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発明の名称 カムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−190685
公開日 平成7年(1995)7月28日
出願番号 特願平5−333141
出願日 平成5年(1993)12月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
発明者 吉松 盛喜
要約 目的
本発明はカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構に関し、特に、遊底ストロークの増加がなく、小型モータで駆動できるようにすることを目的とする。

構成
本発明によるカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構は、遊底(9)が停止した状態で、カムドラム(18)によって回転する閉鎖カム(f)によって摺動するロック部材(16)を遊底(9)のロック溝(a)に押し込むことにより閉鎖を達成する構成である。
特許請求の範囲
【請求項1】 カムドラム(18)で遊底(9)を駆動するようにした機関砲の閉鎖機構において、前記遊底(9)にロック溝(a)を設け、前記遊底(9)が前進した位置で前記ロック溝(a)に相対する砲架(2)に前記遊底(9)の方向に摺動できるようにロック部材(16)を配置し、このロック部材(16)は、常時弾性体(20)によって前記ロック溝(a)から離れる方向に力を加えておき、一方、前記遊底(9)が停止する位置に一致する位相となるように閉鎖カム(f)をカムドラム(18)に設け、前記遊底(9)が前進して停止した後、前記カムドラム(18)が回転して前記閉鎖カム(f)はロック部材(16)を前記遊底(9)のロック溝(a)に押し込むことによって閉鎖するように構成したことを特徴とするカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構。
【請求項2】 前記遊底(9)のロック溝(a)に撃針(12)を有する逆鈎(11)を配置し、前記ロック部材(16)が前記ロック溝(a)に入り込むことによって前記逆鈎(11)を押して前記撃針(12)の鈎止を解き撃発させる構成としたことを特徴とする請求項1記載のカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構に関し、特に、遊底ストロークの増加がなく、小型のモータで駆動できるようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊底の閉鎖方法としては、種々提案されているが以下の方法が行われている。まず、図6から図8に示されるように、遊底9の前部にロッキングラグ9aを設け、一方、砲身1の後部に遊底9の前部が入り込むロッキングスペース1aを設け、遊底9のロッキングラグ9aが引掛るカム1bを設けている。この構造で遊底9がまず砲身1後部のロッキングスペース1aに入り込んだ後、遊底9を回転させることによって遊底9のロッキングラグ9aと砲身1のカム1bを噛合う位置にすることによって閉鎖状態を得ている。また、図9及び図10に示すように、遊底9をカムドラム18で駆動する方式の機関砲ではカムドラム18の前部にロッキングラグ18aを設け、遊底9が前進して停止している間にロッキングラグ18aが回転して遊底9後方に位置している間、閉鎖状態を保つものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊底の閉鎖方法は以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、図6から図8で示す第1従来例の場合、遊底ストロークは弾薬の長さに加えて閉鎖のため遊底が砲身に入り込むためのストロークが付加される。そのため、遊底のストロークは長くなる。このことは、同一発射速度を得るためには、より高い遊底速度が必要となる。そのためには、遊底の加速、減速に要する力が大となり、例えば遊底をカムドラムで駆動する場合はモータ等の駆動トルクが増加し、各部へかかる負荷が増加し、部品の破損、寿命低下等がでてくる。また、図9及び図10で示す第2従来例の場合、閉鎖のための遊底のストロークの増加はないが、遊底が閉鎖状態にある間に弾薬が発射され、砲身内の高いガス圧力は薬莢を押して遊底で支えることになる。ところが遊底はカムドラムのロッキングラグで支えられているので、結局、高圧のガス圧力をカムドラムで支えられることになり、カムドラムの回転に必要なトルクは強大となる。このことは、カムドラムの回転を弾丸発射時のガスの作用によるものでは、閉鎖中はカムドラムは停止しているので問題とならないが、カムドラムを外部動力で駆動する方式では、このガス圧力による抵抗によって回転数が極端に低下し、著しい場合には停止する。この理由からこの方式では、高発射速度は得がたく、また、高い発射ガス圧の発生する砲にも適さない欠点があった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、遊底ストロークの増加がなく、小型のモータで駆動できるカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構は、カムドラムで遊底を駆動するようにした機関砲の閉鎖機構において、前記遊底にロック溝を設け、前記遊底が前進した位置で前記ロック溝に相対する砲架に前記遊底方向に摺動できるようにロック部材を配置し、このロック部材は、常時弾性体によって前記ロック溝から離れる方向に力を加えておき、一方、前記遊底が停止する位置に一致する位相となるように閉鎖カムをカムドラムに設け、前記遊底が前進して停止した後、前記カムドラムが回転して前記閉鎖カムはロック部材を前記遊底のロック溝に押し込むことによって閉鎖するようにした構成である。
【0006】さらに詳細には、前記遊底のロック溝に撃針を有する逆鈎を配置し、前記ロック部材が前記ロック溝に入り込むことによって前記逆鈎を押して前記撃針の鈎止を解き撃発させる構成である。
【0007】
