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発明の名称 空砲弾
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−190698
公開日 平成7年(1995)7月28日
出願番号 特願平5−328986
出願日 平成5年(1993)12月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
発明者 吉岡 武
要約 目的
本発明は空砲弾に関し、特に、空砲弾を打った時に実弾と同様に発射時の反動を発生させ、薬莢の排出、次弾の装填等の自動機構の作動を可能とすることを目的とする。

構成
本発明による空砲弾は、薬莢(1)の開口部(4)に続く係止部(11)とノズル(20)を有する緊塞部(5)を設け、ガスを緊塞して実弾と同様の反力を得て自動機構を作動できるようにした構成である。
特許請求の範囲
【請求項1】 火薬(3)を有する薬莢(1)と、前記薬莢(1)の底部(1a)に設けられた点火部(2)と、前記薬莢(1)の前部(1b)に形成された開口部(4)及びこの開口部(4)に続く係止部(11)と、前部係止部(11)に設けられノズル(20)を有する緊塞部(5)とを備え、前記火薬(3)の燃焼ガスを前記ノズル(20)からガス流として噴出させるように構成したことを特徴とする空砲弾。
【請求項2】 前記ノズル(20)には、緊塞板(21)が設けられ、この緊塞板(21)は前記燃焼ガスの圧力により破れるように構成したことを特徴とする請求項1記載の空砲弾。
【請求項3】 前記係止部(11)はテーパ部からなることを特徴とする請求項1又は2記載の空砲弾。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空砲弾に関し、特に、空砲弾を発射した時に実弾と同様に発射時の反動を発生させ、薬莢の排出、次弾の装填等の自動機構の作動を可能とすることができるようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の空砲弾としては、一般に、図2で示すような構成が採用されていた。すなわち、図2において符号1で示されるものは全体がほぼ筒形をなす周知の薬莢であり、この薬莢1の底部1aには雷管等の点火部2が設けられていると共に、内部には火薬3が充填されている。前記薬莢1の前部1bには開口部4が形成されていると共に、前記火薬3は、紙で構成された円板状の緊塞部5により外部から隔絶されて密封保持されている。
【0003】従って、前述の空砲弾10を火砲(図示せず)に装填して、点火部2に点火すると、火薬3が燃焼爆発し、この燃焼ガスはこの緊塞部5を破って一気に開口部4から砲身内に抜けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の空砲弾は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、火薬が燃焼した時の燃焼ガスは、開口から一気に抜けるため、実弾を発射した時のような反動を得ることができず、火砲に一般に採用されているところのこの反動を利用した薬莢の排出及び弾の交換等の自動機構の作動を得ることができず、空砲弾の実射に際しては、この自動機構による薬莢の排出及び空砲弾の交換等の自動化を行うことができなかった。そのため、空砲弾を連続実射する場合には、その薬莢の排出及び空砲弾の充填に要する手作業は容易なことではなかった。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決することを目的とするもので、特に、空砲弾を実射した時に実弾と同様に実射時の反動を発生させ、薬莢の排出、次弾の装填等の自動機構の作動を可能とすることができるようにした空砲弾を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による空砲弾は、火薬を有する薬莢と、前記薬莢の底部に設けられた点火部と、前記薬莢の前部に形成された開口部及びこの開口部に続くテーパ部と、前部テーパ部に設けられノズルを有する緊塞部とを備え、前記火薬の燃焼ガスを前記ノズルからガス流として噴出させるようにした構成である。
【0007】さらに詳細には、前記ノズルには、緊塞板が設けられ、この緊塞板は前記燃焼ガスの圧力により破れるようにした構成である。
【0008】さらに詳細には、前記係止部はテーパ部からなる構成である。
【0009】
【作用】本発明による空砲弾においては、薬莢の前部にノズルを有する緊塞部が設けられているため、火薬が燃焼・爆発した時に発生する燃焼ガスの圧力によって、この緊塞部はテーパ部に圧せられ且つ停止し、薬莢内のガスを緊塞する。この緊塞されたガスは緊塞部のノズルから高速のガス流として噴出し、この噴出したガスの反力により火砲の後座体が後方へ動かされ、薬莢の排出及び空砲弾の交換を行う自動機構を作動させることができ、空砲弾でも実弾と同様の火砲の操作を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面と共に本発明による空砲弾の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例と同一又は同等の部分には同一符号を付して説明する。図1において符号1で示されるものは全体が筒形をなし点火部2を有する底部1aを有する薬莢であり、この薬莢1の前部1bには、開口部4が形成されていると共に、この前部1bには前記開口部4に続いてテーパ部からなる係止部11が形成されている。なお、この係止部11は、テーパ部に限らず、段部等を用いた場合も同様の作用を得ることができる。
【0011】前記テーパ部11は、薬莢1の底部1a側から開口部4側へ向けて先細りとなるようにしぼった形状で構成され、この係止部11の内側には、ノズル20を有する円板状の緊塞部5が設けられている。また、このノズル20の内側には金属板からなる緊塞板21が設けられ、この緊塞板21は所定の燃焼ガスの圧力によって破られるように構成されている。
【0012】次に、動作について説明する。まず、前述の構成による空砲弾10を火砲30薬室31内に装填した後、閉鎖機40を閉鎖すると、この空砲弾10は火砲30内への装填を完了したことになる。
【0013】次に、空砲弾10の点火部2に点火すると、火薬3が燃焼・爆発し、その時の燃焼ガスは薬莢1内に緊塞され、このガス圧によって緊塞板21が破れた瞬間にノズル20を介してガスが薬室31内に噴出し、実弾を打った時と同様の反力により、火砲30の後座体(図示せず)が後方へ移動し、図示しない周知の自動機構が作動して薬莢1の排出及び空砲弾10の交換を行うことができる。なお、前述の実施例では、ノズル20に緊塞板21を用いた場合について述べたが、この緊塞板21を用いない場合についても、ノズル20の口径は開口部4の口径よりも充分に小さいため、前述と同様にガス圧を薬莢1内に緊塞することができ、前述と同様の反力を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明による空砲弾は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、薬莢の開口部にノズルを有する緊塞部を設けたことにより、薬莢内にガス圧を緊塞して、ノズルから噴出するガスにより実弾の発射時と同じ反力を得ることができ、空砲弾であるにも拘わらずこの反力を用いて火砲に設けられた自動機構の作動を行うことができる。




 

 


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