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発明の名称 薬きょう排出機構
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−139897
公開日 平成7年(1995)6月2日
出願番号 特願平5−309863
出願日 平成5年(1993)11月16日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子
発明者 津村 秀一郎 / 吉松 盛喜
要約 目的
遊底によって駆動されるランマ又は遊底と一体に設けられるランマを必要とすることなく、機関砲の砲尾本体から薬きょうの排出を可能とする。

構成
薬きょう排出用レバー33、35は、これの先端が、停止位置にある送弾ホイール32の薬きょう移送用の溝34の底と溝34の出入口との間を揺動可能であるとともに、ばね82によって送弾ホイール32の溝34の出入口側に押されて停止している。送弾ホイール32のカム駆動部材95と薬きょう排出用レバー35のカム従動部材85bとは、遊底通路から薬きょう93を薬きょう排出通路98、99側に移送するように送弾ホイール32が回転したときに薬きょう排出用レバー35をこれの先端がばね82の力に抗して送弾ホイール32の溝34の底側に位置するように揺動させ、薬きょう93を移送して来た送弾ホイール32の溝34が薬きょう排出通路98、99と一致する所まで送弾ホイール32が回転したとき薬きょう排出用レバー35をばね82の力によって最初の停止位置に復帰させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 回転する送弾ホイールによって移送されてくる薬きょうを、薬きょう排出通路を通して砲尾本体の外部に排出するための薬きょう排出機構において、揺動可能に設けられた薬きょう排出用レバーと、薬きょう排出用レバーに力を作用するばねと、送弾ホイールに一体に設けられたカム駆動部材と、薬きょう排出用レバーに一体に設けられたカム従動部材と、を有しており、薬きょう排出用レバーは、これの先端が、停止位置にある送弾ホイールの薬きょう移送用の溝の底と溝の出入口との間を揺動可能であるとともに、上記ばねによって送弾ホイールの溝の出入口側に押されて停止しており、送弾ホイールのカム駆動部材と薬きょう排出用レバーのカム従動部材とは、遊底通路から薬きょうを薬きょう排出通路側に移送するように送弾ホイールが回転したとき薬きょう排出用レバーをこれの先端がばねの力に抗して送弾ホイールの溝の底側に位置するように揺動させ、薬きょうを移送して来た送弾ホイールの溝が薬きょう排出通路と一致する所まで送弾ホイールが回転したとき薬きょう排出用レバーを解放してばねの力によって最初の停止位置に復帰させるように構成されている、ことを特徴とする薬きょう排出機構。
【請求項2】 送弾ホイールは両方向に回転可能であり、砲尾本体には送弾ホイールの両側にそれぞれ薬きょう排出通路が設けられており、両薬きょう排出通路に対応して薬きょう排出用レバーがそれぞれ設けられており、薬きょう排出用レバーは、レバー本体と、これに揺動可能に支持される補助レバーとから構成されており、補助レバーにカム従動部材が設けられており、補助レバーは、送弾ホイールの回転方向に応じて対応する側のレバー本体を揺動させるとともに対応しない側のレバー本体を揺動させない一方向クラッチとして構成されている、請求項1記載の薬きょう排出機構。
【請求項3】 薬きょう排出通路に、薬きょうの排出方向への移動は許容するがこれと反対方向への移動は阻止する戻り止めが設けられている請求項1又は2記載の薬きょう排出機構。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部動力方式の薬きょう排出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外部動力で砲尾部を駆動する形式の機関砲においては、薬きょうの排出は次のような機構によって行われる。すなわち、遊底の駆動と連動して送弾ホイールを駆動するようにし、弾丸を発射後遊底によって砲身から引き抜かれた薬きょうを送弾ホイールによって薬きょう排出位置まで送り、この位置で遊底の動きに連動させたランマによって薬きょうを機関砲外に放出する構造のものである。上記とは別の構造のものとして遊底の前進運動を利用し、遊底をランマとして作用させる構造のものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構造のものでは、遊底の動きと連動するランマが必要である。ランマを遊底の動きと連動させるためには、間欠運動機構が必要となる。