【作用】本発明によるカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構において、まず、カムドラムの回転によって遊底が前進して弾薬を砲身に押込み遊底が停止する。この状態で閉鎖カムはさらに回転してロック部材を遊底のロック用溝に押込み砲身を閉鎖状態にすると共に、遊底の撃針に作用して撃発し、弾薬を発射する。前記閉鎖カムはさらに回転して、所定角度回転の後にロック部材の押上げがなくなり、ロック部材は、ばね力によって遊底のロック用溝から引出され、さらにカムドラムが回転すると遊底はフリーとなって後退を開始して、次の動作の待機状態となる。
【0008】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いる。図1において符号1で示されるものは砲身であり、この砲身1を有する砲架2内に設けられたカムドラム18は一対の軸受15a,15bを介して回転自在な軸15に固着されており、この軸15はカップリング7を介してモータ8に結合し、駆動される。前記カムドラム18に設けられた周知のカム溝bには、遊底9のローラ部hが摺動自在に係合されており、このカム溝bは、前記カムドラム18が1回転する間に遊底9を前進、停止、後退、停止のサイクルを与えることができるように構成されている。
【0009】前記軸15のカムドラム18の後方位置には、第1ギヤ6が固着され、この第1ギヤ6と噛合う第2ギヤ5及びこの第2ギヤ5により駆動する周知のゼネバ機構4を介して前記砲架2内で一対の軸受3a,3bを介して回転自在に設けられ、前記ゼネバ機構4により間欠回転する送弾ホイール3を間欠駆動するように構成されている。前記送弾ホイール3は、図5の行程図に示すように遊底9が後退して停止している間に90°回転して送弾するようになっており、前記ゼネバ機構4で間欠駆動するように構成されている。
【0010】前記送弾ホイール3は、図2で示すように、弾薬保持部d、送弾爪cとが形成された一対の円盤部3cを有し、給弾機19から送られた弾薬17aを90°回転することによって遊底9の前方位置に送ることができるように構成されており、この送弾ホイール3をさらに90°回転すると、弾薬17を砲架2の薬莢排出孔gから機関砲外に放出するように構成されている。
【0011】一方遊底9は、図2から図4に示すように、砲架2の中央位置に形成された遊底スライド溝eに摺動自在に保持され、前記カムドラム18の回転によって、前進、停止、後退、停止の動作を行うように構成されている。さらに、この遊底9のロック溝aには、前記砲架2に摺動自在に設けられたロック部材16が入り込むように構成され、遊底9が前進停止する位置に一致する位相となるように閉鎖カムfが前記カムドラム18の端部に一体に形成されている。前記遊底9の撃針12は、第1ばね13で常に前方に付勢されており、この撃針12に係止された逆鈎11によって撃針12の前進が妨げられるように構成されている。前記逆鈎11は、第2ばね14で常に下方に付勢されており、この状態では撃針12は前進できず、逆鈎11が押上げられると、撃針12は前進し、その先端は遊底9の本体10の前面より突出する構成で、このとき、弾薬17・・・があると撃発させ、弾薬17・・・が発射される構成である。また、遊底9が前進するとき、その前方に弾薬17が送弾ホイール3により送られていると、弾薬17・・・は砲身1に押込まれる。
【0012】次に、動作について述べる。まず、カムドラム18が1回転する間の各部の作用を説明する。カムドラム18が回転すると、遊底9、はその前方に送られ送弾ホイール3に保持された弾薬17を押し、砲身1に押込む。前記遊底9の前進が終ると、その位置で遊底9は停止するが、(符号9’の位置)、カムドラム18はさらに回転を続け、閉鎖カムfはロック部材16の下部を押し、ロック部材16は逆鈎11を押上げ、ロック溝aに入り込んで図4に示すように、遊底9を閉鎖状態とする。すなわち、逆鈎11が上方向に押されて撃針12の鈎止が解かれ、撃発される。
【0013】さらに、前記逆鈎11が押上げられると同時に、撃針12は、第1ばね13に押され、その先端は本体10の前面に突出し、その前方の砲身1内に保持されている弾薬17に作用して弾丸を発射する。このとき発生する砲身1のガス圧による遊底9の後方への力はロック部材16を介して砲架2で支えられ、カムドラム18には負荷は生じない。
【0014】さらにカムドラム18が回転すると、閉鎖カムfはロック部材16から離れ、ただちにばね等の弾性体20によって下方に押され、ロック部材16はロック溝aから抜け出し、図3に示すように、遊底9の閉鎖状態は解除される。さらにカムドラム18が回転すると、遊底9は後退を開始し、このとき、遊底9の前部の抽筒爪iは砲身1に残っている薬莢を係止して後退する。
【0015】前記遊底9は後退を終えると停止し、このとき、送弾ホイール3は、各ギヤ6,5及びゼネバ機構4によって90°回転し、弾薬17aを先行の弾薬17の位置に送ると共に遊底9に保持されている薬莢を図2に示すように薬莢放出孔gから外へ放出する。
【0016】一方、前記本体10の前面に突出している撃針12は、ここでは図示してない周知の撃針戻し機構によって遊底9の後退の途中に引戻され、再び逆鈎11によって引戻し状態に保持される。以上の動作を繰り返すことにより、機関砲は連続して弾丸を発射することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によるカムドラム駆動遊底方式における閉鎖機構は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、閉鎖のための遊底ストロークの増加がなく、遊底の駆動速度が小さいため、モータ容量は小さくてすむことになる。また、遊底及びカムドラムの負荷も小さくなるため、寿命、信頼性が向上すると共に、機構を大幅に小型化することができる。また、弾丸発射時の砲身のガス圧はカムドラムとは無関係となるため、カムドラムの駆動トルクは一定であり、モータ容量を上げることなく、高発射速度が可能となった。さらに、完全に閉鎖した状態で弾薬を撃発するので安全性が保たれる。




 

 


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