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発明の名称 夜間照準方法及び装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−151498
公開日 平成7年(1995)6月16日
出願番号 特願平5−298392
出願日 平成5年(1993)11月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
発明者 吉岡 武
要約 目的
本発明は夜間照準方法及び装置に関し、特に、肉眼用の照準具の前段に表示装置を設け、赤外線暗視装置からの熱映像の倍率を可変させて表示することにより、捜索と識別と照準を容易とすることを目的とする。

構成
本発明による夜間照準方法及び装置は、照準具(1)の前段に設けた表示装置(10)に対し、赤外線暗視装置(11)からの熱映像(11a)を可変とし、狭視野時に捜索を行い、広視野時に1倍として照準するようにした構成である。
特許請求の範囲
【請求項1】 夜間における目標(5)を光学式の照準具(1)を介して肉眼(2)で照準するようにした夜間照準方法において、前記照準具(1)の前段に設けた表示装置(10)に対し、赤外線暗視装置(11)からの熱映像(11a)を狭視野時はそのまま、広視野時は1倍となるように変換して表示することを特徴とする夜間照準方法。
【請求項2】 前記狭視野時の前記熱映像(11a)をK倍し、前記広視野時の前記熱映像の大きさを縮少として前記表示装置(10)に表示することを特徴とする請求項1記載の夜間照準方法。
【請求項3】 夜間における目標(5)を、光学式の照準具(1)を介して肉眼(2)で照準するようにした夜間照準装置において、前記照準具(1)の前段に設けた表示装置(10)と、前記表示装置(10)に接続された信号変換部(12)と、前記信号変換部(12)に接続され熱映像(11a)を出力する赤外線暗視装置(11)と、前記信号変換部(12)に設けられたスイッチ(18)とを備え、前記スイッチ(18)を介して前記表示装置(10)に入力される前記熱映像(11a)の倍率を可変できる構成としたことを特徴とする夜間照準装置。
【請求項4】 前記赤外線暗視装置(11)に設けられたレンズ部(30)は、低倍率用と高倍率用とからなり、前記スイッチ(18)の操作により前記低倍率用と高倍率用の切換を行うことができる構成としたことを特徴とする請求項3記載の夜間照準装置。
【請求項5】 前記照準具(1)と前記赤外線暗視装置(11)とは離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項3記載の夜間照準装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、夜間照準方法及び装置に関し、特に、肉眼用の照準具の前段に表示装置を設け、この表示装置に対して赤外線暗視装置からの熱映像の倍率を可変させて表示することにより、捜索と照準を容易とするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の照準装置としては、一般に、図2で示す構成を挙げることができる。すなわち、図2において符号1で示されるものは照準具であり、この照準具1には肉眼2で見るための第1レンズ3及びこの第1レンズ3と同一光軸上に設けられた第2レンズ4とからなり、その内部には図示しない射撃計算部が内蔵されている。
【0003】次に、動作について述べる。図2に示すように、肉眼2で第1レンズ3及び第2レンズ4を介して戦車等の目標5を観測し、目標5に照準を合わせ、射撃計算部からのデータによって火砲をセットし、射撃する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の夜間照準装置は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、照準具自体には夜間における照準能力がないため、夜間や気象条件が悪い場合における目標の視認及び正確な火力の発揮は極めて困難となっていた。また、夜間の照準能力向上には、専用の暗視機能付き照準装置を用いることもできるが、高価となり、経済性に問題があった。また、標的に正確に命中させるために照準具を発射装置(特に砲身)に極力近接させて設ける必要があるが、この場合には、照準具及び赤外線暗視装置等を一体に作ることになるため、全体構成が大形となり、高価でかつ操作性が劣った。さらに、照準具は発射装置に対して近接させて取付けることが必須であるが、この場合、発射時の炎や煙で標的が見えなくなり、次の発射をするための照準ができなくなるため、発射する弾数を制限して炎と煙を少なくしなければならなかった。このため、一時に発射する弾数を多くすることができず、動く標的に対する命中確立を向上させることが困難であった。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、肉眼用の照準具の前段に表示装置を設け、この表示装置に対して赤外線暗視装置からの熱映像の倍率を可変させて表示することにより、捜索と識別と照準を容易とするようにした夜間照準方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による夜間照準方法は、夜間における目標を光学式の照準具を介して肉眼で照準するようにした夜間照準方法において、前記照準具の前段に設けた表示装置に対し、赤外線暗視装置からの熱映像を狭視野時はそのまま、広視野時は1倍となるように変換して表示する方法である。
【0007】さらに詳細には、前記狭視野時の前記熱映像をK倍し、前記広視野時の前記熱映像の大きさを可変として前記表示装置に表示する方法である。