すなわち、遊底の運動に送弾ホイールの運動を連動させるだけでなく、ランマも連動させる必要がある。このため、機構が複雑となり、また大型化する。一方、遊底の前進運動によってランマの作用を行わせる構造のものでは、遊底にランマの作用を行わせるための突起部が必要となり、遊底は大型化し、また重量も増大する。このため、遊底の速度が制限され、発射速度を高速化することができないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、送弾ホイールに設けたカム駆動部材によって薬きょう排出用レバーを作動させ、これによって薬きょうを機関砲外に排出することにより、上記課題を解決する。すなわち、本発明による薬きょう排出機構は、揺動可能に設けられた薬きょう排出用レバーと、薬きょう排出用レバーに力を作用するばねと、送弾ホイールに一体に設けられたカム駆動部材と、薬きょう排出用レバーに一体に設けられたカム従動部材と、を有している。薬きょう排出用レバーは、これの先端が、停止位置にある送弾ホイールの薬きょう移送用の溝の底と溝の出入口との間を揺動可能であるとともに、上記ばねによって送弾ホイールの溝の出入口側に押されて停止している。送弾ホイールのカム駆動部材と薬きょう排出用レバーのカム従動部材とは、遊底通路から薬きょうを薬きょう排出通路側に移送するように送弾ホイールが回転したとき薬きょう排出用レバーをこれの先端がばねの力に抗して送弾ホイールの溝の底側に位置するように揺動させ、薬きょうを移送して来た送弾ホイールの溝が薬きょう排出通路と一致する所まで送弾ホイールが回転したとき薬きょう排出用レバーを解放してばねの力によって最初の停止位置に復帰させるように構成されている。
【0005】
【作用】送弾ホイールが回転すると、カム駆動部材によってカム従動部材が駆動され、薬きょう排出用レバーがばねの力に抗して揺動する。薬きょうが送弾ホイールによって薬きょう排出通路に対応する位置まで移送されたとき、カム駆動部材がカム従動部材を解放する。このため、薬きょう排出用レバーは、ばねの力によって停止位置に復帰し、その際薬きょうを薬きょう排出通路を通して砲尾本体の外部にはじき出す。なお、送弾ホイールが両方向に回転して、給弾及び薬きょう排出が送弾ホイールの両側2箇所で行われる場合には、送弾ホイールの回転に応じて一方の薬きょう排出用レバーのみを作動させる必要がある。このため、薬きょう排出用レバーを、レバー本体と、これに揺動可能に支持される補助レバーとから構成し、補助レバーにカム従動部材を設ける。これにより、補助レバーに一方向クラッチ機能を与え、作動すべき側の薬きょう排出用レバーは送弾ホイールの回転に応じて揺動し、一方作動すべきでない側の薬きょう排出用レバーは送弾ホイールが回転しても揺動しないようにすることができる。また、薬きょう排出通路に、薬きょうが後戻りすることを防止する戻り止めを設けることができる。
【0006】
【実施例】図1に示すように、砲身10の砲尾側に砲尾本体12が設けられており、これの内部に後述のような薬きょう排出機構が配置されている。砲身10と同心に設けられる遊底14は、遊底通路に設置された弾薬16を図1中で左方向に移動可能である。この遊底14の移動は、カムドラム18の回転によって行われる。軸受13及び15によって砲尾本体12に回転可能に支持されるカムドラム18は、これと一体の駆動軸20が図示してないモータによって回転駆動されることにより回転する。駆動軸20には、チェーンホイール22が一体に回転するように設けられている。駆動軸20と平行に送弾軸24が軸受21、23及び25によって砲尾本体12に回転可能に支持されている。図示しない伝達軸にチェーンホイール26が間欠運動機構30のゼネバドライブと共に設けられており、このチェーンホイール26と駆動軸20のチェーンホイール22とがチェーン27によって連結されている。チェーンホイール26の回転は、間欠運動機構30を介して送弾軸24に伝達される。したがって、送弾軸24はカムドラム18の回転に応じて間欠的に回転する。具体的には、遊底14が最も前進した位置から最も後退した位置に移動したときに、送弾軸24は90度回転する。送弾軸24と一体に回転するように一対の送弾ホイール32が軸方向に所定間隔をおいて設けられている。送弾ホイール32は、図3及び4に示すように、円周方向に90度おきに溝34が設けられている。この溝34の大きさは、弾薬16(及び薬きょう93)を受け入れ可能な大きさとしてある。
