成分をより多くスライスできるようにしS/N改善を行う。
【0017】アドレスP〜63までについては、比較器7の出力cはLOWレベルとなり、選択回路9はe端子入力が選択され、RAMテーブル5の出力がLPF11に与えられている。一方、選択回路10はh端子出力が選択され、加算器10には常に0が与えられる。
【0018】以上のように、輝度信号レベルに応じてRAMテーブル5のデータの出力先を変えることで、画像暗部ではDTLの利得は一定とし、コアリング量を増加させることでS/N改善を行い、画像明部では、従来のようにDTLの利得を増加させ、コアリング量は増加させない動作を行うことで、画像暗部から画像明部全域において解像感が残り、かつS/N改善を行うことのできる輪郭信号制御を提供することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、画像暗部での解像感を残しつつS/N改善を行うことができる輪郭補正回路を提供することができ、その実用効果は高い。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013