【0008】本発明による夜間照準装置は、夜間における目標を、光学式の照準具を介して肉眼で照準するようにした夜間照準装置において、前記照準具の前段に設けた表示装置と、前記表示装置に接続された信号変換部と、前記信号変換部に接続され熱映像を出力する赤外線暗視装置と、前記信号変換部に設けられたスイッチとを備え、前記スイッチを介して前記表示装置に入力される前記熱映像の倍率を可変できるようにした構成である。
【0009】さらに詳細には、前記赤外線暗視装置に設けられたレンズ部は、低倍率用と高倍率用とからなり、前記スイッチの操作により前記低倍率用と高倍率用の切換を行うことができるようにした構成である。
【0010】さらに詳細には、前記照準具に対して前記赤外線暗視装置は離れた位置に設けられている構成である。
【0011】
【作用】本発明による夜間照準方法及び装置において、赤外線暗視装置からの熱映像のうち、狭視野時はそのまま(K倍する場合もある)表示装置に表示されるため、目標の捜索と識別が容易となり、高い発見率及び識別率を確保することができ、照準時は1倍の熱映像が表示装置に表示され、従来と同様の照準具の機能の射撃計算機能をそのまま活用することができる。また、照準具の前段に表示装置が設けられているため、赤外線暗視装置及び信号変換部等は照準具及び発射装置から離れた位置に置くことができ、発射時の炎や煙で標的が見えなくなることもなく、次々と短時間間隔で連続発射を行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明による夜間照準方法及び装置の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。図1において符号1で示されるものは照準具であり、この照準具1には肉眼2で見るための第1レンズ3及びこの第1レンズと同一光軸上に設けられた第2レンズ4とからなり、その内部には図示しない周知の射撃計算部が内蔵されている。
【0013】前記第2レンズ4の前段位置には、液品式等の表示装置10が設けられ、この表示装置10には、赤外線暗視装置11から得られた目標5の熱映像(図示しないビデオ信号よりなる)11aが信号変換部12を介して入力されている。
【0014】前記信号変換部12は、第1、第2、第3接点13,14,15に対して可動接片16を切換え可能に有する共通接点17を備えたスイッチ18を有し、このスイッチ18は、機械式のロータリー型又は電子スイッチの何れかで構成されている。
【0015】前記共通接点17には前記熱映像11aが接続され、第1接点13はK倍の倍率を有する電子式の周知の倍率増加部20を介して表示装置10に入力され、第2接点14は直接表示装置10に入力され、さらに、第3接点15は、その倍率を低下(1/n’)させて1倍とするためのサイズ縮少部21を介して表示装置10に接続されている。
【0016】前記赤外線暗視装置11は、目標5を撮像するためのレンズ部30を有しており、このレンズ部30は図示しない低倍率用(×n倍)と高倍率用(×m倍)とを有しており、前記スイッチ18の可動接片16が第1接点13及び第2接点14に切換っている場合は高倍率用の望遠の熱映像11aが表示装置10に入力し、可動接片16が第3接点15に切換っている場合は低倍率用の標準(1倍)の熱映像11aがサイズ縮少部21を介して表示装置10に表示される。なお、このサイズ縮少部21は、1倍の熱映像11aを表示装置10のサイズに合わせて画像の大きさを変えるために設けられており、表示装置10のサイズを任意に変えて用いることができるように構成されている。
【0017】次に、前述の構成において実際に夜間照準する場合について説明する。まず、スイッチ18の可動接片16を第2接点14に切換えると、レンズ部30が連動して高倍率用(×m)に切換えられ、得られた高倍率の狭視野の熱映像11aは第2接点14を経て表示部10に表示される。
【0018】前述の状態で、照準具1を用いて肉眼2により目標5の捜索を行い、目標5の捕促が完了した時点でスイッチ18の可動接片16を第3接点15に切換えると、レンズ部30が連動して低倍率用(×n)に切換えられ、得られた低倍率の1倍の熱映像11aは周知の電子式の×1/n’の縮少率を有するサイズ縮少部21を経て表示装置10に表示される。この場合、この1倍の熱映像11aはその時に用いる表示装置10のサイズに合わせてサイズ縮少部21によりこの表示装置10に好適な像となるように自動的に補正される。
【0019】前述の状態において、再び照準具1を用いて目標5の照準を定め、図示しない発射装置から弾を目標5に対して発射することができる。また、前述の狭視野の熱映像11aを用いて捜索を行う場合、スイッチ18の可動接片16を第1接点に切換え、倍率増加部20を介してその時の倍率をさらに増加した状態の熱映像として捜索を行うこともできる。
【0020】なお、前述の構成の場合、赤外線暗視装置11は、照準具1が装着されている発射装置(図示せず)から離れて設けられているため、発射時に発射装置から発生する火炎や煙等はこの赤外線暗視装置11に届くことがなく、従来方法と異なって次々と連射を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明による夜間照準方法及び装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、捜索時は高い倍率のままの画像によって高い発見率・識別率を確保し、照準時は×1倍の画像によって従来照準具機能の射撃計算機能をそのまま活用できるため、捜索及び照準を高精度かつ迅速にできる。また、赤外線暗視装置の取付位置は、照準具から離隔でき射撃時の発射煙・炎からの影響を極小化できるため、連射が容易となると共に、発射装置自体の重量を増加することなく、捜索及び照準の機能を大幅に向上させることができる。また、夜間に限らず、霧や雲の多い条件でも容易に照準を合わせることができ、かつ、狭視野の熱映像で捜索を行うため、発射速度が速い場合でも動く目標に対して確実かつ迅速に照準位置を追従することができる。




 

 


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