【0007】一対の送弾ホイール32の間に薬きょう排出用レバー33及び35が配置されている。薬きょう排出用レバー33及び35は、ブラケット80に設けられた軸81の両端にそれぞれ揺動可能に支持されている。軸81の外周に、ねじりばね82が設けられている。ねじりばね82の一端はブラケット80に固定され、他端は軸81に固定されたカラー83に固定されている。このねじりばね82によって、薬きょう排出用レバー33及び35は常に薬きょう放出方向の力を受けている。ただし、薬きょう排出用レバー33及び35の回転は、ブラケット80の突起部80aによって停止されている(図4及び図6参照)。なお、薬きょう排出用レバー33及び35、軸81、ねじりばね82、カラー83などは、同一のものが図2で見て送弾軸24の両側に位置を180°回転させた関係で設けられている。
【0008】なお、薬きょう排出用レバー35は、図4及び図5に示すように、レバー本体84、及びこれに軸88を介して揺動可能に支持された補助レバー85から構成されている。補助レバー85は、ばね87によって押されたばね筒86によって押され、当て面89によってレバー本体84に押し付けられた状態に保持されている。補助レバー85の一端には、突出したカム従動部材85bが形成されている。
【0009】砲尾本体12の薬きょう通路98及び99に、戻り止め90が軸94を支点として揺動可能に設けられている。戻り止め90は、ばね91及びプランジャ92の作用によって薬きょう通路98及び99側に突出した状態に保持されている。薬きょう93が砲尾本体12の外方向に動こうとするときには、戻り止め90はプランジャ92を押す方向に揺動し、薬きょう93は砲尾本体12の外方向に動くことができる。一方、薬きょう93の砲尾本体12の内部側への動きは、戻り止め90によって阻止される。
【0010】送弾ホイール32には、薬きょう排出用レバー35のカム従動部材85bに対面する側にカム駆動部材95が90°間隔で4箇設けられており、送弾ホイール32が回転すると、回転方向に応じてカム駆動部材95が薬きょう排出用レバー35のカム従動部材85bに当り、薬きょう排出用レバー35を砲尾本体12の内部方向に揺動させることができる。
【0011】図3及び4に示すように、砲尾本体12の両側には、給弾孔40及び42が設けられており、これに図示してない給弾機から弾薬16を供給可能である。
【0012】次に、この実施例の動作について説明する。まず、図3及び図4中で送弾ホイール32が反時計方向に回転すると、給弾孔40から供給される弾薬16が送弾ホイール32の溝34によって遊底通路まで移送される。次いで、遊底14が図1中で左方向に前進し、弾薬16が砲身10内に装てんされる。次いで、射撃が行われ、残った薬きょう93が遊底14によって遊底通路に引き出される。次いで、再び送弾ホイール32が90°反時計方向に回転し、薬きょう93が薬きょう通路99に対面する状態となる。ただし、送弾ホイール32が90°回転する途中の段階で、カム駆動部材95が薬きょう排出用レバー35の補助レバー85のカム従動部材85bに当たり、補助レバー85がカム駆動部材95と一緒に回転する。このため、レバー本体84も軸81を支点として、図4中で時計方向に回転することになる。補助レバー85が図4中に仮想線で示す最も揺動した位置まで来ると、カム駆動部材95はカム従動部材85bから外れ、薬きょう排出用レバー35は、ねじりばね82の力によって最初の位置に復帰しようとする。この時点で、送弾ホイール32の回転によって、薬きょう93は、薬きょう通路99に対面する位置に達している。このため、復帰する薬きょう排出用レバー35は、薬きょう93を薬きょう通路99を通して砲尾本体12の外部にはじき出す。一方の薬きょう排出用レバー33も、軸81によって薬きょう排出用レバー35と連結されているので、これと同様の動作を行い、薬きょう93をはじき出す。
【0013】送弾ホイール32が上記とは逆方向に回転した場合には、送弾軸24を中心として反対側に配置されている薬きょう排出用レバー33及び35の作用によって、薬きょう通路98から薬きょう93がはじき出される。
【0014】なお、送弾ホイール32の例えば上記反時計方向の回転によって、図3中で左側の補助レバー85のカム従動部材85bもカム駆動部材95によって押されるが、こちら側の補助レバー85はこれのみが軸88を中心として揺動し、レバー本体35は停止したままである。したがって、薬きょう93を排出するのに必要な側の薬きょう排出用レバー35のみが作動することになる。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によると、送弾ホイールの回転を利用して薬きょうを排出するようにしたので、従来は必要であった薬きょう排出のための間欠運動機構又は遊底に設けられたランマが不要となる。このため、砲尾部の構造が簡単となり、また遊底の重量を増大させることなく、薬きょうの排出が可能となる。




 

 


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